ジェイル大橋+石川和尚&聖飢魔II

悪魔NATIVITY "SONGS OF THE SWORD"初回限定盤を買って来た・3

今回は「初回限定盤を買って来た」シリーズの締めとして、新譜からのおすすめ曲をご紹介します。
視聴はジャケットクリックでどうぞ。

悪魔NATIVITY "SONGS OF THE SWORD"

アーティスト:聖飢魔II
メーカー:エイベックス・マーケティング株式会社
発売日:2009/09/16
初動:9,505枚
累計:13,637枚
メディア:CD
初回盤特典:「EL.DORADO」ビデオクリップ+アニメーション収録DVD
曲目:
EL.DORADO
THE AKUMA SYMPHONY SUITE Number 666 in C# minor
 Overture
 The First Movement:STOMY NIGHT
 The Second Movement:AKUMA NO ANA
 The Third Movement:KILL THE KING GHIDORAH
 The Fourth Movement:DEAD SYMPHONY
THE HOUSE OF WAX
FIRE AFTER FIRE
A DEMON'S NIGHT
ADAM'S APPLE
ONI
BIG TIME CHANGES
MASQUERADE
CREATE THE NEXT CENTURY
THE PRINCE OF JIGOKU
HUMANE SOCIETY
BRAND NEW SONG

このCDのお勧め度


★☆☆☆☆
英詞と曲との噛み合いがどうにも良くない(聞き慣れない曲を聞いている時でさえも)こと、バンドなのに各メンバーの音に一体感がないこと、ギターが強調されているのに両翼ギター陣の音にどうにも熱がないこと、どの曲もギターソロが今ひとつなこと、和楽器の入り方というか使い方にちょっと首を傾げてしまうところがあること(音は良いのに)から、☆は無し。
しかしながら音質の良さ、MASQUERADEイントロのシンセ及びコーラスの良さ、BRAND NEW SONGのコーラスの良さ、MASQUERADEの復活祭ライヴ並みの華麗な仕上がりなどから★一つ追加。

このCDのお勧め3曲


  • MASQUERADE
  • 篁氏がリードをとっているため演奏陣の中できれいな三角形が描かれていて、結果違和感少なく聞くことが出来る曲の一つ。
    前述した通りイントロのシンセは清楚に美しく、コーラスは華麗に力強く、その助けもあってスタジオ録音ではなくライヴ、それも復活祭ライヴのような仕上がりになっているのが大きな特徴。
    ただ、大橋氏のギターが復活祭時よりもさらに角が取れてしまったため、曲にアクセントを添えられなくなってしまったことだけがちょっと残念。

  • BRAND NEW SONG
  • 篁氏がリードをとっているため、違和感少なく聞くことが出来る曲のもう一つ。
    MASQUERADEと同じように派手やかなコーラスが楽曲に華を添えているが、BRAND NEW SONGの方がMASQUERADEよりも作りが繊細なため、コーラスが曲の趣を多少削いでしまっているところも。

  • THE PRINCE OF JIGOKU
  • 両翼ギタリストの音がニュートラルなところで均衡を保っているので、上記二曲に次いで聞きやすく仕上がっている。

    iTunesを持っている方ならiTunesストアで個別購入が出来ますので、上記販売サイトか公式サイトで納得いくまで試聴した上での購入をおすすめします。
    アルバムを購入する場合は、新曲も入っている通常盤がオススメ。
    初回盤には新曲の代わりにEL.DORADOのPVが実写版・アニメ版の2種付いていますが、実写版の方は内容が英詞に沿ってるといえば沿ってるけど、それでもなおかつ出来があまり良くないし(唯一、「制服姿の女子高生がたくさん見たい!」という人にはお勧め)、アニメ版の方は短いし、どちらにせよエイベックスやアニメ作者さんがYouTubeやニコニコ動画に上げているものを見れば事足りるので、曲のver.違いなどをひっくるめた上でもお勧め出来ません。


    ↑実写版


    ↑アニメ版

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    聖飢魔IIがふたたび期間限定再集結するそうです

    聖飢魔IIが2010年にメンバー再集結、18年ぶり世界征服

    とりあえず一報まで。NHKホールでもやるのなら、それは見に行きたいなあ……


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    悪魔NATIVITY "SONGS OF THE SWORD"初回限定盤を買って来た・2

    はてダの方で初回限定版付属のエルドラドPV実写版の解釈が終了したので、こちらにも簡略版を掲載。
    詳細は はてダにて。
    ―――
    ある朝。悪魔の呼び声(?)に飛び起きた少女は、自分の顔にいつの間にか悪魔の紋様が浮かび上がっていることを知る。
    紋様が自分たちにも移ったらと恐れ、防毒マスクをつけて教室に入る級友たちや教師たち。しかしその中でただ一人、マスクを付けるのを拒否したクラスメイトがいた。
    教師たちは少女にそのクラスメイトを説得させようとするが、彼女は少女の差し出したマスクを拒否し、叩き落としてしまう。
    なおも教師は少女に説得を迫るが、少女はそれを拒んで教室を飛び出した。
    教師たちに屋上へと追いつめられ、担架に束縛されてどこかへ隔離される寸前だった少女を助けたのは、防毒マスクを拒否したあの勝ち気な彼女だった。
    彼女に手を引かれ逃走する少女。彼女の顔にもいつの間にか、少女と同じ悪魔の紋様が浮かび上がっていた。自分にも仲間が出来た―――少女の顔に初めて笑顔が浮かぶ。
    逃走を続ける二人の後ろには、いつしか同じように悪魔の紋章を浮かび上がらせたたくさんの女子高生たちが続いていた。しかし、彼女等は追って来た教師に一人、また一人と捕らえられ、防毒マスクを被せられてしまう。
    そしてついに教師たちは二人にも追いつき、少女は捕われの身となってしまった。
    少女は助けようとする彼女を制止し、自分を置いて逃げるよう叫ぶ。
    走り去って行く彼女を見届け、防毒マスクを被せられる少女。しかしその瞳には、漆黒の翼を翻し、少女のもとへ飛び込んでくる悪魔の姿がはっきりと写っていたのだった。……
    ―――
    実写版PVは、凡そこんな風な筋立てになっています。
    このPVの大まかな趣旨としては「全体主義からの脱却」だと思いますが、それを踏まえた上での解釈はざっと3つほど考えられます。

  • 束縛からの解放

  • 一番そのまんまな解釈。
    女子高生というシンボルを「自由」の代名詞と解釈し、今の日本にはびこる安易な全体主義や平等主義を皮肉り、集団から疎外され迫害されようとも個性的であれと呼びかけているという解釈。

  • 少女=コアなファンの暗喩

  • 聖飢魔IIのコアなファンを「悪魔の紋様が浮かんだ女子高生」に例え、流行り廃りに惑わされず聖飢魔IIのファンでいつづける彼等彼女等への感謝と、いつかきっと自分たち(=聖飢魔II)が彼等彼女等を迎えにくるというメッセージが込められている、という解釈。

  • ギタリスト二人の暗喩

  • 篁氏似の紋様が浮かんだ少女はそのまま篁氏を現し、大橋氏似の紋章が浮かんだクラスメイトはそのまま大橋氏を現しているという解釈。
    この解釈が浮かんだきっかけは、ライナーノーツにあったこの一言。

    『このVCでは、構成員の現在の映像が登場しているわけではないものの、地球征服完了から10年という節目を迎えた彼らの存在感を、身近に感じられるできばえになっている』
    ―――ライナーノーツより引用

    確かに最後にアニメ版PVに出て来たような姿の悪魔が近寄ってくるシーンはあるけれど、他に出てくるメンバーの映像はファイナルライヴかアニメ版のそればかりで、特に「彼らの存在感を身近に感じられ」るものにはなっていないように見えたので、どこがどう「身近に感じられる」んだろう? と、無い頭絞って考えて、やっと浮かびあがってきたのがこれでした。

    篁氏似の紋様が浮かび上がった少女は、そのまま篁氏を現している。

    大橋氏似の紋様が浮かび上がったクラスメイトの少女は、そのまま大橋氏を現している。

    白衣を着た教師たちは、大衆に阿った音楽を作れとの「上」からの圧力。防毒マスクは圧力に屈した・屈せられたという暗喩。

    二人のあとに続いた紋様の少女たちは、聖飢魔IIの影響を受けた数多のアーティストたち。

    最後に現れた悪魔は、聖飢魔IIというバンドそのもの。

    そう考えてPVを見れば、最後まで教師たちに捕らえられず逃げ延びて行ったのは大橋氏似の紋様を浮かび上がらせた彼女だけだった、というのが、何とも暗示的です。
    ―――教師たちに捕らえられ、防毒マスクを被せられた篁氏似の紋様の少女を救いに来たのは漆黒の羽を持つ悪魔だった、というのも。


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    悪魔NATIVITY "SONGS OF THE SWORD"初回限定盤を買って来た・1

    聖飢魔IIにとって久々の新譜。
    予約してたのを会社帰りに引き取って来て、さっそく聞いているわけなんですが……






    何かが。








    何か、ものすごく大事な何かが足りない。








    その「足りない何か」が何なのかは分からないけれど、それがないために聞いててとても物足りない。
    心臓が抜き取られているというか、仏作って魂入れずというか。音質がいいだけに余計にその「足りない何か」が目立っているというか。
    清水氏がいないのはあらかじめ分かっていたけれど、それを差し引いて聞いてもやっぱり何かが足りない。
    でもまあとりあえずその辺の解釈は、いずれ はてダでじっくりやるとして。

    楽しみにしていた初回限定盤付属のエルドラドアニメ、マジでYouTubeにある分だけなんですね。
    あれは予告用のショートバージョンで、特典DVDにはちゃんと全部入ってるだろうと思っていただけにさらにガッカリ。
    これなら、新曲入ってる通常版買えばよかった。うーむ。
    エルドラドのラストサビにも、復活祭で聞いてめちゃくちゃ気に入ったあのリフは入ってなかったし。うーむ。

    というわけで、個人的には非常に微妙な盤でした。
    どの曲もギターが全面に押し出されているから、本来なら弦楽隊好きにとってとても満足出来る筈なんですが。
    それをも上回るほどの欠けている決定的な何か……、うーん、何だろう。
    前述したようにほんとうなら好きになる要素てんこ盛りのアルバムなのに、この「何か」が分からないために隔靴掻痒。

    というわけで、音楽雑食派(ただし美味しい音楽しか食べない)な偏食イモムシのいまのところの評価としては

    このCDのお勧め度



    ★☆☆☆☆

    ひとつの★は音の良さ。あと、MASQUERADEイントロのシンセとコーラス。

    ―――

    そして はてダであっという間に解決してしまった件orz
    足りない決定的な何か、それは演奏陣の音の一体感。
    もともと独立志向の強い音を出す奏者が揃っているために、他のバンドほど音が溶け合ってはいなかったけれど、今アルバムではそれどころではなく見事なまでにバラッバラです。
    互いに明後日の方向を向きながら、リズムだけ合わせて演奏しているという感じ。別に反目し合っているとかそういう意味ではなく。
    そのために、全体にまとまりのない仕上がりになってしまっているのがとても残念です。他の長所やあるいは欠点すらも霞ませてしまうほどに。


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    ニコ動にavex公式でEL DORADO PV動画上がったぞー

    とはいえ、内容はこの記事に上げたものと同じだけど。あちらも作者直々にアップしたものだし。
    でもニコ動はコメントを残せるのが強み。
    アカウント持ってないけど動画やコメントは見たい! という方はこちらへどぞ。




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    【期間限定】ジェイル大橋氏+ゼノン石川氏&聖飢魔II弦楽隊特集-『まわりやがれ』

    期間限定聖飢魔IIライヴDVD特集、今回はミニコントがたくさん詰め込まれた異色DVDをご紹介。
    とはいえ、ここでご紹介するのはあくまでもライヴパートのみなので、コント&PV部分については省かせて頂きます。

    このライヴDVDの最大の特徴は、他に例を見ないぐらいアグレッシブなエース清水氏の音です。
    パート割り的な意味ではなく、ギターの音そのものでもなく(音そのものはいつも通りに若干細い)、弾き方が至極攻撃的でしかもスタンドアローンという、非常にレアなものを聞くことが出来ます。
    テスト視聴はこちらでどうぞ。



    まわりやがれ

    アーティスト:聖飢魔II
    メーカー:Ki/oon Records
    発売日:1994/10/21(VHS)
    メディア:DVD
    収録日時/場所:1994/05/08 日比谷野外大音楽堂
    曲目: ※敬称略
    まわりやがれ (アバン〜CM:リポンクD〜ゼノン石川和尚のお料理がんばってくいしん坊は突撃お宅の晩ご飯バンザイ3分クッキング)
    闘う日本人 (PV)
    まわりやがれ (アイキャッチ〜CM:東アンデスの天然水〜CM:リポンクD〜アイキャッチ〜ゼノン石川和尚のお料理がんばってくいしん坊は突撃お宅の晩ご飯バンザイ3分クッキング2)
    Teenage Dream (PV)
    まわりやがれ (アイキャッチ〜CM:ポンクミンC〜アイキャッチ〜ゼノン石川和尚のお料理がんばってくいしん坊は突撃お宅の晩ご飯バンザイ3分クッキング3)
    君が代は千代に八千代の物語 〔ギターソロ:ルーク篁〕
    地獄へ突撃! 〔ギターソロ:ルーク篁〕
    Jack The Ripper 〔ギターソロ:エース清水〕
    まわりやがれ (アイキャッチ〜CM:すりつぶしりんご〜アイキャッチ〜ゼノン石川和尚のお料理がんばってくいしん坊は突撃お宅の晩ご飯バンザイ3分クッキング4)
    世界一のくちづけを (PV)
    まわりやがれ (エンディング)
    ロマンス (PV)
    まわりやがれ  (CM:ポンクミンC)


    このDVDのお勧め度


    ★★★★☆
    曲数があまりに少ないので★二つ減。ただし、演奏そのものは全ライヴDVDの中で唯一まとまっているので★一つ追加。また、攻撃的なエース清水氏の音が聞ける唯一の盤なので更に★一つ追加。

    このDVDのお勧めポイント


  • いつも微妙にバラバラだったバンドの音が一つにまとまっている。

  • バンドをまとめる流麗な音ではなく、リードギタリストの威厳と存在感を持って堅牢かつ荒々しい音でステージに君臨するエース清水氏の演奏を堪能することが出来る。



  • このDVDのここがちょっと……なポイント


  • 三曲しか収録されていない。

  • 映像も音も若干荒く、痩せている。

  • 録音レベルが小さい。

  • カメラがダンサーばかり追っていて、演奏陣があまり映っていない。



  • このDVDのお勧め曲


  • Jack The Ripper

  • 繊細なのに攻撃的な今回のエース清水氏の音を一番楽しめる曲。
    演奏陣を背後に従えてステージ中央に立つその姿は、もしも氏がリードギタリストとして演奏陣を引っ張っていたらどうなったか? に対する答えの一端を見せてくれている。


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    聖飢魔IIの新譜が発売になるようです

    9月16日に聖飢魔IIのニューアルバム『AKUMA NATIVITY “SONGS OF THE SWORD”』が発売の運びとなるようです。
    歌&演奏は全て新録、曲は全13曲(iTunesでは悪魔組曲がバラで配信されるので全17曲)。
    iTunesによる世界先行発売のためほぼ全ての歌詞が英詞とのこと。
    気になる演奏メンバーはリードギターにルーク篁氏・ベースにゼノン石川氏・ドラムにライデン湯沢氏。
    さらに、バンド創成の頃から解散まで聖飢魔IIを支えて来たリズムギターのエース清水氏に替わって、リード&リズムギターにジェイル大橋氏を加えての布陣となるようです。

    YOUTUBEにエルドラドPV作者ご自身による動画のアップが来ています↓
    他の曲を試聴したい場合はこちらへ。
    iTunesを持っている方は、iTunesStoreの「Storeを選ぶ」でUnited Kingdomに合わせ、AKUMANATIVITYで検索すれば、全曲試聴することが出来ます。



    収録曲は以下の通り。
    初回限定盤には上記のエルドラドPV収録のDVDが、通常盤にはDVDの代わりに数曲のver.違い+未発表曲一曲が収録されるもようです。

    EL.DOLADO
    悪魔組曲No.666
     序曲:心の叫び
     第1楽章:STORMY NIGHT
     第2楽章:悪魔の穴
     第3楽章:KILL THE KING GHIDRAH
     第4楽章:DEAD SYMPHONY
    蝋人形の館
    FIRE AFTER FIRE
    DEMON'S NIGHT
    アダムの林檎

    BIG TIME CHANGES
    MASQUERADE
    創世紀
    地獄の皇太子
    害獣達の墓場
    BRAND NEW SONG
    ↑原題が「HUMANE SOCIETY」だったからてっきりテーマ曲の「正義のために」だと思ったんだけど、視聴してみて歌詞に出てくる「CREATURES」がどうも気になったのでよくよく聞いて調べてみたら「害獣達の墓場」だったので訂正。他の曲は全部知ってたんだけど、これだけ知らなかったのが敗因orz


    気になる価格は¥3,990(DVD付き初回限定盤)。
    ただ、ショップによって価格がかなり違うし、高くても何かオマケがつくかもしれない(あくまでも『かもしれない』)ので、いくつか見比べて予約した方がよいかもです。

    ¥3,990ライン……タワレコtsutaya7&Y

    ¥3,591ライン……HMV

    ¥3,272ライン……アマゾン

    ¥3,116ライン……楽天市場

    ―――

    では、分家で数ヶ月に渡って彼らの音を考察して来た結果を踏まえて、ただの音楽好きとしての個人的な感想を少し。

    聖飢魔IIのアンサンブラーとして初期から解散までバンドの音の調和を支えて来た清水氏に関しては、ファイナルライヴで持てる全ての力を出し切ってしまったために、復活祭では一人黙々と「自分のすべき仕事」をこなしているように聞こえたので、今回の不参加もむべなるかなという感じです。

    復活祭では清水氏の代わりに大橋氏がアンサンブラーとしてリズム隊の音を集め―――というよりも、リズム隊の音が自然と大橋氏の元へ集まって来ている―――、それに自分の音(リズム)を加えてリードギターの篁氏へと援護の形で渡しているように聞こえました。

    その一連の流れから、その時の記事では

    『少なくとも復活祭時点でのベスト体制は、リードギター篁氏+リズム隊石川氏&湯沢氏+リズムギター&リズム隊長大橋氏』

    と結論づけたんですが……、まさか本当になるとは。

    このことについては、これまた分家で考察した通り、大橋氏の変化も大いに関係していると思われます。

    この記事の最後の方でも書きましたが、若さ故の怒りやいら立ちをそのままぶつけたような音を出していたかつてと違い、今の大橋氏は「誰かのため」に弾いている人特有の優しく暖かい慈愛の炎のような音を出しています。
    その「誰か」というのは特定の身近な人かもしれないし、あるいは変わらぬ応援を送り続けているファンのことかもしれませんがともあれ、自分の音はしっかり出しながらも周囲と調和し、協調し、そして周りを慮る―――というか、周りをちゃんと見てバランスを取りながら演奏をしている今の氏だからこそ、リズム隊の音も彼の元へと自然と集まり(特に湯沢氏との相性は抜群)、それをもってして篁氏を強力にバックアップすることもまた出来るのかもしれません。

    この変化は篁氏にも影響を及ぼしているように見受けられます。
    どうも篁氏の音を聞いていると、大橋氏と一緒の時には氏への良い意味での対抗心及び強力なサポートを得たことによる余裕によって、篁氏の中に秘められた「華」が引き出され、いつもより一層自信と存在感を増した音を出しているような感触を受けますので。

    妖艶な音と安定したプレイで演奏陣の上に君臨する篁氏と、華やかなギタープレイでステージを支え、崩れることのないリズムで石川氏とともに音の土台を支えそして、その二つをもってして篁氏に強力な援護射撃を送る大橋氏。
    聖飢魔IIファンではない、良い音楽ならジャンル問わず何でも好きな自分にとって、このメンバーはなかなか興奮させてくれる組み合わせです。


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    出番があったのはただ一曲、しかも前半だけ

    √Hakurai記事で好きだ好きだと言っていた、大橋氏が「太陽がいっぱい」ソロ前半で使用していたギターの名前は、氏のサイトREPORTS内「√Hakurai Tourの追加 Reports」によるとEpiphone Casinoというらしい。
    しかもやはりこれ一曲でしか使用していないもよう。

    あの音ものすごい好みだから、一回生で聞いてみたいなあ。



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    【期間限定】ジェイル大橋氏+ゼノン石川氏&聖飢魔II弦楽隊特集-『悪魔の黒ミサ』

    期間限定聖飢魔IIライヴDVD特集の今回は、もっとも初期の映像が収められているこのDVD『悪魔の黒ミサ』。
    ジェイル大橋氏が現役メンバーとして参加している唯一の映像媒体でもあります。
    テスト視聴はこちらでどうぞ。


    悪魔の黒ミサ

    アーティスト:聖飢魔II
    メーカー:Ki/oon Records
    発売日:1987/04/01(VHS/LD)
    メディア:DVD
    収録日時/場所:1986/12/24 中野サンプラザ
    曲目: ※敬称略
    創世紀
    ROCK IN THE KINGDOM 〔ギターソロ:エース清水・ジェイル大橋〕
    MC
    FROM HELL WITH LOVE 〔ギターソロ:ジェイル大橋〕
    魔界舞曲 〔ギターソロ:ジェイル大橋〕
    MC
    蝋人形の館 〔ギターソロ:エース清水〕
    ~G.G.G.(G.G.G.~魔法使いサリー~G.G.G.)
    FIRE AFTER FIRE 〔ギターソロ:ジェイル大橋〕
    スタッフロール 〔BGM:悪夢の叫び〕


    このDVDのお勧め度


    ★★★☆☆
    音声(ヴォーカル以外の演奏全て?)が差し替えという噂があり、実際演奏にライヴ独特の熱気がまったくと言っていいほど乗っていず、全編スタジオ録りであるかのように冷静なので★三つ減。しかしながらジェイル大橋氏在籍時唯一の映像であり、当時の氏のステージング&演奏(例えスタジオ録音の差し替えであっても、あの独特のトガった音は健在)が見られる貴重な盤なので★一つ増。
    これが普通にスタジオ録音のCDとして発売されたものだったなら、★5つつけたいところなのだが……。


    このDVDのお勧めポイント


  • 初期の聖飢魔IIの音を聞くことが出来る。

  • 中期以降の落ち着いた雰囲気とは異なる、若さと勢いのあるメンバーの演奏&衣装を楽しむことが出来る。

  • メンバー間(特に両ギタリスト)の音の噛み合いが非常に良い。

  • 在籍時のジェイル大橋氏の熱情的でしなやかな演奏スタイルと、SAS以降では見ることの出来なくなった独特のステージングまでも楽しむことが出来る。

  • 古い映像作品にも関わらず、音も映像もクリア。



  • このDVDのここがちょっと……なポイント


  • ライヴにしては音にあまりにも熱気が無い。

  • 収録曲が少ない。

  • ベース音がほとんど聞こえない。そのため、せっかくの魔界舞曲でのレアなベースソロも、音が小さすぎてソロとして成り立っていない。

  • 左右ギタリストのコーラスの声が演奏音に比べて中央に寄りすぎているため、コーラスがカラオケのように聞こえてしまう。



  • このDVDのお勧め曲


  • FIRE AFTER FIRE

  • 烈しく華やかでありながらもどこか他人事のような「入りきっていない」ステージングをしてきたジェイル大橋氏が、胸に抱いた理想と立ちはだかる現実への苛立ちとを露にした荒々しい姿とトガったステージングをここで初めて見せてくれる。また、復活祭でもやっていた仕草(身体を捻って仰け反りながらのコーラスetc.)と今DVDでしか見られない仕草(演奏しながら回転etc.)の両方をこの一曲の中で楽しむことも出来る上、間奏ソロを弾きながら(!)ステージを派手に走り回る姿を見ることも出来る。


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    【期間限定】ジェイル大橋氏+ゼノン石川氏&聖飢魔II弦楽隊特集-番外編・『√Hakurai-CULTURE ROCK SHOW!-』

    今回はまたまた番外編として、ジェイル大橋=大橋隆志氏の迫力のギターが楽しめるこのDVDをご紹介。
    どこか遠慮が見られた聖飢魔IIサポの時と違い、まるで聖飢魔II在籍時と見紛うほどに熱く烈しく力強い演奏やステージングを楽しめるだけでなく、かつて存在していた苛立ちが跡形も無く消え去った分、太陽のように明朗闊達で草原を渡る風のように自由奔放になったその音までをも堪能することが出来ます。
    中でも一番の注目点はやはり、その音の強さ。狩猟民族と農耕民族の違いよろしく、洋楽ギタリストの音ががっちりしているのは肉体がしっかりしているからで、邦楽ギタリストの音の芯が細いのは身体が痩せぎすだからかと常々思っていたのですが、大橋氏の音は芯こそ他の邦楽ギタリストと同じく細いものの、しかしぽきりと折れてしまうようなひ弱さは微塵も無く、さらにはその細いけれど強靭な芯をさらに強固な意志で取り巻いているために、あれだけの強い音となっているようです。
    音と映像から判断したところによると、細い芯は大橋氏のスマートな肉体を。その強靭さは、そのまま氏の肉体の頑強さを。そしてそれを取り巻く強い意志は、そのまま氏の不屈の魂を現している、と言えるでしょうか。
    即ち、肉体的にも精神的にも相当パワフルな御方なのじゃなかろうかと見ているのですが……まあ所詮自分は外野なので、詳しいところは分かりません。

    というわけで、今回は大橋氏に絞ってご紹介。ただ今DVDでの演奏陣はスウェーデンから駆けつけてくださったG&Bを始め、DもKeyもレベルが総じて高く、その音を聞くためだけでも購入する価値はあります。
    また、各メンバーの音にバラバラ感が拭えなかった聖飢魔IIのライヴと違い、メンバーの音が普通にまとまっているのでとても聞きやすいです。
    テスト視聴はこちらでどうぞ。


    √Hakurai-CULTURE ROCK SHOW!-

    アーティスト:デーモン小暮閣下(Vo)、Ola af Trampe(G&Cho)、Anders Rydholm(B&Cho)、大橋隆志(G&&Cho)、五十嵐公太(D&Cho)、松崎雄一(Key&Cho)
    メーカー:エイベックス・マーケティング株式会社
    発売日:2008/09/24
    メディア:2DVD
    収録日時/場所:2008/05/18 SHIUYA-AX
    曲目: ※敬称略
    Caveat Emptor 〔前説+スウェーデン国歌〕
    Prologue
    今夜はANGEL(Tonight Is What It Means To Be Young)
    AGE OF ZERO! 〔ギターソロ:Ola、テルミン:大橋隆志、ドラムパーカッション:デーモン小暮閣下〕
    愛が止まらない(Turn It Into Love) 〔ギターソロ:Ola〕
    TALK 1 〔MC〕
    TATTOO
    Mr.サマータイム/Mr.Summertime 〔ギターソロ:大橋隆志、シンセサイザー:Anders〕
    ヒーロー(Holding Out For A Hero) 〔ギターソロ:Ola〕
    TALK 2 〔MC〕
    雨音はショパンの調べ(I Like Chopin) 〔ギターソロ:Ola〕
    ASSHOLE! 〔ギターソロ:Ola/大橋隆志〕
    HAPPY DAY TO CLIMB(大橋隆志「ROCK 'N' ROLL」より) 〔Vo.&ギターソロ:大橋隆志、VO.&ピアニカ:松崎雄一、Vo.&ベースソロ:Anders〕
    ~SUPER NICE DAYS(ATOMIC POODLE「ATOMIC POODLE」より) 〔Vo.&ドラムソロ:五十嵐公太〕
    ~HAPPY DAY TO CLIMB 〔Vo.&ギターソロ:Ola、Vo.:デーモン小暮閣下〕
    TALK 3 〔サポートメンバー紹介&サポートメンバートーク:松崎雄一~五十嵐公太~大橋隆志~Anders~Ola〕
    The Best Is Yet To Come
    チェリー・ポンプ-悩殺爆弾-(Cherry Bomb) 〔ギターソロ:Ola&大橋隆志〕
    魔界舞曲/The Demonic invocation To The Dance 〔ギターソロ:大橋隆志〕
    太陽がいっぱい/Taiyo×∞ 〔ギターソロ:大橋隆志、ギターバトル:Ola&大橋隆志〕
    TAKE 4 〔MC〕
    穴があったら出たひ/Da・Me・Yo 〔ギターソロ:大橋隆志〕
    《アンコールI》
    ダンシング・ヒーロー(Eat You Up) 〔ギターソロ:Ola〕
    FIRE AFTER FIRE 〔ギターソロ:大橋隆志〕
    《アンコールII》
    TALK 5 〔MC〕
    ♡8
    Epilogueだっけ?~Dacke

    【おまけ/Bonus Tracks】DEMON'S ROCK TOUR√HakuraiがよくわかるDVD
    起/Prologue
    承/Rehearsal Begins
    転/It's Showtime!
    結/Epilogue

    このDVDのお勧め度


    ★★★★☆
    「太陽がいっぱい」の途中でギター替えがあったので★一つ減。前半までのギターの音色がとても良かったので、ギターバトルもあのギターで聞きたかった。また、大橋氏の特色であるトガった音が消え去り、復活祭ほどではないもののキレも悪いため更に★二つ減。しかしながら、魔界舞曲&FIRE AFTER FIREのアレンジが良かったので★一つ増+他演奏陣の音が良かったため★一つ増。

    このDVDのお勧めポイント


  • 大橋氏のギター―――燃え盛る炎のように強く烈しい熱情と力だけでなく、生命を創り育む太陽のような穏やかな慈愛と音楽への愛に起因する優しさ、そして恐らくは渡米中に会得した引きと調和をも持ち合わせ、そこにさらに天性の華やかさと独特の気品(というか上品さというか)までもが加わった、完璧と言っても過言ではない音を堪能することが出来る。

  • 曲によって(5~6本ほど?)ギターを持ち替えて演奏しているため、それぞれのギターの音の違いを楽しむことが出来る。

  • 聖飢魔IIメンバーのジェイル大橋ではない、ギタリスト・大橋隆志としてのステージングが楽しめる。

  • 客席のノリが比較的良いらしく、ステージ上の演者のノリもまた良くなっている。

  • デーモン小暮閣下氏のソロライヴDVDにも関わらず、カメラがデーモン小暮閣下氏ばかりを追わず、ソロなどの見せ場でもそれ以外でも演奏陣に相当にスポットを当てている。

  • 高音がシャリシャリしているものの、音も映像も非常にクリア。


  • このDVDのここがちょっと……なポイント


  • 「愛が止まらない」での大橋氏の音が大きすぎて、若干興を削いでしまっている。


  • このDVDのお勧め曲


  • 太陽がいっぱい

  • Ola氏とのギターバトルがある一曲だが、聞きどころはギターを替えるまでのところ。
    大橋氏の、今DVD中で最も強く烈しく、そして熱情的な音がこの短いパートの中で―――特にギターソロで炸裂している。
    それだけに、直後にギターを替えてしまったために(弦が切れたため?)その灼熱の炎のような音がギターバトルを目の前にして終わってしまったのが返す返すも惜しい。

  • 魔界舞曲

  • 原曲よりも、よりダンサブルなアレンジとなっている。また、聖飢魔IIのライヴでは松崎氏がソロを担当しているパートも全て大橋氏が弾いているため、通常のソロだけでなく、氏のメランコリックなアレンジによるソロをも聞くことが出来る。
    正直、この曲には今まで特に興味を持ったことがなかったのだが、このDVDの魔界舞曲に限ってはこれら大胆なアレンジによって自分の中で好きな一曲となった。

  • FIRE AFTER FIRE

  • いまやあまりにも円くあたたかくなりすぎて、かつてのようなトガった音、研ぎ澄まされたナイフのような鋭さやキレこそ失われてしまっているものの、それでも尚且つ聖飢魔II在籍時の音に最も近いのではと思われる一曲。
    氏のギターソロの時、デーモン小暮閣下氏が他の曲のように苗字でコールせず、「ジェイル大橋!」と言ってしまったのもそのためか。
    ただ、「いつものあの曲」だからか、慣れで弾いてしまっている部分が若干伺えるのだけが不満なところ。
    間奏ソロのもつれは復活祭ほど酷くは無いので、復活祭版FIRE AFTER FIREにガッカリした人にはお勧め。ただし当然ながら、ファイナル以前には及ぶべくも無い。
    この世の全てを焼き尽くす劫火が優しく暖かな慈愛の炎に変わった今となっては、かつてのようなFIRE AFTER FIREは恐らく、二度と聞くことは出来ない。

    ―――

    DVD全編を見終わって、氏からかつてのような若い理想と苛立ちに満ちた音、鋭くてキレのよいトガった音が消え去ってしまっているのを改めて確認しました。
    強く烈しい音はそのままなのですが、自分が氏の音に惹かれた理由のもう一つが青い理想と苛立ちに満ちた劫火のような過激な音、まだ闇に包まれたままの未来を手探りのまま遮二無二突き進むような攻撃的な積極性にあったので、これからは遠くから時折その音を堪能するに留めることにします。
    自分の好みとは外れてしまったけれど、それでも氏が邦楽という狭い世界に留めておくのが勿体無いほど良いギタリストであることには変わりはないのですし。
    あれだけ自己主張の強い音を出しているにも関わらず、下品さやえげつなさを全く感じさせない邦楽ギタリストというのは初めて見ました。


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    【期間限定】ジェイル大橋氏+ゼノン石川氏&聖飢魔II弦楽隊特集-『B・D・10 武道館 THE WORST BLACK MASS TOUR』

    今回ご紹介するのはこのDVD。 ジェイル大橋氏が脱退し、後任のギタリストとしてルーク篁氏が加入して間もなくのライヴが収められたDVDです。
    テスト視聴はこちらでどうぞ。


    B・D・10 武道館 THE WORST BLACK MASS TOUR

    アーティスト:聖飢魔II
    メーカー:ki/oon Records
    発売日:2003/12/17
    メディア:DVD
    収録日時/場所:1989/12/05 日本武道館
    曲目: ※敬称略
    悪魔組曲作品666番 ニ短調 序曲 〔インスト〕
    THE OUTER MISSION
    怪力熊男
    MC
    RATSBANE
    大理石の門~RAIDEN~ 〔ドラムソロ:ライデン湯沢〕
    大理石の門~XENON~ 〔ベースソロ:ゼノン石川〕
    〔シンセギターソロ:エース清水〕
    地獄への階段
    STAINLESS NIGHT
    EL・DO・RA・DO 〔前口上入〕
    《アンコールI》
    メドレー 〔怪奇植物(1番のみ)~悪夢の叫び(前口上のみ)~JACK THE RIPPER(1番のみ)~THE EARTH IS IN PAIN(1番のみ)~悪魔組曲作品666番 ニ短調 終曲~CREEPING TWILIGHT(2番サビ直前まで)~G.G.G.~ギターセッション(W.A.Mozart ピアノソナタK.545第一楽章ハ長調)~G.G.G.(魔法使いサリー~狼少年ケン~恋のダイヤル6700~狙いうち~人間なんて)〕
    《アンコールII》
    白い奇蹟


    このDVDのお勧め度


    ★★★☆☆
    リードギタリストのルーク篁氏の音がまだぎこちなく、またメンバー個々は良い音を出しているものの統一感がないため★二つ減点。


    このDVDのお勧めポイント


  • まだ力を余り抑えていない頃のゼノン石川氏の、深く響くベース音を堪能することが出来る。

  • 身体の動きも音もガチガチだが真剣で初々しいルーク篁氏と、余裕が無いリードギタリストの分までもステージを動き回り、こなれた演奏でバックアップするエース清水氏の姿を見ることが出来る。

  • ステージに雛壇がないため、ステージのそちこちをゆったり歩き回るゼノン石川氏の姿を拝むことが出来る。

  • 音位置が固定されているため、各楽器の音が聞き取りやすい。



  • このDVDのここがちょっと……なポイント


  • 各メンバー間の音がうまく噛み合っていず、どうにもバラバラ。唯一調和しているのは、ヴォーカルとエース清水氏のギター&コーラスくらい。

  • 元の録画媒体がアナログだったのか、映像(特にロング)も音も輪郭が甘い。

  • 武道館なのに、地方の小さなライヴハウスで収録したかのように画面がせせこましい。

  • メニューに有名曲が無い。



  • このDVDのお勧め曲


  • RATSBANE

  • おすすめポイントは曲の後半、突如始まるジャズ・セッションパート。この曲のコンセプトは「宇宙酒場で起こるドタバタ恋愛劇」らしいので(フィガロの結婚のようなものか?)、この唐突とも思えるジャズ・パートは、そこで生演奏しているジャズ・バンドの音楽という趣向か。
    一番目立っているキーボードの音が平坦で面白みが無いことを除けば、普段の聖飢魔IIでは聞くことの出来ないゼノン石川氏のウォーキングベースやエース清水氏のモダン・ジャズ風ギターを堪能することが出来る、とても贅沢な曲。
    また、ベースソロと銘打っている「大理石の門~XENON~」はキーボードが大音量で被ってきてせっかくのベースをかき消してしまっているため、実質この曲こそがゼノン石川氏のベースを楽しめる曲となっている。

  • EL・DO・RA・DO

  • この曲での注目点は、確かな存在感と絶対的な安定感を持って響きまくるゼノン石川氏のベースと、ルーク篁氏の一生懸命なギター、そして、まだ場慣れしていないリードギタリストの分までも頑張るエース清水氏のギター。
    ゼノン石川氏の音を楽しむなら40′11″~40′17″辺り、ルーク篁氏の一杯一杯さを見るなら40′21″~40′27″辺りが特にお勧め。
    映像的には、前任者に比べあまりに動かないために客席から「動け石川」という垂れ幕まで掲げられてしまったというゼノン石川氏が、それでも精一杯動いているところも見どころ。「消してしまったのか」のところのひょこひょこしたカニ歩き……もとい、横移動とか。


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    【期間限定】ジェイル大橋氏+ゼノン石川氏&聖飢魔II弦楽隊特集-番外編・聖飢魔II初心者が同じ初心者用に組んでみたオススメ曲一覧、もしくはベスト

    音楽大好き・特にロックとクラシックが大好物で、ファンというわけじゃないけど聖飢魔II弦楽隊の音も大好物な管理人こと偏食イモムシ(聖飢魔II聞き始めて3ヶ月目)が、初めて聖飢魔IIを聞く人々、中でもかつてロックキッズだった同志に特にオススメしたい曲でベストアルバムのメニューを組んでみました。
    オフィシャルで出た入門教典、ちっとも初心者向けじゃないし(笑) orz
    []内は収録アルバム名。クリックで販売サイトへ飛びます。
    ―――
    ※作曲者敬称略

  • 聖飢魔Ⅱミサ曲第Ⅱ番「創世紀」[THE END OF THE CENTURY作曲:ダミアン浜田

  • 聖飢魔IIのライヴのOP曲と言っても過言ではない曲。


  • THE END OF THE CENTURY[THE END OF THE CENTURY作曲:ダミアン浜田

  • セルフタイトル曲なので2曲目に持ってきてみた。ダークな雰囲気が漂う、極初期の聖飢魔IIを味わうにふさわしい一曲。


  • 地獄の皇太子[1999 BLACKLIST作曲:デーモン小暮

  • 極初期の代表曲その一、ダミアン浜田氏のテーマ曲。SAS版ならダミアン浜田氏ご自身がソロ等を弾いているのでそちらを推したいところだが、SAS版はCDが出ていないので除外。また、この曲のオリジナルが入っている1stアルバムは演奏が聖飢魔IIメンバーではないということなので、それも除外。


  • 蝋人形の館[THE END OF THE CENTURY作曲:ダミアン浜田

  • 初期曲をというよりも、聖飢魔IIそのものを代表する曲。


  • DEATH LAND[FROM HELL WITH LOVE作曲:ジェイル大橋

  • ダミアン浜田氏のメタル色に染まっていた1st~2ndアルバムから一転、ジェイル氏のロック色が支配するようになった3rdアルバムの一曲目であり、洋楽色が非常に強い曲。
    メタルからロックへの転換は後任のルーク氏にも受け継がれたため、事実上この曲が聖飢魔IIのサウンドの大規模な方向転換を告げる曲となった。


  • APHRODITE[恐怖の復活祭作曲:ジェイル大橋

  • エース清水氏との応酬が楽しいギターソロパート以上に、ラストのうねるようなギターライン(サビのリフレインのところ)が素晴らしい。ジェイル氏が単に演奏技術だけのギタリストではないことが、その音で証明されている。
    曲だけでなく、空耳風な歌詞の言葉遊びも楽しい。


  • 秘密の花園[FROM HELL WITH LOVE作曲:ジェイル大橋

  • ジェイル氏のソロが全てを掻っ攫って行ったSAS版を推したいところだが、CDが発売されていないのでアルバム版をチョイス。
    この曲もまた、サビでのジェイル氏の鳴きのギターが素晴らしい。


  • FIRE AFTER FIRE[THE END OF THE CENTURY作曲:ジェイル大橋

  • 作曲者の気性がそのまま乗り移ったかのような、タイトル通り炎のように烈しい曲。
    ジェイル氏の音に勢いだけでなく円熟味も加わったSAS版か、次善としてスタジオ録り直しながらも初期のジェイル氏のトガった音を楽しむことが出来る黒ミサ版がいいのだが、SAS版も黒ミサ版もライヴアルバムが発売されていないため、ジェイル氏在籍時に発売されたこのアルバムを選択。
    スタジオ録音の上に音質も良くないながらも、初期のジェイル氏の音を充分に楽しむことが出来る。


  • 1999 SECRET OBJECT[The LIVE BLACK MASS B.D.3 メフィストフェレスの陰謀作曲:ルーク篁

  • ルーク篁氏が聖飢魔IIで作った曲の中でもっとも熱く激しい、氏の最高傑作と呼んでも過言ではない曲。
    後半にタッピングが多用されるソロもいいし、ギターラインそのものもリード・サイド共かっこいい。
    この曲も様々なヴァージョンがあるが、その中でもっとも勢いがあり、ギターソロのミスも(目立ったものは)なく、演奏陣の音もまとまっているB.D.3版をセレクト。


  • GREAT DEVOTION[メフィストフェレスの肖像作曲:ルーク篁

  • J-POP寄りになった中期曲の中に突然現れた、「1999 SECRET OBJECT」辺りを髣髴とさせるロック・スピリッツ溢れる曲。


  • 敗れざる者たち[1999 BLACKLIST作曲:ルーク篁

  • J-POPというよりアニメや特撮のOP曲に近い雰囲気を持つ氏の後期曲の中で、もっともストレートな強さを持った曲。
    そのまま直球に受け取ることも、裏に隠された深い意味を探ることも出来る歌詞との相性も良い。


  • 虚空の迷宮[DEVIL BLESS YOU!聖飢魔II FINAL WORKS作曲:エース清水

  • エース清水氏らしい端正さが感じられる曲。アニメのOP曲になったことで、もしかしたら「蝋人形の館」の次に知名度が高いかもしれない。
    曲自体のかっこよさもさることながら、サビでの高らかな盛り上がりが非常に爽快。


  • EL.DORADO[恐怖の復活祭作曲:紫馬肥(ルーク篁)&デーモン小暮

  • ファイナル・ライヴの最後を飾った曲。この曲もヴァージョン違いがたくさんあるが、ジェイル氏のアグレッシヴな音が加わることで最終進化を遂げた復活祭ver.を選択。


    ―――
    選択にあたってこだわったのは以下の点。


    ・聖飢魔II創設者であり、極初期曲の中核であるダミアン浜田氏・初期のリードギタリストであり、中期以降にも多大な影響を及ぼしたジェイル大橋氏・中~末期曲の核であるルーク篁氏の曲をそれぞれ同数ずつ入れる。
    ・全13曲以内に収める。
    ・一曲目はライヴと同じように「創世紀」で始め、ラストは解散ライヴの最後を飾った「EL.DORADO」で〆る。
    ・セルフタイトル曲「THE END OF THE CENTURY」を入れる。
    ・録音状態が悪くても、演奏が多少荒くても、その時にしか出ない・出せない雰囲気を感じてもらうため、なるたけ発売当時の音源を選ぶ。
    ・音源はアルバム・ライヴアルバムに絞る。現在では入手が困難なシングルや、特別なソフトを使って音源を引っこ抜かなければならないライヴDVDからは選ばない。
    ・テンポが速すぎるため演奏が破綻しているファイナルライヴからは、なるべく選ばない。
    ・ギターソロが楽しめる曲を選ぶ。
    ・ヴァージョン違いがいくつかあるものは、一番良いと思われるものを選ぶ。
    ・初心者用の選曲なので、出来るだけキャッチーな曲を選ぶ。
    ・かつてのロック小僧(但し、洋楽至上主義者は除く)なら最低1つは共鳴出来るものがあるはずの3曲、「FIRE AFTER FIRE」「GREAT DEVOTION」「1999 SECRET OBJECT」を入れる。
    ・「アダムの林檎」「魔界舞曲」「APHRODITE」「秘密の花園」からの選考基準は、ギターソロのテクニックだけではない聞き応え。
    ・「BRAND NEW SONG」「SAVE YOUR SOUL~美しきクリシェに背をむけて~」「HOLY BLOOD“闘いの血統”」は各々どれも名曲ながら曲調が似ているので、その3曲の上位ヴァージョンとも言える「敗れざる者たち」を入れる。


    でも、始めて聞く人がここまで集めるのは異常に大変というか無理なので、レコ社さんよろしくお願いします(←丸投げ

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    【期間限定】ジェイル大橋氏+ゼノン石川氏&聖飢魔II弦楽隊特集-『1999 BLACKLIST』+α

    ゼノン石川氏および弦楽隊の音が楽しめるライヴDVDをご紹介しているこの特集。
    お勧めベスト3までご紹介が終わったところで、今回は息抜きとしてお勧めCDを1枚ご紹介したいと思います。
    視聴はジャケットクリックでどうぞ。

    1999 BLACKLIST[本家極悪集大成盤]
    アーティスト:聖飢魔II
    メーカー:株式会社BMGジャパン
    発売日:1999/05/21
    メディア:CD
    曲目:*…新録 **…リミックス
    1999 SECRET OBJECT
    聖飢魔IIミサ曲第II番「創世紀」
    地獄の皇太子
    蝋人形の館'99
    MASQUERADE
    真昼の月~MOON AT MID DAY~
    サクラちってサクラ咲いて
    敗れざる者たち
    BRAND NEW SONG
    SAVE YOUR SOUL~美しきクリシェに背をむけて~
    HOLY BLOOD~闘いの血統~**
    FIRE AFTER FIRE
    悪魔組曲作品666番変ニ短調
     序曲:心の叫び
     第1楽章:STORMY NIGHT
     第2楽章:悪魔の穴
     第3楽章:KILL THE KING GHIDRAH
     第4楽章:DEAD SYMPHONY
    嵐の予感
    EL.DORADO


    このCDのお勧め度


    ★★★★☆
    前期~末期までの名曲・代表曲ばかりが詰め込まれているのはいいのだが、冗長な悪魔組曲が流れを乱しているので★一つ減点。


    このCDのお勧めポイント


  • 前期~後期までの代表曲・有名曲・佳曲名曲がセレクトされているため、聖飢魔IIを初めて聞く人のための入門CDとして適している。

  • 新しく録音されている曲も多いため、シングルやアルバムを全て揃えているファンが買っても「ダブり感」が少ない。

  • 同じ理由により、録音状態が悪かった昔の曲などをきれいな音で聞くことが出来る。

  • 初期の曲を末期のこなれた演奏技術で聞くことが出来る。

  • 中期~後期に作られたJ-POP寄りの曲が多く選ばれているため、普段メタルを聞かない人にも抵抗無く聞くことが出来る。



  • このCDのここがちょっと……なポイント


  • RATSBANEなどの、ゼノン石川氏のベースを堪能出来る曲が入っていない。

  • メタル寄りに作られていた初期の曲が少ないため、メタルを期待して聞くとがっかりすることも。

  • 初期の曲は全て新録のため、ジェイル大橋氏のアグレッシブなギターを聞くことが出来ない。


  • ―――

    おまけ


    ただの音楽好きな自分が彼らの曲を聞くうちに会得したコツ、「メタル」というジャンルではくくれない彼らの多種多様な曲を余さず、そして長く楽しむためのちょっとした秘訣などを。


  • 「悪魔」というコンセプトを忘れる

  • 聖飢魔IIというバンドを他と区別化し、特徴付けている「悪魔コンセプト」。
    しかしそれに強くこだわると、特に後期に多くなる普通のJ-POP風の曲を聞いた時に「悪魔らしくない」「聖飢魔IIが歌う必要がない」と違和感を覚えたり、酷い場合には拒否反応が起こったりしてしまいます。
    彼らが悪魔コンセプトにこだわったバンドだということはひとまず忘れて、「派手なメイクとコスチュームのバンド」とだけ認識して聞けば、初期~晩期の曲までまんべんなく楽しむことが出来ます。

  • ファンにならない

  • 「悪魔コンセプト」を徹底させるためか、聖飢魔IIには独特のローカルルールがかなりの数あります。(一例:ネット上で聖飢魔IIの批判をするのは、それが曲の感想であっても一切禁止、など)
    曲や演奏そのものは好きなのに、ローカルルールやルールが施行される過程で幻滅し、気持ちが離れていってしまう―――という人も実際いるようですので、同じ轍を踏まないためにもファンにはならず、遠くから音楽だけを享受していた方が良いかもしれません。
    ……それ以前に「悪魔コンセプトを忘れ去」った時点で、既にファンには成り得ないような気もしますが。


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    【期間限定】ジェイル大橋氏+ゼノン石川氏&聖飢魔II弦楽隊特集-『オール悪魔総進撃!THE SATAN ALL STARS』

    期間限定聖飢魔IIライヴDVD特集第三弾は、豪華すぎて最初に聞くには勿体無いこのDVDをご紹介。現役メンバーに元メンバーの一部が加わって開催された、夏の夜のお祭りライヴです。
    今DVDの聞きどころは、生粋のロケンローラー・ジェイル大橋氏のギター。脱退した後までも真のリードギタリストとして君臨し続けた氏の、灼熱の炎のように熱く激しく、そしてセクシーな音とプレイをたっぷりと堪能することが出来ます。

    夢をかなえるため、自分の思うままの音楽を実現するために聖飢魔IIを飛び出したジェイル大橋氏と、生み出す音そのままに激しい気性を持つ彼に振り回され、疲れ果てていた他メンバー。
    もしもその後、氏が夢を叶えてアメリカを拠点に全世界で活躍していたなら、あるいは聖飢魔IIがスキャンダルに沈むことなくあのまま順調に進んでいったならば、今回のような再びの巡り合せは無かったかもしれません。

    この時以降、聖飢魔IIのライヴに参加する時には「アダムの林檎」冒頭から加わっていた氏が、脱退後初参加のこのライヴではなぜ「秘密の花園」のギターソロで登場したのか。
    脱退後初参戦だから、自作曲でのギターソロという格好良い見せ場を用意した……というだけなら「アダムの林檎」でも良かったはずなのに、生まれ変わり・輪廻転生をうたった「秘密の花園」を復帰第一作に選んだその答えは、登場ギターソロ直後の歌詞に示されているのかもしれません。

    テスト視聴はこちらでどうぞ。

    ちなみに上記「秘密の花園」もテスト視聴出来ますが、動画サイトの荒い映像・音ではジェイル大橋氏復帰という事実が分かるだけで、その時ステージ上に流れた独特の空気を掴むことは出来ません。初見というのは二度とは出来ないものなので、FIRE~のテスト視聴で氏に興味をもたれたら、是非DVDを購入しての正式視聴をお勧めします。

    オール悪魔総進撃!THE SATAN ALL STARS

    アーティスト:聖飢魔II
    メーカー:Ki/oon Records
    発売日:1995/11/22(VHS)
    メディア:DVD
    収録日時/場所:1995/08/26 日比谷野外大音楽堂
    曲目: ※奏者敬称略
    略称:ギター:ダミアン浜田殿下(浜)・エース清水(清)・ジェイル大橋(大)・ルーク篁(篁) / ベース:ゼノン石川(石)・ゾッド星島(星) / ドラム:ライデン湯沢(湯)・ジード飯島(飯)

    悪魔組曲 作品666番 変ニ短調〔清&篁&大&浜&石&星&飯&湯〕
    <序曲>:心の叫び
    OVERTURE〔前説:ダミアン浜田殿下〕
    ~WINNER!〔篁&清&石&湯〕
    MC
    GUNS'N' BUTTER〔篁&清&石&湯〕
     メンバー談話(エース清水)
    BATTLER〔篁&浜&清&石&湯〕
    ~地獄の皇太子〔篁&浜&清&石&湯〕
     メンバー談話(ダミアン浜田殿下&デーモン小暮閣下#1)
    怪奇植物〔篁&浜&星&飯〕
     メンバー談話(ゾッド星島)
    蝋人形の館〔浜&清&星&飯〕
     メンバー談話(デーモン小暮閣下)
     メンバー談話(ダミアン浜田殿下&デーモン小暮閣下#2)
    秘密の花園〔篁&大&清&石&湯〕
     メンバー談話(ルーク篁)
    恐怖のレストラン〔ギターバトル:篁&大&石&湯〕
     メンバー談話(デーモン小暮閣下&ジェイル大橋)
    アダムの林檎〔篁&大&石&湯〕
     メンバー談話(ライデン湯沢)
    BIG TIME CHANGES〔大&清&石&湯〕
    MC
    有害ロック〔篁&清&石&湯〕
     メンバー談話(ジェイル大橋)
    FIRE AFTER FIRE〔篁&大&清&石&湯〕
     メンバー談話(ゼノン石川)
    JACK THE RIPPER〔クアドラプルギターソロ:清&篁&大&浜&石&星&飯&湯〕
     メンバー談話(ダミアン浜田殿下&デーモン小暮閣下#3) 悪魔組曲 作品666番 変ニ短調〔清&篁&大&浜&石&星&飯&湯〕
    <序曲>:心の叫び
    <第1楽章>:STORMY NIGHT
    <第2楽章>:悪魔の穴
    <第3楽章>:KILL THE KING GHIDRAH
    <第4楽章>:DEAD SYMPHONY
    スタッフロール 〔後説:デーモン小暮閣下〕


    このDVDのお勧め度


    ★★★★☆
    アマチュアに戻った元メンバーと、プロとして活動している現メンバーとの音の差がどうしてもあるため、楽曲によって出来がバラバラなので★一つ減点。


    このDVDのお勧めポイント


  • まだ勢いがあった頃のジェイル大橋氏の、周囲と協調を図りながらも強く自己を主張してくる音、熱く激しく力強くなおかつセクシーな音色やギタープレイを堪能することが出来る。

  • ギター4人+ベース2人+ドラム2人という大所帯のため、既に音の層が厚いを通り越して「音の大洪水」状態になっているのが楽しい。

  • 大勢のプレイヤーがステージに上がっているにもかかわらず、音のゴタゴタ感がなく、すっきりと聞きやすい。

  • 元メンバー・現メンバー各人の個性的な音を楽しむことが出来る。

  • 音楽界から引退しているため、通常その音を聞くことは不可能な元メンバーの音を聞くことが出来る。

  • お祭りライヴのため、ほとんどのメンバーが楽しそうに演奏している。

  • 曲間に談話をうまく挟んでいるため、曲間がFO→FIしてもスッ飛ばし感がなく、テンションを下げずに見続けることが出来る。



  • このDVDのここがちょっと……なポイント


  • トリプルギター以上になった時、それぞれの音位置が掴めなくなるため、今誰がどの音を出しているのか分かり辛い。

  • 音はクリアだが、全体的に音が軽い。

  • 元メンバーと現メンバーの間にどうしても力量差があるため、演奏が安定せず、曲の出来も揃っていない。

  • ジェイル大橋氏の存在感が強すぎて、現リードギタリストのルーク篁氏の存在が霞んでしまっている。



  • このDVDのお勧め曲


  • 秘密の花園

  • 登場と同時にオーディエンスの注目を一気に奪って行ったジェイル大橋氏の、力強くも華麗なギターソロが最大の見どころ。

  • FIRE AFTER FIRE

  • こちらもジェイル大橋氏のギターソロが光る一曲。天性の「華」を持つカリスマギタリストの、全てを焼き尽くす劫火のような熱く激しい圧倒的な音色を堪能することが出来る。

  • 恐怖のレストラン

  • ジェイル大橋氏とルーク篁氏のギターバトルがあるが、しかしこの曲での最大の注目点はゼノン石川氏のベース。ソロはなくリフだけだが、普段穏やかなゼノン石川氏のベース音がジェイル大橋氏の激しい音に煽られるようにゴリゴリになっていくのが楽しく、また聞く者までをも興奮させてくれる。


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    【期間限定】ジェイル大橋氏+ゼノン石川氏&聖飢魔II弦楽隊特集-『活動絵巻 恐怖の復活祭FINAL THE BLACK MASS D.C.7』

    期間限定聖飢魔IIライヴDVD特集第二弾は、2005年11月~12月にかけて行われた再集結ライヴの模様を収めたこのDVDをご紹介。
    今DVDの聞きどころは、ルーク篁氏のギター。加入時から成長と変転と試行錯誤を重ねたその音色が、ついにここで大輪の花を咲かせた様子を堪能することが出来ます。これであとは凄みが加われば、もう完璧かと。
    また、音とは関係ないけれど、同時期に開催された処刑ライヴDVDよりも裳裾がかなり長いため、氏がくるりと回転するたびに優雅に裾が広がり収束するのも、マント・ロングコートマニア(←何)にとっては見どころのひとつです。
    試聴はこちらでどうぞ。

    活動絵巻 恐怖の復活祭FINAL THE BLACK MASS D.C.7

    アーティスト:聖飢魔II
    メーカー:株式会社BMG JAPAN
    発売日:2006/06/21
    メディア:2DVD
    収録日時/場所:2005/12/26 東京国際フォーラム ホールA
    曲目: ※敬称略
    略称:ギター:エース清水(清)・ジェイル大橋(大)・ルーク篁(篁) / ベース:ゼノン石川(石)・ゾッド星島(星) / ドラム:ライデン湯沢(湯)
    伝説の前説〔開場案内:ゼノン石川〕
    ~PROLOGUE〔BGM〕
    聖飢魔IIミサ曲第II番 創世紀〔インスト、ギター:篁&清〕
    地獄の皇太子〔ギター:篁&清〕
    OVERTURE〔BGM〕
    ~WINNER!〔ギター:篁&清〕
    禁断のTALK-1「Sprechchor」〔MC〕
    アダムの林檎〔ギター:大&清〕
    APHRODITE〔ギター:大&清〕
    魔性のTALK-2「From Hell」〔MC〕
    秘密の花園〔ギター:大&清〕
    官能TALK-3「Debate」〔MC+講話:ジェイル大橋〕
    〔ギター:篁&大〕
    MONSTER'S RHYTHM BATTLE〔「ゼノンの羽化のための即興曲」ベースソロ:石、ドラムソロ:湯〕
    爆裂TALK-4「Symposium」〔MC:ルーク篁&楽器隊〕
    魔界舞曲〔ギター:篁&大〕
    MASQUERADE〔ギターバトル、ギター:篁&大〕
    必殺TALK-5「Yeah~!」〔MC:ゼノン石川&リズム隊+サポートメンバー〕
    BAD AGAIN“美しき反逆”〔ギター:篁&清〕
    STAINLESS NIGHT〔ギター:篁&清〕
    BRAND NEW SONG〔ギター:篁&清〕
    蝋人形の館〔ギター:篁&大&清、ベース:石&星〕
    JACK THE RIPPER〔トリプルギターソロ:篁&大&清、ベース:石&星〕
    《アンコールI》
    SATAN&THE DEVILSオンステージ〔MC:エース清水〕
    白い奇蹟〔ギター:篁&清〕
    FIRE AFTER FIRE〔ギター:篁&大&清〕
    謀略のTALK-6「365」〔MC+365歩のマーチ、ゲスト:水前寺清子〕
    背徳のTALK-7「Initiation」〔MC〕
    EL.DORADO〔ギター:篁&大&清〕
    《アンコールII》
    地獄のTALK-8「Hymnody」〔MC:エース清水+会場唱和〕
    悪魔組曲 作品666番 変ニ短調〔ギター:篁&大&清、ベース:石&星〕
    <序曲>:心の叫び
    <第1楽章>:STORMY NIGHT
    <第2楽章>:悪魔の穴
    <第3楽章>:KILL THE KING GHIDRAH
    <第4楽章>:DEAD SYMPHONY
    EPILOGUE(聖飢魔II SYMPHONY MEDLEY2,4)〔エンディング+スタッフロール〕


    このDVDのお勧め度


    ★★★★☆
    現役時に比べ迫力が不足しているので、★一つ減点。ジェイル大橋氏の音がSAS時のままだったなら、ギターバトルが更に凄いものになっていたと思われる。また、メンバーの音に勢いがなく、意気込みにも差異がみられ、更には音に緊張感もないところから★二つ減。しかしながらトリプルギターの迫力とその配分の上手さで★一つ増・ルーク篁氏の勢いのある音と表現力で★二つ追加で、最終的に★四つに決定。


    このDVDのお勧めポイント


  • ゼノン石川氏のベース・ソロが楽しめる「MONSTER'S RHYTHM BATTLE」が収録されている。

  • ルーク篁氏の滑〔ぬめ〕るように妖艶なギターの音色が楽しめる。

  • ギター隊にジェイル大橋氏が加わったことにより、音の層が厚みを増し、また楽曲の多様な表情を楽しむことも出来る。

  • 映像・音質ともに良い。特に音質は一部歪〔ひず〕んでいるものの、相当にクリア。

  • セットリストに有名曲・良曲がほど良いバランスで入っている。

  • 演奏陣各々の個性的なMCが収められている。

  • エース清水氏の、曲に合わせて変幻自在に変わる美しいコーラスを聞くことが出来る。



  • このDVDのここがちょっと……なポイント


  • トリプルギターになった時、センターのジェイル大橋氏の音が聞き取り辛くなる。

  • 音がクリアになった代わりに低音が軽くなったこともあって、引っ込み気味のベースが更に聞こえ辛くなっている。

  • 欲しいところに欲しい映像が来ない時がある。

  • 再集結ライヴのためか、メンバーの音に緊張感や切迫感がない。



  • このDVDのお勧め曲



  • 滴〔したた〕るような色香をまとったルーク篁氏の音色(ちなみに「滴るような色香をまとった」は「音色」にかかっているので、念のため)が、最大限に生かされている曲。月下に咲く妖花のような映像と合わせて聞くのがお勧め。
    また、この曲ではルーク篁氏&ジェイル大橋氏の異色なギターソロ、MASQUERADEギターバトルやJACK THE RIPPERのトリプルソロより時間的には短いながらも、その分こってりと濃厚なギターソロを楽しむことも出来る。

  • EL.DORADO

  • 個人的には最強にして最後のEL.DORADO。例え再々集結があったとしても、もうこれ以上のEL.DORADOは聞けないのではないかと思われる。
    コンマスとして堅牢な音で演奏陣を引っ張るリードギタリスト・ルーク篁氏の音をサイドギタリスト・エース清水氏の音がサポートし、そこにセカンドギタリスト・ジェイル大橋氏がアクセントを加える……といった風に、それぞれ全く異なる個性を持った三人のギター奏者が各々の持ち味を生かした音を繰り出し、それらが時に融和し、時に競合しながら、渾然一体となって少しの過剰も不足も無い見事な音世界を築き上げている。

  • BRAND NEW SONG

  • 走りがちなルーク篁氏をその人当たりのよい音で包み込み支えつつ、サイドギターではなくツインギターとして自分の音もきちんと響かせ、なおかつ美しいコーラスでヴォーカリストをも強力にバックアップするコンコード、エース清水氏を堪能することが出来る。


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    【期間限定】ジェイル大橋氏+ゼノン石川氏&聖飢魔II弦楽隊特集-『THE LIVE BLACK MASS B.D.3 メフィストフェレスの陰謀 活動絵巻』

    ゼノン石川氏こと石川俊介氏という素晴らしいベーシストに出会えた記念に、現在入手可能なDVDを全て集め終えるまでの期間限定で聖飢魔IIライヴDVD特集を組むことにしました。
    聖飢魔IIというと歌舞伎調の奇抜なメイクと面白トークで有名なので、音楽の方は「どうせコミックバンドなんだから、こけおどしの曲をヘタクソな演奏でやってるんだろ」と侮って一顧だにもしない人も多いですが、彼らの真髄は派手なメイク&コスチュームや爆笑トークではなく音楽、それもツインギター+ベースの弦楽隊にこそあります。彼らの音を食わず嫌いのまま聞かずに過ごしたなら、音楽人生の5%くらいは損してしまうかも。

    それでは、まず初っ端はこのDVDからご紹介。聖飢魔IIを知るきっかけとなった曲「1999 SECRET OBJECT」が聞きたくて買った一枚です。
    試聴はこちらで、テスト視聴はこちら(05′52″~)でどうぞ。

    THE LIVE BLACK MASS B.D.3 メフィストフェレスの陰謀 活動絵巻

    アーティスト:聖飢魔II
    メーカー:株式会社BMG JAPAN
    発売日:2005/11/09
    メディア:DVD
    収録日時/場所:1996/11/05 中野サンプラザ
    曲目: ※敬称略
    聖飢魔IIミサ曲第II番「創世紀」〔インスト〕
    地獄の皇太子は二度死ぬ
    1999 SECRET OBJECT
     〔MC〕
    PAINT ME BLACK
    ACE SOLO〔ギターソロ:エース清水〕
    処刑儀式〔MC&幕間演出〕
    メフィストフェレスの肖像
    THE MONSTERS' RHYTHM BATTLE〔ドラムソロ:ライデン湯沢〕
    器楽協奏曲「死の舞踏」〔楽器隊インスト、ベースソロ:ゼノン石川〕
     ~メフィストフェレスの肖像
    WHO KILLS DEMON?“誰が悪魔を亡きものにするのか”
     〔メンバー紹介+MC〕
    悪魔のメリークリスマス“青春編”
    GREAT DEVOTION
    地獄の皇太子
    HOLY BLOOD“闘いの血統”
    《アンコールI》
     ZU・BI・ZU・BA〔老人と子供のポルカ~与作ギターインスト~老人と子供のポルカ&お猿のかごや&etc.~ぼくドラえもん~ぼくドラえもんギターインスト~etc.~老人と子供のポルカ~与作〕
    《アンコールII》
     TALK「日本の悪魔化」〔MC〕
     WINNER!
     FIRE AFTER FIRE
    EPILOGUE(+おまけ:悪魔のメリークリスマス“完結編”)〔エンディング+スタッフロール〕


    このDVDのお勧め度


    ★★★★☆
    ブロックノイズが目に余るのと、セットリストに有名曲がないため、★一つ減点。


    このDVDのお勧めポイント


  • ゼノン石川氏のベースソロが楽しめる「器楽協奏曲『死の舞踏』」が収録されている。

  • メンバーの演奏(特にルーク篁氏のギター)が安定している。

  • ルーク篁氏がギターソロを取った、ちょっとキレは良くないけど非常に生真面目な「FIRE AFTER FIRE」が収録されている。

  • エース清水氏のギターソロが収録されている。

  • 両サイドギター・ベース・ドラムの音位置がそれぞれ少しずつ離れて固定されているため、音が混ざらず聞き取り易い。

  • 上記の理由+低音が強調されているため、ゼノン石川氏のベースソロが他DVDに比べ聞き取り易い。(酷いのになると、ベースソロなのに他パートの音がでかすぎて、肝心のベースが全然聞こえないものもあるので)

  • 世間に広く知られた有名曲こそ無いものの、ノリが良く尚且つメロディアスな良曲が多く収められている。

  • 音質がいい。

  • ブロックノイズが入っている以外の映像は割と綺麗。

  • MCが冗長すぎず、ほど良い長さで入っている。



  • このDVDのここがちょっと……なポイント


  • これがセルレベル? と思うほどブロックノイズが酷い。

  • 映像と音がズレている箇所がある。

  • 一般に広く知られている有名曲がない。

  • 音が異常に小さい。

  • きちんと演奏され過ぎてしまっているため、いまひとつ音に熱がない。

  • MCが時間圧縮のため、ところどころ早送り編集されてしまっている。



  • このDVDのお勧め曲


  • 器楽協奏曲「死の舞踏」

  • ゼノン石川氏のベース・ソロをたっぷりと堪能出来る曲。文句なしのイチオシ曲。

  • 1999 SECRET OBJECT

  • 曲の良さはもちろん、ルーク篁氏の早弾きテクが光る間奏のギターソロも楽しい。
    この曲はこのDVD以外にファイナル完全版DVD・再集結の処刑DVDに収められているが、ファイナル完全版は入手困難な上に間奏ギターソロのラストにミスがあり、処刑DVDのギターソロは華麗だけれど見え隠れする慣れのために熱が今ひとつないので、このDVD収録のものがイチオシ。

  • GREAT DEVOTION

  • ハードでノリが良いのにメロディアスで受け入れやすいという、相反する要素が見事に溶け合っている曲。
    ここからHOLY BLOODまでの流れはお見事の一言。

  • FIRE AFTER FIRE

  • FIRE AFTER FIREが収められているDVDは数本あるけれど、ルーク篁氏がギターソロをとっているヴァージョンはこれしかない筈。


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