オススメ

秋冬期オススメ曲-聖飢魔II『敗れざる者たち』

聖飢魔IIに出会って、今日で丸一年。
というわけで、記念に手持ちブログ合同での2ヶ月連続オススメ曲企画を立ち上げてみました。
2ヶ月連続とは言っても、12月には毎年恒例のあの曲が乗っ取る(笑)でしょうがそれはさておき。

数ある聖飢魔IIの楽曲群の中からただ一曲として選んだのは、聖飢魔II解散直前に発売されたベストアルバム「1999 BLACKLIST[本家極悪集大成盤]」に、唯一の新曲として収録されている『敗れざる者たち』。
木枯らし吹きすさぶ晩秋〜冬の雰囲気をまとう曲で、全体に硬質で透明な気高さと悲壮感とに満ちあふれ、さらには曲と絶妙に融合した歌詞が、どんなに酷く打ちのめされようとも諦めずに立ち上がる人の勇気を感じさせてくれます。

ロックでありながらポップスの親しみやすさをも併せ持った篁氏の楽曲群の中でも、特に分かりやすい純粋なかっこよさとキャッチーさ―――それこそシングルカットされなかったのが不思議なほどの―――があり、そして何より、どうにもギターソロやギターラインに重きがいってしまう聖飢魔IIの楽曲群の中で、珍しく歌メロに焦点が行っている(ギターソロは流す程度)こと。
そして、曲の雰囲気とぴたりと合致し、そのまま受け取ることも、あるいは解散直前に発表されたということで「もしかして聖飢魔II自身のことを歌っているのでは?」と深読みすることも可能な歌詞。
これらが『敗れざる者たち』をただ一曲のオススメに選んだ理由です。

試聴はこちらで、歌詞はこちらでどうぞ。

1999 Black list「本家極悪集大成盤」
1999 BLACKLIST[本家極悪集大成盤]

アーティスト:聖飢魔II
メーカー:株式会社BMGジャパン
発売日:1999/05/21
初動:20,610枚
累計:57,780枚
メディア:CD
曲目:*…新録 **…リミックス
1999 SECRET OBJECT
聖飢魔IIミサ曲第II番「創世紀」
地獄の皇太子
蝋人形の館'99
MASQUERADE
真昼の月~MOON AT MID DAY~
サクラちってサクラ咲いて
敗れざる者たち
BRAND NEW SONG
SAVE YOUR SOUL~美しきクリシェに背をむけて~
HOLY BLOOD~闘いの血統~**
FIRE AFTER FIRE
悪魔組曲作品666番変ニ短調
 序曲:心の叫び
 第1楽章:STORMY NIGHT
 第2楽章:悪魔の穴
 第3楽章:KILL THE KING GHIDRAH
 第4楽章:DEAD SYMPHONY
嵐の予感
EL.DORADO

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銀河鉄道999

今回のイチオシは劇場版・銀河鉄道999のサントラ、交響詩 銀河鉄道999から「終曲−別離 そして新たなる出発」。
鉄郎とメーテルの別れを描いたラストシーンでかかった、ワルツ調のとても美しい曲です。
試聴はこちらでどうぞ。


交響詩 銀河鉄道999

アーティスト:青木望、ゴダイゴ
 演奏:コロムビア・シンフォニック・オーケストラ
 指揮:熊谷弘
メーカー:日本コロムビア株式会社
発売日:1979/07/25
メディア:LP
曲目:
序曲−メインテーマ PROLOGUE-MAIN THEME
鉄郎 勇気ある少年 TETSURO A BRAVERY BOY
惜別そして未知への憧れ FATAL PARTING,AND YEARNING FOR THE UNKNOWN
テイキング・オフ! 銀河の彼方へ TAKING-OFF! OVER THE GALAXY
氷の中のレクイエム REQUIEM
可憐な少女ガラスのクレア CRYSTAL CLAIR,A PRETTY GIRL,
時間城へ BOUND FOR TIME CASTLE
愛の目覚め AWAKENING OF LOVE
心の詩とアルカディア号 NEVER DYING SPIRIT IN ALKADIA
惑星メーテル PLANET MEYTEL
銀河に散ったクレア…涙 CLAIR…SCATTERING IN THE GALAXY…TEAR
終曲−別離、そして新たなる出発 EPILOGUE-FAREWELL,AND THE BIGINNING OF ANOTHER JOURNEY

青木氏の手になる曲は美しいストリングスが特徴なのですが、中でもこの「終曲−別離、そして新たなる出発」は白眉でしょう。全編に青木節を満遍なく響き渡らせ、鉄郎とメーテルの別れを厳かに、そして壮大に歌い上げています。

―――メーテルがホームで鉄郎に別れのキスを送るシーンでは穏やかに流れていたストリングスが、発車時刻を知らせるベルが鳴り響き、 メーテルが汽車に乗り込み、鉄郎がそれを追いかけて走り始めるシーンで一気に高鳴り、999が速度を上げて空の彼方へ消えていくシーンで再び収束する。
煙のたなびきだけを残し、鉄郎を置き去りに去って行った999。そのしばしの寂寥感をトランペットが静かに描き、そして最後にオケが壮大に、そして力強く締める。
しかし物語は愁嘆場のまま終わることなく、直後のゴダイゴの歌、愛する人との別れを経て大きな成長を遂げた少年への賛歌ともなる勇壮な歌で締めくくられます。
(ちなみにゴダイゴの劇場版用999には、通常と違ってミッキーのシンセ・ソロは入っていません)

青木氏はこのサントラの他にもTV版北斗の拳・映画版パタリロ! などのサントラを手がけていますが、どれ一つとっても捨て曲などなく、ひとつひとつの曲に青木節をたっぷり練り込んで丁寧に丁寧に作っているのが伺えます。
ただ、曲ごとの個性があまりなく、999と北斗とパタリロの音楽をシャッフルしてかけた時にどれがどれだかわからなくなるのが欠点といえば欠点でしょうか。
例えば、「南斗 堕ちる時」をタイトルを伏せて曲だけ聞いたら、これが999ではなく北斗の拳の曲だとすぐに分かる人はあまりいないかも知れません。


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ALFEE『STARSHIP―光を求めて―』

4月最後のオススメは、月間オススメ曲としてサイドバーを飾ったこの曲・ALFEE『STARSHIP―光を求めて―』。
アニメ映画・SF新世紀レンズマンのテーマ曲であり、また、この映画を知らない・見たことがないという人にも広く知られているほどの名曲でもあります。

試聴はジャケットクリックで、フル試聴はこちらでどうぞ。



STARSHIP―光を求めて―

アーティスト:ALFEE
メーカー:ポニーキャニオン
発売日:1984/05/21
累計:311,000枚
メディア:EP
曲目:
STARSHIP―光を求めて―
愛の鼓動

自分もご多分に漏れず、タイトルは知っていてもこのアニメ映画そのものは一度も見たことがなかったんですが、曲自身が持つ多大なる魅力に引き寄せられてファンになりました。
この曲の特徴は、まずはむちゃくちゃ前向きで快活で、なおかつ煌〔きら〕びやかで美しいメロディ。
三人の歌の配分の絶妙さ(高見沢氏が珍しくもソロをとっているのは一番派手やかなCメロ)。
SFアニメのテーマ曲らしく、STARSHIP=宇宙船や星間飛行などのニュアンスを歌詞中にふんだんに盛り込みながら、その実は恋人たちの愛を歌っている比喩の巧みさ。
歌詞と曲とが持つ疾走感のために、実際のテンポ以上のスピードが楽曲に乗っている。
といったところでしょうか。

ALFEEの曲の中ではそれほどズバ抜けた売上というわけではないし、曲としては「星空のディスタンス」の方が知名度は高いでしょうけれど、自分にとってはこの曲こそがALFEEの楽曲の中での最高峰です。


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北斗の拳『明日なき旅』

今回のオススメは、テレビアニメ・北斗の拳のサントラから『明日なき旅』をご紹介。
南斗総集編にて、宿敵・ユダを倒したレイがマミヤに最期の別れを告げて立ち去るシーンの背後で流れた、切なくも美しい曲です。
物悲しい序盤から始まるこの曲は、しかしそのまま悲痛には終わらず、非情な運命に敢然と立ち 向かう人間達の勇壮さを漲らせて締めくくられます。
青木氏の作る曲は陽気でアップテンポなものにも良い曲がたくさんありますが、個人的にはこの『明日なき旅』を始め、「絶望の淵」などのシリアスな曲こそが青木サウンドの真骨頂だと考えています。

試聴はこちらでどうぞ。

北斗の拳 PREMIUM BEST

アーティスト:青木望、山下三智夫、今給黎博美、うじきつよし、TOM、高垣薫、新田一郎 、大安蓮、飛澤宏元、Light house project、水谷公生、中村公晴、野元英俊、田中昌之、三浦徳子、園部和範、クリスタルキング、KODOMO BAND、神谷明、山本百合子、子門真人
メーカー:株式会社ポニーキャニオン
発売日:2002/07/24
メディア:2CD
曲目:
DISC1 『北斗の拳』/音楽編
悪魔の陰謀
愛をとりもどせ!![TVサイズ]
ユリア 愛のテーマ
世紀末幻想
GOLAN
序章
狂乱の殺人鬼
地獄からの使者
恐怖の策略
暗闇の追跡
悪の襲撃
一撃必殺
廃墟の嵐
危機触発
サザンクロスタウン
戦闘
南斗聖拳シンのテーマ
ふたつの凶星
北斗神拳の男
北斗の拳
究極殺人狂
北斗暗殺拳
明日なき旅
悲哀
皆殺しのテーマ
ユリア…永遠に[TVサイズ]
SILENT SURVIVOR[TVサイズ]
迫りくる牙!
めざめる狂気
眠れ、墓標なき墓に!
絶望の淵
伝説の男
SILENT SURVIVOR[BGM]
永遠の死闘
悲劇の星の下に
至上の愛
死兆星の蒼光
宿命の再会
南斗 堕ちる時
誓い
DRY YOUR TEARS[TVサイズ]
DISC2 『北斗の拳』『北斗の拳2』『北斗の拳劇場版』/歌編
愛をとりもどせ!![北斗の拳1stオープニングテーマ]
ユリア…永遠に[北斗の拳1stエンディングテーマ]
KEN-北斗星-
荒野の風
SILENT SURVIVOR[北斗の拳2ndオープニングテーマ]
DRY YOUR TEARS[北斗の拳2ndエンディングテーマ]
枯れた大地
愛は魂(こころ)
TOUGH BOY[北斗の拳2オープニングテーマ]
LOVE SONG[北斗の拳2エンディングテーマ]
KILL THE FIGHT
WIND&RAIN
HEART OF MADNESS[北斗の拳劇場版テーマ]
PURPLE EYES[北斗の拳劇場版エンディングテーマ]

『北斗の拳2』/音楽編
TOUGH BOY[TVサイズ]
金色のファルコ
バットの怒り
天の声
TOUGH BOY[BGM]
LOVE SONG[BGM]
LOVE SONG[TVサイズ]

『北斗の拳』/音楽編プラス
怒りの炎
戦士の休息
執念 ケンシロウのテーマ

青木氏の曲の特徴は美しいストリングス、そしてオーケストラとロック・サウンドの見事なまでの調和にあります。
特にこの北斗の拳のサントラでは青木氏お得意のオケとロックの融合が随所で見られ、楽曲にオケ特有の奥深い壮大さと、ロック・サウンド独自の湧き上がるような力強さの双方が備わって、非常に手応え聞き応えのある音楽世界を作り出しています。
青木サウンドの魅力はそれだけに留まらず、歌入りの主題歌をBGM用にインスト化するアレンジ能力の高さも特筆もの。
原曲の良さはそのままに、さらに疾走感溢れる曲に仕上げたり(「愛をとりもどせ!!」のアレンジver.「戦闘」)、あるいは さらに力強い曲に仕上げたり(SILENT SURVIVOR BGMver.)、もしくはさらにリズミカルな曲に仕上げたり(TOUGH BOY  BGMver.)と、曲の特性に合わせて変幻自在なアレンジを加えて来ています。

原曲のイメージを壊さず、そこに独自の味を加えてさらに良いものに仕上げる。
ゲームやアニメの音楽を一段低いものと見なしていい加減なアレンジをしてくる作曲家もいる中で、原曲を尊重し、その良さを更に引き出そうとする青木氏の存在は稀有かつ本当に貴重なものです。


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クリスタルキング『愛をとりもどせ!!』

今回のオススメは、アニメ・北斗の拳第一部前半のOP曲『愛をとりもどせ!!』。
クリスタルキングの楽曲の中では「大都会」に次いで知名度の高い、場合によっては「大都会」よりもよく知られているのではないかと思われる曲です。
試聴はこちらでどうぞ。


愛をとりもどせ!!

アーティスト:クリスタルキング
メーカー:ポニーキャニオン
発売日:1984/10/05
メディア:EP
曲目:
愛をとりもどせ!!
ユリア…永遠に

『愛をとりもどせ!!』という曲名を知らない人でも「ほら、あのユワシャ!てヤツ」と言えば「ああ、あれかあ!」と分かってくれるこの歌はまた、勘違いもしくは思い違いが多い歌、ミュージシャン側で意図せぬ引っ掛けが多い歌としても知られています。

例えば、高音を担当している田中氏が女性だという誤解。通常男性が出し得ないレベルのハイトーンが綺麗に出せる田中氏の声は、それだけでも女性と勘違いされやすいのですが、高いけれど多少ドスが聞いていて男性ぽかった「大都会」の頃と違い、『愛をとりもどせ!!』の時には声質が甘く柔らかいものになっていたので、細身でしなやかな肢体とも相俟ってその勘違いに拍車をかける結果となったようです。

そしてもう一つの勘違い、こちらは未だに間違って覚えている人の方が多いのではと思われるのが、出だしのシャウト「YouはShock!」。
これを「You are Shock!」だと思っている人が非常に多いので、今でも北斗関連の話をしていて「実は……」と切り出すと、少なくない確率で「ええっ! あれ、『You are Shock!』じゃなかったの!?」と驚かれます。

この曲もまた、「TOUGH BOY」と同じように歌詞中に番組タイトルもキャラクター名も技や奥義の名もチラとも出てこないにも関わらず北斗の拳のことを歌っているのだと、しかも「TOUGH BOY」よりも更に直截的に、シンにユリアを奪われたケンシロウのことを歌っているのだと分かります。
原作をきちんと読み込んだ上で歌詞を作る。しかもただそのアニメのための曲として漫然と作るのではなく、普通のポップスとしても充分通用するよう、アニメと直結するキーワードはあえて使わずに歌詞を構築する。
プロの技と意地が感じられる、心憎い演出です。


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財津和夫『光の輪』

3月最後のオススメは、月間オススメ曲でもあったこの曲・財津和夫の『光の輪』。
チューリップのアルバム・Haloのタイトル曲「The Halo(光輪)」と同じ名を持ちながら、アップテンポで明るいThe Haloとは真逆の静けさと切なさとが漂う曲です。
試聴は'84.08.11に芦ノ湖で行われたチューリップのパゴダ(塔)ライヴ歌われたものをどうぞ。


宇宙塵
アーティスト:財津和夫
メーカー:EMIミュージック・ジャパン
発売日:1978/05/05
メディア:LP
曲目:
Something in the sky
根雪
二人だけの夜
土砂降りの日
酒の唄
Blue Train
もし、それが……
虚心未遂
悪魔の子守唄
光の輪

この曲を初めて聞いたのは、確かテレビで放送されたチューリップのパゴダライヴでした。
「僕は君を~」のところで感極まったかのように一瞬声を詰まらせてしまった財津氏の姿が、今もなお強烈に印象に残っています。

幼いむかし 僕は 眩しい光をみた
どんなに悲しくても 生きてゆけと光はいった

どんなに時代が変わっても どんなに心が歪んでいっても
僕は君を愛してゆく
それが僕の唯一つの 生きている証〔しるし〕だから
それが僕の真実だから

この歌詞が実感として伝わってくるのは、人生のさまざまな辛苦を味わったその後にこそ。
もう二度と取り戻せない時間、純粋な心、全てがきらきらと輝いていたあの頃。
けれど、パンドラの箱の中に唯一希望だけが残っていたように、荒〔すさ〕み疲れた人の心にも最後の最後まで唯一つ失われないもの、何があっても手放せない大切なものがある。
それは愛であるかもしれないし、夢であるかもしれない。家族、信条、正義―――あるいは、それらとは全く別の何かかもしれない。
自分が最後の最後まで守りたい、守り続けたいもの。この曲は、それが何かを聞く人ひとりひとりに問いかけ、そして気付かせてくれるかのようです。


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TOM★CAT『TOUGH BOY』

今回のイチオシはTOM★CATから。
となると普通は一番有名な「ふられ気分でROCK 'N' ROLL」となるんでしょうが、なにせ(略
というわけで、オススメはもちろんこの曲、北斗の拳2のOP曲『TOUGH BOY』。
気分を高揚させてくれる軽快かつ爽快なロックです。
試聴はこちら、フル試聴はこちらでどうぞ。


TOUGH BOY

アーチスト:TOM★CAT
メーカー:キャニオンレコード
発売日:1987/03/21
メディア:EP
曲目:
TOUGH BOY
LOVE SONG

小柄な体から振り絞られる高音のハスキー・ボイス。優しいのにハードボイルドなその響きは、まさにROCK。
E.ギターをかき鳴らし、でかい声でシャウトしまくることが即ちロックなわけではないというのが、 彼女の歌を聞くとよく分かります。

前述の通りこの曲は北斗の拳2のOPテーマだったわけですが、歌詞中に番組タイトルもキャラクター名も技や奥義の名もチラとも出てこないにも関わらず、聞けばすぐにこの番組のために作られたんだなと分かる作りになっていました。
特にラストで繰り返されるこの部分、
We are living,living in the eighties
が、放映が90年代に入ったと同時に「We are living,living in the nineties」に変わったのに は驚きました。
アニメの中の時間軸ではなく、現実の時間軸に合わせて変えられた歌詞。つまりこの歌はタイアップソングであると同時に、テレビの前でこの番組を見ている人たちへの応援歌でもあったのでしょう。

自分が今でも北斗の拳を好きなのは、アクションマンガ(アニメ)が好きだという理由の他にもうひとつ、主題歌にロックが多用されていたからというのもあります。
今回ご紹介した『TOUGH BOY』をはじめ、KODOMO BANDの「SILENT SURVIVOR」「HEART OF MADNESS」、クリスタルキングの「愛をとりもどせ!!」などなど、どれも今聞いてもかっこいい曲ばかりです。


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AUDIO RULEZ『羅針盤』

今回のイチオシはAUDIO RULEZの『羅針盤』。
かわぐちかいじ氏原作の「ジパング」アニメ版OPテーマとして使われたこの曲は、嵐に巻き込まれ、突如太平洋戦争の真っ只中に放り出されてしまったイージス艦・みらいと乗組員達の運命を描いたアニメのOPテーマ曲にふさわしく、歌詞中にも「海」に関するキーワード、そして艦の名前がさり気なく散りばめられています。
試聴はジャケットクリックで、テスト視聴はこちらでどうぞ。


羅針盤

アーチスト:AUDIO RULEZ
メーカー:ビクターエンタテインメント株式会社
発売日:2004/11/24
初動:2,464枚
累計:3,782枚
メディア:CD
曲目:
羅針盤
揺れる声
朝の匂い
EXTRA TRACK:「羅針盤」ビデオクリップ

今 君に伝えたい 生まれ落ちた人すべてが
確かに描いていく切れない軌跡を
今のアニメタイアップには珍しく、アニメの内容に沿った歌詞をつけてきたところにプロとしてのこだわりと意気込みを感じさせてくれたAUDIO RULEZ。
しかし、どうやらレコ社と「この曲(もしくは、次のアルバム?)が売れなかったら契約解除」という取り決めが成されていたらしく、『羅針盤』を発売して間もなくの'05年4月1日、HPにお知らせ文だけを残して彼らは解散してしまいました。(ちなみに『羅針盤』の3ヵ月後に発売された1stアルバムの売上は900枚未満)
なかなかいい曲を作り演奏していた人たちだけに、もっと多くの楽曲を送り出して欲しかったです。


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萬Z(量産型)『日本ブレイク工業 社歌』

今日のオススメは『日本ブレイク工業 社歌』。タイトルにもある通りふつうに社歌であるにも関わらず、タモリ倶楽部で大賞を取ったのをきっかけに一部で大ブレイクし、CD化された後は社歌にあるまじき売上を叩き出しました。
試聴はこちらでどうぞ。

日本ブレイク工業 社歌
日本ブレイク工業 社歌

アーチスト:萬Z(量産型)
メーカー:Realand Recors
発売日:1993/12/17
初動:6,488枚
累計:34,230枚
メディア:CD
曲目:
ナレーション
日本ブレイク工業 社歌
希望の丘陵(おか)
日本ブレイク工業 社歌 カラオケ
希望の丘陵(おか) カラオケ

曲調は昔のロボットアニメや特撮のOPと似た雰囲気を持っているため、用具や重機などの名前がまるでヒーローの繰り出す必殺技のような響きを持ち、歌詞中で連呼されるそれらを違和感を持たずに聞くことが出来ます。
このあたり、作詞・作曲をも手がけた萬Z(量産型)氏の職人技が光るところとなっています。
c/wの「希望の丘陵」は、一転して静かで落ち着いた曲調(これもまた、昔のアニメのEDぽい)。解体工事が終わり、積み上げられたガラ=建築廃材の上に佇んで暮れ行く町並みを眺めつつ、破壊の後にやってくる創造―――このガラの山が片付けられたあとに作られる新しい建物、新しい暮らしに思いを馳せる歌となっています。


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イルカ『なごり雪』

今回のイチオシはイルカ『なごり雪』。
30年という歳月を経た今もなお変わらず歌い継がれ、そしてこれから先もずっと歌い継がれていくだろう楽曲のひとつです。
試聴はこちらで、フル試聴はこちらでどうぞ。


なごり雪
アーティスト:イルカ
メーカー:クラウンレコード
発売日:1975/11/05
累計:54.7万枚
メディア:EP
曲目:
なごり雪
ラバーボール

見た目は少女のようなのに、歌声は少年のような不思議な魅力を醸し出しているイルカ。
その清々しい声と歌い方が、この曲『なごり雪』に独特の透明感と切なさとを与えています。
そのために、この曲は別れ歌につきものの暗さや重さ、湿っぽさなど微塵も感じられない、少しの悲しみと青春の思い出に満ちた仕上がりになっています。

先日、NHKにて再びイルカの『なごり雪』を聞くことが出来ました。
還暦も近いはずなのに、彼女は相変わらず永遠の少女のような容姿のまま、永遠の少年のような歌声を聞かせてくれました。
きっと還暦を迎えても、そのずっと後までも、彼女は少女のような姿のままに少年の歌声を響かせてくれることでしょう。
いつまでも色あせることのないこの曲そのままに。


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時任三郎『ウェディング・リバー』

今回のオススメは時任三郎。
と言えば、大ヒット曲「勇気のしるし」やバラードの名曲「川の流れを抱いて眠りたい」が思い浮かぶところですが、その2曲よりもさらに好きなこの曲『ウェディング・リバー』をイチオシします。
試聴はこちらでどうぞ。
ちなみにこの曲。ジャケットを見ると、サンリオフィルム作品東宝配給「ロングラン」挿入歌/主題歌とあるのですが、ラジオでUCCコーヒーのCM曲として使われていたような記憶もあるんですが……記憶違い?


ウェディング・リバー/ロングラン
アーチスト:時任三郎
メーカー:ワーナー・パイオニア
発売日:1982
メディア:EP
曲目:
ウェディング・リバー
ロングラン~果てなき夜の向うに~

アスファルトが血に染まり オレは目をそむけ
叫び声とサイレンの渦の中
二人のすべてが崩れていった
アイツは笑った 笑ったような気がしたんだ

朝からの雨がオレを昨日に走らせる
オレが涙を流したのはきっとあの時が最後だったはず
なのに涙が同じ涙が時を戻す
大学時代から付き合っていた彼女との結婚との結婚を間近に控え、幸せの絶頂にあった男が突如突き落とされ奈落の闇。
最愛の人を失った悲しみでも、帰らない日々への嘆きでも、残酷な運命への怨嗟でもなく、ただただ空虚な絶望感に支配されたその心を歌い上げた曲―――『ウェディング・リバー』。
「川の流れを抱いて眠りたい」もそうでしたが、時任三郎氏は本職の歌手ではないけれど、運命にどうしようもなく流されていく人間のドライな内面を歌ったら格別のものがあります。


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中島みゆき『地上の星』

今回のオススメは、中島みゆき『地上の星』。
プロジェクトX~挑戦者たち~のOPテーマ曲で、どんなヒット曲でも1ヶ月と経たずに消えてゆく昨今には珍しく、4年に渡ってチャート入りしていた文字通りのロングヒット曲でもあります。
試聴はジャケットクリックで、テスト視聴は第53回紅白歌合戦のものをどうぞ。


地上の星/ヘッドライト・テールライト

アーティスト:中島みゆき
メーカー:株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
発売日:2000/07/19
初動:35,220枚
累計:1,115,989枚
メディア:CD
曲目:
地上の星
ヘッドライト・テールライト
地上の星<TV MIX>
ヘッドライト・テールライト<TV MIX>

ヒット商品や華々しいプロジェクトの影には、多くの人々の苦労と努力の積み重ねがある。 しかし、スポットが当てられるのはごく一部の人物のみで、他の多くの人々は歴史に名が刻まれること無く時代の風雪の中に消えていく。
何も知らない世間の人は、光の中に照らし出された人物=宇宙に輝く星ばかりをもてはやし、礎となった多くの人々=地上の星には目をくれることもない。……

OPテーマ曲『地上の星』が時の流れの中に霧散していった人々に向けられた歌ならば、EDテーマ曲『ヘッドライト・テールライト』は商品の、あるいはプロジェクトの成功のために今日も地道な努力を続ける名もなき人々に向けられた歌、といえるでしょうか。
どちらもプロジェクトXという番組そのものを現した、まさに「テーマ曲」と呼ぶにふさわしい曲でした。

ちなみに。
『地上の星』は前述どおり第53回紅白歌合戦で、『ヘッドライト・テールライト』はプロジェクトX最終回で歌われました。
テレビ出演をほとんどなさらない氏が歌った貴重な映像は、今でも自分の大切な宝物となっています。


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『D'Artagnan』

今回のイチオシは、長野オリンピックの男子シングルで銅メダルを勝ち取ったフランスのフィギュアスケーター・P.キャンデロロ氏が、フリー(&エキシビジョン、あと確かメダリスト・オン・アイスでも)を滑った時に流れた曲です。
テスト視聴はこちらへどうぞ。


Retrouvez les musiques des programmes de Philippe CANDELORO(Les musiques des programmes de Philippe CANDELORO)

アーティスト:Maxime RODRIGUES
メディア:CD
曲目:
Middle Age Symphony(4分17秒)
Guerilleros(2分59秒)
Napoleon(4分41秒)
Napoleon Dance(3分06秒)
D'Artagnan(4分55秒)
Le Mousquetaire(3分27秒)

1998年に開催された長野オリンピック、フィギュアスケート男子フリー演技。
最終的な勝者を決めるこの決戦の場、誰もが勝つために規定通りのジャンプとスピンとステップ――――――トリプル・アクセル、トリプル・トウ・ループのジャンプ・コンビネーション、トリプルフリップ、ジャンプスピン、トリプル・ルッツ、シット・スピン、トリプル・ループ、ストレートライン(またはサーキュラー)・ステップ・シークエンス、トリプル・アクセル、トリプル・サルコウ、そしてスピン・コンビネーション―――を無難にそつなくこなしていく中で、キャンデロロ氏はただ一人氷上を自分専用のステージに変え、ダルタニアンの物語を洒脱かつ流麗に、力強くありながらも愛嬌と茶目っ気たっぷりに魅せてくれました。
―――姫君に淡い恋心を抱き、ライバルとの決闘に臨む勇士・ダルタニアンの姿を。
特に素晴らしかったのがストレートライン・ステップ・シークエンス! あれはもう、本物の剣を振りかざし決闘しているかのような迫力と勢いでした。
ただ、そこで力を使いすぎてしまったのか、続くトリプル・アクセルが少々失敗してしまったためにテクニカル・メリット(技術点)が低く出てしまい、結果銅メダルに終わってしまったのがとても残念でした。プレゼンテーション(表現)はどの審査員もほぼ満点に近く、どころか1つは満点の6.0が出たほどだったのですが……。
けれども、演技を終えたキャンデロロ氏に贈られた喝采は、金メダリストが決定した時と同じくらい大きなものでした―――まるで、氏が金メダルを取ったかのように。

その時演技と共に印象に残ったのが、背後で流れていたこの曲でした。
以来、是非音源が欲しいと思って探し続けていたのですが(「ダルタニアン」という曲名だけ分かっていたので三銃士関係のCDを取り寄せて、そのたびに「これじゃないー!」と部屋で一人大暴れしたり。笑)、氏が再来日した時のスケートショーを見に行った際、売店でこの曲が収められたCD「Retrouvez les musiques des programmes de Philippe CANDELORO」を発見。
すぐさま購入して大切に家に持ち帰り、以来折に触れては聞き入っています。
今でもこの曲を聞くと、あの時のキャンデロロ氏の演技が鮮明に甦って来ます。

D'ArtagnanはただフィギュアスケートのBGMとしてだけでなく、単独で聞いても充分に楽しむことが出来る完成度の高い曲です。
だからこそ、入手が非常に難しいのが返す返すも惜しいです。

そして、惜しいと言えば。
解説書がフランス語だからまるで読めないのも、個人的には残念なところだったりします……。


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キャンディーズ『微笑がえし』

関東地方に春一番が吹いた今日のオススメは、'70年代アイドルの代表・キャンディーズの『微笑がえし』。
「私たち、普通の女の子に戻ります!」という言葉を残して解散したキャンディーズの、事実上のラストシングルです。
作詞を担当した阿木燿子氏の意向により、歌詞中に今まで発売されたシングルのタイトルがさり気なく散りばめられているのも聞きどころのひとつです。
試聴はこちらで、フル試聴はこちらでどうぞ。


微笑がえし
アーティスト:キャンディーズ
メーカー:CBS SONY
発売日:1978/02/25
累計:約829,000枚
メディア:EP
曲目:
微笑がえし
かーてん・こーる

暗く悲しい解散にはしたくない。―――
彼女たちのそんな願い通り、この曲はラストシングルらしく「別れの時」をテーマにしながらも詞も曲も非常に明るく、この別れ(=解散)が終わりではなく、希望に満ちた未来への再出発なのだと高らかに告げていました。

最後の最後まで「みんなに夢を与えるアイドルであること」に誇りを持ち、貫き通したキャンディーズの三人。
だからこそ、彼女たちは永遠のアイドルとして今もなお輝き続けているのでしょう。


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葛山信吾『It comes rain』

今日のオススメは、このエントリでもご紹介した仮面ライダークウガのメインキャラの一人、一条薫のイメージソングとして作られた『It comes rain』。
試聴はこちらでどうぞ。


It comes rain
アーチスト:葛山信吾、橋本仁
メーカー:
発売日:2000/09/21
初動:2,190枚
累計:2,190枚
メディア:8cmCD
曲目:
It comes rain
BEATCHASER 2000
It comes rain 【オリジナルカラオケ】
BEATCHASER 2000 【オリジナルカラオケ】

変身出来ないただの人間の身でありながら、市民を守る刑事の一人として武器を取り、クウガこと五代雄介と共に強大な未確認生命体と戦う一条薫警部補。
その彼をイメージして作られたこの曲は、しっとりとした詞曲と葛山氏の情感のこもった歌い方とが相俟って、覆面パトカーに乗って雨の街を走り過ぎてゆく一条刑事の憂いの姿が思い浮かぶなかなかの良曲に仕上がっています。

……
なんでこんなに詳しいかというと、クウガのDVD全巻持っているからなんですが(笑)
番組終了後の後追い組ではありますが、特撮モノとしてではなく「今はもう絶滅してしまった刑事モノの唯一の生き残り」としてハマりました。太陽にほえろ! や大都会の後継が、まさか特撮モノの中にあったとは。
番組内で描かれた警察組織、刑事たちの連携、無線連絡、銃撃戦、厳しいけど度量のあるボス、群を成して現場へ急行するパトカー。何もかもが刑事モノのお約束に沿っていて、見ていて妙に嬉しかったのを今でもはっきりと覚えています。


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細野晴臣『THE MADMEN』

細野晴臣氏が他の歌手に提供してきた曲が、限定版のBOXとなって4月末に発売されるそうです。
それを記念しての今回のオススメはこの曲、YMOの実質的なラストアルバムに収められた『THE MADMEN』。
曲自体もさることながら、教授も大絶賛した細野氏の絶品ベースが最大の聴きどころです。
試聴はジャケットクリックで、フル試聴はこちらでどうぞ。


SERVICE
アーティスト:YMO
メーカー:アルファレコード
発売日:1983/12/14
メディア:LP
曲目:
LIMBO
S.E.T.
THE MADMEN
S.E.T.
CHINESE WHISPERS
S.E.T.
以心電信(YOU'VE GOT TO HELP YOURSELF)
S.E.T.+YMO
SHADOWS ON THE GROUND
S.E.T.
SEE-THROUGH
S.E.T.
PERSPECTIVE
S.E.T.

「TECHNODELIC」が理屈っぽい教授色に。「浮気なぼくら」が明るくポップな―――でも、当時のユキヒロ氏の心情を現して少し切ない―――ユキヒロ氏色に染まったアルバムだとしたら、「SERVICE」は重厚かつエキセントリックな細野氏の色に染め上げられたアルバムでした。このアルバムの中でほっと息が抜ける(というか気が抜ける)のは、教授の手になる「PERSPECTIVE」くらいでしょうか。
息抜きといえば、細野氏に「S.E.T.とのコラボがあったから、このアルバムが出た」とまで言わせしめたS.E.T.のコントは、正直イマイチというか全く面白くありませんでした。「増殖∞」でコラボしたスネークマンショーは、それはもうむちゃくちゃ面白かったんですが。


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坂本龍一『鉄道員』

今回のオススメは『鉄道員』ピアノソロ。同名映画の主題歌のインストver.です。
リゲインのCMとして使われたタイトル曲「energy flow」のc/wのため目立たない曲ではありますが、個人的には数ある教授のピアノ曲の中でもこの曲が最も美しい曲だと思っています。
部分試聴はジャケットクリックで、フル試聴はこちら(33'15"~37'54")でどうぞ。


ウラBTTB
アーティスト:坂本龍一
メーカー:ダブリューイーエー・ジャパン
発売日:1999/05/26
初動:56,540枚
累計:1,550,480枚
メディア:CD
曲目:
energy flow
put your hands up(piano version)
鉄道員(piano version)

寂れた田舎の駅舎。宵闇に音も無く舞い積もる雪。その向こうからかすかに見えてくる終電の光。
曲の力だけに依らず、ピアノという楽器の特性そのものを生かして、音の中にその風景の全てを封じ込めた名演です。


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爆風スランプ『嗚呼!武道館』

今日のオススメは爆風スランプの曲から。
というと、普通なら「Runner」もしくは「大きな玉ねぎの下で」という誰もがこれならと頷く曲を推すところなんでしょうが、何しろ自分はひねくれ者。
それら2曲よりも、そしてかの「無理だ!」よりもっともっと好きなこの曲をイチオシしてしまいます。
武道館での初ライヴが嬉しくて嬉しくて、その嬉しさを現すためだけに作られたこの曲『嗚呼!武道館』。
PVで見るとさらに面白さが引き立つ曲です。
試聴はこちらでどうぞ。




嗚呼!武道館

アーティスト:爆風スランプ
メーカー:CBS/SONY
発売日:1985/10/10
メディア:12インチシングル
曲目:
嗚呼!武道館 LOVE MIX
Yeah!BUDOKAN PEACE MIX

ワンマンライヴをやった 去年の12月だ
九段会館でやった いわゆる武道館の隣だ
その日は甲斐バンドがやってたけど今夜は俺達だ
やったぜBaby! やったぜBaby!

猫も杓子も武道館でライヴする今と違い、武道館ライヴ=大物の証だったこの頃。
軽快に、たたみかけるように歌われるこの曲からは、とにもかくにも彼らの初・武道館ライヴへの素直な喜びが溢れ出していました。
それだけでなく、この曲はただ聞いているだけでサンプラザ中野氏と各メンバーとの出会い、バンド結成の成り行き、レコード会社との契約から初CDのことまで全部わかってしまうという工夫がこらされてもいました。まさに記念盤にふさわしいトリックだった、と言えるでしょう。
そして最後に繰り返されるこのフレーズ。
1985年12月13日金曜日
いっせんきゅうひゃくはちじゅうごねんじゅうにがつじゅうさんにちきんようび!

曲の面白さに引かれて聞くうちに、彼らの初・武道館ライヴの日にちまで覚えさせられてしまうという。
当時ただの3回PV見ただけのファンでも何でもない、もちろんこの武道館ライヴにも行っていない自分が、あれから25年経った今も彼らの初・武道館ライヴの日にちを曜日まで覚えているのは、ひとえにこの曲のおかげです。

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坂本龍一+ダンスリー『ジ ・エンド・オブ・エイシア』

今回のオススメは、坂本龍一とダンスリールネサンス合奏団のコラボアルバム「the End of Asia」から、タイトル曲の『ジ ・エンド・オブ・エイシア』。打楽器のリズムが非常に心地良い曲です。
試聴はこちらのDISC [3]・11曲目でどうぞ
この曲の原曲版、教授のファーストアルバム「千のナイフ」に収められた「THE END OF ASIA」はDISC [1]の3曲目で、「X∝増殖」収録の民謡調にアレンジされた「ジ・エンド・オブ・エイジア」はこちらで試聴することが出来ます。

The End Of Asia
The End Of Asia

アーティスト:坂本龍一、ダンスリー
演奏:
ダンスリー(リーダー:岡本一郎)/坂本龍一
 パーカッション:坂本龍一(「二つのロンド」「ぼくのかけら」「ジ・エンド・オブ・エイシア」)
 ポルタティフ・オルガン:坂本龍一(「ぼくのかけら」「グラスホッパー」)
編曲・レアリゼーション:
 岡本一郎(「二つのロンド」「ファ・ラ・ラ・ラ・ラン」「器楽のためのモテト」「かなしき愛」「うるわしき時のおとずれ」「イスタンピータ」)
 坂本龍一(「グラスホッパー」「リヴァー」)
 川口義晴(「ダンス」「ぼくのかけら」「ジ・エンド・オブ・エイシア」)
録音年月日/所:
 1981/10/01~02 宝塚ベガホール
 1981/12/06~12 日本コロムビア第2・第3スタジオ
メーカー:日本コロムビア株式会社
発売日:1982/02/21
メディア:LP
曲目:
ダンス〔坂本龍一/1981年、書き下ろし〕
二つのロンド〔ダンスリー/ティエルマン・スザート:16世紀ネーデルランド〕
ファ・ラ・ラ・ラ・ラン〔ウプサラの歌曲集/作者不詳:16世紀スペイン〕
ぼくのかけら〔坂本龍一/1981年〕
器楽のためのモテト:イン・セクラム〔作者不詳:13世紀フランス〕
グラスホッパー〔坂本龍一/1978~81年〕
かなしき愛〔トゥルヴェール/ティボード・ナヴァル:13世紀フランス〕
ジ・エンド・オブ・エイシア〔坂本龍一/1978年〕
うるわしき時のおとずれ:エイヤ〔トルバドゥール/作者不詳:13世紀フランス〕
イスタンピータ:イザベラ〔作者不詳:13世紀イタリア〕
リヴァー〔坂本龍一/1981年、書き下ろし〕

ジ・エンド・オブ・エイシア―――「アジアの果て」。
その名の通り、なるほど古き良き日本を思わせる原曲(ラストのメインテーマ・リフは、まるで君が代のような重厚さ)と違って、withダンスリー版『ジ・エンド・オブ・エイシア』はアレンジの力か、それとも多用されている古楽器の手柄か、アジアの悠久なる大地とその上を吹き過ぎる風を連想させ、地平線の向こうまでも続く大平原のただ中に立っているような気分にさせてくれます。
はるか太古の歌のようでもあり、つい昨日作られた曲でもあるような古びた響きをもつ新しい曲。
このアルバムの宣伝用パンフに載っていたあの一枚の写真、ポルタティフ・オルガン(携帯用パイプオルガン)を膝に乗せ目を閉じてその音色に聞き入っている教授の姿とともに、今もなお忘れられない、この先もずっと記憶に残り続けるだろう一曲です。

ちなみに。
教授のセカンドアルバム・B-2 UNITには、この曲の対となるタイトルを持つ「The End Of Europe」という曲が 収められています。
一聴すれば分かるのですが、こちらの「END」はTHE END OF ASIAの「END=果ての地」と違い、まさに「END=終焉」。
栄華の時が過ぎ、没落へと向かう西洋文化の終わりを、凄みのあるサウンドで描いています。


B-2 UNIT
B-2 UNIT


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ドラえもん ギガゾンビの逆襲『地底フィールド』

今回のオススメは、エポック社から発売されたファミコンRPG「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」から『地底フィールド』。
ゲームのストーリーは映画版ドラえもんのパラレルな後日談ストーリーで、魔界編(のび太の魔界大冒険)・海底編(のび太の海底鬼岩城)・地底編(のび太と竜の騎士)・古代編(のび太の日本誕生)をクリアして、最後にラスボスの牛魔王と戦う、というものでした。
しかし、このゲームが現在まで語り継がれているその理由は、ドラえもんという有名キャラを題材に取っていることや、映画で出てきたキャラクターたちと会話したり協力して敵を倒したり出来る楽しみもさることながら、その背景として流れているゲーム・ミュージック―――音楽がどれも秀逸だったから、というのが最も大きいでしょう。
特に『地底フィールド』は、その中でも名曲中の名曲と言われている逸品。アニメ版「ドラえもん」OP曲をアレンジしたものなのですが、一聞しただけではそうと気付かず、それでいながら確かにドラえもんOP曲のアレンジ以外に他ならないという実に巧みな編纂が施された、勇ましく、かつ少しの切なさも含んだ曲です。
試聴はニコ動(11'33"~12'59")でどうぞ。
ちなみに、海底編フィールド曲(08'25"~10'17")もまた、OPアレンジ曲です。



ドラえもん ギガゾンビの逆襲
ドラえもん ギガゾンビの逆襲

メーカー:エポック社
発売日:1990/09/14
メディア:FC

作曲者はFCキテレツ大百科・FCドラゴンボールZ・FCSDガンダム ナイトガンダム物語の作曲者と同じということで、安達晴樹氏かたかの ごう氏のいずれかというところまでは絞り込めたんですが、それが限界でした。

では恒例のゲーム語りを。
主人公はプレイヤーの分身たるオリジナルキャラクターで、男女の選択が出来、ドラえもんやのび太などのお馴染みキャラクターとパーティを組んで冒険へと旅立ちます。最終的にはしずかちゃん・スネ夫・ジャイアンを仲間に加えた「いつものパーティ」になりますが、それまでは映画に出てきたゲストキャラたちとパーティを組んだりして進んでいきます。
特筆すべきはザコ敵の強さ、そしてエンカウント率の高さ。この2つがあいまって、序盤は全滅しまくりました。
しかし何故かレベルが1上がると、あれほど手こずった敵をあっけなく倒せるようになる辺り、ゲームバランスは今ひとつだったのかもしれません。
特徴的だったのはマジックアイテムや魔法に相当する「ひみつ道具」の存在、そしてドラミからそれまで倒した敵の数や強さに応じてもらえる「ドラやき」。この「ドラやき」は道具屋で道具を買う貨幣としての価値と、「ドラやき」を消費して「ひみつ道具」を使うMPという二つの役割があり、町で道具を買いすぎると戦闘時に「ひみつ道具」がバンバン使えなくなるというジレンマがありました。
もっとも後半になると敵のレベルが上がるため、もらえるドラやきの数も膨大なもの(四~五ケタ台)になり、ひみつ道具使いまくり状態になりましたが。


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シャーロック・ホームズの冒険 『221B ベーカー街/オープニング・テーマ』

スタトレのファンはトレッキー、シャーロック・ホームズのファンはシャーロキアン。
そしてドイル氏が書いた原作の呼び名は「正典」。
今回はNHKで放映されたグラナダTV製作「シャーロック・ホームズの冒険」のサントラ、「シャーロック・ホームズ オリジナル・TVサウンドトラック」から 『221B ベーカー街/オープニング・テーマ』をご紹介します。
ヴァイオリンを趣味としたホームズに相応しい、ヴァイオリン・ソロが光る逸品です。
試聴はジャケットクリックでどうぞ。TVOPサイズのとても短い曲なので、一曲まるまる試聴することが出来ます。



シャーロック・ホームズ オリジナル・TVサウンドトラック
シャーロック・ホームズ オリジナル・TVサウンドトラック

作曲/指揮:パトリック・ゴワーズ
演奏:セント・ポールズ・カテドラル合唱団、ガブリエリ弦楽四重奏団、ロンドン・ウレン・オーケストラ
ヴァイオリン:ケニス・シリト(「221Bベーカー街/オープニング・テーマ」「シャーロック・ ホームズの死」「アイリーン・アドラー」「ルクレチア・ベヌーチと家族」「再会」)
イングリッシュ・ホルン:ニール・ブラック(「エリシー・キュービット」)
ピアノ:レズリー・ピアソン(「ジョン・ヘクター・マクファレンと母」)
メーカー:日本クラウン
発売日:1996/07/24
メディア:CD

221B ベーカー街/オープニング・テーマ
エリシー・キュービット(”踊る人形”より)
ミサ曲:リベラ・メ(”プライオリ・スクール”より)
北へ10×10歩(”マスグレーヴ家の儀式書”より)
シャーマン老人の愛犬トービイ(”四人の署名”より)
サットンの悪夢(”入院患者”より)
リバー・チェイス~追跡~(”四人の署名”より)
シャーロック・ホームズの死(”最後の事件”より)
アイリーン・アドラー(”ボヘミアの醜聞”より)
ホームズ、ヨーロッパへ・・・(”最後の事件”より)

ジョン・ヘクター・マクファレンと母(”ノーウッドの建築師”より)
いざ出発(”プライオリ・スクール”より)
ルクレチア・ベヌーチと家族(”六つのナポレオン胸像”より)
ヘンリー・ベーカーのクリスマス(”青い紅玉”より)
著名君主べリンガー《イギリス首相》(”第二の血痕”より)
痕跡(”第二の血痕”より)
ネヴィル・セントクレアのノスタルジア(”唇のねじれた男”より)
上スワンダム小路”金の棒”(”唇のねじれた男”より)
再会(”空家事件”より)

このサントラに収録されている曲の多くは、OPテーマ『221B ベーカー街/オープニング・テーマ』をアレンジしたものとなっています。しかしどれも巧みに手が加えられているため、聞いていても「同じ曲ばかり」ということが感じられません。
中でも秀逸なのが、賛美歌風にアレンジされた「ミサ曲:リベラ・メ」。合唱曲用に見事に編纂されていて、一聴しただけではOP曲のアレンジだとは分からないほどの仕上がりになっています。
―――
本編の「シャーロック・ホームズの冒険」は―――製作/放映したテレビ局の名をとって通称「グラナダ・ホームズ」と呼ばれていますが―――原作およびその背景世界を重視した丁寧な作品作りと、ジェレミー・ブレット氏演じるこれまた原作に忠実な、しかしそれだけでなく氏独自の解釈も加えられた「上品でスマートかつ軽やかな仕草(雨傘の閉じ方、扉の閉め方、椅子に座る時のコートの裾の捌き方までも!)と身のこなし(発想が閃いた時などに人差し指を立てて唇に当てる仕草、何度も見ているうちに自分もクセになってしまった。笑)、紳士だけどエキセントリックでお茶目で芝居がかったことが大好き」というホームズ像が人気を博し、イギリス本国のみならず日本でも大きな反響を巻き起こしました。
日本での反響の大きさは多分、丁寧で流暢な日本語訳だけでなく、露口茂氏がホームズの吹き替えを担当されたことも影響しているのではと見ています。「太陽にほえろ!」で長年「オトシの山さん」=理論派刑事を演じて来られた氏は、ホームズ役にはまさに適役。独特の渋い口調、強弱緩急巧みな言い回しがブレット氏演じるホームズ像とぴたり一致していて、まるでブレット氏本人が日本語でしゃべっているかのように自然でした。
かくいう自分もこのシリーズにどっぷりとハマりまくり、放送時間になればテレビの前に陣取って瞬きする間も惜しんで見入り、次の放映日までの「無駄で退屈な日々」は、録画テープを何度も何度も見返して過ごしていたものでした。
さて、話をホームズに戻しますが。シルクハットを被り黒のフロックコートを身に纏い、ステッキを持って街路を颯爽と歩いていくその姿はいかにもイギリス紳士。ホームズといえばディアストーカー(鹿撃ち帽)にインバネス・コートという固定概念を打ち破るのに、この番組が一役買ったと思われます。
ちなみに鹿撃ち帽+インバネス・コートというのは郊外などへ出向く時の服であって、イギリスの街中を歩く格好ではないのだそうです。これは挿絵を担当したシドニー・パジェット氏が創作したもので、原作にはこの姿のホームズは全くと言っていいほど出て来ません。
白眉なのはやはり、ホームズ役のブレット氏がまだお元気だった頃の第1&第2シーズンの話(「ボヘミアの醜聞」~「最後の事件」まで)。お話的にも正典重視で面白く、ホームズの動作もきびきびしていて、楽しく見ることが出来ます。
しかし……。

世界的に有名な名探偵、シャーロック・ホームズを演じる。
それは、役者さんに想像もつかないような物凄いプレッシャーとしてのしかかってくる、と言われています。
それは、ブレット氏にとっても逃れられない宿命だったのでしょうか。シリーズが続いた10年間、その間に心臓の病と心の病が氏を苦しめ続け、ついに1995年9月12日、ブレット氏はまだ映像になっていない原作18本を残したまま、心臓麻痺のために帰らぬ人となってしまいました。
けれど彼が演じたシャーロック・ホームズは、今も色褪せずに多くの人に愛され、そして語り継がれています。
ブレット氏の肉体は灰となり、氏の遺志によりテムズ川へと溶けていってしまったけれど、残していった「魂」はフィルムの中で、そして人々の心の中で今も、そしてこの先もずっと生き続けていくのでしょう。
―――
名セリフ・名シーンが多いこの番組の中から、自分が感銘を受けた名セリフをいくつかご紹介します。

『さよなら。元気でやってくれ。君の真実の友たる シャーロック・ホームズ』(最後の事件)
宿敵・モリアーティ教授との死を覚悟の上での決闘の前に、親友のワトスン博士に宛てた手紙の最後の文章です。
ヴァイオリンが泣いている「シャーロック・ホームズの死」をBGMに、露口氏が努めて重くならないよう、まるで近況でも報告するかのように明るく軽く読み上げているのが、逆に抜群の破壊力を発揮していました。
それ故に、その後を受けるワトスンの痛恨の思いが込められたセリフ、声を当てた長門裕之氏が慟哭を抑えるように、うめくように搾り出した「ホームズは、我が生涯最上かつ最も聡明な男でした」が、より引き立っていました。

『紳士は手の甲など使わない。紳士は常にストレートだ!(酔漢を一撃)そして僕は紳士である』(美しき自転車乗り)
露口ホームズにこう断言されると、わけもなく「そうか、紳士はストレートなのか」と納得して しまいます。
紳士はストレート。

『不可能を消去した後、残ったものが如何に突飛であろうとも真相なのだ』(四人の署名)
これぞホームズ、これぞ名探偵。己の頭脳ひとつで戦い勝利してきた人だけが、自信をもってこう言い放つことが出来るのでしょう。

名セリフとは関係ないんですが、個人的に羨ましかったのは「犯人は二人」で、ホームズがワトスン博士を連れてパガニーニのヴァイオリン・ソロ・コンサートを聞きに行くシーン。
パガニーニは作曲者としてだけでなく、優れたヴァイオリニストとしても有名な人でしたから、それはジェレミー・ホームズも無我の境地に入ると納得したと同時に、いいなあ羨ましいなあと思ってしまいました。現在を生きる自分には、引っくり返ってもパガニーニの生演奏など聞けるはずもないのですし。
―――
正典の7割が映像化されたこのシリーズ。そのすべてが収録された完全版BOXは、今でも入手可能です。
ちなみに、NHK版はグラナダ版のものより若干短く、45分間で放送されていました。そのため、露口氏などメイン・キャストの吹き替えも45分間ヴァージョンのものしか存在していません。
そのため、この完全版の吹き替えは、オリジナルの俳優さんたちの吹き替えに別の俳優さんの吹き替えを足したものになっています。
どうしても違和感があるという方は、吹き替え版ではなく、同時収録の字幕版を見てみるのもいいかもしれません。こちらならブレット氏ご本人の声を聞くことも出来ます。
イメージ試聴はこちらこちらをどぞ。





シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD- BOX
シャーロック・ホームズの冒険 完全版 DVD- BOX

メーカー:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2004/12/21
メディア:DVD23枚組(全話収録)

【THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES】
ボヘミアの醜聞
踊る人形
海軍条約事件
美しき自転車乗り
まがった男
まだらの紐
青い紅玉
ぶなの木屋敷の怪
ギリシャ語通訳
ノーウッドの建築業者
入院患者
赤髪連盟
最後の事件
【THE RETURN OF SHERLOCK HOLMES】
空き家の怪事件
修道院屋敷
マスグレーブ家の儀式書
第二の血痕
もう一つの顔
プライオリ・スクール
六つのナポレオン
悪魔の足
銀星号事件
ウィステリア荘
ブルース・パーティントン設計書
四人の署名
バスカビル家の犬

【THE CASE-BOOK OF SHERLOCK HOLMES】
レディー・フランシスの失踪
ソア橋のなぞ
ボスコム渓谷の惨劇
高名の依頼人
ショスコム荘
這う人
犯人は二人
サセックスの吸血鬼
未婚の貴族
三破風館
瀕死の探偵
金縁の鼻眼鏡
赤い輪
マザランの宝石
ボール箱

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クリスタルキング『SA-SE-BO』

今日の一曲は珍しくアルバム曲から。クリスタルキングの曲は、この曲にしろ「時流」にしろ「何処へ」にしろ「祈り」にしろ、シングルよりむしろアルバムの方に良曲が多いようです。
シングル曲のように誰でも聞ける・誰でも馴染めるキャッチーさは無く、しかしだからこそシングルには出せない、アルバムならではの強烈かつ独特な色を存分に放つことができる。彼らのアルバムには、そういう真の意味でのアルバム曲が多数存在します。
その中からの一押しは、セカンドアルバム・LOCUSより『SA-SE-BO』。絶対シングルには成り得ない、重く辛い曲です。
試聴はこちらでどうぞ。



LOCUS
LOCUS

アーティスト:クリスタルキング
メーカー:キャニオンレコード
発売日:1980/12/21
メディア:LP
曲目:
軌跡-LOCUS
夏草の窓
清々しい季節
童夢
出口のない家
明日への旅立ち
LAST RUN
SILENT SONGS
MARY BROWN
SA-SE-BO

辛く苦しい現実の前に、いつの間に消え失せていた かつての輝き。夢を叫んだ南の海というのは、以前彼らが活動していた米軍基地のある佐世保の海でしょうか。
僕らは今 歌うことしか出来はしない

2番のサビが2度繰り返された後、ピアノソロの長い間奏に入り、曲は一旦収束します。
しかしこれで終わりではなく、静かに再開した間奏がやがて叫びとなり、ヴォーカルが悲痛にサビを歌い上げて、この歌はほんとうの終わりを迎えます。

若い頃抱いていた夢が全て消え果て、理不尽な現実に立ち向かう力も失った今、ただこのまま生きてゆくしかない。それこそが一番辛い現実と分かっていても。
夢のない今の時代だからこそ、この歌詞が余計に胸に迫ってきます。

かつてのクリキンは7人でした。
しかし、1人また1人と去り、今ではムッシュ吉崎氏(テナーパートのヴォーカルの方)だけがクリキン名義で活動を続けているそうです。

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さだまさし『防人の詩』

関白宣言、親父の一番長い日、秋桜、精霊流し、道化師のソネット。
さだまさし氏の手になる曲はどれも甲乙付け難い名曲良曲が揃っている中で、個人的に頭一つ抜き出ているのがこの曲『防人の詩』です。
試聴はこちらでどうぞ。





防人の詩

アーティスト:さだまさし
メーカー:Free Flight/ワーナー・パイオニア株式会社
発売日:1980/07/10
初動:
累計:
メディア:EP
曲目:
防人の詩
とてもちいさなまち

この曲は映画「二百三高地」の主題歌でした。
今でもこの曲を聞くたび、当時テレビで流れていた二百三高地のCM―――断末魔の悲鳴を上げながら、ばたばたと斃れてゆく兵士達の姿が甦ります。
確かちょうどそこのところで、この歌の間奏(か、サビ)がかかっていたので。

人の命に限らず、この世に存在するありとあらゆるものは皆、儚い。
目に見えるもの、目に見えないもの、そのすべては遥かなる時の流れの中でいつか夢幻と消えてしまう。
自分の身の回りの小さな嘆きではなく、人間にはどうすることも出来ない世の無常、それにふと気付いてしまった時に訪れる静かな悲しみを、この曲は実感させてくれます。

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坂本龍一『フォト・ムジーク』

今日のイチオシは『フォト・ムジーク』。毎週火曜に放送されていた「坂本龍一のサウンドストリート」、通称サンストの電気的音楽講座コーナーで製作され、完成後は番組の初期テーマ曲となった曲です。
ちなみにこの曲、「テクノ歌謡コレクション*Toshiba編 デジタラブ」というCDに入っていたことがあるだけで、実は教授自身のCDには今まで一度も収録されたことがないといういわく付きの曲でもあります。
試聴はニコ動(22′18″~25′17″)、製作過程は同じくニコ動でどうぞ。




コンピューターおばあちゃん

アーティスト:酒井司優子、坂本龍一
メーカー:東芝EMI
発売日:1981/12/01
メディア:EP
曲目:
コンピューターおばあちゃん
フォト・ムジーク

この「フォト・ムジーク」。音楽製作の過程を見せるための教材として作られただけあって、正直大変おおざっぱな楽曲です。骨組みと屋根だけの家という感じです。
楽曲としての完成度からすれば、後期のテーマ曲「両眼微笑」の方が比べ物にならないくらい高いものになっています。
町内会のテントと一戸建ての家を比べるが如しです。
教授が「フォト・ムジーク」を頑としてCD化しないのも分からないでもないような気がします。

にも関わらず、この曲は今なお一部に根強いファンを持ち続けています。単に番組のテーマ曲だったから、という理由だけではなく。
一見支柱と屋根だけに見える、お祭りや運動会の時に張られる町内会のテントのような曲。
しかしこの曲は支柱と屋根だけな分―――即ち無駄な装飾がない分、よりくっきりと教授の個性を浮き立たせている曲でもあります。
本来無機質なはずの打ち込み音ひとつひとつに込められた、色彩豊かな表情。
決して多くはない音数が糸となって互いに絡み合い、美しい織物を織り上げて行くその様はまさに「芸術」。
ラストにほんの数瞬出てくる主旋律(だった筈のメロディ)が楽曲を完成させた時、人は目の前にある「支柱と屋根だけに見えたモノ」が安っぽいテントなどではなく、古代ギリシャの神殿だったと知るのでしょう。

CD化して日の目を見させてあげて欲しいと思う反面、このまま歴史の中に埋もれ、知る人ぞ知るレア曲として時の奥底に眠っていて欲しいとも思う曲。
荒削りで未完成で、だからこそ他にはない魅力を持つこの曲『フォト・ムジーク』が、教授のCDに収録される日は果たして来るのでしょうか。

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人形劇三国志放映記念-三國志

I~Vまで発売された光栄のシミュレーションゲーム「三國志」のサウンドウェア(=サントラ)シリーズ。第一弾のオススメは、シリーズ第一作目「三國志」からのセレクトです。
どれもいい曲揃いなので選ぶのに非常に迷うところですが、北方の領土の戦略時BGM&南方の領土の戦略時BGM『黄河~揚子江』を推すことにします。
どちらの曲も滔々と流れて行く「河」、しかも日本の小さな川でなく、対岸が見えないほどに広い大陸の河のような雄大な曲です。「黄河」は水墨画のように聳え立つ山々の間をゆったりと流れていく大河を、そして「揚子江」は、ゆるやかに波打ちながら流れて行く陽光さんざめく大河を連想させます。
作曲を担当されたのは菅野よう子氏。三國志ファンよりも、むしろ信長の野望ファンに馴染みの深い方です。
歴史シミュレーションゲームに相応しい重厚かつ壮大なその曲は、このまま大河ドラマのOPにしても遜色ないのでは? と当時から言われていました。
試聴はニコ動(10′57″~15′16″)でどうぞ。





信長の野望全・国・版/三國志
信長の野望全・国・版/三國志

アーチスト:菅野よう子、霜月智恵子(*歌)
演奏:光栄日中管弦合奏団
メーカー:株式会社光栄/ポリドール株式会社
発売日:1989/08/25
メディア:CD
曲目:

【信長の野望】
OVERTURE~信長の野望~
現世夢幻
天下攻防
比叡山燃ゆ
賛歌
蒼い朝*

【三國志】
桃園の誓い
黄河~揚子江
干戈(かんか)の交わり
季節が変わる頃*
古(いにしえ)





光栄オリジナルBGM集Vol.11 スーパー三國志/項劉記
光栄オリジナルBGM集Vol.11 スーパー三國志/項劉記

アーチスト:菅野よう子/長谷川智樹、光栄サウンドウェア部
メーカー:株式会社光栄/ポリドール株式会社
発売日:1994/09/24
メディア:CD
曲目:

【■スーパー三國志■より】
オープニング
主人公のテーマ
メイン 華北
メイン 華南
戦争 華北
戦争 華南
勝利
敗退
王の娘のテーマ
一騎討ち 対戦前
一騎討ち 優勝
死亡
統一 エンディング

【■項劉記■より】
オープニング
メイン 項羽 1
メイン 項羽 2
メイン 項羽 3
メイン 劉邦 1
メイン 劉邦 2
メイン 劉邦 3
戦争 項羽
戦争 劉邦
戦争 劣勢
戦争 勝利
戦争 敗北
イベント 驚愕
イベント 温和
イベント 悲哀
死亡 エンディング
項羽 エンディング
劉邦 エンディング






光栄オリジナルBGM集Vol.1 歴史三部作+グレードアップ・ヴァージョン

アーティスト:菅野よう子/* 川上進一郎/** 伊藤善之&新田真澄(from“midori”)
メーカー:株式会社光栄/ポリドール株式会社
発売日:1989/10/25
メディア:CD
曲目:

【信長の野望 全・国・版】
オリジナル88/98版
オープニング
メイン~失敗
メイン~成功
戦争~敗退
死亡
戦争~勝利
全国統一
グレードアップ・ヴァージョン・メドレー **
オープニング~メイン~戦争~全国統一
【三國志】
オリジナル88/98版
オープニング
主人公のテーマ
メイン華北
戦争華北
敗退
死亡
メイン華南
王の娘のテーマ
戦争華南
勝利
統一
グレードアップ・ヴァージョン・メドレー **
オープニング~メイン華北~戦争華北~メイン華南~戦争華南~王の娘のテーマ~統一

【蒼き狼と白き雌鹿 ジンギスカン】
モンゴル編
オリジナル88/98版
オープニング(夢の旅人) *
初期設定(元朝秘史)
メイン モンゴル
戦争(ジンギスカンのテーマ)
勝利
オルド ラッチのテーマ
モンゴル統一
グレードアップ・ヴァージョン・メドレー **
オープニング(夢の旅人)~初期設定(元朝秘史)~メイン モンゴル~戦争(ジンギスカンのテーマ)~モンゴル統一

世界編
オリジナル88/98版
メイン 東ヨーロッパ
メイン 西ヨーロッパ
オルド
メイン アラビア
メイン インド・東南アジア
戦争(騎馬の舞い)
敗北
死亡
メイン 日本
戦争(騎馬の舞い)
勝利
世界統一
グレードアップ・ヴァージョン・メドレー **
東ヨーロッパ~西ヨーロッパ~アラビア~インド・東南アジア~日本~戦争(騎馬の舞い)~世界統一




上からオーケストラアレンジ版・SFC音源版・オリジナルのPC88/98版です。
どれもそれぞれ良さがあるのですが、特にオケ版は全体的にゲーム本編の曲よりもかなり肉付けされたアレンジになっているので、更に聞き応えのあるものになっています。「干戈の交わり」なども、こちらの方が好みです。かっこよすぎる。

ゲーム本編の方は、いくつかのキーワードで特徴を言い表すことが出来ます。
「ああ、いなごだ……」
これはイナゴイベント(イナゴ襲来)が発生した時のメッセージ。イナゴが来ると秋の収穫が激減するので、プレイヤーから恐れられていたイベントです。
最後の「……」が、絶望的な気分をさらにどん底まで突き落としてくれます。
しょかつりょう いわく、「ほかに することは ないのですか」
「やることないから、とりあえず○○でもしとくか」てな感じでコマンドを選択した時、まるで見透かされたように出てくる軍師メッセージ。これが知力の低い軍師に言われたのなら「フ、所詮燕雀には鴻鵠の意思など通じるはずもないか……」と余裕かましていられるのですが、諸葛亮辺りに言われると不思議と「す、すいません先生っ!」という気分になってしまうという(笑)
それからオマケでもうひとつ、
しょかつりょう いわく、「てきは きょうだい ですぞ」
戦争を仕掛ける際に軍師の助言として出てくるこのセリフ。多くのプレイヤーが「きょうだい」を「兄弟」と読み、「え? 袁紹と義兄弟の契りとか結んだっけ??」と勘違いしたものでした。ちなみに正しい読み方は 「強大」だったり。
それから、プレイ中に誰もが一度は陥る状況としては
『火計が成功した時に限って風向きが変わる』
というのがあります。
自分で仕掛けた火計の火にまかれて、大事な武将が死んでしまった時のショックときたらそらもう。

ちなみにSFC版の「SUPER三國志」には、本編とは別に一騎打ちだけが楽しめるモードがついていました。
武力によって攻撃力こそ違うものの、戦闘自体はじゃんけん方式で進んで行くため、運さえ良ければ(じゃんけんに勝ち続ければ)武力の低い軍師で呂布さえも倒すことが可能でした。
しかも勝利の暁には武力が上がり、それがゲーム本編にも反映されるというオマケ付き。
一時は本編そっちのけで一騎打ちばかりプレイし、好きな武将の武力を上げまくったりもしました。

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人形劇三国志放映記念-FENCE OF DEFENSE『時の河』『DON'T LOOK BACK』

今回は、黒歴史(笑)じゃない方の横山光輝三国志アニメのサントラを2枚ご紹介。
三国志からは第一期OP曲、FENCE OF DEFENSEの『時の河』を。三国志 IIからは同じく FENCE OF DEFENSEが担当した第二期OP曲『DON'T LOOK BACK』をオススメします。
部分試聴はこちらから、『時の河』フルサイズ試聴はこちらから、『DON'T LOOK BACK』TVサイズ試聴はこちらからどうぞ。




三国志

アーチスト:西村麻聡、FENCE OF DEFENSE、遊佐未森
メーカー:エピックレコードジャパン
発売日:1991/10/25
メディア:CD
曲目:
山河情歌 MOUNTAIN AND RIBER LOVE SONG
三国志主題音釆(一) THE THEME OF SANGOKU-SHI
戦后的廃墟 THE RAVAGES OF WAR
背叛和計謀 BETRAYAL AND PLOT
大戦斗 GRAND BATTLE
深愛 DEEP LOVE
黎明的大地 THE AWAKENING OF MOTHER EARTH
三国志主題音釆(二) THE THEME OF SANGOKU-SHI(Replayed House)
時光流逝 THE FLOW OF TIME
慶祝宴会 A FEAST
母親的回顧 MEMORIES OF MOTHER
蛇舞 SNAKE DANCE
 (一)酔狂 Liquor mania (二)蛇舞 Snake dance(三)天女散花 Flving Goddes
三国志主題音釆(三) THE THEME OF SANGOKU-SHI(Club Mix)
時の河




三国志 II

アーティスト:西村麻聡、フェンス・オブ・ディフェンス
メーカー:Epic/Sony Records
発売日:1992/06/21
メディア:CD
曲目:
英雄誕生 THE BIRTH OF A HERO
諸葛亮孔明的主題音楽 THE THEME OF SYOKATSU RYO KOMEI
乱世的暗雲 THE DARK CLOUDS OF TURBULENT DAYS
無休止的抗争 FIGHTING DAY AND NYGHT
遙遠旅途 ON A FARAWAY JOURNEY
牧笛 PASTORAL FLUTE
周瑜的主題音楽 THE THEME OF SYUYU
典雅的宮廷音楽 A GRACEFUL IMPERIAL SONG
哀歌 SAD SONG
追憶 A MEMORIES
諸葛亮孔明的主題音楽(REMIX) THE THEME OF SYOKATSU RYO KOMEI/REMIX
大河彼岸 OVER THE GREAT RIVER
奔馳在荒野上的壮士 A BRAVE WARRIOR RUNNING IN WILDERNESS
別離 A FAREWELL
DON'T LOOK BACK
STANDING ALONE

『時の河』も『DON'T LOOK BACK』も歌詞中に三国志関係の言葉は出てきませんが、歌詞も曲も三国志世界(というか劉備軍)の雰囲気に良く合っていて、武将達が戦場を駆け巡るOPアニメをさらに雄大に見せていました。作詞・作曲を担当した人が「アニメの曲だから」と馬鹿にせず、きちんと作品世界と向き合い理解した上で曲を作ったからこそなのでしょう。

ちなみにアニメ本編の方は、スペシャルアニメ版とは違って原作にかなり忠実に作られていました。原作と違うのはキャラの頭身と、「官渡の戦い」など原作ではしょられたエピソードが加えられていることでしょうか。
個人的に印象に残っているのは徐庶様の大活躍っぷり(龐統に「先生」を付けてしまうように、徐庶にはどうしても「様」付けになってしもう……天喰らの影響で)。
劉備軍に仕えていたころはもちろん(大きな満月を背後に「謎の軍師」とナレ入ったりとか)、 曹操軍へ行ってからも劉備の利になるようにうまく献策し、戦場の流れが自分の思い通りに行くのを見ては満足げに微笑んでいたりとかしてましたし。しかも、何度も。
人形劇三国志で早々に退場してしまいましたが―――その最期は最大の見せ場であると同時に、非常に「らしい」ものではありましたが―――、その分このアニメ三国志での大活躍を見て、鬱憤を晴らしていました。

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バンバン『「いちご白書」をもう一度』

今回は70年代トリップと称して、この歌をお届け。
学生運動を知らない世代でも耳にすればそぞろ郷愁を誘われるこの曲、バンバン『「いちご白書」をもう一度』。
試聴はこちらへ、フル試聴はこちらへどうぞ。




「いちご白書」をもう一度

アーティスト:バンバン
メーカー:CBSソニー
発売日:1975/08/01
メディア:EP
曲目:
「いちご白書」をもう一度
冷たい雨

『「いちご白書」をもう一度』は、かつて学生運動に身を投じていた青年が街角で「いちご白書」の再上映告知ポスターを見て、過ぎ去りし青春時代に思いを馳せる歌です。
ちなみに、歌のタイトルに入っている「いちご白書」は1970年に製作された映画で、アメリカの学園紛争と、その渦中に身を投じた一人の学生の姿を描いたものでした。

学生運動が最も盛んだったのは1960年代後半。この歌は、消えかけの燠火がまだ微かに燻っていた1975年に作られました。
切ないメロディと、二度と取り戻すことの出来ない青春時代への憧憬。テレビのドキュメンタリー番組でしか学生運動を知らない自分が聞いても胸に迫るものがある曲ですが、この曲が中に含んだ「本当の意味」は、当時をよく知る人だけにしか分からないのでしょう。
学生運動を文献や映像資料ではなく、現実に見、そして聞いてきた人達だけが。

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ビートたけし『TAKESHIの、たかをくくろうか』

今のJ-POPの状況を一言で言うなら「9割方ガラス玉ばかり売っている宝石店」というところでしょうか。
以前は宝石とガラス玉の割合が6:4かせいぜい5:5だったのに、今は1:9、下手すると0.5:9.5くらい。しかもその5%の内訳が「'70~'80年代からのベテラン組4%+それ以降組1%」という。
でもこれもご時世なんでしょう。確かに宝石と違ってガラス玉の方がはるかに安いので入手しやすいし、扱いは簡単だし、飽きたら惜しげもなく捨てられるから良いのかも知れません。 まさに100均アクセサリー。
だからこそ、ガラス玉の山の中に埋もれながらもその光を曇らせることなく、一際まばゆい異彩の輝きを放つ宝石を見つけ出せた時の嬉しさはひとしおなんですけれども。特に、'70~'80年代のベテラン組以外の宝石を見つけ出せた時の喜びは。

さて。
J-POPという名の宝石店にはもうひとつ、美しさや色彩こそ本物の宝石には及ばないものの、独特かつ個性的な味わいで魅せ楽しませてくれる、半貴石という石もごく少数ですが扱われています。これは「音楽を生業としていない人達が出した歌」のことで、寺尾聰さんのアルバムなどはここに該当するでしょうか。
今回はそんな個性豊かな半貴石の中からこの歌、ビートたけし『TAKESHIの、たかをくくろうか』をイチオシします。YMOの三人がそれぞれピアノ・ドラム・E.ベースで録音に参加しているという噂のある曲ですが、確かにこの音は教授っぽいかもしれません。教授、好きな人のために演奏する時にはピアノでも感情篭った演奏するので。
試聴はこちらでどうぞ。



ゴメ~ンネ!たけちゃん


アーチスト:ビートたけし
メーカー:ビクターエンタテインメント株式会社
発売日:1995/10/27
初動:
累計:
メディア:CD
初回盤特典:
曲目:
BIGな気分で唄わせろ(作曲:大沢誉志幸)
ハード・レインで愛はズブヌレ(作詩・作曲:大沢誉志幸)
OK!マリアンヌ(作曲:鈴木キサブロー)
CITY BIRD(作詩:山川啓介)
TAKESHIの、たかをくくろうか(作詩:谷川俊太郎/作曲:坂本龍一)
抱いた腰がチャッチャッチャッ〔CHA CHA CHA〕(作詩:大津あきら/作曲:大沢誉志幸/編曲: 井上鑑)
哀しい気分でジョーク(作詩:大津あきら/作曲:大沢誉志幸)
ポツンと一人きり
I'll Be Back Again…いつかは(HIROKIこと松方弘樹とのデュエット)
I FEEL LUCKY
ロンリーボーイ・ロンリーガール
四谷三丁目
BOY~if I'm 17
嘲笑(作曲:玉置浩二)
GOD BLESS YOU~神の御加護を~
勇気を出して…

スローバラードの名盤である『TAKESHIの、たかをくくろうか』は、木曜深夜1:00に放送されていた「ビートたけしのオールナイトニッポン」の第何期目かのED曲でした(後には「ハイサイおじさん」に交代)。
そして8月最後の放送は、たけし軍団呼んで「東京音頭」で大盛り上がりのうちに終了、というのがいつものパターンでした。
深夜とはいえ、2時間たっぷりたけしの本音トーク&ギャグ&ネタの嵐で、眠くなるヒマが全然ありませんでした。きつかったのはむしろ、ラジオが始まる1:00までの時間をどう乗り切るか? の方という。
木曜深夜はまず第一部のこの番組を聞いて、第二部の「谷山浩子のオールナイトニッポン」OPテーマの「てんぷら☆さんらいず」を聞いてから寝るのが習慣になってました。

というわけで、今回の曲語りは秘蔵のテープ「ビートたけしのオールナイトニッポン」を聞きながらお送りします。
いやー今聞いてもおもろいですこのラジオ。爆笑しちゃってキーが打てない(笑)
毎回毎回、第一部OPテーマの「BITTERSWEET SAMBA」までのトークが長いんですよね。すぐOPテーマに行っちゃったりしない。中も長くて終わりも長い、とにかく120分最初から最後まで濃いトークでいっぱいでした。
たけしのトークももちろん、リスナーが送ってくるハガキも負けじと面白いものがいっぱいでした。「ハガキ職人」という言葉も、この番組から生まれたような。

さて、せっかく番組聞きながら書いてるんですから流れに沿って第一部OPテーマをお届け。
ハーブ・ アルパート&ザ・ティファナ・ブラスのアルバム、Whipped Cream & Other Delightsから 「Bittersweet Samba」

しかし真夜中だってのに異常にハイテンション(笑)トークのスピードも全然落ちてないのが凄い。
構成作家の高田文夫さんの的確な合いの手もいいですね。ホームズに対するワトソン。これがあったから、たけしも思う存分飛ばせたわけで。

ともあれ今かかってるテープのことは置いといて、オールナイトニッポン思い出話など。
ほとんどのネタはたけしのしゃべりや高田さんのツッコミ、その場の雰囲気があってこそなので、文字に起こしても面白さが減少しなさそうなもののみセレクト。

  • ラロトンガ島生中継事件

  • たけしが映画「戦場のメリークリスマス」撮影のため、南海の孤島・ラロトンガ島に行っていた時のANNでの話。
    「今日は海底ケーブル敷いてラロトンガ島から生中継ー!」とブチ上げて放送したことがありました。
    まあ海底ケーブルは嘘でも、どうやら衛星中継かなんかしているらしく放送はノイズだらけで、2時間の間なんども中継が途切れる始末。
    ラジオの前のリスナーはいつもの毒舌トークを飛ばすたけしの元気そうな姿に安心しつつ、不安定でいつプッツリ切れてしまうか分からない中継にハラハラしながら番組を聞いていました。
    そしてあと数分で放送も終わるという2時50分。突如スタジオにたけし乱入!
    「ずっと隣のスタジオにいたんだよ!」と(笑)
    この頃ラロトンガではまだ撮影が続いていたために、たけしの一足早い帰国を知らなかった多くのリスナーが引っかかった事件でした。

  • 教授うなぎ事件

  • たけしがラロトンガ・ロケのおもしろ話のひとつとして紹介したエピソード。
    南海の孤島・ラロトンガでのロケゆえ長期間美味しい食事にありつけず、仕方なく他の俳優やスタッフと「東京の○○のギョーザはめちゃくちゃ美味いぞ!」「何言ってやがる、浅草の○○のギョーザ食べたら美味すぎて死ぬぞ!」などと食べ物談義ばかりしていた時のこと。
    なんと、はるばる日本から うな重の差し入れがありました。
    美味しい食べ物に飢えていた彼らはさっそくうな重を堪能したんですが、そこへ撮影のため宿舎へ遅れて帰って来た教授が「俺のうなぎがない!」
    「俺のうなぎが、俺のうなぎが!」と涙ぐみながら大騒ぎする教授のため、みんなで手分けして何とか一つだけ残っていたうな重を探し出し、教授に渡すと、教授は「こんな美味いもの食べたことない」と泣きながら食べたそうな。

  • 「バカ役者」謝罪事件

  • 「役者バカ」というコピーでCMやってた役者さんのネタを話していた時、つい盛り上がりすぎて 「何が役者バカだ、このバカ役者!」。
    言われた役者さんが大物だったので、あーこれは謝罪入るかなと思ったら、案の定CM明けにたけしの謝罪が入りました。
    まあこれに限らず、謝罪が多い番組でした。そのほとんどがネタが行き過ぎてのものでしたが。

  • 劫(こう)の話

  • インドには劫(こう)という時間の単位があるそうです。
    家くらいの大きさの岩(実際には一辺約20kmの岩)を百年に一度天女が羽衣でひと撫でして、その岩が摩擦で磨り減ってなくなるまでの時間が一劫なんだとか。
    宇宙の始まりから終わりまでかかってしまうようなそれをただの「一劫」としてしまう、そういう単位を想定してしまう、その壮大さをしきりに賞賛していました。

    火曜の22:00からが教授のサンストなら、木曜の1:00はたけしのオールナイト。
    リスナーから募集したデモテープに教授が批評を加える「デモテープ特集」や、実際に作曲の過程を聞かせてくれる「電気的音楽講座」など濃い音楽の話いっぱいだった教授のサンストと同じように、たけしのオールナイトも濃ゆいギャグが詰まった2時間でした。

    最後に、今でも忘れられない印象的な話をひとつ。大分うろ覚えになってしまいましたが。

    「こんなに宇宙は広くって、俺達みたいなのがいる星もたくさんあるかもしれないのに、俺達は他でもないこの地球に生まれた。
    その地球だってこんなに広くって、ほかのどの国に生まれていてもおかしくないのに、俺達はこの日本に生まれた。
    人類が誕生してから今まで何百万年もあって、どの時代に生まれていてもおかしくないのに、俺達は今のこの時代に生まれた。
    そして今この瞬間、俺達はこのラジオで繋がっている。
    生まれた星が違っていたら、生まれた国が違っていたら、生まれた時代が違っていたら、今この瞬間ほかのことをしていたら絶対に会わなかった俺達が今、この瞬間に会っているんだ。
    これはもう『奇跡』と呼ぶしかないだろ?」

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    レナス[古代機械の記憶]『通常戦闘曲』

    今回のイチオシは絵師に加藤洋之・後藤啓介両氏を迎え、街や乗り物、種族、アイテム、魔法に至るまで独自色を出そうとデザインされたSFCのRPG、レナスから『通常戦闘曲』をお送りします。

    「ユニーク」。レナスというゲームを現すのに、これほどぴったりな言葉は無いと思われます。このゲームは他のゲームとは明らかに一線を画していて、何もかもが「他にはない個性」で満ち溢れていました。
    しかも、独自色を出そうとして失敗するゲームが多い中、レナスの試みはとりあえず成功ライン内に収まっていたというのも特筆すべき点でしょう。これまた独自のユーザーインターフェイス(操作感)も慣れてしまえば使い心地良く、唯一の欠点といえば魔法の名前が独自すぎて数が増えるたびに何が何だか分からなくなってしまったこと(どんなヘビーゲーマーだろうが、ダイボバドンとかモミソゴーンとかバイモモボーとか言われてそれぞれ何の効果があるかすぐ察せられる人はいまい……)と、ストーリーがつまらないことくらいなものでしょうか。
    最後の一つ、何か結構クリティカルな気がしますがまあそれはさておき。

    オススメはアレンジアルバム・レナス[古代機械の記憶]からこの曲「サスクオト」より『通常戦闘曲』。
    試聴はニコ動(2′22″~2′59″)でどうぞ。
    ……正直、語りパートは要らなかっ……




    レナス[古代機械の記憶]

    アーティスト:田中公平
    メーカー:東芝EMI
    発売日:1992/12/09
    メディア:CD
    曲目:
    OPENING
    (語り)おれの名はリヒター
    ナスクオト
    (語り)放浪~The Secret of Lennus
    サスクオト
    (語り)神聖戦士
    チェズニとミディア
    (語り)運命の出会い
    ゼイゴス-Final War-
    (語り)そして神話へ…

    ではゲーム語りなど。例によってネタばれバリバリなので要注意。

    このゲームは4人編成のパーティで進行して行き、うち2人はチェズニ(男)とミディア(女)の主人公キャラで固定されていて、プレイヤーは他2人を各街にいる傭兵たちの中から自由に―――といっても、加えるのに条件があったりイベントをこなさなければいけなかったりする傭兵もいますが―――選ぶことが出来ました。
    その傭兵たちの中でも、魔法も剣も強く、回復アイテムまで持っている万能戦士なルボッツ(混血)のリヒターは、その使い勝手の良さゆえにレナスプレイヤーの間では半固定キャラと化していました。

    回復アイテム。これはこのゲームでは凄く重要な役割を果たしていました。何故ならこのゲームには、RPGなら必ずある「回復魔法」というものが存在しないからです。
    回復魔法以外の攻撃魔法や間接補助魔法などはあれどMP(マジック・パワー=魔力)という概念がなく、魔法はHP(ヒットポイント=生命力)を削って使うシステムになっていました。
    回復魔法がないから、当然ながら「薬草」などという便利アイテムも無く、回復は各キャラが持っていることがある固有回復アイテム(装備しているキャラにしか使えない)か、これまた各キャラによって持っていることがあるボトルに10回分の回復ポーションを詰めていく(こちらは誰に対しても使える)しかないという独特さでした。

    というわけで。
    希少な回復アイテム持ちの上、剣も魔法も得意な万能キャラ・リヒターが最終メンバーとして半固定化されている分、残りの一人を誰にするか? に各プレイヤーの個性が出ていました。

    無難に魔法重視のシャラナ(外見も名前も女性っぽいが実は男性)を雇う人。
    同じ魔法重視でも清楚で美しい少女・イレーヌにこだわる人。
    ダンを雇ってバンカラ気分を味わう人。
    メカニードスを雇って自爆の恐怖を楽しむマゾい人。
    亡霊ビーンのシワシワさ加減に惚れて惚れ抜いてどこまでも連れ回す人。……

    そして、自分とこの「最後の一人」は、大きなネコ耳を持つドール族のスレインでした。
    回復アイテムこそ持っていないものの、絵に描いたような銀髪美形・絵に描いたような自信家で(「ぼくはレナスの天才戦士!」と自称するのが凄い)、実際剣も魔法もそこそこ使えるのでいつも決まって最終メンバーに加えてました。

    つか、決め手はやはり「ネコ」。ネコいいですよネコ。


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    あのねのね『みかんの心ぼし』

    今回のイチオシはあのねのねの曲から。
    というと、普通はメジャーな「赤とんぼ」か「ネコニャンニャンニャン」が来るところなんでしょうけれど、なにせブログマスターはひねくれm(略
    そんなメジャーな曲じゃあ満足しません。
    てなわけで推すのはこの曲『みかんの心ぼし』。
    原曲は試聴出来るサイトが見つからなかったので、セルフカバーアルバムに入っているアレンジ版「みかんの心ぼしIII」をどうぞ。




    みかんの心ぼし

    アーチスト:あのねのね
    メーカー:ワーナーパイオニア
    発売日:1980/09/25
    メディア:EP
    曲目:
    みかんの心ぼし
    みかんの心ぼしPartII

    ありのままに生きようとした蟻は。
    ありのままに生きようとした蟻は。
    ありのままに生きようとした蟻は。
    ありのままに生きようとした蟻は!
    ありのままに生きようとした蟻は!!
    ありのままに生きようとした蟻は!!!
    ありのままに生きようとした蟻は!!!!
    ありのままに生きようとした蟻は!!!!!
    ありのままに生きようとした蟻は!!!!!!
     
    アリのままだった。

    歌というよりセリフ、というか軽いギャグ(間違ってもラップではない)で構成されたこの曲。
    ナンセンス特有の奇妙な面白さに惹かれ、当時あのねのねが司会をやっていたヤンヤン歌うスタジオを毎週欠かさず見ては、この歌に聞きいっていました。
    それこそサビのフリさえ完璧に覚えてしまうほど熱心に。そう、フリあるんですよこの曲。サビだけですが。
    今でもなお忘れられない一曲です。フリは忘れましたが。

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    本家&分家共同企画「『Runner』と言っても高橋名人のそれじゃなく」

    「発売から何日経ってると思ってるんだコラ」と自らツッコミを入れつつ、「太陽」発売記念と称して類友曲(脱退したメンバーのために作ったり、それを匂わせたりしている曲)を集めてサイドバーに載せてみました。
    で、改めて聞きなおしてみたんですが、Runner(脱退したベーシストのために作られた歌)がむちゃくちゃカッコいい!
    以前聞いた時は「ああ、いいな」程度だったんだけど、今は「すげーいいじゃん!」レベル。友人たちがカラオケでこぞって歌ってたわけだ。納得。
    一方のシスター(ベーシストが脱退した後、再出発第一弾として作られた歌)も相変わらずの素晴らしさ。流石はジョバイロの親玉。この頃は丁度ボーカル氏の歌の魔力が最高潮の時期だった上に、喉の調子や声質も良く、心の込め方なども考え合わせると個人的に彼らの最高傑作と呼んでも差し支えないんじゃなかろうかと思ってます。珍しくもCDが一番いいデキになってるので、安心してオススメ出来ますし。
    てなわけで、両曲のフル試聴も併せて掲載。特にシスターは本当にいい曲なので、未聴の方は是非一度聞いてみてください。

    この系統の曲はこめられる想いも力も格段に強いため、飛びぬけて良い歌に仕上がってくるのが最大の特徴。
    共に過ごしてきた輪の中から外れ、全く別の場所で新たなスタートを切る仲間への餞として作られるものだから、それもまた当然のことなのでしょう。

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    松任谷由実『リフレインが叫んでる』

    今日のオススメは大御所から一曲。
    松任谷由実のアルバム・Delight Slight Light KISSから『リフレインが叫んでる』。
    アルバム曲なのにシングル並の力を持っている曲です。
    試聴はこちらで、フル試聴はこちらでどうぞ。



    Delight Slight Light KISS
    Delight Slight Light KISS

    アーチスト:松任谷由実
    メーカー:東芝EMI
    発売日:1988/11/26
    メディア:CD
    曲目:
    リフレインが叫んでる
    Nobody Else
    ふってあげる
    誕生日おめでとう
    Home Townへようこそ
    とこしえにGood Night(夜明けの色)
    恋はNo-return
    幸せはあなたへの復讐
    吹雪の中を
    September Blue Moon

    当時ユーミンの大ファンだった友人が勧めてくれたのがこの曲、「リフレインが叫んでる」でした。
    聞いた瞬間、情景が目の前に浮かんでくるような秀逸な詞曲に一気に引き込まれました。
    早速レンタルショップでアルバムを借り、この一曲だけを何度も何度も聞き倒したのを今でも覚えています。

    その人とは今は疎遠になってしまい、近況を窺い知る術もありませんが、今でもこの曲を聞くと音楽について共に熱く語り合った日々のことが鮮やかに甦ります。

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    ウィザードリィVI~禁断の魔筆~『オープニングテーマ』『エンディングテーマ選択された未来』

    羽田健太郎氏の手になる粒ぞろいの名曲がひしめくFC&SFC版ウィザードリィシリーズの音楽の中から、シリーズ六作目「禁断の魔筆」の『オープニングテーマ』と、『エンディングテーマ 選択された未来』をご紹介。
    ゲームオリジナル音源の『オープニングテーマ』試聴はこちらへ、『エンディングテーマ 選択された未来』試聴はニコ動(7′22″)へどうぞ。



    組曲ウィザードリィVI~禁断の魔筆~
    組曲ウィザードリィVI~禁断の魔筆~

    アーティスト:羽田健太郎(作曲)、寺嶋民哉(編曲・演奏)
    メーカー:TOKUMA JAPAN COMMUNICATIONS
    発売日:1995/10/25
    メディア:CD
    曲目:
    ウィザードリィVIオープニングテーマ(オープニングVI)
    古城に秘められた謎を追って(レビュー~メッセージ1~メッセージ2)
    戦いと休息(通常の敵との戦い~勝利VI~勝利の余韻VI)
    取り引き(陽気な連中~間抜けな奴)
    ジャイアント・マウンテンを目指せ(岩の守護者~固定敵との戦闘)
    島の女性とジャングルの寺院(女性~アマズルクイーン)
    亡霊の声を聞け(亡霊~不気味なもの~ゾーフィタス~中ボスとの戦闘~全滅VI)
    魔法の森(レベッカ~フェアリー・クイーン)
    フォージの災い(災いの王~災いの王との戦闘)
    エンディングテーマ 選択された未来(ブラックドラゴン~オープニングVI~エンディングVI)

    ちなみにこのアルバムに収められている曲はゲームのオリジナルサウンドではなく、全てオーケストラ・アレンジされたものです。ゲーム音楽は下手にいじるとオリジナルの良さを無くしてしまう場合が多いのですが、ウィズシリーズのアルバムはオリジナルにアレンジを加えることで曲に厚みと奥行きがプラスされるため、オリジナルの良さを活かしつつさらに「音楽」としても聴き応えのあるものになっています。

    書いたことが真実になるという魔法のペン・Cosmic Forge。かつて、このペンを巡って災いの王と魔法使いとが凄絶なる戦いを繰り広げた。だが、その結末を知る者は誰もいなかった。
    そして今。6人の冒険者達が、魔筆を巡る戦いの舞台となった古城を訪れ……

    シリーズ6作目となったこの作品は、ダンジョンマスターの影響を色濃く受けて、5以前とはグラフィックもゲームシステムも根底からの大変化を遂げていました。
    慣れ親しんだシステムの変更に加え、ゲーム自体の難易度もかなり高めだったので、1~3までのウイズが好きな自分にはちょっと馴染めなかったゲームではありましたがしかし、音楽にだけは見事にハマりました。
    特に好きなのが、今回ご紹介した荘厳なオープニングテーマとそしてエンディングテーマ。特にエンディングテーマは、まさにクライマックスと呼ぶに相応しい壮麗な出来栄えとなっています。曲の中盤でオープニングテーマがモチーフとして使われているのも楽しいし、ラストへ向けて一点の曇りなくまっすぐに盛り上がっていくのが清々しくも爽快で、気分を素直に高揚させてくれます。

    特筆すべきはその結末。まさかファンタジーRPGの王道シナリオのラストで、冒険者達が(ネタばれにつきソース参照)とは。
    あのEDには本当に意表を突かれました。

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    八神純子『Mr.ブルー~私の地球~』

    今回のオススメ曲は八神純子『Mr.ブルー~私の地球~』。NHKで6回(曜日に対応した天体を特集。月曜なら月、土曜なら土星)に渡り放映されたパノラマ太陽系という科学番組のテーマソングです。
    故にこの『Mr.ブルー』は、恋人を北極星に見立てた「ポーラー・スター」と異なり、天文学番組のテーマソングらしく地球そのものへの讃歌となっています。
    イントロからの試聴はこちらで、サビの試聴はこちらで、フル試聴はこちらでどうぞ。




    Mr.ブルー~私の地球~

    アーティスト:八神純子
    メーカー:discomate
    発売日:1980/11/05
    メディア:EP
    曲目:
    Mr.ブルー~私の地球~
    夏の日の恋

    番組では『Mr.ブルー』は時間の関係上一番しかかからなかったのですが、最終回の土星のラストだけは二番がかかりました。
    番組を締めくくるに相応しい壮大なナレーションが終わった直後、いつも通りの『Mr.ブルー』のイントロ→いきなり二番になったので(しかしロクな機材のない当時のこととはいえ、あの繋ぎ方は相当荒っぽかった。曲の繋ぎ目が明らかに分かったし。笑)感動もひとしおだったのを今でも覚えています。
    何というか、特別感というか、「これでもう本当に終わりなんだな」という感じで。
    何と言っても番組自体が分かり易くて、しかもとても面白かったんですねパノラマ太陽系。他にもミクロの世界など、当時は大人も子供も楽しめる科学番組がたくさんありました。

    ともあれ。
    八神さんがザ・ベストテンに出てこの曲を歌った時、野外からの生中継だったために、夜空に浮かんだ大きな月をバックにこの曲のイントロが流れた(当時のことだからもちろん生演奏)のを今でも鮮明に覚えています。
    あれはまたとない演出でした。あの時の「Mr.ブルー」が最上でした。

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    天地を喰らうII

    今回のオススメはカプコンのFC版RPG「天地を喰らうII」から『洛陽前哨戦・洛陽決戦』(←ゲーム中では曲名が出てこないため、仮タイトルをつけました)。
    当時、耳にした友人達が口を揃えて「かっこいい!」と賞賛していた曲です。
    『洛陽前哨戦』の試聴はこちらで、『洛陽決戦』の試聴はこちらで、効果音なしの試聴はニコ動(『洛陽前哨戦』11′54″~12′55″『洛陽決戦』22′56″~24′20″)でどうぞ。

    FC版「天地を喰らう」及び「天地を喰らうII」、略して「天喰ら」「天喰らII」は、キャラデザ及びキャラ設定を本宮ひろし氏の同名マンガから、またストーリーの一部を吉川英治氏の三国志小説から取った三国志のRPGです。
    「天喰ら」は劉備が、「天喰らII」では孔明が主人公となり、さまざまな武将達とパーティを組んで宿敵・魏を倒し、全国統一を目指しました。
    と書くと一見コーエー系シミュレーションゲームのようですが、あくまでも「ドラクエ式RPG」なのがこのゲームの最大のミソ。HPが「兵士数」、MPが「策略値」で表されていたり、魔法の代わりに火計や水計などの軍師の「策略」があったり、軍師によって使える「策略」が微妙に異なったりと、ファンタジーRPGのお約束は踏まえながらも、しっかりと三国志っぽいアレンジが施されてるのが最大の特徴でした。
    また、「天喰ら」では一部ボスキャラ武将(&ボスが引き連れてる部下)以外は誰でも好きな武将とパーティを組めたり、兵糧システムなどシミュレーションぽい要素もあったり。
    「天喰らII」では特定の武将としかパーティを組めなくなったけれど、その代わり前回あった兵士数の上限が撤廃されていたり、兵糧システムが無くなったので長旅が出来るようになったり、陣形システムが加わって戦略に幅が出来たりと、様々な工夫がなされていました。
    これでエンカウントがやたら多くなければ(略

    さておき。
    『洛陽前哨戦』はラスボス直前の司馬師・司馬昭戦の曲。『洛陽決戦』はラスボス司馬懿戦の曲です。そして、どちらもさすがはアクションゲームのメーカー・カプコンが作ったというか、RPGなのにアクションゲームのBGM並の熱さを持っています。
    特に『洛陽前哨戦』から『洛陽決戦』への繋がり方の演出は見事! の一言。司馬師・司馬昭が倒れたあと、司馬懿が余裕のセリフを言いながら現れて、戦闘画面へ突入したと同時に流れる『洛陽決戦』、ここで気分が一気にクライマックスへ持っていかれます。
    「やるぞー! これが正真正銘最後の戦いだ!」って気分になるんですよね。

    ちなみにカプコンの「天地を喰らう」はFC版の2作のほか、アーケード版2作、SFC版1作、GB版1作が出ています。
    アーケード版は結構人気で、いろんなゲーム機に移植されたりもしましたが、個人的にはあんまり話題にならなかったGB版が好きです。これは念願の「バトルがドラクエ式のシミュレーション」で、フィールド曲も最高でした。
    フィールド曲といえば、FC版「天喰らII」の前半フィールド曲もカッコよくて好きですが。

    ちなみに「天喰ら」「天喰らII」で共通オススメ武将を1人と言われたら、躊躇うことなく趙雲と答えます。
    特に「天喰ら」の趙雲は兵士数多いし武力高いし素早いし、その上知力も高くて敵への策略が効き易い上に効果も絶大(逆に敵からの策略にはかかりにくい)、かてて加えて美形と、ほぼ最強キャラでした。
    正直自分が三国志ハマったのも、趙雲ひいきになったのも、このゲームをプレイしたからだったり。

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    刑事物シリーズ-噂の刑事トミーとマツ

    今回のオススメは噂の刑事トミーとマツより『ワンダフル・モーメント』。
    雨のそぼ降る夜の都会を相合傘のトミマツコンビがケンカしつつ歩き、じゃれ合いながら行くうちにいつしか草原に出て、雨があがったのに気付く。そんんなコミカルなEDテロップとしっとりしたこの曲が、なぜかよく似合っていました。
    試聴はジャケットクリックで、フル試聴はこちらでどうぞ。




    ワンダフル・モーメント

    アーチスト:松崎しげる
    メーカー:ビクター音楽産業
    発売日:1979/09/25
    メディア:EP
    曲目:
    ワンダフル・モーメント
    16ビート・センセーション

    気弱なトミーとワイルドなマツとのコンビ、そしてハチャメチャなストーリー展開が面白かったこのドラマ。
    クライマックスはいつも、凶悪犯に怖気づいたトミーをマツが「お前なんか男じゃない、女だ! トミコトミコト・ミ・コ!」と煽り、「トミコ」コールを聞いて耳をピクピクさせたトミーが大暴走(確か子供の頃そうやってからかわれた経験がトラウマとして残っているとかいう設定があったような)。悪党を痛快になぎ倒してお縄にしていました。

    今は規制が異常に厳しいので、放送どころか企画段階でボツでしょうが……、
    何でもかんでも目くじら立てて「差別だ!」と規制し押し隠そうとしてしまうのではなく、その差別をもギャグにして笑い飛ばしてしまう豪快なパワーがあった時代だからこそ存在し得た番組でした。

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    刑事物シリーズ-熱中時代 刑事編

    今回のオススメは熱中時代刑事編OPテーマ曲、水谷豊『カリフォルニア・コネクション』。
    試聴はこちらでどうぞ。




    カリフォルニア・コネクション

    アーチスト:水谷豊
    メーカー:FOR LIFE
    発売日:1979/04/21
    メディア:EP
    曲目:
    カリフォルニア・コネクション
    僕らの時代

    水谷氏が小学校の教師役を熱演して大好評を博した熱中時代の後釜として作られた刑事編では、今度は刑事役としてシリアスかつ軽妙な演技を見せてくれました。OPでも『カリフォルニア・コネクション』をバックに、エンストを起こした黄色い愛車と格闘する氏のコミカルなシーンが流されていました。
    番組内で奥さん役として共演した女優さんと国際結婚したのも、当時話題となったものです。

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    ゴルゴ13『神々の黄昏』

    今回のオススメはファミコン版ゴルゴ13 第一章 神々の黄昏より『神々の黄昏』。
    カラオケモード(ゲーム中にスタートボタン)で流れた曲です。曲中ははゴルゴの目のアップの一枚絵が表示され、下に歌詞テロップが現れるという凝った作りになっていました。しかも2コンマイクに向かって歌うと採点もされたのだとか。
    ゲーム自体の難易度は非常に高く、所謂「クソゲー」の部類に入るようなゲームではありましたが、このカラオケモードの歌は実に秀逸。
    ファミコンの隠しミュージックとも思えない、ゴルゴの世界観に相応しい渋くも冷徹な曲に仕上がっています。
    歌詞及び試聴はゲーム製作者様のサイトでどうぞ。



    ゴルゴ13 第一章 神々の黄昏

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    悪魔が来りて笛を吹く『黄金のフルート』

    金田一耕助の映画サントラをご紹介するこのシリーズ、今回のオススメは「悪魔が来りて笛を吹く」より『黄金のフルート』。
    試聴はジャケットクリックでどうぞ。



    悪魔が来りて笛を吹く
    悪魔が来りて笛を吹く

    アーチスト:山本邦山、今井裕、植村泰一、榎本るみ
    メーカー:日本コロムビア株式会社
    発売日:1978
    メディア:LP
    曲目:
    笛鳴りぬ
    火焔太鼓
    椿子爵の遺言
    天銀堂事件
    金田一耕助西へ行く
    黄金のフルート<主題曲> フルート演奏:植村泰一

    a=x b=x ∴a=b
    血と砂
    旅ゆく者よ<主題歌> 歌:榎本るみ
    悪魔笛を吹きて終る

    「父はこれ以上の屈辱に耐えていくことが出来ない。ああ、悪魔が来りて笛を吹く」……
    その謎の言葉を残し、失踪した椿子爵。
    砂絵占いの盤上に現れた火焔太鼓の紋章が意味するものとは?
    黄金の笛を操り夜な夜な館を跋扈する怪人は、果たして失踪した子爵その人なのか?
    全ての謎を解くカギは子爵が残して行った曲の中に―――
    名探偵・金田一耕助が一族の呪われた血の秘密を暴き出す!

    B級映画の傑作を目指して作られ、そしてほぼその通りになった映画版「悪魔が来りて笛を吹く」。『黄金のフルート』はただのテーマ曲ではなく、原作と同じく物語のカギを握る重要な曲として使われるはずでした。
    しかし実はこの曲、原作通りの「典型的クラシックの曲」ではなく(どちらかというとジャズというかフュージョンに近い)、また(超ネタばれのため自粛。ページソース参照)ために謎を解くカギともならず、原作と違って犯人を突き止める手がかりにはなりませんでした。
    しかしながらその点を差し引いても、この曲の妖しさ・美しさは群を抜いた素晴らしさがあり、映画はB級ながらこの曲だけは間違いなくA級の雰囲気を醸し出していました。

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    刑事物シリーズ-西部警察PARTII『ワンダフル・ガイズ』

    刑事物シリーズ第3弾は、太陽にほえろ!と並ぶ大御所・西部警察から。
    イチオシするのは羽田健太郎氏の手になる『ワンダフル・ガイズ』。
    アクション物のOPテーマにふさわしい、ド派手で力強い曲です。
    試聴はジャケットクリックで、フル試聴はこちらへどうぞ。



    西部警察PARTIII 西部警察総集編21
    西部警察PARTIII 西部警察総集編2

    アーティスト:羽田健太郎、高橋達也&東京ユニオン、石原裕次郎、他
    メーカー:テイチクエンタテインメント
    発売日:1996/02/21
    メディア:CD
    曲目:
    ワンダフル・ガイズ
    パトカー・コンボイ
    スーパー・チェイサー
    ジャングル・ヒーロー
    BRIDGE(C)
    デンジャラス・チェイス
    サラブレッド
    勇者たち
    スカイライン・フォーメーション
    BRIDGE(B)
    ダーティー・ヒーロー
    メルティング・ナイト・ストリート
    シャドー・パトロール
    ロマンティック・ハート
    トワイライト・パトロール
    風の招待状
    時間よお前は…

    派手なアクションが人気を呼んでPARTIIIまで作られた大都会(こちらは日テレ)の後継として、さらにアクション性を追求して始まった西部警察(こっちはテレ朝)。
    車が片輪走行をし、あるいは空を飛ぶ(飛んで川越えしたことも!)のは当たり前。プロのスタントが光るカーアクションと、マグナムやライフルどころか戦車やバズーカまで出てくるド派手な銃撃戦が見どころでした。
    その何でもありっぷりたるや、「出撃時、ロッカー(←ただの私物入れ)からショットガンをフッツーに取り出す」「強殺犯がフッツーにバズーカぶっ放す」というホントくさい都市伝説まで生まれるほどでした。

    ちなみに、こちらが前身の大都会の音楽です。
    試聴はジャケットクリックで、IIのフル試聴はこちらから、IIIのフル試聴はこちらからどうぞ。
    IIIのペットソロが、ちょっとよたってるのが個人的には気になるところ。
      

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    刑事物シリーズ-太陽にほえろ!『ラガー刑事のテーマ』

    刑事物サントラ第2弾、今回のオススメは大御所・太陽にほえろ! の登場です。
    イチオシ曲は迷った末に『ラガー刑事のテーマ』に。
    試聴はこちらでどうぞ。




    ラガー刑事のテーマ

    アーティスト:大野克夫バンド
    メーカー:ポリドールレコード株式会社
    発売日:1981/09/21
    メディア:EP
    曲目:
    ラガー刑事のテーマ
    タッチダウン・ストリート
    ラガーの青春

    あの有名なオープニング・テーマとともに、今も昔も変わらず刑事物の代名詞として愛され続けている「太陽にほえろ!」。
    新宿・矢追町を管轄とする七曲署を舞台に、捜査一係所属の7人(時に8人)の刑事たちの活躍を描いたこの作品は脚本の面白さ、痛快なアクション、そして個性豊かな刑事たちといった様々な魅力で視聴者を惹き付け、爆発的刑事ブームを引き起こしました。
    子供達は刑事ごっこに熱中し(クラスで「掲示係」を募ったところ「刑事係」と勘違いした男の子たちがこぞって立候補したという実話が)、警察官募集には刑事に憧れた若者たちが殺到したそうです。


    この番組の特徴は「新人刑事がいろいろな経験を積んで成長していく『成長物語』の側面を持っていること」「新人刑事は一年で殉職し(後期はこの仕組みが崩れた)、次の新人刑事に世代交代するため、雰囲気が停滞しない」「新人刑事中心ではあるものの基本的に主役となる刑事は回ごとに変わるため、所謂『主人公』が存在しない」そして「刑事達が互いをニックネームで呼び合う」こと。撮影所が砧にあったため、小田急沿線の情景が番組内でよく映し出されていたのも楽しかったです。
    他にも、番組で放映されたストーリーを小説風に書き起こした新書サイズのノベライズ本が数多く出されたり、「(刑事名)in太陽にほえろ!」と題された写真集が出されたり。今は無きテレビジョンドラマ誌ではシナリオが丸々掲載されていたりと、出版関係でも活発な動きを見せてくれました。

    しかし、長寿番組であるが故に山もあれば谷間の時期もやはりありました。金八先生に人気を奪われ視聴率的に苦戦していた時、インタビューを受けた刑事役の一人(不明。時期的にどうやら某氏らしいと見当はつくのだが……)が「僕には関係ありません。僕のせいじゃないです」と言い放ったりとか、神田氏・渡辺氏・三田村氏のみわかんトリオや、世良氏を加えたカワセミカルテットの人気が出た時に、長年番組を支えて来たベテラン刑事役の人(これも不明)が「太陽~はアイドル番組に成り下がった」と嘆き、それが後のベテラン勢の一挙降板劇に繋がったとか。
    雑誌などにこういった情報が載る度に、ファンは一喜一憂させられたものでした。

    今でも記憶に残っている話は二転三転するトリックが秀逸な「芝浜」。そして台詞は、一係の中で刑事たちが事件の話をしている時に扉を開けて入ってきた山さんが言い放つこの一言「話は聞いた」。お前立ち聞きしてたんかい! と、友人達と笑いあったのを覚えています。
    てか、どっちも山さんがらみだ。ある意味ボスよりも一係の、いや太陽~そのものの象徴でしたから山さん。
    後年グラナダ・ホームズの吹き替えが露口氏に回ってきたのも、この山さん役があったからこそと思っています。


    太陽にほえろ!ベスト
    太陽にほえろ!ベスト

    ↑このベストと先述のテーマ集とを合わせて聞くと、今でも番組の一場面が色鮮やかに甦ってきます。聞き込みとか、犯人追跡とかで効果的に使われてましたからねえ……音楽そのものも良いし。

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    ビートニクス『L'Etoile de Mer』

    今回のオススメは高橋ユキヒロ(YMO)+鈴木慶一(ムーンライダーズ)のユニット、ビートニクスのアルバム「出口主義」から『L'Etoile de Mer(ひとで)』。
    重厚でどこか陰鬱なサウンドはテクノデリックと同じ匂いがするけれど、教授色の強いそれと違って理屈っぽくはない。いわば、ポップなテクノデリックとも呼ぶべきアルバムです。
    試聴はジャケットクリックでどうぞ。



    EXITENTIALISM 出口主義
    EXITENTIALISM 出口主義

    アーティスト:THE BEATNIKS
    メーカー:株式会社バップ
    発売日:1991/02/21
    メディア:CD
    曲目:
    Le Sang du Poete 詩人の血
    No Way Out 出口なし
    Ark Diamant ダイヤモンドの箱舟
    Now And Then..... 時々
    Loopy ルーピィ
    Une Femme N'est Pas Un Homme 女は男じゃない
    Mirros 鏡
    Le Robinet 蛇口
    L'Etoile de Mer ひとで
    Inevitable 来たるべき世界
    River In The Ocean 洋〔うみ〕の中の川

    Seashore,anemone (波打ち際、磯巾着)
    Rusty compass,washed up gunboat (錆びた羅針盤、打ち上げられた巡洋艦)
    Starfish,like an archaeologist (海星よ、考古学者のような)
    Starfish,floating between the waves (海星よ、波間に浮かべ)

    (中略)
    The dinghy sinks,the starfish floats (沈むゴムボート、浮かぶ海星)
    The dinghy floats,the starfish sinks.... (浮かぶゴムボート、沈む海星)

    この詞に書かれた情景は、戦争の跡が今も残る南の孤島でしょうか。
    船の骸が眠る海辺にゴムボートに乗り訪れた、新たな訪問者たち。
    嵐にあったか、それとも何か他の災難に巻き込まれたのか。船を棄てて難を逃れようとした者たちは無事にこの浜辺へと辿り着いたのか、それとも海の藻屑と消えたのか。
    無人の浜辺に答える者はなく、ただ波間にゴムボートと海星とが浮き沈みを繰り返しているだけ。

    一編の詞のような趣〔おもむき〕を持つ歌です。

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    刑事物シリーズ-Gメン'75『ウィング』

    ハードボイルド・Gメン'75
    熱い心を強い意志で包んだ人間たち

    あのOPテーマと、このナレと、そしてメンバーが横一直線に並んで歩く所謂「Gメン歩き」で始まるドラマ。
    刑事物サントラシリーズ、その栄えある第一弾はGメン'75から第10期EDテーマ・夏木マリ『ウイング』をご紹介します。
    試聴はこちらでどうぞ。




    ウィング

    アーチスト:夏木マリ
    メーカー:CBSソニー
    発売日:1979/10/21
    メディア:EP
    曲目:
    ウィング
    夜汽車に吹かれて


    このGメン歩き、子供たちの間で大流行したんですよね。危ないからと叱られても、登下校の時には友人達と道路に横一直線に並んで「Gメン歩き!」とかやってたし。懐かしい。
    で、Gメン名物といえば前述のGメン歩きの他に「背景が夜か曇りばかり」というのもあったりします。太陽にほえろ!でも西部警察でも割と晴れた昼間の場面が多いのに、Gメンはいつも曇りか夜。しかも夜は決まって雨が降っていたりして。
    他にも「気付いたら転勤でいなくなっているメンバーがいる」とかもありましたが、やはり言及せねばならないのはこれでしょう「香港カラテシリーズ」!
    年に一~数回行われる香港ロケ、そこでは必ず敵役として筋肉ムキムキのカラテの達人が出て来ました。しかも毎回同じ人(役柄だけ違う)が。
    Gメン放映当初のメンバーに倉田保昭がいたからこそのシリーズだったのだろうと推測されますが―――実際、彼のカラテ・アクションは非常に見応えがあるものだったらしい―――彼が抜けた後はツッコミどころが満載なシリーズになってしまいました。

    カラテを使うムキムキマン(←仮称)に果敢にカラテで立ち向かうGメン!

    拳銃使え。

    当然のように倒されたあと、猛特訓して再戦を挑み、見事勝利するGメン!

    だから拳銃使え。

    普段は割としっかりした見応えのある話が多かっただけに、この香港ロケシリーズは異彩……というより、一種異様な光を放っていました。
    でもやはり、これがあってこそのGメン。こんな風なイロモノっぽいシリーズをも普通に取り込んでしまう辺り、いろんな意味で奥の深い番組だった証拠なのでしょう。


    Gメン’75~シングルコレクション~
    Gメン’75~シングルコレクション~

    しかし。何度聞いても、第2期OPテーマ「アゲイン」(←特にインスト)と香港カラテ軍団が合わない。
    シリアスにかっこいい「アゲイン」予告編ver.と、イロモノ色ぷんぷんの香港カラテ軍団予告の合わなさっぷりといったらもう。

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    シンセサイザー黎明期-冨田勲『パルサーからの呼びかけ』

    5回に渡ってお送りしたシンセサイザー黎明期特集、最終回の今回は大御所・冨田勲の登場。
    宇宙シリーズ最後の作品となったアルバム「DAWN CHORUS」から『パルサーからの呼びかけ』をイチオシします。
    試聴はこちらでどうぞ。



    DAWN CHORUS
    DAWN CHORUS

    アーティスト:冨田勲/プラズマ・シンフォニー・オーケストラ
    メーカー:RVC
    発売日:1984/06/21
    メディア:LP
    曲目:
    ドーン・コーラス:ブラジル風バッハ第4番“プレリュード”
    ホイッスル・トレイン:ブラジル風バッハ第2番“トッカータ”
    ペガサス:ブラジル風バッハ第7番“トッカータ”
    パルサーからの呼びかけ:ブラジル風バッハ第4番“コラール”
    天界のアダージョ:アルビノーニのアダージョ
    コズミック・コラール:主よ、人の望みの喜びよ
    ヴォカリーズ
    三星のカノン:パッヘルベルのカノン

    このアルバム最大の特徴は、演奏者名に「プラズマ・シンフォニー・オーケストラ」とある通り、宇宙から録ったさまざまな現象を波形化し音源として使用していることでしょう。
    一曲目の『ドーン・コーラス』は夜明け頃、太陽から放たれた陽子が地球に突入する際に生じる電波を音に変えて使用していますし(でも「鳥の鳴き声」というより「カエルの大合唱」に聞こ……)、オススメ曲の『パルサーからの呼びかけ』は帆座X星パルサーが送ってくる1秒11回のパルス信号を使用しています。

    純粋な音だけでなく、光度曲線の波形をも音源に変え完成したこのアルバム。いながらにして宇宙旅行気分が味わえるお得な一枚です。


    といいつつ、新日本紀行OPテーマ曲もこっそりとオススメ。
    シンセじゃないけど、曲的にはこっちのが好きなんですよ……。

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    シンセサイザー黎明期-東海林修『夜間飛行』

    今回のオススメは東海林修『夜間飛行』。
    いかにも黎明期らしい、実験的な挑戦心に溢れた一枚です。
    試聴はオフィシャルサイトINDEXの「130CDs」バナーをクリックし、さらに真ん中辺りにある「夜間飛行」ジャケットクリックで1曲だけ出来ます。




    夜間飛行

    アーティスト:東海林修
    発売日:1979/08/25
    メディア:LP
    曲目:
    EARLY BIRD
    FLIGHT#001
    TRADE WINDS
    AIRPORT IN SOUTHSEA ISLAND
    NIGHT FLIGHT
    THE SOUTHERN CROSS
    A MESSAGE FROM UNKNOWN FRIEND
    PUB CASABLANCA
    A TRANSIT PASSENGER
    SILVER WINGS

    この曲との出会いは『軌跡』と同じ、級友が持ち込んだ古いテープにこの曲も収められていたのがきっかけでした。
    ただタイトルがかなりありふれたものだったためか、当時はいくら探し回ってもこのアルバムはおろか、作曲者すら知ることは出来ませんでした。

    あれから数十年。とっくに諦めていたこの曲に今再び出会うことが出来るとは、予想だにもしないことでした。
    心の底から願っていれば、どれほど時間がかかっても必ず叶うものなんですね。

    こっ、この調子でテイキング・オフ! 英語版も聞(略

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    シンセサイザー黎明期-喜多郎『絲綢之路』

    シンセサイザー黎明期の三回目、折り返し地点の今回はいよいよ喜多郎『絲綢之路』の登場。NHKで放映されたシルクロード(へーちゃんがナレやってた方)のテーマ曲です。
    部分試聴はこちら、TVサイズ試聴はこちらでどうぞ。



    シルクロード
    シルクロード

    アーティスト:喜多郎
    メーカー:キャニオン
    発売日:1980/05
    メディア:LP
    曲目:
    絲綢之路
    鐘楼
    天地創造神
    遥かなる大河
    長城
    飛天
    シルクロード幻想
    光と影
    西に向かって
    時の流れ
    菩薩
    永遠の路

    暖かく穏やかなのに、そぞろ旅心を誘う不思議な曲。
    この曲がシルクロードのOPテーマとして流れたその日から、NHKの窓口には曲についての問い合わせが殺到したそうです。
    一聴しただけで人の心を惹き付け、長く捕らえて離さない魔力を持ったこの曲は、今日もどこかで誰かの心を魅了し続けていることでしょう。

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    シンセサイザー黎明期-Jean Michel Jarre『Equinoxe』

    かつて。
    E.ギターとE.ベースを使っているバンドが全部ロックバンドと呼ばれていたように、今だったら絶対細分化されるだろうジャンルが一緒くたにされている時代がありました。
    前回紹介した姫神せんせいしょんと今回紹介するジャン・ミッシェル・ジャールも、今なら前者はフォルクローレ、後者はトランス系と呼ばれたかもしれません。
    しかし、かつての呼び名は非常に大雑把に「電子音楽(シンセサイザー・ミュージック)」。細分化が無意味に思えてくる大らかさでした。

    今回のオススメは、前述のジャン・ミッシェル・ジャールのアルバム『Equinoxe(邦題:『軌跡』)』。
    どれか一曲ではなく、組曲形式で入れられた8曲をまるごとオススメします。
    試聴はこちらでどうぞ。
    環境音楽とトランスが入り混じったような、あるいはどこまでも澄んだ水の流れに身を委ねているような、不思議な揺らめきの世界を体験してみてください。



    Equinoxe
    EQUINOXE

    アーティスト:Jean Michel Jarre
    メーカー:ポリドールレコード/ポリドール株式会社
    発売日:1978
    メディア:LP
    曲目:
    EQUINOXE Part1
    EQUINOXE Part2
    EQUINOXE Part3
    EQUINOXE Part4
    EQUINOXE Part5
    EQUINOXE Part6
    EQUINOXE Part7
    EQUINOXE Part8

    『EQUINOXE Part5』こと邦題『軌跡パート(5)』は、ラドーダイヤスタークオーツイメージサウンド「きらめくダイヤスター」としてシングルカットされました。


    この曲に初めて出会ったのは、中学の頃でした。
    体育で各班に分かれて創作ダンスを作る事になった時、BGM候補として級友が持ち込んだ一本のテープ。ダンス用音楽に相応しい、インスト曲ばかり選んで詰め込まれたそのテープの中に『軌跡』はありました。
    試し聞きで一目惚れしてしまったのが全ての始まり。早速テープをダビング(←懐かしい言葉だ)させてもらい、テープを持ち込んだ級友に『軌跡』のことを聞いてみたのですが、その人もただ家にあった古いテープを持ってきただけで、詳しいことは何も分からないということでした。
    しかし、そこで諦めるには『軌跡』のインパクトは大きすぎました。どうしてもこの曲が入ったアルバムを手に入れたい、その一心でテープ片手に演奏者の名も分からぬままレコード屋を巡り、曲を聞いてもらって演奏者を探し回りました。
    その甲斐あって、とあるレコード屋でこの曲を知っている店主と出会い、無事アルバムをゲットすることが出来ました。
    今でも『軌跡』は、我が家のレコード棚の中に収められています。
    十代の若さと無謀さ、そして有り余るエネルギーと熱意があったからこそ出来た探索行でした。

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    シンセサイザー黎明期-姫神せんせいしょん『舞鳥』

    今回から5回に渡って、電子音楽が世に出始めた頃に活躍したミュージシャンの曲を紹介してみたいと思います。
    トップバッターは姫神せんせいしょん。シンセサイザー特有の透明かつ神秘的な音色を生かして、空間の中に日本の情緒を雄大に織り上げます。
    イチオシするのはアルバム「姫神」より『舞鳥』。
    試聴はこちらでどうぞ。



    姫神
    姫神

    アーティスト:姫神せんせいしょん
    メーカー:キャニオン
    発売日:1982/08/21
    メディア:LP
    曲目:
    舞鳥
    七時雨
    貝独楽
    空の遠くの白い火
    月のほのほ
    えんぶり
    白い川
    花野

    風光る

    姫神せんせいしょんは「姫神」の次のアルバム「姫神伝説」を最後に解散しました。
    その後はユニット名を姫神と改め、シンセ奏者の星吉昭氏のソロユニットとなりました。
    その音はやがて父から子へと受け継がれ、そうして今も花巻の空に日本の風景を描き続けています。

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    機甲創世記モスピーダ『失われた伝説(ゆめ)を求めて』

    今回のオススメは機甲創世記モスピーダのOP曲『失われた伝説(ゆめ)を求めて』。
    キャラクターデザインに天野嘉孝氏・OPアニメ担当に 「金田節」でその名も高い金田伊功氏を迎え、「生物の進化のための侵略」という独自設定と複雑且つ流麗な変形メカ、メインキャラのみならずゲストキャラそれぞれの人生まで丁寧に描き切るロードムービー的なストーリーによって一部ファンからの熱狂的な支持を受けながらも、25話で無念の打ち切りとなってしまった作品です。
    TVサイズの試聴はこちらへ、フルサイズ試聴はこちらへどうぞ。


    機甲創世記モスピーダ<Vol.I~III>
    機甲創世記モスピーダ<Vol.I~III>

    この曲は、タケカワユキヒデがメロディメーカーとして脂が乗りまくっていた頃に作られました。
    当時から「いい曲ほど人にあげてしまう」と言われていた彼ですが(布施明「開けてみれば愛」など)、この作品もまた「なんで自分で歌わないんだ!」とファンを嘆かせたものでした。
    ABメロからサビに至るまでタケカワ節がバリバリに聞いたこの曲。「ROCK TO THE MUSIC」くらいの勢いで歌ってくれれば、どんなに似合ったことか……。
    一回でいいからタケ本人に歌って欲しかったです。

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    山口百恵『いい日旅立ち』

    今回のオススメは、山口百恵『いい日旅立ち』。
    1978年11月~1984年2月まで、国鉄のいい日旅立ちキャンペーン・キャンペーンソングとして使用されていました。
    試聴はこちらへ、フル試聴はこちらへどうぞ。




    いい日旅立ち

    アーチスト:山口百恵
    メーカー:CBSソニー
    発売日:1978/11/21
    メディア:EP
    曲目:
    いい日旅立ち
    スキャンダル(愛の日々)

    そぞろ旅情を誘う曲調。そして新たなる旅立ちのようにも、自分探しのようにも、あるいは死に場所を求めての旅のようにも聞こえる深い歌詞。
    作詞者の谷村新司氏が「おめでたい席で歌うものではない」というほど翳の濃い歌詞ですが、それが憂愁の曲と百恵さんの切なげな歌い方と相まって聞く人の心に深く沁み込み、今でも多くの人に聞き継がれ、歌い継がれている理由になっているのでしょう。

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    八代亜紀『舟唄』

    今回のオススメは演歌の女王の代表曲のひとつ『舟唄』。
    聞いてよし、歌ってよし。なんとも粋な味わいのある歌であり、音楽好きを自認するならジャンルを越えて押さえておきたいスタンダードソングのひとつでもあります。
    試聴はこちらで、フル試聴はこちらでどうぞ。



    ↓再発盤
    舟唄
    舟唄

    アーティスト:八代亜紀
    メーカー:株式会社テイチクエンタテインメント
    発売日:1979/05/25
    累計:38.4万枚
    メディア:CD
    曲目:
    舟唄
    長いプラットホーム

    沖の鴎に深酒させてヨ
    いとしあの娘とヨ 朝寝する
    ダンチョネ

    女性らしい艶っぽさと男性のような凄み、その両方を兼ね備えた彼女の歌声は男歌・女歌のどちらにも合い、男歌には色香を、女歌には強さを添えていました。
    この『舟唄』は港町で暮らす男の歌ですが、彼女が歌うことによって男の色気でも女の色気でもない、少しの気だるさが漂う不可思議な色香に満ちた歌に仕上がっています。


    彼女はこの『舟唄』を紅白で三度歌いました。
    最近何故か紅白と縁遠くなっているようですが、出来ることならあの大晦日のNHKホールでもう一度、いや二度でも三度でもこの『舟唄』を聞きたいものです。

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    郷ひろみ『2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン』

    今回のオススメは耳にしただけでテンション上がるこの曲、郷ひろみ『2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン』。
    国鉄(当時)のキャンペーン「エキゾチック・ジャパン」のキャンペーンソングです。
    いくつかあるver.の中で、炎を背景に立つ鳳凰(御神輿のてっぺんにあるようなの)が綺麗だった記憶が。
    試聴はこちらで、一番の試聴はこちらへ、当時のCM試聴はこちらへどうぞ。



    2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン
    2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン

    アーチスト:郷ひろみ
    メーカー:CBS SONY
    発売日:1984/02/25
    メディア:EP
    曲目:
    2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン
    抱きあえば

    郷ひろみと言えば「お嫁サンバ」か「セクシー・ユー」だったのに、いつの間にかその2曲を押しのけてトップに踊り出ていた「2億4千万の瞳」。
    山口百恵がテーマソングを歌った国鉄の「いい日旅立ちキャンペーン」の後釜として始まった「エキゾチック・ジャパンキャンペーン」、そのテーマ曲だったこの「2億4千万の瞳」は、そのインパクトの強さで当時から結構人気はありました。
    残念ながら売上そのものは21万枚ちょっとと振るいませんでしたが、発売直後の一瞬だけ何十万・何百万と売れ、その後水泡のように消え去ってしまう歌が多勢を占める中、20年以上経った今でも尚多くの人に知られ歌われている「2億4千万の瞳」は勝ち組と言ってもいいでしょう。

    特筆すべきはその作曲の巧みさでしょうか。イントロからサビのコーラスで盛り上げ、Aメロでその勢いを持続し、Bメロ前半で少しブレーキをかけて曲を引き締め、後半でまた徐々にヒートアップさせていき、サビでさらに加速して最後の「ジャパーン!」に全てを集約する。
    「ジャパン」というありふれた、一歩間違えればダサダサになってしまう言葉に最も強烈なインパクトを持たせるために、贅沢にも一曲まるまる使ってその言葉を盛り上げ盛り立てています 。さすがは売野さん。職人技です。

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    サンストデモテープ特集-C.M.C.『HALF』

    前回はインパクト編と称してオススメ曲をご紹介しましたが、今回は楽曲そのものの魅力で聞かせてくれる曲をオススメしたいと思います。
    当時16歳だったミュージシャンのタマゴが番組に送ってきたこの曲。
    歌い方こそ若干未熟なもののとても高校一年生の作品とは思えない、今このままCDにしてもおかしくはないほどのクオリティをもつこの曲・C.M.C.『HALF』。
    C.M.C.とは槇原範之こと槇原敬之氏の当時のソロユニット名のことで、この曲もいかにも槇原氏らしいカラーに染め上げられています。
    試聴はニコ動(41'28"~45'05")でどうぞ

    既存の曲を歌ったり演奏したり、オリジナル曲で勝負したり、インコや犬の声を録音したり、偶然録音したアクシデントを送ってきたり。
    デモテープ特集には「音楽」の枠に縛られないクリエイター達の、自由な作品が集められていました。
    最先端の電子音楽を扱いながら、民俗音楽から演歌まで幅広く網羅し放送していた教授の番組だからこそ、種々様々なクリエイターの卵たちもまた集まり自信作を聞いてもらおうとしていたのでしょう。

    「これからも彼と一緒に音楽を作っていければいいと思っています」―――
    ライナーノーツにこう書いた槇原氏は、エンジニアとして支えてくれた友人と力を合わせ、クリエイターのタマゴから立派なメロディメーカーとなりました。
    教授の元へデモテープを送った何人が槇原氏のように夢を叶え、そして何人が夢を諦めて平凡な日常へと戻っていったのか。
    それを知る術はありませんが、彼らがかつて抱いていた夢のカケラはこのCDの中で今も眩い光を放ち続けています。



    DEMO TAPE-I
    DEMO TAPE 1

    アーチスト:坂本龍一、他
    メーカー:MIDI INC.
    発売日:1991/03/21
    メディア:CD
    曲目:
    ・両眼微笑
     番組のテーマ曲。


    ・モンゴロイドが来るぞ!
     前回のオススメで紹介した曲。

    ・かしくれロックンロール
     忌野清志郎そっくり(本人じゃないかと思うほどソックリ)の声で「菓子くれ飯くれ」と情けない歌詞を歌うスゴギャップの曲。

    ・Telephone Singer
     電電公社(当時)の時報をボーカルに見立てた曲。

    ・ヒンドゥー語ラップ「チベタン・ダンス」
     教授の曲「チベタン・ダンス」にヒンドゥー語のラップをつけたもの。作者は後に教授のアルバムSteppin' Into Asiaにて教授と共演。

    ・Womb

    ・Sister Complex

    ・Giappone

    ・ぼうが一本あったとさ
     同名の絵描き歌にピアノの伴奏をつけたもの。

    ・"Hi,Hi,Hi"
     矢野顕子の同名曲を炒め物をしながら歌ったもの。

    ・Old Good Day's Wokers

    ・ああ最後の日本兵 横井庄一さん
     横井さんのインタヴュー音声に戦メリをかぶせたもの。

    ・こんなのはもー
     作者の数学の先生の口癖「こんなのはもー」を中心に、授業の様子を面白おかしく描いたラップ風の曲。

    ・だれにもあげない
     女の子のたわいもない口ゲンカをコミカルに描いた曲。

    ・福岡市ゴジラ
     伊福部昭の同名曲に詞をつけたもの。「ゴジラ編」「サザエさん編」の二部構成になっていて、無気力な声で歌われる後半の「サザエさん編」が色んな意味でおかしい。

    ・Marble Water
     教授の作風を受け継いだ作者の曲。無論パクリでもトリビュートでもなく全くのオリジナル。

    ・逆さ戦メリ
     戦メリのピアノ譜を逆から弾いたもの。単なるテープの逆回転ではないところが凄い。

    ・チャイムの歌
     夕暮れに鳴るチャイムに合わせるように鳴く犬の遠吠えを録音したもの。

    ・さよなら
     友達と別れて遠くへ引っ越して行く女の子のためのお別れソングとして作ったものらしい。

    ・"はい、いいえ(Yes,No)"
     オフコースの「Yes,No」に手拍子と合いの手を入れて歌ったもの。

    ・うさぎとかめ
     うさぎとかめの歌詞をところどころ抜いて歌ったもの。作者のお爺さんの得意な歌らしい。

    ・Cry

    ・HALF

    ・開演の辞
     バンドの演奏開始と同時に体育館の屋根の雪が大音響と共に落ちてきたアクシデントを録音したもの。

    ・両眼微笑

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    サンストデモテープ特集-OSTRACISM CO.『モンゴロイドが来るぞ!』

    1981年から5年間に渡りNHK-FMで放送されてきた、坂本龍一のサウンドストリート。
    時間いっぱいに、時に実地も交えて繰り広げられる教授の音楽トークに若きクリエイター達は耳をこらして聞き入り、時に自分の作品を番組宛てに送ったものでした。
    そして教授もそんな彼らの熱意に応え、時折番組内でデモテープ特集と称する一コーナーを設けて、耳に適った作品を流していました。

    今回はそのデモテープ特集の中でももっともインパクトの強かったこの作品、25年経った今でもメロディが耳について離れないOSTRACISM CO.『モンゴロイドが来るぞ!』をご紹介。
    南目製粉の当時のCMソングを歌った『ナンメのきなこ』、モンゴロイド~の作者の次作『ぬらりひょんイメージソング』、幼稚園児には無理なキーを無理矢理歌っているのが何とも微笑ましい『さよなら』、数学の先生の口癖を歌にした『こんなのはもー』、トロンボーンで演奏するも技術がアレ過ぎて全然似てない『ライディーン』、セキセイインコのおしゃべりを録音した『雨の日のピコ』などインパクト強い作品は他にもあったけれど、当時も今もやはりこれが一番です。
    試聴は作者ご自身のHPに掲載されているMP3をどうぞ。
    「モンゴロイドが来るぞ!」 1982年 MP3オーディオファイル(3.5MByte)と書いてあるのがそうです。

    この『モンゴロイドが来るぞ!』、使用している楽器(?)はリコーダー・おもちゃのピアノ・スリッパ(パーカッション)という、とてもシンプルで、どこの家庭にも一つは転がっていそうなものばかり。
    途中でリコーダーの一人が出だしをミスっているところが、いかにも皆で「せえの」で録ってる感を醸し出しています。
    インパクトが強いだけでなく、高価な楽器がなくても、特別な機材がなくても、音楽というものは作れるものなんだということを改めて教えてくれた曲でもありました。

    ちなみにこの曲、次回ご紹介する『HALF』と共に↓このCDに収められています。ただしこちらはフルコーラスではなく、最初と最後が切られた短縮版ですが。



    DEMO TAPE-I
    DEMO TAPE-I

    アーチスト:坂本龍一、他
    メーカー:MIDI INC.
    発売日:1991/03/21
    メディア:CD
    曲目:
    両眼微笑(坂本龍一)
    モンゴロイドが来るぞ!(OSTRACISM CO)
    かしくれロックンロール(掘健・高橋幸彦)
    Telephone Singer(鈴木司)
    ヒンドゥー語ラップ「チベタン・ダンス」(浅野智子)
    Womb(浅野智子)
    Sister Complex(藤添憂子)
    Giappone(藤添憂子)
    ぼうが一本あったとさ(箕田朗子)
    "Hi,Hi,Hi"(松田公美子)
    Old Good Day's Wokers(テイ・トウワ)
    ああ最後の日本兵 横井庄一さん(三村美智子)
    こんなのはもー(SEMO)
    だれにもあげない(三上直子・京田佳永)
    福岡市ゴジラ(少年刑事ケンイチくんと青島博士とカクテル長官)
    Marble Water(岡本清郎)
    逆さ戦メリ(佐々木朋子)
    チャイムの歌(野村達士)
    さよなら(佐々木朋子)
    "はい、いいえ(Yes,No)"(REVOLUTION BAND)
    うさぎとかめ(ドナルド)
    Cry(テイ・トウワ)
    HALF(C.M.C)
    開演の辞(植村敏孝と42の瞳)
    両眼微笑(坂本龍一)

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    悪霊島『LET IT BE』

    金田一耕助の映画サントラをご紹介するこのシリーズ、今回のオススメは「悪霊島」よりTHE BEATLESの『LET IT BE』。
    アルバムにはアレンジされたインスト版しか入っていないのですが、シングルの方はちゃんとビートルズの歌が入っていました。
    ちなみにTHE BEATLESは版権管理が非常に厳しいので、試聴できるサイトはありません。




    レット・イット・ビー

    アーティスト:ザ・ビートルズ
    メーカー:東芝EMI株式会社
    発売日:1981
    メディア:EP
    曲目:
    レット・イット・ビー
    ゲット・バック





    悪霊島オリジナル・サウンドトラック
    悪霊島オリジナル・サウンドトラック

    アーティスト:P.McCartney、湯浅譲二
    メーカー:東芝EMI株式会社
    発売日:1981
    メディア:LP
    曲目:

    【SideA】
    悪霊島のテーマ
    ゲット・バック(発端への回帰)-インストゥルメンタル-
    (空偏に鳥)〔ぬえ〕の鳴く夜は気をつけろ
    愛の旋律巴御寮人
    悪夢のプロローグ
    鴉が見ていた
    ゲット・バック(五郎の告白)-インストゥルメンタル-
    宵宮の殺人
    吉太郎変化〔へんげ〕
    追え!

    【SideB】
    崩壊
    神を見たか
    ふぶき再び
    解明
    紅蓮洞の悲劇
    消滅
    レット・イット・ビー(旅の終わりに)-インストゥルメンタル-

    この曲とは、映画「悪霊島」で出会いました。そのため、たぶん世間一般の出会い方とは大分違うんじゃないかとは思います。
    以下ネタばれがあるのでご注意を。↓

    「悪霊島」の原作は横溝正史。金田一耕助シリーズのひとつです。
    そしてLET IT BEは、この映画のエンディング・テーマとして使われていました。
    おどろおどろしい横溝ものとポップなビートルズ、一見合わなさそうな組み合わせですが、映画はそのために原作に手を加え、冒頭に原作にはないシーン
    「主人公の男がテレビでジョン・レノン暗殺の報を見て、自分の若かりし頃に想いを馳せる」
    を挟み込んでいました。
    主人公がヒッピー青年だった頃に巻き込まれた、とある事件。それが「悪霊島」の事件だった、というわけです。つまりこの映画はリアルタイム進行ではなく、あくまでも「回想」として作られているわけです。

    映画のラストシーン。事件が解決し、罪を犯した青年は(といっても、そんな重罪ではないんですが)警察に連れられて島を出て行きます。
    港に到着したフェリーから降りて走り始めるパトカー。そのパトカーと金田一耕助がすれ違い、気付いた青年が車中から金田一耕助に向かって何事か(多分「金田一さん!」と)叫びます。
    しかし、すれ違う車の中からの叫びに彼が気付くはずもなく、下駄を鳴らしながら去ってゆく後姿がストップモーションになって、映画は終わりを迎えます。
    その島を出て行くシーン~ストップモーションのシーンまでLet it beが被っていました。
    二度と帰らない青春時代の思い出。それを象徴するビートルズの曲。
    しかもこの映画は角川映画最後の金田一ものとして作られたので、去っていく金田一耕助がそのまま「二度と作られることのない角川金田一」をも象徴していて、「取り戻すことは出来ない」感をより一層高めていました。

    ちなみにこの映画で使われた『LET IT BE』はフェードアウトで終わっています。「悪霊島」シングルに収められている『LET IT BE』も同じようにフェードアウトしているのですが、このフェードアウト版『LET IT BE』、他にはビートルズのどのアルバムに収められているのかいまだ不明です。

    版権が非常に厳しいビートルズの曲を使用しているために、DVD化は不可能だろうと思われていたこの作品。しかし、大方の予想を裏切ってつい先年、待望のDVD化に漕ぎつけたまでは良かったのですが……、
    やはり版権の壁は厚かったらしく、『LET IT BE』はオリジナルのビートルズのものではなく、別の歌手が歌っているカバー版に差し替えられてしまっていました。
    DVDを出すための苦肉の策だろうとは思うのですが、カバーでは冒頭のジョン・レノン暗殺シーンから始まるこの物語の主幹そのものが揺らいでしまうため、この作品そのものの魅力までも半減してする羽目になってしまいました。
    そのために今でも「悪霊島」見る時は、もう映像がボケボケになったテレビ放映版(映画オリジナル版をテレビで放映したもの)の方を見ています。テレビ版はオリジナル版を使っているだけあって、ビートルズの歌う『LET IT BE』が使用されているのですが、その他にスタッフクレジットがカットされているので『LET IT BE』が終わると同時に、つまり金田一さんのストップモーションの所で映画が終わっています。
    テレビでは放映時間が限られているための措置らしいのですが、演出的にはこちらの方がキリが良くて好きです。



    悪霊島
    悪霊島

    メーカー:ポニーキャニオン
    発売日:2005/03/02
    メディア:DVD

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    『ポーリュシカ・ポーレ』

    今日の一曲はロシア(というかソビエト)から。反乱軍の鎮圧のため出陣する赤軍兵士と、見送る娘たちを描いた歌です。
    試聴はジャケットクリックで、フル試聴はこちらへどうぞ。



    ポーリュシカ・ポーレ
    ポーリュシカの草原よ ポーリュシカの広い野よ
    広野を勇士がいく そうだ 赤軍の勇士が
    (中略)
    われらは敵を迎えうつ われらの馬は疾駆する
    そうだ われらの戦車は疾走する

    出陣の歌らしく、詩だけでなく曲も非常に勇壮なのが特徴のこの曲「ポーリュシュカ・ポーレ」。
    大学時代友人に借りた「妹よ」合唱テープの中にたまたまこの曲が入っていて、あまりのカッコ良さに聞いて一気にハマりました。
    で、翌日CDショップに走って、ソヴィエト赤軍合唱団が歌う「VOLGA BOAT SONG」を入手しました。……1987年という発売年を考えると、あの時よくぞ入手出来たものだと思います。きっと、棚に長いこと眠っていたんでしょう。ちょっと売れないとすぐ廃盤・返品のコンボが来る今なら考えられない事態。

    これで後は「収穫の歌」が手に入れば完璧なんですが、いまだ見つからず。

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    岩崎宏美『聖母たちのララバイ』

    今回のオススメは岩崎宏美の代表曲のひとつ、火曜サスペンス劇場エンドテーマ『聖母たちのララバイ』。シングル版ではなく、火サスのEDとして使われたTV版の方です。

    火サスを強調するのには、もちろん理由があります。
    今市場に出回っているCDのほぼ全てはシングル版のイントロですが、火サスEDで使われていたTVオリジナル版は、番組を静かに締めくくるエンドロールに相応しい、穏やかで寂しげなイントロとなっていました。スタジオ演奏でも、このTVヴァージョンはトップテンか何かで一回歌われたきりだったと思います。
    犯人の連行シーンのロングショットと共に流れるこのイントロが、何とも味わいがあって好きなんですよね。罪を犯してしまう「人」の弱さを悲しみながらもなお、そんな「人」を愛し見守る聖母という感じで。

    試聴は探し回ったけどニコ動しかなかったので、ニコ動見られる方はこちら(1'30″~)でどうぞ。



    聖母たちのララバイ


    聖母たちのララバイ

    アーティスト:岩崎宏美
    メーカー:ビクターエンタテインメント
    発売日:1982/05/21
    累計:785,000枚
    メディア:EP
    曲目:
    聖母たちのララバイ
    赤い糸

    歌姫と呼ぶに相応しい歌声と歌唱力とを兼ね備えた彼女は、この『聖母たちのララバイ』のほかにも良曲をたくさんもっています。
    『すみれ色の涙』『シンデレラ・ハネムーン』『万華鏡』『ロマンス』『家路』……
    彼女の歌はこれからも多くの人に聞き継がれ、そして歌い継がれてゆくのでしょう。


    現在のところ、このTVオリジナル版が聞けるのはアルバム「Eternal Ballads」ただ一枚だけです。

    Eternal Ballads

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    ポルノグラフィティ『Mugen』

    今回のオススメはNHKの2002年W杯テーマソング、ポルノグラフィティ『Mugen』。
    同じNHKのスポーツテーマソングといっても、例えば大黒摩希の『熱くなれ』は夏のオリンピックのテーマソングらしく、灼けるような太陽の下で行われる競技になら何にでも普遍的に合っていたのですが、『Mugen』は野球ではなく、バスケでもなく、ラグビーでも水泳でもバレーでも他のどの競技でもなく、まさしくサッカーのためだけに作られた曲だと一聴しただけで感じ取れます。
    サポーターたちの地を轟かすどよめきにも似たコーラス、曲全体に漲る重心の低い疾走感、集団としてまとまっていながらも個々にとんでもない自己主張をしてくる演奏、ボールを激しく競り合うような緊張感をもって対峙するブラスvs.ギター(&その他)、そしてゴールを狙うFWのように珍しく積極的に前へ出てきているヴォーカルが、サッカーという競技そのものを模しているかのようです。

    そう、このMugenは自分が聞いたポルノグラフィティさんの曲の中で唯一、ヴォーカルが他に負けじと前へ迫り出している曲なんですね。まあ唯一と言っても、彼らの曲は今までにシングルのタイトル曲を数曲聞いただけなんでサンプルとしては激少なんですが(しかも、このMugenで初めて彼らの存在を知ったという仙人っぷり。笑)、それでも聞いた限りでは、Mugen以外の曲はヴォーカルが大和撫子の如く大人しくて控えめで、演奏に比べて目立ちすぎないよう突出しないように歌われているものばかりだったので、それだけでもこの曲は特別……というか、ヴォーカリストが特に力を入れて歌ったのが分かります。

    試聴はこちらでどうぞ。



    Mugen
    Mugen

    アーチスト:ポルノグラフィティ
    メーカー:SME Records
    発売日:2002/05/15
    メディア:CD
    曲目:
     Mugen
     Go Steady Go!
     ビタースイート(LIVE!)
     Mugen(Orchestra Version)

    チラ見してたW杯でかかっていた『Mugen』(インストではなく歌入りの原曲の方)に一目惚れし、即CD購入。その年の紅白にも『Mugen』で出場すると聞いたので、『Mugen』がライヴで聞ける! と楽しみにしていたのですが……、
    ヴォーカリストの人が紅白特有の抑圧的な雰囲気に押されてしまったのか、単にあがってしまったのか、手は震えてるわ歌詞は噛むわ音程はものすごく不安定だわ、しまいにはステージから落っこちそうで、見ているこっちがハラハラする事態に(笑)
    でも、その時の『Mugen』で久々にロック分を補給させてもらいました。

    今もこの曲を聞くたび、日本中が沸いたあの暑い夏の日と、ヴォーカリストさんが全力疾走で歌っていたその年の暮れを思い出します。いやそれ以前に、このジャケット見ただけでもうワクワクしてきます。
    自分にとっては今でも、ポルノグラフィティさんといったら『Mugen』ですね。
    ……出来れば、あのままロックで突っ走って欲しかった。今現在、まともなロックやってくれるバンドはほとんどないし。


    しかし。『Mugen』のジャケットの旗、何度見てもひらがなで『あ』と書いてあるようにしか見えなi(略
    いやそのどうにもここの市章と似てるもんで。

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    ISSA『Justiφ's』

    今日はDA PUMPのヴォーカリスト・ISSA氏の『Justiφ's』。
    当時有線でよくかかっていて、聞くたび「まるで特撮のテーマ曲みたいな歌だなあ」と思っていたら、本当に特撮のOP曲だったというオチがついた曲です(笑)
    かといって侮るなかれ。「Justiφ's」は決してお手軽な子供向けヒーローソングなどではなく、重厚感と疾走感とを兼ね備え、かつISSA氏の芯まで響くような迫力ある歌声を存分に楽しめる作りになっています。
    試聴はこちらから、フルサイズ試聴はこちらへどうぞ。




    Justiφ’s

    アーチスト:ISSA(Justiφ's)、石原慎一(Dead or alive)
    メーカー:エイベックス・トラックス
    発売日:2003/03/12
    初動:28,048枚
    累計:105,944枚
    メディア:CCCD
    曲目:
    Justiφ's
    Dead or alive
    Justiφ's(オリジナルカラオケ)
    Dead or alive(オリジナルカラオケ)

    惜しむらくは、このCDがただのCDではなく悪名高きCCCDであるために、普通のCDに比べて音質が悪く、またi-P0dやi-Tunesに入れて気軽に楽しむことも出来ないというところでしょうか。
    他社のようにCDで再版される気配もなく、せっかくの良曲なのに本当にその点だけが非常に残念です。

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    MSX版パロディウス「第三惑星〔迷惑星〕のテーマ《幻想蛸興曲》」

    YMOからクラシックへ。
    同じインスト曲とはいえ、毛色が違うこの2つのジャンルの橋渡しをしてくれたのが、当時流行っていたアレンジ・クラシックでした。
    ラフマニノフのピアノ協奏曲第2、ショパンの別れの曲、ビゼーのカルメン。みんな、このアレンジ版で知りました。
    ……実はパガニーニのカプリース第24番だけは、今でもアレンジ版の方が好みだったり。

    そんなアレンジ・クラシックのひとつが、今回オススメする『幻想蛸興曲』です。
    試聴はこちらでどうぞ。トンネルのようなステージ(ツルハシ投げるモグラが出てくるところ)でかかるのがそうです。



    パロディウス(MSX版)
    ORIGINAL SOUND OF PARODIUS ■MSX VERSION■

    アーティスト:碇子正広(IKA-CHAN)
    メーカー:アポロン音楽工業株式会社
    発売日:1988/11/21
    メディア:CDミニアルバム(8cm)
    曲目:
    オープニング・テーマ~セレクト&スタート!
    空中戦闘のテーマ《各ステージ共通》
    第一惑星〔ウル星〕のテーマ《クライム・オブ・センチュリー》
    第二惑星〔勝負星〕のテーマ《ライト・オブ・オクトパス》
    第三惑星〔迷惑星〕のテーマ《幻想蛸興曲》
    第四惑星〔迷菓星〕のテーマ《お菓子な世界》
    第五惑星〔妖星〕のテーマ《ザ・ワルツ・オブ・オクトパス》
    第六惑星〔要星〕のテーマ《フェイト・オブ・オクトパス》
    エクストラ・ステージのテーマ《スウィート・エモーション》
    クライシス・第4楽章
    ボスBGM
    エンディング・テーマ~ゲーム・オーバー!!
    SEコレクション《各種オリジナル・サウンド・イフェクト》

    もともとパロディウスはBGMにクラシックのアレンジを採用していることで有名だったんですが、その中でも屈指の出来と思われるのがこのMSX版パロディウスでした。
    特に、今回取り上げた『第三惑星〔迷惑星〕のテーマ《幻想蛸興曲》』の出来は、まさに秀逸の一言。原曲が何だか分からなくなるほど(笑)スピード感あふれるアレンジが施されていて、元がクラシックだとはとても思えないほど。全パロディウスの曲中で、一番かっこいいと言われているのも頷ける仕上がりです。

    後日SFC版でこの曲のアレンジ違いが出ましたが、あまりにも凡庸なアレンジになっていたのでガックリきたのも今となってはいい思い出……、いい思i…… ……orz
    でも実はこのSFC版の方が、原曲に近いアレンジなんですよね。

    ちなみにこの《幻想蛸興曲》、グリーグの『《ペール・ギュント》第1組曲作品46第4曲 山の魔王の宮殿にて』と、ショパンの『即興曲第4番 嬰ハ短調《幻想即興曲》』の2曲をくっつけた構成になっています。
    曲の前半部が《ペール・ギュント》の冒頭部、後半部が《幻想即興曲》Allegro agitatoのBパートとなっているわけです。
    ですので、「幻想○興曲」というタイトルだけを頼りに探すと、いつまで経ってもそれらしい曲が見つからないというハメに陥ります。
    現に数年探して見つけられなかったアホがここに一人いるし! わっはっは!

    ……orz

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    宮沢和史『旅立ちの時~Asian Dream Song~』

    今回のオススメはとっておきのこの曲、自分が自信をもって勧められる数少ない一枚、長野パラリンピックテーマソング『旅立ちの時~Asian Dream Song~』。
    どこか懐かしい感じのする旋律を、THE BOOMのヴォーカリスト・宮沢和史氏が情感たっぷりに歌い上げています。
    今でも合唱曲として歌われているようなので、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
    試聴はジャケットクリックで、フル試聴はニコ動でどうぞ。



    旅立ちの時~Asian Dream Song~
    旅立ちの時~Asian Dream Song~

    アーティスト:宮沢和史
     作曲:ドリアン助川
     曲・編曲:久石譲
    メーカー:東芝EMI
    発売日:1997/09/10
    メディア:CD
    曲目:
    旅立ちの時~Asian Dream Song~
    Asian Dream Song-Instrumental-
    旅立ちの時~Asian Dream Song~(オリジナル・カラオケ)

    争いの日々を乗り越えて
    青空に歌う時
    かけがえのない命のはてに
    名もない花を咲かそう
    今 地球(ここ)に生きる者よ
     
    旅立ちの勇気を
    虹色の彼方に語りかけるこの時
    微笑みながら ふりむかずに
     
    夢をつかむ者たちよ
    君だけの花を咲かせよう

    自分は曲惚れする性質なので歌詞にはめったに気がいかないんですが、この曲ばかりは詞込みで惹き込まれました。
    曲の音運びと詞の韻とが絶妙に溶け合い共鳴しあっているのが、聞いていてもうとにかく心地よい。静かな励ましという趣の歌詞と、海のように、あるいは朝霞のようにゆったりとたゆたい流れていく曲の雰囲気が実に見事に調和しています。歌詞と曲とがこうもピタリとハマっている曲というのも、そうはないのではないでしょうか。
    そして曲のシメに来るのは、この曲の情感と余韻をさらに高めてくれる、アウトロに1分半ほどたっぷりと取られた女性コーラス。さすがは久石氏、ツボを心得まくってます。

    ちなみにこの曲はインスト版では、ヴォーカルの代わりに女性コーラスがメインパートをなぞっています。こちらは歌(詞)がない分、曲に含まれたアジアン・テイストを存分に堪能できる作りになっているので、歌入りのものとはまた違った味わいを楽しむ事が出来ます。

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    DVDコンプ記念・大野ルパンテーマ曲特集

    今日は給料日だったので、『お宝返却大作戦! サントラ付初回版』『EPISODE0 ファースト・コンタクト』『DEAD OR ALIVE』を大人買いしてきました。
    『燃えよ斬鉄剣』は次回風林DVDと一緒に買うとして、これで前回買った『ワルサーP38』『ルパン暗殺指令』と合わせて欲しかったものコンプ!

    で、全部見終わった感想としては、やはり『お宝返却』が一番面白い。2時間のストーリーがラストに集約する『EPISODE0』や、スマートな絵とシリアスなストーリーが楽しめる『ワルサーP38』も捨てがたいけど、やはり個人的には『お宝』でした。

    物語の最初から最後までダレることなくテンポよく話が進み、軽快で洒脱なストーリーにアクションシーン(含チェイスシーン)も盛りだくさん。しかも激しいアクションにも作画が乱れることなく美麗。キャラの活躍にも偏りなく、メインキャラ4人それぞれに敵との対決シーン含めたたっぷりの見せ場があり(銭形警部はあんま見せ場なかったかな……)、ヒロインが出しゃばらないために作品の雰囲気も壊れず、サブキャラの見せ方・使い方も効果的で「要らないキャラ」が存在しない。
    ところどころにちりばめられたおなじみ曲のジャズ・アレンジがストーリーにお洒落な大人の色を添え、かつクライマックスに流れるサグラダ・ファミリアのテーマは、パイプオルガンの音色も相まって神聖にして圧巻。

    このクライマックスがもう。何となく予測できた展開とはいえ、音楽好きにはこう、クるものがありました。そういやサグラダ・ファミリア、ただ大きな教会だというだけでなく、建物全体が巨大なパイプオルガンになっているという説もあるんですよね実際。多分、元ネタはそこからとったんじゃないかと思うんですが。

    その他にも、見るだけでバルセロナ観光気分になる見事な背景美術や、いつもと違って「お宝をもとあった場所に返す」というストーリーの意外性、そうして全てのお宝を返し終わった後に現れたトリックダイヤ、そして、そのトリックダイヤをサグラダ・ファミリアの塔のてっぺんにはめ込むことで出現する真のお宝など、見どころがたくさんありました。
    先述通り予測出来た展開ではあったけど、この真のお宝にはホントやられました。自分も画面の中に入って、町の人々と一緒にそれを見上げたいとマジで思ったくらいに。
    たった一度きりの奇跡が具現化したその姿、100年の光をまとって現れた神秘的な真のお宝(この辺り、演出・作画とも素晴らしい!)に、先述のサグラダ・ファミリアのテーマがかぶってくるもんですから……もう。

    というわけで、今回は大野雄二氏が作曲したルパン三世関連の曲を試聴込みで一気にご紹介します。
    まずは大元のルパン三世のテーマ
    次はルパン三世のテーマ(VOCALver.)
    そして、そのカッコよさでファン人気の高いディスコアレンジ・ルパン三世'79
    最後に、'79と人気を二分するお洒落なジャズアレンジ・ルパン三世'80
    ディスコアレンジ&ジャズアレンジ、そのどちらも大野氏が「いい仕事」してます。それこそ、この2曲の粋が分からない人とは話合わないだろーなーと思うくらいに。特にジャズ・アレンジの'80。
    登場人物を音楽で巧みに表現する大野氏の面目躍如なキャラテーマからは二曲、荒野を行くガンマンの姿が浮かぶ次元大介のテーマ・TORNADOと、和楽器とロックを違和感無く融合させた石川五右衛門のテーマ・ZANTETSUKEN
    ラストに、これまたファン人気の高い劇中歌SUPER HEROを。歌っているのはゴダイゴのドラマー、トミー・シュナイダーです。
    だからこういう企画がゴダイゴに回ってきたわけだということで、ニコ動見れる人はこちらの試聴をどぞ。この記事で紹介した彼の才能の一端がこの曲に込められています。

    CDは、自分が持ってる3枚のうち「テーマ・コレクション」を推しておきます。上に挙げた7曲のうち4曲まで入っているし、さらにかの幻の名曲、マザー・グースの詞に大野氏が曲をつけた「SONG OF BABYLON」までもが入っているので。
    欠点といえば、パースリのOP曲『セクシー・アドベンチャー』がオリジナルの歌手でないことくらいでorz
    なんでCDで歌手変えたんだ……オリジナルのTV版を歌った中村裕介氏のが声もシブいし、歌詞も明瞭だし、音程も外さないのに。



    ↓リンク先試聴付き

    ルパン三世テーマ・コレクション

    アーチスト:大野雄二、河合奈保子、トミー・シュナイダー、北原深、ビート・マック・ジュニア、水木一郎、サンディ・A.ホーン、木村昇、森村あゆみ、ボビー
    演奏:You&The Explosion Band(大野雄二)
    メーカー:株式会社アポロン
    発売日:1990/05/21
    メディア:CD
    曲目:
    メドレー(ルパン三世’92/ルパン三世’92/ルパン三世’78/ルパン三世’79/ルパン三世’80)
    LOVIN'YOU 歌:トミー・スナイダー
    ルパン三世 愛のテーマ
    ルパン三世のテーマ 歌:ビート・マック・ジュニア
    I MISS YOU BABE 歌:サンディ・A.ホーン
    ルパン三世 愛のテーマ 歌:水木一郎
    ルパン三世'79
    LOVE SQUALL
    炎のたからもの
    回想のミステリアス・ジャーニー
    ルパン三世'80
    LEAVE YOU 歌:木村昇
    SUPER HERO 歌:トミー・スナイダー
    LOVE IS EVERYTHING 歌:木村昇
    セクシー・アドベンチャー 歌:北原深
    フェアリー・ナイト 歌:森村あゆみ
    MANHATTAN JOKE 歌:河合奈保子
    SONG OF BABYLON 歌:河合奈保子
    GEORGIA MOON

    最後に、褒めまくってたお宝~もご紹介。

    ルパン三世 お宝返却大作戦!!
    ルパン三世 お宝返却大作戦!!

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    久保田早紀『25時』

    美しい人ではあるし、少女のような無邪気な可愛らしさも感じられる人だけれど、「美女」というより「聖女」と呼んだ方が似合うこの女性。
    女性ヴォーカリストはなかなかこう、自分の好みとピッタリハマる人がいないんですが、この方の場合は「聖女」そのままの声の透明感・詞曲の神秘性に惚れ込みました。

    今回のオススメは久保田早紀の『25時』。
    『異邦人』と同じテイストでありながら、より神秘的で遥かなる時の流れを感じさせてくれる曲です。

    モザイクの壁画の中
    このまま埋〔うず〕もれたなら
    いつの日か またあなたが
    通り過ぎるかしら

    試聴はこちらへどうぞ。



    25時

    アーティスト:久保田早紀
    メーカー:CBS SONY
    発売日:1980/04/21
    累計:7.7万枚
    メディア:EP
    曲目:
    25時
    みせかけだけの優しさ

    紫の地平線に
    神々の声がひびく
    ”幸せを粗末にした
    報〔むく〕いが来たのだ”と
    (中略)
    朝焼けの廃墟に立ち
    やせた影 歩ませれば
    さらさらと この身体が
    くずれてしまいそう

    現在は芸能界を去って、音楽伝道者として教会を巡ってコンサートをされているようです。
    やはり、彼女は聖女だったのかもしれません。


    今購入するのなら、このミニベストがお勧め。『25時』を始め主要シングル曲が聞けるし、お値段も1,000円と手頃です。


    DREAM PRICE 1000 久保田早紀 異邦人
    DREAM PRICE 1000 久保田早紀 異邦人

    アーティスト:久保田早紀
    メーカー:ソニー・ミュージックハウス
    発売日:2001/10/11
    メディア:CD
    曲目:
    異邦人
    25時
    九月の色
    オレンジ・エアメール・スペシャル
    夢飛行
    ねがい

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    松山千春『人生(たび)の空から』

    今回のイチオシは、カラオケの定番『長い夜』・ドラマの主題歌になった『夜明け』とどっちにするかさんざん迷った末、この曲『人生(たび)の空から』に決定。
    千春氏には他にも『季節の中で』『恋』『旅立ち』『大空と大地の中で』などいい歌いろいろあるから、取捨選択に困りました。
    試聴はこちらでどうぞ。





    人生〔たび〕の空から

    アーティスト:松山千春
    メーカー:NEWSレコード
    発売日:1980/09/21
    メディア:2EP
    曲目:
    人生〔たび〕の空から
    雨の夜
    海を見つめて
    こいごころ


    深く耳をすませば 朝一番の汽笛
    街はにわかに ざわめいて

    旅先の宿で目覚めた時、電車の警笛の音(JR貨物がよく鳴らす)が聞こえると、今でも必ずこのフレーズが頭を過ぎります。
    こんな短いフレーズなのに、それだけ写実的だということなのでしょう。
    朝の静寂を切り裂いて、遠くの駅から微かに響いてくる短い警笛音は、それだけで何か感慨深いものがあります。

    まわり道でも 旅の終わりに
    君にもう一度 会えたならいいね

    「必ず君の元へ帰るよ」でも、「これから二人で一緒に歩いていこう」でもなく、もっと軽快で運命まかせなこの言葉「会えたならいいね」。
    自由気儘な旅人のような歌詞、異郷の風のようにドライで軽やかな曲調。束縛されない軽快さこそが、この曲の身上なのでしょう。


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    ヒカシュー『白いハイウェイ』

    今日のイチオシはヒカシューの『白いハイウェイ』。当時はクラリオンのCM曲としても使われていました。
    試聴はこちらでどうぞ。




    白いハイウェイ

    アーティスト:ヒカシュー
    メーカー:東芝EMI
    発売日:1980/03/05
    メディア:EP
    曲目:
    白いハイウェイ WHITE HIGHWAY
    プヨプヨ PUYO PUYO

    ヒカシューといえば「20世紀の終わりに」の方が代表曲なんでしょうけれども、自分は断然こちらの方が好きです。
    「プヨプヨ」「幼虫の危機」「スイカの行進」など粘着質でマッタリとした不気味ぽい曲が多いヒカシューの曲の中で、この曲はほぼ唯一と言ってもいいくらいの爽快なハイスピードチューンなんですよね。
    特にラスト前に静かに繰り返される「未来を乗せて僕のスピード命を感じる 震える地球 恋する宇宙 この世の果てまで」。この短いフレーズの中に未知なる「行く先」への期待と、そして不安とが見事に凝縮されています。

    とりあえずヒカシューの曲の中で普通にお勧め出来るのは、これと「ガラスのダンス」。あとはちょっとクセがありすぎるので。

    今ではEP盤は非常に入手困難なので、他の曲もまとめて聞けるツイン・ベストの方がいいかも。
    でもこのツイン・ベスト、噂ではレコ社がメンバーの了承を得ず独断で出したものだとか。だから本当はおおっぴらに勧めたくないんですけど、でも古い曲はこれでしか入手出来ないのでやむなし。
    歌い方にクセはあるものの、聞いてみれば存外に深く美しい巻上さんの声。「ヒカシュー節」を確立している楽曲。時に思いもかけぬ心の深層を暴いてくる、歌詞というより詩と呼ぶべきテキスト。
    巻上さんの美声を聞いてみたい方はこちらへどうぞ。
    巻上さんといえば、演劇経験もある彼のパフォーマンスも見どころ。それが演技だと分かっていても―――例えばこんな風に―――ふと「……これ、演技に見せかけてるけど、実は素なんじゃ……?」と思う瞬間があるのは、彼の目がイッちゃってて、なおかつ実に冷静な光を湛えてもいるからなんですよね。

    ヒカシューは結成当初のオリジナルメンバー2人に新たなメンバーを加えて、今も独特で不思議な音楽を作り続けています。






    ツイン・ベスト
    ヒカシュー/ツイン・ベスト

    アーティスト:ヒカシュー
    メーカー:東芝EMI
    発売日:1999/02/24
    メディア:2CD
    曲目:

    DISC ONE
    20世紀の終わりに
    プヨプヨ
    パイク
    レトリックス&ロジックス
    ドロドロ
    モデル
    ガラスのダンス
    瞳の歌
    謎の呪文
    ルージング・マイ・フューチャー
    何故かバーニング
    幼虫の危機
    白いハイウェイ
    ヴィニール人形
    オアシスの夢

    DISC TWO
    雨のミュージアム
    ト・アイスクロン
    炎天下
    ビノ・パイク
    うわさの人類
    ラヴ・トリートメント
    アルタネイティヴ・サン
    スイカの行進
    出来事
    テイスト・オブ・ルナ
    不思議のマーチ
    ふやけた■■
    新しい部族
    18才のドンキホーテ
    二枚舌の男

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    L'Arc~en~Ciel『MY HEART DRAWS A DREAM』

    今回のオススメは、スバル・レガシィCMソング『MY HEART DRAWS A DREAM』。
    10年後・20年後にも自信をもってお勧め出来るよう、初めて聞いてから5年以上、最低でも3年は経った曲でないとリストにすら入らないこのオススメコーナーには珍しく、あまりにもの名曲であるために初聞きからわずか数ヶ月足らずでの登場です。
    試聴はこちらで、フル試聴はこちらでどうぞ。



    MY HEART DRAWS A DREAM
    MY HEART DRAWS A DREAM

    アーティスト:L'Arc~en~Ciel
    メーカー:Ki/oon Records
    発売日:2007/08/29
    初動:112,607枚
    累計:147,634枚
    メディア:CD
    初回盤特典:初回限定ジャケット、スーパーピクチャーレーベル、わくわくペーパー・クラフト封入(4種のうち1種)
    曲目:
    MY HEART DRAWS A DREAM
    Feeling Fine 2007
    MY HEART DRAWS A DREAM(hydeless version)
    Feeling Fine 2007(TETSU P'UNKless version)

    この胸は夢を描いてくよ
    遥かなる時を飛び越えてくのさ
    My heart draws a dream.
    いつの日かきっと 叶うと良いな
    笑顔のままの君で居られるように
     
    さあ手を伸ばし 今、解き放とう
    心は誰も縛れはしない 視線は日差しを捉えてる
    どんな褪めた世界でも
     
    誰も皆
    夢を描くよ 夢を描くよ 夢を描くよ
    Our hearts draw a dream.
    夢を描くよ 夢を描くよ 夢を描くよ
    …ほら

    見渡す限りの大草原のど真ん中に立っているかのような立体的な広がりを感じさせる詞(「My heart draws a dream.」の後に「Our hearts draw a dream.」と、一人でも大勢でも描く夢はひとつと続いているのが良い)と曲が、自由に思うがままに歌ってこそ真の力を発揮するヴォーカリストをも解放し、その魅力を最大限まで引き出しています。
    ただその特性ゆえ、ヴォーカリストが心身ともに解放されていないと失敗し易い曲でもあるために、スタジオ演奏はどれも今ひとつだったのが残念なところです。
    厳密に言えばCDも今ひとつなので、いつかどこかで完全な『MY HEART DRAWS A DREAM』を聞いてみたいものです。


    その歌声で一陣の風を巻き起こす稀有なヴォーカリストが導く、時空を超えた無限の境地。
    縛り付ける何ものも存在しない何処までも自由な世界が、日常のせせこましい喧騒を忘れさせてくれます。

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    ルドラの秘宝『The Spirit Chaser』

    今日はSFCのRPG「ルドラの秘宝」からイチオシのこの曲『The Spirit Chaser』。
    四人の主人公の一人・サーレントのボス戦テーマです。
    ゲーム音源の試聴はこちらへどうぞ。


    ルドラの秘宝
    ルドラの秘宝

    「ルドラの秘宝」の音楽を担当されたのは笹井りゅうじ氏。プログレバンド・ノヴェラのベーシストだった方です。
    ベーシストが作った曲らしく、ドラムとベースのリズム隊が基礎としてしっかりと構築されているためにどれほど激しいメロディが乗ってきても楽曲が揺るがず、曲に非常な安定感があるのが大きな特徴です。
    そして、がっちり築き上げられた基礎の上を流れるメロディは時に流麗に、時に激しく、時に儚くと変幻自在。しかも各主人公のフィールド曲をアレンジしてそれぞれのバトル曲へとシフトしてくる辺り、ゲーマーの心をくすぐるツボまで心得てるな、と唸らせてくれます。


    笹井氏の現在の活動はこちらこちらのサイトで知ることが出来ます。相変わらずトガっているようで嬉しい。


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    雪の女王『スノーダイヤモンド』

    今回のオススメはNHKで放映されたアニメ・雪の女王OP曲『スノーダイヤモンド』。
    風林火山の曲を担当された千住明氏の作品です。
    試聴はこちらでどうぞ。
    しかし、この曲の本当の真価はOPアニメと組み合った時に発揮されます。というわけで、海外放映版ですがこちらの動画の試聴もついでにどぞ。
    ただ、風林火山サントラと同じくヴァイオリンが……。どうも、感情がなく技巧だけの演奏というのは苦手orz

    夜空にきらめくオーロラ、夕暮れの街を吹き抜ける粉雪。
    この辺りの描写の美しさはNHKならではなのでしょう。



    「雪の女王」オリジナル・サウンドトラック
    NHKアニメ劇場「雪の女王」オリジナル・サウンドトラック

    アーチスト:千住明
    メーカー:東芝EMI株式会社
    発売日:2005/06/15
    メディア:CD
    曲目:

    スノーダイヤモンド
    featuring千住真理子
    ウィンターワールド
    ホワイト・アンド・ブルーfeaturing涼風真世
    草原の風、収穫の夜宴
    スノーダイヤモンドfeaturing千住真理子
    ダイヤモンドダストの夢
    市場の朝
    吟遊詩人ラギ
    いたずらざかり
    氷の城
    女王と鏡
    ゲルダとカイ
    雪と氷と女王の冷笑
    悲しみは突然

    白い幻想
    氷の心、女王の視線
    女王の怒り、冬の嵐
    スノーダイヤモンド
    山と川と草原と
    底にはう陰謀
    ゲルダの祈り
    スノーワールド
    信じるままに、力のかぎり
    ゲルダの涙、カイの微笑み
    夢であえるねfeaturing川澄綾子
    雪解けの氷featuring千住真理子
    ホワイト・アンド・ブルー
    スノーダイヤモンドfeaturing千住真理子

    しかしこのサントラ、放映直後くらいの発売ゆえ、後期の曲が入っていないのが惜しい……。


    「雪の女王」は'05年5月から翌2月にかけて、日曜夜7:30から放映されていました。
    ストーリーはアンデルセンの同名童話・雪の女王をベースに、人魚姫やマッチ売りの少女などアンデルセンの他作品も巧みに織り込んで作り上げられていました。

    雪の女王に氷の城へと連れ去られた幼馴染の少年・カイを連れ戻すため、故郷の街を後にして遥かな旅に出た少女・ゲルダが、さまざまな出会いと別れを繰り返しながら氷の城を目指す物語―――と言えばありきたりなのですが、泣き虫だけど行動的で時々突飛なこともやらかすゲルダの性格付けの面白さや、前述のような他作品キャラクターたちとの夢の共演、硬質な美しさをもつ音楽、崩れの少ない作画レベルの高さ、最初から最後まで一貫した演出・脚本の面白さなど、毎回「今回はどうなるのか!?」と楽しく見ることが出来ました。

    残念ながら視聴率的には振るわなかったために3話ほど短縮されてしまったようですが、作品の質の高さは最終話まで変わることはありませんでした。

    その一端は、オリジナルキャラ・吟遊詩人ラギに顕著に見ることが出来ると思います。普通、この手の原作付き物語にオリジナルキャラが加わると、イメージが決まっている原作キャラよりも好き勝手に動かし易い故に本来の主役そっちのけで大活躍してしまったり、逆に扱いに困って持て余してしまったりのどちらかになるものですが、ラギはゲルダの人生の師として、友として、旅の行き先を示す羅針盤として、か弱い少女を守る剣として、そして生死を共にする戦友として彼女に着かず離れず付き添い、出しゃばることなく、影が薄くなることもなく、ゲルダを主役として表舞台に立たせながらも自らの立ち位置も見事なまでに確立していました。

    ただ一つの欠点は、前番組「ポワロとマープル」に続いて役者を声優代わりに起用してしまったこと。カイの父・カールを演じた高嶋政宏氏のように下手な声優よりも演技が上手い人ばかりならともかく、語りとラギの声を兼任していた某氏がもう最初から最後まで棒で棒でorz
    一話限りのゲストならともかく、ほぼ毎回出ずっぱりの準主役・ラギにはちゃんとした声優さんか、上手い俳優さんをつけてもらいたかったです。ほんとにもう、心の底から。









    雪の女王 vol.1~7

    メーカー:NHKエンタープライズ/(株)バップ
    最終巻発売日:2006/06/21
    メディア:DVD

    DVDももちろん全巻購入しました。今見返してもやはり面白いです。とにかく、「捨て回」がないのがすごい。どの回も見応えがあって、これほど買ってよかったと思えるDVDもないだろうと満足しています。

    世間的に評価が高いのは、やはり「マッチ売りの少女」でしょうか。家賃が払えなくなったために住んでいた家を追い出され、寒さに震えながら歩いていたところを馬車に轢かれ、朦朧とした意識の中マッチを擦って、炎の中に浮かび上がった優しいお祖母さんの幻影に抱かれて天へ召されていくという無情さが、当時大きな反響を呼んだのを覚えています。
    さらにこの話を切なくさせているのが、少女が街をさまよっている間、ゲルダがシスターに掛け合って彼女を孤児院へ迎え入れる手はずを整えていたところなんですよね。
    しかし、ゲルダとシスターが彼女を見つけたときにはもう、彼女はこの世の人ではなかった、という。
    どんなに力を尽くしても、それが報われるとは限らない世の中の厳しさ。運命の非情さ。
    アニメという虚構の世界でありながら、「実は少女は生きていました。そしてみんなで明るく楽しく幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」で終わるものではない現実世界が、この物語には確かに存在しました。

    個人的には、クレバスに落ちたラギが「行くんだゲルダ……私よりももっと、ずっと先に!」と叫んで命綱を切るところが好きです。
    自分をずっと守っていてくれたラギの死。あの時のゲルダの絶望感の描写は、こちらの胸にも突き刺さってくるほどでした。

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    田中昌之『仮面ライダークウガ!』

    風林火山も終わり、Gackt景虎もどうやら紅白で見納めらしい今、このブログも元のように音楽まったり紹介ブログに戻ることにします。
    その第一弾は目先を変えてこの曲から。元・クリスタルキングのヴォーカリスト、田中昌之(現・田中雅之)氏が歌う特撮のOP主題歌です。
    試聴出来るサイトが探せなかったので、例によってこちらをどうぞ。
    以前に比べて高音が出なくなり、声も荒れてしまったけれど、そのパワフルな歌は今も健在です。




    仮面ライダークウガ!

    アーチスト:田中昌之、橋本仁
    メーカー:コロムビアミュージックエンタテインメント
    発売日:2000/02/19
    初動:2,640枚
    累計:40,860枚
    メディア:8cmCD
    曲目:
    仮面ライダークウガ!
    青空になる
    仮面ライダークウガ!(オリジナル・カラオケ)
    青空になる(オリジナル・カラオケ)

    口先だけの技巧や楽曲の勢いのみに頼った歌は、ただ耳に響き、鼓膜を震わせるだけ。
    けれど、音楽と共に生きる覚悟を決めた歌い手が力の限りに放った歌は、耳ではなく、頭でもなく、聞き手の魂に直接に響いてくる。

    音楽が生き方の中心に揺るぎない軸として存在している'70~'80年代ミュージシャン特有の、歌へのまっすぐな情熱。一人の「歌手」としての自信と誇り。
    それらが渾然一体となって、歌にこれほどの力を与えているのでしょう。

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    北島三郎『与作』

    音楽が魔力をもって時代を動かしていた頃。
    それは今のように「J-POPしか 聞かない」「特定のアーしか聞かない」のではなく、歌謡曲もロックもポップスも演歌も洋楽もアイドルもなんでもごた交ぜで聞かれていた時代でもありました。
    そんな時代にめぐり合った曲がこの曲、北島三郎『与作』。
    試聴はこちらでどうぞ。




    与作

    アーティスト:北島三郎
    メーカー:日本クラウン
    発売日:1978/03/25
    メディア:EP
    曲目:
    与作
    風の峠

    この曲は、アマチュアが作ったオリジナル曲をプロが歌う企画番組「あなたのメロディー」から生まれました。作詞・作曲者の七沢公典さんという方もプロではなく、一般の視聴者の方なのだそうです。
    しかしだからこそ、この曲はプロが作った曲にはない不可思議な魅力に満ちています。サブちゃんじゃないけれど、歌う時に何故かこう、サビのところで握り拳作って突き出しながら歌いたくなっちゃうんですよね。力が入るというか。
    静かで穏やかなAメロの後に続く、巧みに緩急を効かせたサビ。わずかな間に盛り上がって抜けてまた盛り上がって抜ける、サビの揺れ方も素晴らしいです。
    カラオケで熱唱したくなる曲です。

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    山崎まさよし『8月のクリスマス』

    今回のオススメは山崎まさよし『8月のクリスマス』。山崎氏自身が主演した同名映画のテーマ曲です。
    試聴はこちらから、フル試聴はこちらからどうぞ。



    8月のクリスマス〔初回限定盤〕
    8月のクリスマス〔初回限定盤〕

    アーティスト:山崎まさよし
    メーカー:ユニバーサルJ/ユニバーサルミュージック株式会社
    発売日:2005/08/24
    メディア:CD+DVD
    初回盤特典:DVD1枚付[8月のクリスマス劇場版予告編/8月のクリスマスmusic clip(movie version)]
    曲目:
    8月のクリスマス
    mud skiffle XIV(「写真館」prototype)
    銀幕にこんがらがって

    少し物悲しく、そして繊細で美しい旋律に山崎氏の手になる無骨で朴訥としたピアノの音色がマッチしていて、何とも言えぬ風情を醸し出しています。
    みずみずしい若葉からこぼれ落ちた一滴の雨粒のように透明で静謐、かつ声高でない密やかな切なさに満ちた曲です。

    メヌエットと同じく、このシングルCDの他にもアルバム・ADDRESSではアコギver.、WITH STRINGSではライヴver.を聞くことが出来ます。


    ADDRESS
    ADDRESS


    WITH STRINGS
    WITH STRINGS

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    山崎まさよし『メヌエット』

    ここ数年来コンシューマゲームから遠ざかっていたけれど珍しく購入する気になり、そして攻略もどきのリプレイ日記サイトを作るほどハマったゲーム・PS版Romancing SaGa -Minstrel Song-。
    そのOPデモ(&EDデモ)で流れるのがこの曲、山崎まさよし氏が歌う『メヌエット』です。吟遊詩人が歌いながら各地を巡るOPムービーとこの『メヌエット』とがとにかく絶妙にマッチしていて、ゲームを起動するたびに1周は聞き入っていました。放浪の詩人のテーマ曲にふさわしい、大地を気ままに吹き過ぎる一陣の風を想像させる曲です。

    試聴はこちらから、フル試聴はこちらからどうぞ。



    メヌエット〔初回限定盤〕
    メヌエット〔初回限定盤〕

    アーティスト:山崎まさよし
    メーカー:ユニバーサルJ/ユニバーサルミュージック株式会社
    発売日:2005/04/13
    メディア:CD
    初回盤特典:特殊タスキ(ポストカード仕様)/『ロマンシング サガ-ミンストレルソング-』特製スクリーンセーバー/山崎まさよし特製スクリーンセーバー
    曲目:
    メヌエット
    メヌエット(Acoustic Version)
    メヌエット(Original Karaoke)

    この曲を聞くとゲーム中で体験したいろいろなイベントや出来事などはもちろん、ゲームのOPデモでは2番以降しかかからなかいためにこのCD聞いて初めてこの歌に1番があったことを知ったり、その年の紅白に氏が出ると聞いて密かに「メヌエット歌ってくれないかな……」と願うも叶わなかったりと、様々な思い出が甦って来ます。

    このシングルCDの他にもアルバム・ADDRESSではアルバムmix、WITH STRINGSではライヴver.を聞くことが出来ますが、ライヴでは「黄金の穂波がうねるぅ~」「鏡の水面を横切るぅ~」「落日を赤く染めてくぅ~」の「ぅ~」の部分の声が小さいのが残念。山崎氏のファルセットはなかなか美しいので、CDのようにはっきりと聞きたいものです。


    ADDRESS
    ADDRESS


    WITH STRINGS
    WITH STRINGS

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    チューリップ『輝く星』

    都会の雑踏に疲れた時、ふと聞きたくなる曲があります。
    周囲に渦巻くすべての喧騒を消し去り、星の瞬きの音さえ聞こえて来そうな静寂に包んでくれる曲。
    『アルバトロス』が宇宙の深さを感じさせてくれる曲なら、こちらは宇宙(そら)の広さを感じさせてくれる曲です。
    チューリップのアルバム・Haloから『輝く星』。
    試聴はこちらでどうぞ。



    Halo
    Halo

    アーティスト:チューリップ
    メーカー:東芝EMI
    発売日:1983/05/01
    メディア:LP
    曲目:
    The Halo
    コスモスの咲く郷(くに)
    輝く星
    丘に吹く風
    星空の伝言
    想い出のランドスケープ
    The Bells Are Ringing
    セルリアン・ブルー
    愛を抱きしめて


    この空の大きさにこそ
    きっと答えがあるのだろ
    ぼくが生まれて死んでゆく
    その不思議の


    音符の隙間に無限の星空をそのまま詰め込んだこの曲「輝く星」。
    雑音が払われ「無」になった心に最後に落ちてくるこの詞が、人ごみに揉まれて何時の間に矮小になっていた視界を開いてくれます。

    ところで、このHaloですが。
    前アルバム・2222年ピクニックでは「2222年空がまだ青いなら君と二人ピクニック」「青色にかすんでいる生まれた星が遠ざかる あそこにはもう何もない」とか言ってましたが、このアルバムではそれを通り越して
    「なぜ地球は滅びたの」「ずっとずっと昔にこの星は地球と呼ばれていたらしい」
    地球も人類も滅んでます(笑)

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    チューリップ『アルバトロス』

    透明で静謐な美しさを持ち、深く心に染み渡り溜まった澱を浄化してくれる―――宇宙(そら)の深さを感じさせてくれる曲。
    今回は、そんな曲をご紹介。
    チューリップのアルバム・2222年ピクニックから、ラストナンバーを飾るこの曲『アルバトロス』。
    試聴はこちらへどうぞ。



    2222年ピクニック
    2222年ピクニック

    アーティスト:チューリップ
    メーカー:東芝EMI
    発売日:1982/07/01
    メディア:LP
    曲目:
    美しい星
    2222年ピクニック
    星をちりばめて
    心の中は白い画用紙
    星のコラージュ
    君の季節
    VOLUME・10(FULL)
    ホロスコープ・ラヴ
    生まれる星
    アルバトロス


    Shall we
    Sing sing a song
    ぼくも唄うよ
    ひびけ宇宙の 君の棲む彼方へ


    自分が行った最初の、そして最後のチューリップライヴでラストナンバーだったこの曲。
    ここが地元の狭くて音響も良くないホールだということを忘れさせ、外へと―――満天の星空の下、小さなヨットに乗って渡る見渡す限りの大海原へと連れていってくれました。
    聞こえるのはただただ波の音、そしてマストの軋む音。
    頭上に広がる満天の星空。
    そして、その瞬きの狭間に棲む「君」。

    「アルバトロス」のラストは、リフが情感に満ちた余韻を残しながら静かに遠ざかって行きます。
    この歌をはるかに遠い、しかしどこかに必ずいる「君」の元へと届けるかのように。
    リフで終わっている曲は数多あれど、これほど効果的に使われている例は寡聞にして知りません。

    ちなみに「アルバトロス」とは、人間に乱獲され絶滅寸前にまで追いやられた鳥―――アホウドリのことです。
    なればこそ財津さんはこのアルバム、楽しみのために他の生物を殺し、もっともらしい大義名分を振りかざして同胞を殺し、挙句母なる大地までも殺そうとしている人間たちを静かに見据えた「2222年ピクニック」にこの曲を入れ、そして願いを込めてこう唄ったのでしょう。


    たったひとりで 淋しくなかったの
    君が復活(よみがえ)るとき また逢える
    きっと きっと

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    徳永英明『情熱』

    今回はFRIENDSと並ぶお気に入りの一曲『情熱』をオススメ曲としてご紹介。
    包み込むように優しく穏やかな歌/歌い方が多い徳永氏には珍しい、攻撃的なまでの積極性を持つ歌です。
    試聴はこちらでどうぞ。
    ……しかし何でAメロの、しかも助走部分しか試聴出来ないのかorz サビがこの曲の要だというのに。
    というわけで、CDと真逆の力ですがフルコーラス聞けるライヴ版もどうぞ。


    情熱

    アーティスト:徳永英明
    メーカー:バンダイ・ミュージックエンタテインメント
    発売日:1997/07/16
    メディア:8cmCD
    曲目:
    情熱
    真夏のLady
    情熱(No Vocal Edition)

    『情熱』シングルは既に廃盤になってしまっているので、今購入するならシンコレ1992~1997がおすすめ。
    もう一つのオススメ曲・FRIENDSも入ってます。
    シングルコレクション(1992~1997)

    初聞きの時たまたま久保田早紀を聞いていたためか、アレンジ&Aメロが中近東ぽく聞こえた『情熱』。
    気になったのはそのためかと思ったんですが、気に入ったのはそれが理由ではなかったようです。
    情熱の風に身をまかせて できるかぎりの愛を包め
    思い出だけにはすがらないで 君の力を信じて
    戦え…

    インクルージョンクリスタルのように、聞く者を優しく包み込み癒してくれる徳永氏の歌。
    しかしこの曲は、突き抜けるような荒っぽい歌い方で聞く者をむしろ突き放し、問いかけ、そして促します。
    彼が『情熱』の歌詞を通して何を問いかけ、そして何を促そうとしているのか。それは、この曲を聞いた人によって全く違ってくるのでしょう。
    乗り越えるべき「何か」を見つけ、それに立ち向かう勇気を持った全ての人に向けられた徳永氏からのメッセージはただひとつ。
    ゼロになることは恐れないで 全てを賭けて今を走れ
    情熱という心映した君の夢はこんなもんじゃない
    伝えて…

    『情熱』。自分が聞いた徳永氏の曲の中では唯一つ、絶大なまでのプラスの力を持った歌です。

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    アミダばばあ&タケちゃんマン『アミダばばあの唄』

    サザン(というか桑田佳祐氏)を推そうと思ってネットでイチオシ曲を検索したら、まさかまさかのコレが出てきました。


    白い恋人達
    白い恋人達

    というわけで、今回のイチオシはアミダばばあ(明石屋さんま)&タケちゃんマン(ビートたけし)『アミダばばあの唄』。
    試聴はこちらで、フル試聴はこちらでどうぞ。



    アミダばばあの唄

    アーティスト:アミダばばあ&タケちゃんマン
     作曲:桑田佳祐
    メーカー:ポニーキャニオン
    発売日:1983/10/21
    メディア:EP
    曲目:
    アミダばばあの唄
    アミアミダダバ アミダばば

    この曲は、オレたちひょうきん族の一コーナー、タケちゃんマンに出てきたアミダばばあのテーマ曲の一つであり、タケちゃんマンを演じたビートたけしさんと、アミダばばあを演じた明石屋さんまさんのデュエット曲として発売されました。
    というとものすごい色物曲のように思えますがさにあらず。この『アミダばばあの唄』、歌詞こそ多少ブッ飛んでいますが、曲は正統な桑田節そのもの。
    特に「男と女のあいだのばばあ」のところの独特の節回しは、これはもう桑田氏以外には作れないでしょう。
    たけし氏がこの部分を情感たっぷりに歌い上げていたのも頷けます。たけしさんの歌声や節回しは実はバラード寄りなのでジャズっぽいこの曲と相性が良く、声も節回しも曲と実に合っていました。

    しかし。
    たけし氏の方はソロでCDも出していて、しかも歌自体相当上手かったから問題はなかったのですが、さんま氏は当時は音程が不安定なことでつとに有名な方でした。
    そこで桑田氏は、さんま氏が歌いやすいようにと極力音の起伏を少なくし、音を取るのが苦手な人でも音を外す可能性が少なくなるようにこの曲を作ったのだそうです。
    それはかなり厳しい縛りだと思うのですが、曲にはそんな翳りや不自由さは全く感じられません。ひたすらに伸びやかで楽しく、そして少しの憂愁を含んだ素晴らしい出来上がりになっています。

    『アミダばばあの唄』。
    それは正統派桑田節を堪能できるだけでなく、氏のメロディメーカーとしての屈指の才をも伺わせる曲でもあります。


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    沢田研二『6番目のユ・ウ・ ウ・ツ』

    個人的には、沢田研二といえば『TOKIO』。
    で、『TOKIO』といえば、つきものだったのがあのキラキラピカピカド派手な電飾付軍服+紅白のパラシュート。
    以前ベストテンに中継で出た時、アメリカかどっかの大平原で例のパラシュートつけて歌ってたんですが、あまりに風が強すぎて身体をロープで地面に固定してても飛ばされそうになってました。危険。

    というわけで、今日の一曲はもちろん、 思い出深い『TOKIO』。
    ……と見せかけて、もっと好きな『6番目のユ・ウ・ ウ・ツ』を押してみたり。

    今この曲を試聴出来るサイトはどこにもないので、フル試聴としてこちらでどうぞ。

    しかし、安全地帯に次いでジュリーまでも試聴サイトがないとは。こりゃ邦楽が駄目になるわけだ。




    6番目のユ・ウ・ウ・ツ

    アーティスト:沢田研二
    メーカー:ポリドール株式会社
    発売日:1982/09/10
    メディア:EP
    曲目:
    6番目のユ・ウ・ウ・ツ
    ロマンティックはご一緒に

    『TOKIO』は歌と衣装の奇抜さ&前述のパラシュート暴風事件こそ記憶に残ってるものの、印象としては『6番目のユ・ウ・ウ・ツ』のがはるかに強いです。こちらの方が詞も曲も小粋だし。
    そう、この小粋さと艶っぽさこそが大人の恋愛テイストなんですよね。ヤりたいヤらせろな無粋エロ歌で喜んでるうちは、まだまだ子供。
    それを歌ってサマになるのは唯一、サザンのみ。

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    オフコース『NEXTのテーマ-僕等がいた-』

    名曲良曲ヒット曲目白押しのオフコース。
    今日はそんなオフコースの曲の中から、一番好きなこの曲をピックアップ。
    試聴はこちらで、フル試聴はこちらでどうぞ。



    NEXT SOUND TRACK
    NEXT SOUND TRACK

    アーティスト:オフコース
    メーカー:東芝EMI
    発売日:1982/09/21
    メディア:LP
    曲目:
    メドレー
    流れゆく時の中で
    眠れぬ夜
    さよなら
    一億の夜を越えて
    さよなら
    NEXTのテーマ-僕等がいた-
    流れゆく時の中で
    ILOVEYOU
    YES-YES-YES
    NEXTのテーマ

    僕等の終わりは 僕等が終わる 誰れもそれを語れはしないだろう
    切ない日々も あのひとときも 通り過ぎてきたのは僕等だから

    オフコースメンバーが出演したドラマ仕立てのビデオ「NEXT」のサウンドトラック中の一曲、アルバムの表題曲でもあるその曲『NEXTのテーマ-僕等がいた-』。
    過去を懐かしく振り返りつつも決して感傷にひたることなく、少しの切なさを残しながらも軽い足取りのままに未来へと進んで行く、そんな曲です。
    <ちなみにビデオ「NEXT」は、こんな感じで始まります。

    <伝説となった武道館10日間コンサートのあと、オフコースは解散。5人はそれぞれ別の道を歩んでいた。ところがある日、彼らはとある事件に巻き込まれ……>

    実際にはこのアルバムの7年後に解散したオフコースですが、「NEXT」は82年当時既に解散していたという筋書きで進んで行くため、『NEXTのテーマ』も武道館10日間コンサートとそこに集ったファンたちへの思い、解散そしてその後を匂わせるような歌詞で構成されています。
     

    新しい時の流れの中で
    いつかまた会える時がくるね
    その時またここから 歩き出せばいいから

    この「新しい時の流れ」という言葉、当時は「各々が心機一転した頃=数年~十数年後くらい」という感覚で捉えていたんですが、今思い返せばこの詞が示すのはもっとずっと先の未来、今の自分達でない自分達が再び回り逢う未来なのかもしれません。
    ―――つまり逆説的に、再結成は有り得ないということを示唆しているのではないか、と。
     

    あの頃確かに 僕等がいたね
    誰れも知らない 僕等がいたね
    何も見えない明日に向かって走る 僕等がいたね

    アルバムのラストには、この曲のインスト版『NEXTのテーマ』が収録されていて、歌詞無しでも充分に切なく美しいメロディラインを楽しむ事が出来ます。

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    安全地帯『熱視線』

    今回のオススメは安全地帯の『熱視線』。
    安全地帯の曲の中では一番好きな曲です。
    試聴出来るサイトはないので、フル試聴をどうぞ。

    安全地帯を試聴出来るサイトがないとは世も末。




    熱視線

    アーティスト:安全地帯
    メーカー:
    発売日:1985/01/25
    メディア:EP
    曲目:
    熱視線
    一秒一夜

    クラップが刻む軽快なリズム&さらりとした淡白なアレンジと、濃厚かつ情熱的なメロディライン。
    相反する二つの要素が絶妙なバランスで絡み合う一曲です。

    ……聞いて気付いた。 この曲が一等好きな自分がジョバイロに惚れるのは当たり前のことだったのか。
    『熱視線』のほうがはるかにクラップ複雑だけど。

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    もんた&ブラザーズ『ウィンド&レイニーデイ』

    もんた&ブラザーズから一曲と言われたら、普通は『ダンシング・オールナイト』という答えが返ってくるんでしょうけれど、そこをあえて外してみます。
    即ち、『ウィンド&レイニーデイ』と。
    試聴はこちらでどうぞ。イントロで終わっちゃうけど。




    ウィンド&レイニーデイ

    アーティスト:
    メーカー:フィリップスレコード
    発売日:1981/02/10
    メディア:EP
    曲目:
    ウィンド&レイニーデイ
    NOBODY KNOWS

    この曲に初めて出会ったのは、CDではなくテレビの音楽番組でした。
    曲名に違わず荒れ狂う暴風のように歌うもんた氏の迫力に、 ただただ圧倒されたのを今でも鮮明に覚えています。
    個人的には『ダンシング・オールナイト』よりもこちらの方が、もんた氏独特のハスキー・ボイス、及び力強い歌唱法に合っているのではと思っています。

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    信長の野望 全・国・版『現世夢幻』

    今回のイチオシはこの曲、コーエーのシミュレーションゲーム信長の野望 全・国・版より『現世夢幻』。
    メインの内政画面で流れる、壮麗かつ重厚感溢れる曲です。
    試聴出来るサイトがないので、例によって最後の手段。戦闘画面&エンディングが主なので冒頭にちょこっとしか流れませんが、雰囲気は何となく分かっていただけるかと思います。
    ニコ動見られる人は、全曲聞けるこちらを。




    信長の野望 全・国・版/三國志
    信長の野望全・国・版/三國志



    アーチスト:菅野よう子、霜月智恵子*(*歌)
    演奏:光栄日中管弦合奏団
    メーカー:株式会社光栄/ポリドール株式会社
    発売日:1989/08/25
    メディア:CD
    曲目:

    信長の野望
    OVERTURE~信長の野望~
    現世夢幻
    天下攻防
    比叡山燃ゆ
    賛歌
    蒼い朝*

    三國志
    桃園の誓い
    黄河~揚子江
    干戈(かんか)の交わり
    季節が変わる頃*
    古(いにしえ)

    ↓これはPC版のオリジナル音源のもの。


    光栄オリジナルBGM集Vol.1 歴史三部作
    光栄オリジナルBGM集Vol.1 歴史三部作+グレードアップ・ヴァージョン

    アーチスト:菅野よう子 川上進一郎(*)
    メーカー:ポリドール株式会社
    発売日:1989/10/25
    メディア:CD
    曲目:

    信長の野望 全・国・版オリジナル88/98版
    オープニング
    メイン~失敗
    メイン~成功
    戦争~敗退
    死亡
    戦争~勝利
    全国統一
    【グレードアップヴァージョン・メドレー】
     オープニング~メイン~戦争~全国統一

    三國志オリジナル88/98版
    オープニング
    主人公のテーマ
    メイン華北
    戦争華北
    敗退
    死亡
    メイン華南
    王の娘のテーマ
    戦争華南
    勝利
    統一
    【グレードアップヴァージョン・メドレー】
    オープニング~メイン華北~戦争華北~メイン華南~戦争華南~王の娘のテーマ~統一


    蒼き狼と白き雌鹿 ジンギスカンモンゴル編オリジナル88/98版
    オープニング(夢の旅人)
    初期設定(元朝秘史)
    メイン モンゴル
    戦争(ジンギスカンのテーマ)
    勝利
    オルド ラッチのテーマ
    モンゴル統一
    【グレードアップヴァージョン・メドレー】
    オープニング(夢の旅人)~初期設定(元朝秘史)~メイン モンゴル~戦争(ジンギスカンのテーマ)~モンゴル統一

    蒼き狼と白き雌鹿 ジンギスカン世界編オリジナル88/98版
    メイン 東ヨーロッパ
    メイン 西ヨーロッパ
    オルド
    メイン アラビア
    メイン インド・東南アジア
    戦争(騎馬の舞い)
    敗北
    死亡
    メイン 日本
    戦争(騎馬の舞い)
    勝利
    世界統一
    【グレードアップヴァージョン・メドレー】
    東ヨーロッパ~西ヨーロッパ~アラビア~インド・東南アジア~日本~戦争(騎馬の舞い)~世界統一


    このゲームをプレイする時は、個別テーマ曲がカッコいいもんでタイトルにもなっているコーエー的主人公ということで、いつも信長を選んでいました。
    まずは内政して富国強兵に努めてから、兵力が充分に整ったところで西進。そうして西国を平らげてから、信濃以北へ北上し全国統一、というのがいつものパターンでした。
    信濃や越後と戦う段にはこちらが充分すぎるほど強くなっていたので、他のプレイヤーのように武田や上杉相手に苦戦した記憶がほとんどありません。
    今から思えば、ほどほどの強さの時に上杉軍と対峙して、噂によく聞く「謙信と当たった織田軍精鋭鉄砲部隊が一瞬に蒸発した」現象を味わってみたかったような、みたくなかったような。

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    志方あきこ『花帰葬』

    今回のオススメは志方あきこ『花帰葬』。
    同名ゲームのテーマ曲です。
    原曲(イントロ一部&Aメロ&Bメロ&サビ一部)の試聴はこちら、アレンジ版(イントロ&Aメロ)の試聴はこちら、アレンジ版(サビのみ・要IE)の試聴はこちらへどうぞ。






    画像・リンク先は「Navigatoria」
    Navigatoria
    花帰葬SOUND TRACKS

    アーチスト:志方あきこ
    メーカー:歌鳴屋
    発売日:2004/12/30
    メディア:2CD
    曲目:

    【DISC.1】
    花帰葬
    白く降り続くもの
    Nevicata
    邂逅
    玄冬
    銀朱
    街の息吹
    市場の風景
    薄明
    終末への歯車
    白梟
    le lacrime
    希沙
    culla
    嘆きの風
    鼠色の壁と鉄格子
    ROVINA
    黒鷹
    始まりを告げるもの(Bonus Track)
    玄冬(Bonus Track)
    箱庭の外で(Bonus Track)

    【DISC.2】
    管理者の塔
    研究者
    幽明
    或るK氏の華麗なる食卓
    望郷~過去への扉~
    記憶の残滓
    閉ざされた瞼
    Agnus Dei
    Nevica fitto fitto
    箱庭の外で
    sorriso
    花帰葬~大切な君に~
    悠遠
    春告げ
    陽の当たる窓辺
    優しい未来
    孤独を知る人
    花帰葬~遠い約束~
    ふたつの足跡
    ナゾ?
    或るK氏の?
    研究者(Bonus Track)
    le lacrime(Bonus Track)
    白梟(Bonus Track)

    この曲が使われていたゲーム「花帰葬」は、元々はコミケで売られていた同人ゲームでした。
    しかし徐々に人気を博し、同人ゲームから携帯アプリへ、そして昨年夏にはPS2のソフトとして発売されるまでになりました。

    花帰葬

    当時。
    有名メーカーが出す続編だらけ&画像重視・中身軽視のゲームに飽き飽きしていた自分は、玉石混合の同人ゲーム界の開拓に勤しんでいました。
    その中で出会った一作が、このゲームです。
    絵柄を見ると「やおい?」とも思われがちですが、多少女性向けではあるものの同性愛描写は一切出て来ません。
    ゲームの中身は、いわゆる「世界終末モノ」のAVG(アドベンチャーゲーム)。肝心のストーリーはというと……、ええとまあ、血と薔薇と羽と十字架と輪廻転生と宿命が大好きな乙女だったらハマるだろうなと思われる、つまりはそういう感じの内容でした。

    そういうわけでゲームそのものにはあまりハマれなかったけれどしかし、ゲームの中で語られる物語の始まりから終わりまでを凝縮したこの歌にはハマりました。
    ゲームを全くプレイしていなくても、この曲を聞くだけで花帰葬の世界を追体験出来ます。
    やはりタイアップ曲はこうでなくては。

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    IKEBUKURO『傷だらけのツバサ』

    今回のオススメはIKEBUKURO『傷だらけのツバサ』。
    テレ東で放映されていたアニメ・ハーメルンのバイオリン弾きの第一期ED曲です。
    部分試聴はこちら、フル試聴はこちらへどうぞ。


    傷だらけのツバサ

    アーチスト:IKEBUKURO
    メーカー:ポニーキャニオン
    発売日:1996/11/07
    メディア:8cmCD
    曲目:
    傷だらけのツバサ
    死んぢゃってくれ
    傷だらけのツバサ(オリジナル・カラオケ)

    この曲がタイアップとして使われていたアニメは、放映局がテレ東・放映時間が水曜17:00~17:30だったということを差し引いても、視聴率が最高で2.3%、平均1.2%、最低に至っては0.3%と惨憺たるものでした。
    ストーリーや画の質はかなり高かったにも関わらず、なぜこんな結果になってしまったのか。その理由は二つ挙げられていました。
    ひとつは、監督が当時流行していたエヴァンゲりオン(←検索避け)に傾倒しすぎ、ギャグ要素をふんだんに盛り込んだ原作からギャグ部分を差し引いて、作品をエヴァ風&マニア向けの半オリジナルストーリーにしてしまったこと。
    ひとつは、原作にも出てきた『魔曲(曲を特別な楽器で弾くことによって、魔法のような効果を引き出すもの。原作者が好きなクラシック曲が多用されていた)』をアニメにも出していたのだが、長大なクラシックの作品を番組中で使えるようにコンパクトにアレンジするための編曲料が予算を圧迫し、結果セル枚数が削られて止め絵が多用され、アニメなのに「動かない作品」になってしまったこと。
    ……

    結局このアニメは余りの低視聴率を理由に、1クール短縮されて全25話で打ち切られました(物語はきちんと完結)。
    しかし、視聴率が低くても、絵が動かなくても、最後まで質の高い番組を作り続けたスタッフの心意気は視聴者に確実に伝わり、ハーメルン~は今でも伝説のアニメとしてネットの片隅で語り継がれ続けています。

    傷だらけのツバサ 引き裂かれてもがき続けても
    息絶える その日まで 最後の勇気を振りかざす
    限りない力で さえぎる全てのものを越えろ
    果てしない 夢をこの手で握りしめ無上の歓びを抱き眠れ

    そして、今日の主題のIKEBUKUROですが。
    このバンドは現在幻のバンドとなってしまい、詳しいことはほとんど何も分かっていません。
    分かっているのは、この「傷だらけのツバサ」の前にもう一枚、「DIAMOND」というシングルを出していること。
    「傷だらけのツバサ」以降はシングル・アルバムとも出さず、1999年に解散していること。
    メンバーは池谷ひろ氏(ヴォーカル?)・藤尾領(ギター?)そしてもう一人、HAMADA REACH RIEKO(キーボード?)の三人だったこと。
    藤尾領氏は今も音楽活動を続けていること。
    これだけです。

    ちなみにこのバンド。「傷だらけのツバサ」の歌詞だけ見ると分かりませんが、c/wの「死んぢゃってくれ」を聞くと、結構過激というかアナーキーなバンドだったことが分かります。
    何でこれが「傷だらけのツバサ」のc/wとして選ばれたのか、今考えても全く不明。
    ちなみに歌詞はこんな感じです。「傷だらけのツバサ」が気に入ってシングル買った人がこれ聞いたら、絶対引きます。これは。

    お前が自分で笑顔だと思い込んでる そのこ汚えニヤケた顔が許せねえんだ
    せめて身元が解る姿で死んで行くがいいさ だけど成仏なんてさせない
    (中略)
    死んぢゃってくれ 頼む死んぢゃってくれ
    お前の墓の上にビルを建ててやるから
    死んぢゃってくれ 頼む死んぢゃってくれ
    その死に顔にションベンかけてやるから
    死んぢゃってくれ 頼む死んぢゃってくれ
    俺がこの手を汚す前にくたばってくれ

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    PENICILLIN『ロマンス』

    今回のオススメは、自分が唯一ハマった(といっても、これ一曲だけでしたが)ビジュアル系バンド・PENICILLINの『ロマンス』。
    試聴は……、 ……一時間検索しまくったけど全く見つからなかったのでこちらをどうぞ。
    ちなみにこの曲がOPとして使われていたアニメはすごいよ!!マサルさんというナンセンスギャグアニメでした。今の音楽界ではとても考えられないタイアップです。例えるなら、ケ口口軍曹(←検索避け)のOPをGLΑY(←検索避け)が担当するようなものでしょうか。
    しかしアニメの出来は秀逸。ナンセンスギャグアニメ+シリアスロックという一見絶対合わなさそうな組み合わせが、アニメ監督渾身の演出により見事にシンクロする奇跡の瞬間に多くの視聴者が虜となりました。
    しかも、OPアニメは全て他のアニメのOPのパロonly。分かり易いところでは「モノクロのシーン→狼少年ケン」「電柱の影で瞳キラン→ど根性ガエル」「平等院→サザエさん」「涙→サイボーグ009」などなど。これも、ギャグアニメならではの荒業でしょう。

    ……しかしまさか、66万枚弱売り上げた『ロマンス』を試聴出来るサイトがどこにもないとは。
    今流行っている曲も、10年後・20年後には試聴すら出来ずに消えていくんでしょうね。この分だと。



    ロマンス
    ロマンス

    アーティスト:PENICILLIN
    メーカー:株式会社イーストウエスト・ジャパン/株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
    発売日:1998/01/15
    初動:81,040枚
    累計:658,100枚
    メディア:8cmCD
    曲目:
    ロマンス
    Tomorrow
    ロマンス(Without Vox)

    不思議な縁で数年置きにハマっては離れ、また数年後にハマっては離れてきたこの曲。
    しかし初めて聞いた当時も、そして改めて聞きなおした今もなお、ヴォーカリストの歌声の切ない色っぽさは特筆ものだと変わらずに思っています。
    あざといと嫌う人も多いでしょうが、ここまで徹底した色っぽさ、しかも嫌らしさや下品さのない色っぽさはなかなか出せるものではないのではないでしょうか。
    少なくともこの曲には、この歌い方が合っていると思います。
    何より、余力を残すことなく全身全霊で力いっぱい歌を放っているのがいい。「隠すことなど何もない!」と言わんばかりに全裸で真正面から突撃してくるようなそのあけっぴろげさは、いっそ清々しいほどです。


    ちなみにPENICILLINはベーシストが脱退したものの、残ったメンバーで今もなお精力的に活動を続けています。
    シングルやアルバムもコンスタントに出し続けていて、今でもそれぞれ3,000枚弱売り上げています。
    根強いファンが付いている何よりの証拠でしょう。
    ただ、楽曲を聞く限りではどうもベースがバンドの音をリードしてきたようなので(ギターはテクはあるけど性格的にサポートタイプっぽいので全体の音を引っ張っていかないし、ドラムはリズム隊なのに走りすぎるきらいがある)その肝心要のベースが抜けてしまったこれからが心配です。

    とか何とかつらつら書きながらCD聞いてたらヤバいくらいに再ハマリし、気付いたらこれをネット購入していた……



    SINGLES PENICILLIN
    ”SINGLES”PENICILLIN

    アーチスト:PENICILLIN
    メーカー:ワーナーミュージック・ジャパン
    発売日:2001/04/11
    メディア:DVD
    曲目:
    Japanese Industrial Students
    ウルトライダー
    NICE IN LIP+L
    Butterfly
    CRASH
    make love
    ロマンス
    夜をぶっとばせ
    DEAD or ALIVE
    99番目の夜
    Blue Moon
    天使よ目覚めて

    もしかして最近の自分の中でのビジュアル系ブームは、これへ回帰するという伏線だったのか?
    確かに自分の中ではビジュアル系つったらPENICILLINだけど、原点に戻りすぎ(笑)

    ……なんて呑気に笑ってる場合じゃなかった。今リンク張り直そうと7&Yへ飛んだらDVDが品切れになってる!?
    もしかして自分が買ったのが実は最後の一枚だったのかな。何故なら(略
    CDの方も売り切れたようなので、『ロマンス』を購入したい方はこちらのアルバムをどうぞ。

    SINGLES
    Ultimate Velocity

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    NHK大河ドラマ『花神』

    一人の男がいる。
    歴史が彼を必要とした時、忽然として現われ、
    その使命が終ると、大急ぎで去った。
     
    もし維新というものが正義であるとすれば、
    彼の役目は、
    津々浦々の枯れ木にその花を咲かせてまわる事であった。
     
    中国では花咲爺いの事を花神という。
     
    彼は、花神の仕事を背負ったのかもしれない。
     
    彼―村田蔵六。
    後の大村益次郎である。

    ナレーションを担当していた小高昌夫アナが淡々と、しかし味わい深く読み上げるOPナレの後に流れたテーマ曲。
    作曲は林光氏、指揮は山田一雄氏、そして演奏はNHK交響楽団の手になるこの曲は、未来ある若木に夢を託す老木のようにゆったりと朗らか且つ雄大に美しく、数ある―――正しく数ある大河ドラマテーマ曲の中で、もっとも美しいテーマ曲と言われています。
     
    1977年放映のNHK大河ドラマ『花神』テーマ曲。
    部分試聴はこちらで、フル試聴はこちらでどうぞ。
     
    自分がこの番組を観たのは、物心つくかつかないかくらいの頃でした。
    当然物語の筋など分かりようもないのですが、それでも毎週食い入るように見ていたことだけははっきりと覚えています。
    今でも印象に残っている(というか、それしか記憶にない)シーンは、主人公が土鍋で湯豆腐を食べているシーン。主人公・村田蔵六は湯豆腐が大好きで、番組中でしばしば湯豆腐食べていたんですよね。
    ……他にも名シーン数々あったはずなのに、そこしか覚えていないってのが我ながらアレですがorz
    というのもこの「花神」、当時のNHKの流儀に従って放映テープが次々上書き再利用されていたので、総集編全五回分と第19回『上海みやげ』の回しか現存していないのだとか。
    名優たちが演技を競ったこの番組。大人になった今だからこそ、ぜひとももう一度見たかった……。
    ちなみに自分が持っている盤はこれ。


    NHK大河ドラマ主題曲集「信長」

    メーカー:ポリドール株式会社
    発売日:1992/04/01
    メディア:CD
    曲目その他:
    花の生涯〔音楽:冨田勲 演奏:フールサンズセレナーダス〕
    赤穂浪士〔音楽:芥川也寸志 演奏:コンセールレニエ〕
    太閤記〔音楽:入野義朗 演奏:NHK交響楽団 指揮:外山雄三〕
    源義経〔音楽:武満徹  演奏:NHK交響楽団 指揮:外山雄三〕
    三姉妹〔音楽:佐藤勝  演奏:NHK交響楽団 指揮:外山雄三〕
    竜馬がゆく〔音楽:間宮芳生 演奏:NHK交響楽団 指揮:外山雄三〕
    天と地と〔音楽:富田勲 演奏:NHK交響楽団 指揮:森正 合唱:日本合唱協会〕
    樅ノ木は残った〔音楽:依田光正  演奏:NHK交響楽団 指揮:岩城宏之 笛:福原百之助〕
    春の坂道〔音楽:三善晃 演奏:NHK交響楽団 指揮:森正〕
    新・平家物語〔音楽:富田勲 演奏:NHK交響楽団 指揮:森正〕
    国盗り物語〔音楽:林光 演奏:NHK交響楽団 指揮:森正〕
    勝海舟〔音楽:富田勲 演奏:NHK交響楽団 指揮:岩城宏之〕
    元禄太平記〔音楽:湯浅譲二 演奏:NHK交響楽団 指揮:岩杉弘〕
    風と雲と虹と〔音楽:山本直純 演奏:NHK交響楽団 指揮:山本直純 合唱:東京混声合唱団〕
    花神〔音楽:林光 演奏:NHK交響楽団 指揮:山田一雄〕
    黄金の日日〔音楽:池辺晋一郎 演奏:NHK交響楽団 指揮:尾高忠明〕
    草燃える〔音楽:湯浅譲二 演奏:NHK交響楽団 指揮:森正〕
    獅子の時代〔音楽:宇崎竜童 演奏:ダウンタウン・ファイティング・ブギウギバンド、 NHK交響楽団 指揮:小松一彦〕
    おんな太閤記〔音楽:坂田晃一 演奏:NHK交響楽団 指揮:小松一彦〕
    峠の群像〔音楽:池辺晋一郎 演奏:NHK交響楽団 指揮:尾高忠明〕
    徳川家康〔音楽:富田勲 演奏:NHK交響楽団 指揮:秋山和慶 合唱:慶応義塾ワグネル・ソサエティー〕
    山河燃ゆ〔音楽:林光 演奏:NHK交響楽団 指揮:外山雄三〕
    春の波濤〔音楽:佐藤勝 演奏:NHK交響楽団 指揮:尾高忠明〕
    いのち〔音楽:坂田晃一 演奏:NHK交響楽団 指揮:小松一彦〕
    独眼竜政宗〔音楽:池辺晋一郎 演奏:NHK交響楽団 指揮:岩城宏之〕
    武田信玄〔音楽:山本直純 演奏:NHK交響楽団 指揮:山本直純〕
    春日局〔音楽:坂田晃一 演奏:NHK交響楽団 指揮:高関健 合唱:日本合唱協会〕
    翔ぶが如く〔音楽:一柳慧 演奏:NHK交響楽団 指揮:秋山和慶〕
    太平記〔音楽:三枝成彰 演奏:NHK交響楽団 指揮:大友直人〕
    信長〔音楽:毛利蔵人 演奏:NHK交響楽団 指揮:尾高忠明 合唱:東京混声合唱団 歌:久岡昇〕

    今だったら、こっちが欲しいところです。
    NHK大河ドラマ テーマ音楽全集 Vol.1

    大河ドラマのテーマ曲というのは、ある意味ゲームミュージックと似ていると思います。
    大河ドラマを見ずにテーマ曲だけ聞くよりも、実際その大河ドラマを一年間見続けて聞く方が、より感慨深く聞くことが出来る―――という点が。
    「風と雲と虹と」「花神」「黄金の日日」「草燃える」「八代将軍吉宗」「秀吉」。一年間きちんと見ていた大河のテーマ曲は、今聞いてもやはり特別なものがあります。
    「草燃える」と「八代将軍吉宗」の間にブランクがあるのは、「草燃える」の次の「獅子の時代」で一旦振り落とされたからなんですよね。しかしそのブランクの間に、かの「独眼竜政宗」があったわけで、今でもちょっと後悔しています。我が家の日曜8時は決まってNHK大河なのでチラチラとは見ていたんですけれども、やはりちゃんと見たかったorz
    そして「毛利元就」でまた振り落とされて、今回Gackt景虎のおかげで「風林火山」にて復活と相成ったわけなんですが……、来年・再来年の大河はつまらなさそうだし、また数年ブランク開くかも。
     
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    永井龍雲『道標(しるべ)ない旅』

    今日のイチオシは永井龍雲『道標(しるべ)ない旅』。
    試聴はこちらでどうぞ。

    道標(しるべ)ない旅
    アーティスト:永井龍雲
    メーカー:ポニーキャニオン
    発売日:1979/08/21
    メディア:EP
    曲目:
    道標ない旅
    素面酒

    この曲は、前述の通りグリコアーモンドチョコレートのCMソングとして使用されていました。

    大空に群なす鳥達よ
    君の声を見失うなよ
    青春を旅する若者よ
    君が歩けば そこに必ず
    道はできる

    永井さんのさわやかな歌声がおおらかな曲調に乗り、無限の可能性を秘めた青春への賛歌となった「道標ない旅」。
    夢や希望、未来が身近なものだった'70年代の空気に乗ったこの曲は、グリコのCMソングだったことも相まってヒットすることが半ば約束されていたようなものでした。

    けれど、幸運の女神は彼に振り向いてはくれませんでした。
    この曲がCMソングとして流れるようになってすぐ、直前までCMを担当していた山口百恵・三浦友和カップルが結婚。グリコは時勢を見逃さず、アーモンドチョコレートのCMを永井氏が担当していたものから、山口・三浦夫妻が出演していた元CMに差し戻してしまいました。

    かくして、名曲「道標ない旅」は表舞台から消え去りました。
    しかし、流れた期間がほんのわずかであっても、その印象的な曲調はそれを聞いた人々の心の奥底深くに刻み付けられ、30年近く経った今でも尚「名曲」として語り継がれています。


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    大黒摩季『熱くなれ』

    NHKのスポーツテーマソングはたま~に当たりがある。
    というわけで、今までに聞いてハマった2曲のうちの1曲、NHKアトランタオリンピックテーマソングをご紹介。
    夏のオリンピックにふさわしい、滾るような灼熱のロックです。
    試聴はこちらでどうぞ。



    熱くなれ
    熱くなれ

    アーチスト:大黒摩季
    メーカー:B-Gram RECORDS
    発売日:1996/07/08
    初動:202,780枚
    累計:834,170枚
    メディア:CD(8cm)
    曲目:
    熱くなれ
    そして
    熱くなれ original karaoke
    そして original karaoke


    実はこの曲、歌入りの原曲よりもNHKのスポットなどで流されていたインストヴァージョンの方がより秀逸な出来栄えとなっていました。
    しかしそのインストヴァージョンはどうやらNHK放送用のオリジナルアレンジだったらしく、CDには入っていませんでした。
    Mugenもそうですが、NHKオリジナルアレンジのインストver.は原曲と同じく、あるいは原曲を凌駕するほど出来のいいものが多いので、いつかサントラとしてまとめられることを願っています。

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    清水咲斗子『Trush』

    今回のオススメは清水咲斗子。アニソンばかり歌って消えていった、しかしこのまま埋もれてしまうには惜しいほどロックな魂を持ったヴォーカリストです。
    今回は残された数少ない歌の中から、彼女特有の凄みの効いたソウルフルな熱唱がもっとも生かされているこの曲、天空戦記シュラト第二期OP曲『Trush』をイチオシ。
    試聴はこちらでどうぞ。


    Truth

    アーチスト:清水咲斗子
    メーカー:キングレコード
    発売日:1989/11/05
    メディア:CD
    曲目:
    Truth
    キャラバン

    清水氏の歌はシュラト第一期OP「Shining soul」、同ED「砂塵の迷図」、第二期OP「Trush」、同ED「キャラバン」と一貫して使われていましたが、挿入歌として使われていた「Set the fire」、ドラマCDに入っていた「やさしさの調べ」「Rajah」「Kissじゃ×××!」含め、どれもが聞き応えのあるものばかりでした。
    その全てが収められた贅沢なCDがこれ↓です。今となっては入手が非常に困難ですが。


    RAJAH

    アーチスト:清水咲斗子
    メーカー:キングレコード
    発売日:1990/08/05
    メディア:CD
    曲目:
    Stop the music(English Version)
    Kissじゃ×××!
    東へ……
    Shining soul
    キャラバン(New Version)
    アディオス De ガンダム
    やさしさの調べ
    Set the fire(English Version)
    夏のうねり
    砂塵の迷図(New Version)
    Rajah
    Trush

    シュラトが放映されていた当時、主役級を演じていた男性声優さん達がシュラトがらみのイベントを開いたことがありました。
    そのイベントに、番組主題歌を歌っていた清水氏もゲストとして招かれた訳なんですが……、
    アイドルのような人気を博していた男性声優たちのイベントにゲストヴォーカリストとはいえ女性が来て、彼らと同じステージに上がったというので、男性声優目当てで詰め掛けた女性ファン達が激怒。客席から清水氏めがけて大ブーイングと大罵声、そして凄まじいまでの「帰れコール」が巻き起こってしまったそうです。
    まあ、マナーの悪いファンは古今東西どこにでもいるという見本ですね。

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    イーハトーヴォ物語『回想』

    今日は銀河鉄道の夜続きで、このゲームのサントラをご紹介。
    イーハトーヴォ物語より『時空を超えて~回想』の『回想』パートです。ゲームのラストシーンとも相まって、今でも聞くたびに泣きそうになる数少ない曲です。
    現在原曲版を試聴できるサイトはないのですが、多和田氏の公式サイトでピアノ・ソロアレンジされた曲が試聴できます。



    イーハトーヴォ物語
    イーハトーヴォ物語

    アーチスト:多和田吏
    メーカー:ヘクト/アメリカーナ・レコード
    発売日:2002/09/05
    メディア:CD
    曲目:
    イーハトーヴォ賛歌(オープニングより)
    街(「イーハトーヴォの街」より)
    カエルの親分(「カイロ団長」より)
    少年の日(「虔十公園林」より)
    海を見つめて(「グスコーブドリの伝記」より)
    旅の日記(セーブ画面より)
    ある商人の一日(「オツベルと象」より)
    カエルの親分2(「カイロ団長」より)
    音楽祭(「セロ弾きのゴーシュ」より)
    雪景色(「雪渡り」より)
    時空を超えて~回想(エンディング「銀河鉄道の夜」より)
    オリジナル・サウンドトラック

    このゲームは典型的なお使い型アドベンチャーゲームで、ゲームクリアだけを目的にプレイすると、ほんの数時間で終わってしまいます。
    が、このゲームの本質はそういうところにあるのではありません。優しいタッチで書かれた絵本のような世界を楽しみ、季節や時間によって変化する人々の会話や暮らしぶりを楽しみ、宮沢賢治の物語を体感する。そこにこそ、このゲームの醍醐味があると思います。

    プレイヤーは旅人―――「私」となり、宮沢賢治の童話世界の中を、失われた7つの手帳を探して旅をします。
    ゲームは全九章で、以下の順番で進んでいきます。

    第1章 貝の火
    第2章 カイロ団長
    第3章 虔十公園林
    第4章 土神と狐
    第5章 グスコーブドリの伝記
    第6章 オツベルと象
    第7章 セロ弾きのゴーシュ
    第8章 雪渡り
    最終章 銀河鉄道の夜

    先述の『回想』は、最終章クリア後にED曲として流れます。
    以下ネタばれがバリバリにあるのでご注意。

    最終章。
    7つの手帳を全て集めた「私」は後生車の力で幻想第四次へ飛び、そこで探し求めていた宮沢賢治と出会います。
    これから銀河鉄道に乗って「ある人」に会いに行くという彼は「私」を銀河鉄道へと導き、最後にこう尋ねて来ます。

    「あなたには会いたくても、会うことの出来ない人がいますか?」
    「あなたには、未知なる世界を旅したいという気持ちはおありですか?」
    「もしあなたがよろしければ、これから銀河鉄道に乗って、一緒に旅をしませんか?」

    その全ての質問に「はい」と答えると、彼と一緒に銀河鉄道に乗り込み、「いいえ」と答えると銀河鉄道に乗る彼を見送ることになります。
    銀河鉄道に乗ると、中には幻想第四次の街で見かけた人々―――「貝の火」のホモイ・「虔十公園林」の虔十(ヘイジは汽車に乗らず街に留まった)・「土神と狐」のキツネ・「グスコーブドリの伝記」のグスコーブドリ・「オツベルと象」のオツベル・「セロ弾きのゴーシュ」のゴーシュなどの他、ジョバンニとカムパネルラらしき少年達がいます。


    「銀河鉄道の果てに、何があるのか・・・・
    一緒に旅をして、確かめてみましょう」

    彼のその言葉とともに汽車は星々の中へと旅立っていきます。

    『私達を乗せた銀河鉄道が、汽笛の音を響かせながら夜空に舞い上がる。
     私は息を殺してゆっくりと窓の外を眺めた。
     宇宙がすぐ近くまで押し寄せてくるのが分かった。』……

    「私」のモノローグとともに汽車が星々の間を疾走し、やがて画面は各章の1枚絵の回想シーンへと切り替わります。
    この「宇宙へと舞い上がる銀河鉄道~各章の回想」のシーンで先述の「回想」の曲がかかるわけなんですが、2Dのドット絵にも関わらず(むしろ、だからこそ?)美しく描かれた星々の間を走り抜けてゆく銀河鉄道の絵が非常に幻想的で美しく、曲ととてもマッチしていて、絵と曲との相互作用によって印象に残るシーンを形作っているんですよね。
    Wiiでは昔のゲームなども出来るようですが、是非この「イーハトーヴォ物語」もそのラインナップに加わって欲しいと願っています。

    てかゴーシュさん。
    なんであなたまで幻想第四次にいるんですか。
    他の人たちは章の中で命を落とした人ばかりだから分かるんですが、ゴーシュさんは章のラストでどっかへ旅立っただけじゃないすか。
    同じく姿をくらましただけで了となっていたヘイジが、実はその後チフスにかかって死んでいたというのは「ああ、虔十をいじめた因果応報って奴だな」と分かるんですが、なんであなたまでいるんですか。
    もちろん章の中では死んでないし、別に悪い事してないから因果応報死でもないだろうし、確か原作でも死んでなかったはずだし、一体何があったんですか。
    当時から今までずっと疑問なんですが。

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    細野晴臣『Temo Finala:Nokto de la Galaksia Fervojo エンド・テーマ「銀河鉄道の夜」』

    今回のイチオシは聴く曼荼羅図を。
    アニメ映画・銀河鉄道の夜のサントラ、「NOKTO DE LA GALAKSIA FERVOJO(銀河鉄道の夜)」より『Temo Finala:Nokto de la Galaksia Fervojo エンド・テーマ「銀河鉄道の夜」』。
    試聴はこちらでどうぞ。



    銀河鉄道の夜
    銀河鉄道の夜 NOKTO DE LA GALAKSIA FERVOJO

    アーチスト:細野晴臣
    メーカー:テイチク株式会社
    発売日:1996/02/21
    メディア:CD
    曲目:
     La Ceftitolo メイン・タイトル
     Temo el la Mondo de la Fantazia Kvara Dimensio 幻想四次のテーマ
     Fantazio Kaj Realo 幻想と現実
     En Tago Serena 晴れの日
     La Kanto de la Rondiro de la Steloj 星めぐりの歌
     Fantazio de Giovanni ジョバンニの幻想
     La Stelfesto de Centauro ケンタウルスの星祭り
     La Masto de "Tenkirin" 天気輪の柱
     La Gojo よろこび
     La Norda kruco 北十字
     La Pliocena Marbordo プリオシン海岸
     La Historio en Fantazio 幻想の歴史
     La Harpo de la Paradizo 極楽のハープ
     La Travida Malgojo de Giovanni ジョバンニの透明な哀しみ
     La Pleja Felico 一番のさいわい
     Temo de la Adiauo 別離のテーマ
     Kuro 走る
     45 minutoj 45分
     Rekviemo 鎮魂歌
     Temo Finala:Nokto de la Galaksia Fervojo エンド・テーマ「銀河鉄道の夜」

    このサントラ「銀河鉄道の夜」は、細野氏の個性と映画の個性が見事に調和した一作です。
    非常に美しく幻想的で、この世のものではないような曲が多いのも特徴のひとつ。きらめく満天の星々をそのまま写し取ったかのような『La Norda kruco(北十字)』、ジョバンニの哀しみを封じ込めた『Temo de la Adiauo(別離のテーマ)』、深い嘆きと祈りに満ち溢れた『Rekviemo(鎮魂歌)』。

    そして今日のイチオシ曲、『Temo Finala:Nokto de la Galaksia Fervojo エンド・テーマ「銀河鉄道の夜」』。

    その調べはまさに「異次元」。頭上に広がる宇宙空間と同じ姿をもつ、しかし全くの異界をゆったりと走っていく銀河鉄道そのもののような威厳と壮麗さと重厚さを併せ持つ曲です。
    さらには曼荼羅図のようなどこか宗教的な匂いも含み、氏の死生観すらも感じさせてくれます。

    時の流れの彼方。今度は本当の乗客として銀河鉄道に乗ったジョバンニは、少年の時別れたカムパネルラと再び出会うことが出来たのでしょうか。


    ちなみにこれがアニメ映画本編。キャラデザは「アタゴオル物語」の、ますむらひろし氏です。
    キャラクターが全て猫ということには賛否両論ありつつも、作品そのものは当時から変わらぬ高い評価を受け続けています。


    銀河鉄道の夜

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