風林火山

勘助が愛した二人の「女」

製作側が信玄と謙信の川中島合戦を牽牛と織姫の逢瀬に例えたり、「上杉謙信は美しくなければならない」という発言をしたりしたものの、公式に明言されたことは一度もなかった「風林火山の長尾景虎=女性説」。
しかしTVnavi4月号P19にて、ついにG@ckt氏(←検索避け)ご自身が「風林火山の長尾景虎=女性説」について言及している記事が掲載されました。

「なぜ僕が長髪にしたかと言えば、根強く残っている上杉謙信女性説を意識させたかったから」
―――TVnavi4月号「Gackt 命、懸けてやってるから。全ての瞬間が1/1」より引用

これで、風林火山関連記事で度々取り上げてきた「風林火山の長尾景虎=女性説」に、ようやく公的な裏づけが取れたという感じです。
というわけで、「風林火山の長尾景虎=女性説」が確定した今回のエントリは「風林景虎=男由布姫」をもう少し発展させてみようと思います。

風林火山の主人公は、紛れもなく山本勘助その人でした。
そして一年を通しての物語の前半は、勘助と彼が愛した女性・由布姫との深い絆―――憧憬でも男女愛でも主従愛でも同志愛でも親子愛でもなく、なおかつその全てでもある複雑な感情で固く結びついた二人が主軸となっていました。
けれど物語の後半以降は由布姫の出番は少なくなり、代わって勘助の宿敵・長尾景虎が、勘助と共に物語の主軸を担うようになっていきました。

武田に属する勘助の敵であり、本来なら出番が少なくても(戦闘場面くらいしか出てこなくても)何らおかしくはない、事実原作では最後の最後にちらっと姿を見せるだけの長尾景虎を何故、ここまでクローズアップする必要があったのか。

放映中に書いた記事では二人は裏主君と裏臣下だったからという結論を出しましたが、女性説を採った今回はまた別の、しかもより大胆な結論を出してみたいと思います。

『風林火山は山本勘助と、彼の愛した二人の女を巡る話だった』

勘助の愛した女。その一人が由布姫だったからこそ、彼女は勘助と共に前半の主役となっていた。
そして、勘助が愛したもう一人のひと―――男装の麗人たる風林火山の長尾景虎。
勘助が、由布姫に抱いたのと同じような複雑な感情を。子の成長を見守る親にも似た慈愛と、庇護にも似た情と、絶対的な信頼と、魂の共鳴と、忠誠に近い畏敬の念とが綯い交ぜになった、ただの宿敵相手には有り得ない感情を最後の最後まで向け続け、自らの死の瞬間までも執着し続けた人。
だからこそ「彼」は勘助と共に後半の主軸となり、勘助と共に物語を大きく動かしていったのでしょう。

即ち、風林火山後半での長尾景虎(政虎)の活躍は必然だったのだ、と。


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軍師と軍神再び

……驚きました。
流れから切り離して、ひとつの短編としてみると、けっこう良く出来ています。「軍師と軍神」。
心のよりどころを失った勘助の慟哭、姫の遺志と勘助の心向き、どちらも分かるがゆえにそれ以上の言葉を重ねられない晴信の辛苦、勘助に訪れたもう一つの別れ、そして、姫から託された未来にかける希望。
そして、その対照としての景虎。―――君主であるが故に、勘助のように自分を理解し慮ってくれる「上の立場の者」を持てず、未来への希望もなく、孤独な戦いに疲れ果て周囲の全てに心を閉ざして、唯一のよりどころである「母」が自分に残してくれた信仰へと。自分を苦しめる俗世から守ってくれる場所へと走るしかなかった越後の龍との対比が鮮やかでした。
脚本の大森氏はやはり、大河のような長編よりも一話完結方式の短編ドラマに向いた作家さんなのかもしれません。
これで演出がクラッシャー田中氏でさえなければ、もっといい作品になっていたことでしょう……。やはり今回も「見せ方」が気になったもので。「いや、ここはこうじゃないでしょう!」みたいな。
特に「久々にそちと酒がのみたいの」のシーンは、削っちゃアカンでしょという感じです。



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抜け切れて……ない?

今日は仕入れたばかりの小ネタをひとつ。

コスプレ披露のНYDEとG@cktがライブ初共演

昨日行われたНYDE氏のハロウィン仮装ライヴに、G@ckt氏がシークレット・ゲストとして参加したという記事なんですが……、
写真のG@ckt氏。似たようなウィッグをつけているためか、なんか謙信公抜けていないような。


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お悔やみ申し上げます

大河ドラマ・風林火山で宇佐美定満役を演じられた俳優の緒形拳氏が、今月5日に逝去されました。
享年71歳でした。

訃報

去年までドラマの中でお元気な姿を見せて下さっていたのに、突然の訃報に信じられない気持ちで一杯です。

公式サイト

ご冥福をお祈りいたします。


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改めて「川中島!龍虎激突」

たった今全編見終わりました。
やはり東山氏の演出はいいですね。画も美麗だし―――「越後潜入」でもそうだけど、東山氏演出回はG@ckt景虎が群を抜いて美しい―――、話がテンポ良く進むため途中でだれることがないし。
シリアスの中にスパイスとしてのコメディ(「わしにそっくりじゃ!」)が挟み込まれているのも、物語に緩急がついていい感じでした。出来れば残りの話も、東山氏に演出してもらいたかった……特に「軍師と軍神」。


しかし何度見ても、武田軍夜襲の報を受けた時の宇佐美がむちゃくちゃ嬉しそう。直前に越後への撤退をあれほど進言していたことだし、どう見ても勘助の策に自ら乗ったようにしか見えません。
さすが宇佐美。

さあ、次は10月21日。クラッシャー田中演出なのが異常に残念な「軍師と軍神」だ!


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謙信公祭へ行かれなかった人用エントリ

気分だけでも。

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しゅつじーん! だがしかし!

今年の謙信公祭に、G@ckt氏(←検索避け)が謙信公役で出陣なさるそうです。
これで去年の雪辱が晴ら……

てオイ!
てっきり来年の大河の人が出るんだと思って、予定入れてなかったよ!
8月上旬にいく出雲大社参りで予算もうないよ!
どーすべ。

ていうかこれはアレですか。去年の謙信公ツアーで一緒になったあの女性と交わした約束、
「来年の謙信公祭でまた会いましょう!」
を果たせという、謙信公からのお達しですか。
それともいつぞやの記事で書いた、「縁がないなら一度も行けないし、縁があるなら、毎年恒例で行くことになるでしょう」を実現せよとのことでしょうか。
どちらにしろ、これは万難を排して行かねばですな。

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今年の謙信公祭の謙信公役はこれで決定?

天地人のキャストが発表されました。
今年と来年、そして再来年は越後は天地人の話題で持ちきりだろうから、風林火山組の自分は5年くらい経ってから行こうかと思案中。

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天翔る龍の如く

たった今全編見終わりました。

うーん、一言で言えば、G@ckt氏(←検索避け)のファンクラブ向けのDVDを一般にも販売したという感じです。
風林火山とG@ckt氏ではなく、G@ckt氏が振り返る風林火山の謙信、というような。
全編これ風林景虎だった龍の化身テイストを期待したなら、アテが外れるかも。
でも舞台裏などの未公開映像もかなりたくさん見られるし、各タイトルバックに使われている写真(これまた未公開)がかなりイケてるので、風林景虎ファンなら持っていたい逸品です。

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日本クラウンの方にもお試し動画が来ましたね

G@ckt氏(←検索避け)のオフィシャルサイトの方には同じものがいち早く乗っていたけど、あっちはなぜだか重くてぽつぽつ止まったので助かります。
しかし、まだまだ先だと思っていたのに、あともう2週間ちょいで発売ですか。いやきっとフラゲ出来るだろうから、ぴったり2週間かな。それまでシングル&紅白RETURNER聞きながら待つことにします。

しかし。紅白RETURNER見て、その後素のG@ckt氏の映像見ると、同一人物とはとても思えないですね。纏う雰囲気がまるで違う。
何というか……、風林火山見ることが出来て良かったです。途中からだったのもまた運命。

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後半で書きたかったものは

今から思えば、風林火山の後半で脚本家氏は何を書きたかったのだろう。
勘助と信玄の物語……は、前半で書き切っているし。
勘助と宇佐美の軍師対決……よりも、勘助と景虎の物語の方に重点が置かれているし。
しかし勘助と景虎の物語というには、景虎の描写が通り一遍で薄い。

結局のところ、いろいろ詰め込もうとして失敗しているような印象が。

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DVDのPR動画が出ましたね

オフィシャルで
見れば見るほどこれはG@ckt氏(←検索避け)自身のプロデュース。えねっちけーがこんなカッコよく作れるはずがn紅白や写真集と同じく、NHKは許可出しただけっぽ。

既にいつものCDショップで予約済みだから、これで安心して待てます。どころか、ますます楽しみに。
てか、63分もあるのかこれ! こ、これはもしかしてもしかすると未公開シーンなんかも入っていたりしちゃったりなんかしちゃったりしてからに!?(←何故広川太一郎




しかしG@ckt氏(参考画像:上記DVDジャケ)といい、hуdе氏(参考画像:左から2番目)といい、GISНO氏(参考画像:左下)といい、ホント純粋に美しいですね。
精悍でもワイルドでもニヒルでもクールでもシニカルでもカワイイのでもなく、ただ一言「美しい」(でもラノレクヴォーカリスト氏はカワイイ系も入ってるかな。少年のような、でも、少女のような、でもなく、子供のような無条件の可愛らしさ)。
こういう純粋な美に触れるのは、それこそジュリー以来かも。
まあ、アマチュアギャグ四コマ描きが美を語っても(略

―――

恒例・価格比べ↓
amazon 3,263円
楽天ブックス  3,263円
HMV 3,484円
ツタヤ 3,969円
タワレコ 4,410円

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勘助の理想の宿敵

「もし、由布が男だったなら……我等は勝てたか?」
この台詞から浮かんだ説を、とりあえずざっと。

―――

「上杉謙信は美しくなければならない」
どっかで見たか聞いたかしたプロデューサか誰かのこの言葉(←既にあやふや)が、どこかでずっと引っかかっていました。
確かに女性説もある武将だけれど、何故「風林火山の」「謙信が」「美しくなければならない」のか。
なぜ、信玄と謙信の川中島での戦いを牽牛と織姫の逢瀬に例えたのか。
心のどこかにずっと引っかかっていて、しかし特につきつめて考えてみようとは思わなかったそれが再浮上したのは、DVD第弐集が届いたその後のことでした。

「女性説を形に表したのが勿論大だろうけど、風林景虎が髪型だけでなく服装までも『姫』を連想させる姿になっていたのは、もう一歩押し進めた『風林景虎=男由布姫』を具現化していたのでは?」

絶世の美女と賞賛された由布姫。
彼女がもし男だったなら、やはり並ぶ者なき美しさを誇っていたことでしょう。
上杉謙信は美しくなければならない―――風林景虎が美しくあらねばならなかった理由が、ここで一つ示されます。

彼女がもし男だったなら、かなりの強敵となったろうと言っていた信玄と勘助。
風林景虎は彼らの最大最後の強敵として、その前に大きく立ちはだかりました。

国を滅ぼした晴信を憎みながらも、しかし裏腹に深く愛してもいた由布姫。
風林景虎も、最初から最後までただひたすら晴信一人にのみ固執していました。
宇佐美に「助ける」と誓った関東管領を窮地に追いやった北条氏には、ほとんど目もくれず。

もし、脚本家がそのつもりもあって風林景虎を描いたのだとしたら。
勘助が敵の主君である景虎に裏臣下と呼ぶ他無い複雑な感情を抱いたのも、当然のことなのかも知れません。

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景虎グッズ、間もなく販売終了。

せんべい買おうと思って飛んだら、今月末にて販売終了の赤い文字が。
しかもせんべいは売り切れorz

ロッピーの受付も3月30日23時30分までなので、購入を検討されている方はお早めに。
写真集が気に入ったなら、ポストカードはオススメ。

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御屋形様を我が家へお迎え申した

電車に乗り込む時は確かに何ともなかったのに、地元駅に降りた途端ものすごい雷雨(特に雷)。
蒼白く光る天空と轟き渡る雷鳴に鞭でしばかれる成田のような気分を味わいつつ、帰宅途上の崑美仁(こんびに)へ寄って御屋形様をお迎え申し上げて来ました。
……きっとお迎えが遅かったから、御屋形様がお怒りになったのに違いないorz
も、申し訳ございませぬ御屋形様。それがしが不甲斐ないばかりに。

ではこれから封開けます。フフフ。

―――

見たいものだけ見てきました。(←即物的
そして、番組が終わった今だからこその改めての感想など。

  • 越後潜入~勘助捕らわる

  • ・景虎が宇佐美を説得するシーン。今見てもやはり、宇佐美はここで既に心を決めているように見える。
    「力を貸さぬか?」直後のアップなど、無意識に頷きかけて(=受諾しかけて)、何とかそれを留めているようだったし。
    ・しかし、勘助までもがここで景虎の言葉にほだされてしまっているように見えるのは、「勘助は主君・晴信に忠節を誓い抜いている」という面で見れば不味かったのでは。
    じっと聞いているように見せかけつつ、「若造が何を分かったようなことを」と鼻で笑うくらいのほうが、その後の晴信との絡み(台詞だけは信頼し合っている主君と臣下だけど、演技が大仰なためにどうにも嘘っぽい……)から見ても良かったと思う。
    もしくは、「容易ならぬ敵だ」と思ったのなら、気付かれぬ程度に表情を引き締めて警戒してみせるとか。
    このブログで裏主君・裏臣下説が出てきたのも、元はといえばこのシーンから来ているのですし。台詞も動きもない分、景虎の言葉にほだされているのが勘助の真実に見えるんですよね。
    だから「勘助捕らわる」のラストシーンも、景虎の誘いを即座に断る勘助に「そらまあ物語の都合上、断らなきゃ話が進まないしね」とか変な感慨を抱いてしまうという。
    本来なら晴信と勘助の繋がりと信頼の厚さを物語るシーンになるはずなのに。

  • 川中島! 龍虎激突

  • 御屋形様美し~! (←……それだけかい!

  • 特典映像

  • いつ録ったものかは分かりませんが、G@ckt氏(←検索避け)完……っ璧に景虎抜けてますね。
    遠い昔の懐かしい思い出を振り返っているかのよう。言葉から熱が抜けてるし。

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    これで総集編要らず。

    特典の川中島映像(ただしたったの15分)見たさに総集編買おうか買うまいかずっと迷っていたんですが、もう迷う必要はなくなりました。

    NHK大河ドラマ「天翔る龍の如く」ドキュメントDVD発売

    一般でも買える通常版はまだ先だけど、とりあえずよっしゃああぁぁぁぁ!!!


    緒形宇佐美はじめ越後家臣団もたくさん映っていますように。

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    申し訳ござらぬ、御屋形様!

    家の近くの崑美仁(こんびに)から「御屋形様がご到着なされたので、すぐ迎えに参られよ」との通知が来て「やった! 2日も早くフラゲだぜ!」と一瞬浮かれたのだけれど、よく考えたら給料日になるまで迎えにいけないんだったorz

    御屋形様、申し訳ございませぬ……! 今しばらくお待ちくだされ。

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    こういうのが風林にも欲しかった

    高視聴率で話題の篤姫。久々にチラ見したけど、確かに面白くなってました。
    いやもしかしたら最初から面白かったのかもしれませんが。
    いかにも主婦ウケしそうな昼ドラ設定はさておき、登場人物や話の筋が分かり易いのがいいですね。登場人物それぞれがきちんと書き込まれているからその人となりを把握し易いし、物語をじっくり見せているから話の流れをつかみやすく、理解しやすい。
    自分はいつも通りに偶にチラ見で終わると思いますが、視聴率が高い理由も分かった気がしました。

    登場人物の作り込みと、きちんと筋道を立てて書かれたドラマの展開。これが風林火山にもあったなら。
    そうしたら演者の力だけに頼らずとも、もっと面白い話になったでしょうに。
    一部演者がすごく頑張っていただけに……その努力に報いるだけの話や演出でなかったことが、つくづく残念でなりません。

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    風林火山「復讐の鬼~駿河大乱~仕官への道~晴信初陣」

    前後の繋がりをみるために、表題作含め4話続けて見てきました風林火山。

    まずぱっと思ったのが、おおよそ3時間分の物語なのに30分ドラマのボリュームすらないな、ということでした。
    とにかくお話が薄い。勘助が最愛の妻を殺され、武田に復讐するために武田を倒せそうな主君を探すというのがこの4回ほどの筋だというのは分かったんですが、一つ一つの細かいエピソードの掘り下げが浅くて、まるで総集編のブツ切り継ぎ合わせ編集を見ているかのようでした。
    この脚本を書いた方はやはりショートコント向きの方で、物語を「見せる」力は無いんだなと改めて認識しました。

    更にはたくさん出てくる登場人物を捌き切れてないな、という印象も受けました。
    人物を「物語の中で生きている人物」として浮き立たせるのではなく、セリフだけで説明して良しとしてしまっているため、セリフの一言二言が印象に残っても肝心の「人物」として印象に残らず、ドラマを見ているというよりも登場人物紹介を見ているような気持ちになりました。

    まとめると、物語の見せ方にしても人物の書き方にしても、その表面だけをなぞっているだけで、肝心なところはまるで描けていないような感を受けました。だから物語(の流れ)や人物が印象に残らず、シーン(←しかしこれは演者の力)や一部セリフばかりが記憶に残ってしまうのかもしれません。

    特に今回は勘助が復讐の旅に出たその途上でいろいろな人と出会い、その出会いによって自らの心の在り様を変えて行く、そしてその結果晴信と「出会う」という重要な話なのだから、もっと勘助の憎しみや嘆き、昏く滾る復讐の炎を丹念に描かなければいけなかったのではないのでしょうか。
    ここが浅いと、その後の晴信への仕官=浄化がうまく働かなくなりますし。
    いや、うまく働かなかったから、最後の最後まで武田への恨みが心のどこかに―――本人も気付かぬどこかに―――燻っているように見えたのかもしれませんけれども。
    しかし、それこそが演出側の狙いだったとはなかなか思い難いものがあります。勘助本人にも、主君晴信やその周囲にも、そして視聴者にも勘助の復讐の炎が消えたと思わせ、しかし実はそうではないとそっと匂わせておくのは、武田への復讐心が浄化されたと描くよりはるかに難しいですし。
    ……あ。もしかして平蔵ってただ「復讐心を捨てられなかった、もう一人の勘助」として最後まで出ずっぱってただけでなく、実は「勘助本人すら与り知らぬ心の奥底で滾り続けていた、武田への復讐の炎」の象徴だったりして? だから勘助の死によって、平蔵もその役目を終えた(武田への復讐に燃える戦士から、一人の平凡な庶民へ戻る)のかも。
    平蔵の復讐心は最初こそミツのための復讐だったけれども、最後のほうはもう復讐のための復讐だったから、氏康&晴信曰くの「大望なき復讐心」は結局成就しないという話……にしては引っ張りすぎ(勘助が晴信に仕えた時点で退場してもおかしくない役)だなーと思ったんだけど。
    どちらにしても見せ方に失敗している(演者のせいではなく)から、これ以上ツッコみたくなかったり。

    それと演出面のことなんですが、勘助とその兄との最後の対決シーンという見せ場で、ナイター中継のような「いかにも照明」が当てられてたのも台無し気味でした。ここだけは、夜演出得意な田中氏に担当してもらいたかった。

    というわけで、案の定というか何というか、面白かったのは今川組(&北条組)のお話でした。
    先述の通り「物語」としては面白くなかったんですが、演者の方々の演技によってシーンを盛り上げてくれました。こうなったらもう今川と北条の話でいいや、と思ったくらいに。

    今川三人衆の、あの悪の大ボス大結集のようなねちこい演技、セリフ回し。最高ですね。
    寺での雪斎&後の義元&寿桂尼のシーンなど、あそこだけ確かに異空間でした。
    義元はこの頃のが大物っぽかったです。寿桂尼ですら察せられない計画を雪斎とともに練っていたし、勘助が純粋に今川に仕官しに来たのではなく、あくまでも武田を滅ぼす足掛かりに使おうと思っているのも見抜いた(『もう片方の目で逆ろうておる』のシーン)し。

    北条氏康もまたしかり。内通者の情報を手土産に仕官を願った勘助を策にはめて出鼻を挫き、しかし勘助自身は認めたため士官を単刀直入に断るのではなく、復讐に逸る勘助にその危うさを教えた上で「頭を冷やして来い」と旅に出させるその度量。
    演者の力だけでなく、北条氏康だけは風林火山の中で上手く描けていると思います。おそらく脚本家の方が好きなのだろうと察せられますが。
    あるいは、典型的な「度量のあるいい主君」タイプなので描き易かった、ということなのかもしれません。

    と、今川三人衆と北条氏康の見応えある演技が見どころだった4作ですが、見終わった後に浮かんだのはやはり「景虎こそが『もう一人の勘助』だったんじゃなかろうか?」ということでした。
    復讐という「欲」に捕らわれていることを氏康(でしたっけ?)に戒められ、主君・晴信や、ミツの面影を持つ女性・由布姫との出会いによって変わっていった勘助。
    人の欲を嫌うという「欲」に捕らわれていることを宇佐美に戒められ、師である清胤和尚や、母の面影を持つ女性・伊勢姫との出会いによって変わっていった景虎。
    景虎にとって勘助は少し先を行く自分自身だったからこそ、勘助との出会いで多くのことを学び、変わっていったのかもしれません。

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    今日は御屋形様の新暦でのお誕生日

    お誕生日おめでとうございます。
    今年も謙信公祭の時期くらいに、越後へ「帰る」予定です。


    かの地に今も響き渡る、御屋形様の琵琶の音を聞くために。

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    「おっ俺の景虎せんべいがあぁぁぁっ!!」←笑

    戸棚に入れる前は確かに8枚あった(←2枚は食べた)御屋形様せんべい。
    今日見たら、食べた覚えもないのに残り1枚になっていました。

    どうやら、知らん間に親が食べてしまったようです。
    「小さくてちょうどいいし、味付けも薄味なので安心して食べられる」となかなか好評。

    好評なのはいいけれど、自分まだ2枚しか食べてな……
    ……これはよもやもう一箱買えという暗示ですか。

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    「景虎さまあぁぁぁぁ!!。・゚・(ノД`)・゚・。」

    「苦い勝利」での本庄。
    直江は徐々にキャラが確立されていったけど、本庄は実はこんなしょっぱなっからキャラ立ちしてたんですね。
    後に拝みキャラになるのも納得。


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    とどのつまりは脚本の問題

    風林火山DVDBOX巻壱。まだ高値ついてるであろう今のうちに売って、好きな巻だけ買いなおそうかなと計画中。さすがに越後側数分を見るためだけに、35,000円の出費はキツいので。

    巷では前半の評判よかったから、まさかこれほどつまらないとは思いもよらず。でもおかげで、後半が崩壊した原因がおぼろげながら見えてきました。
    脚本そのものは前半後半関係なく一貫してつまらなかったです。印象に残る場面はあっても(これはどちらというと演者や演出家のお手柄)、全体的な物語としては記憶に残るものがなかったですし。
    しかし、前半と後半を決定的に分ける要因は感じ取れました。それが「スタッフのやる気」と「千葉氏の存在」でした。

    「スタッフのやる気」は「監督のやる気」と言い換えてもいいかもしれません。
    前半はとにかく「良い画を取ってやろう!」「いいものを作ろう!」という気概が画面に溢れていました。それはカメラワークからも分かります。
    しかし後半は、「なんか適当にやっときゃいいや」というやっつけ気分・投遣りな雰囲気が蔓延していて、それがカメラワークにもダイレクトに反映されて締まりのない映像を垂れ流しているように見受けられました。
    ただ、後半でも東山氏演出の回などは見せ方に工夫があり、画面にも緊張感が溢れていたので、スタッフではなく監督次第だったんだなという印象を受けました。

    そして、千葉氏演じる板垣の存在。これは武田側にとって非常に大きなものだったのだとDVD見て気付きました。
    セリフや設定はさておき、どうにも家臣団の御屋形様への忠誠が見えなかった中、千葉板垣だけは御屋形様に忠誠を捧げ、その行く末を心から案じていたのが手に取るように分かったからです。
    その板垣が去ったあと、武田側はセリフだけ・設定だけの一体感になってしまい、軍としてのまとまりを欠いてしまったように見えました。まるで、家を支えていた大黒柱が抜き去られてしまったかのように。
    二、三話で消える敵軍団ならともかく、主人公の所属する軍団がこれでは相当きついものがあるような……。
    唯一の救いは信繁役の方から兄・信玄へ寄せる敬愛にも似た兄弟愛が感じられ、また馬場役の方からは「武田のために働く武辺者」の意気が感じられたことでしょうか。まとまりのない家臣団の中、この二人だけが「武田軍」の雰囲気を醸し出していました。
    ……舞台のキャスティング見てやはり、と納得してしまったり。

    とりあえずは花倉の乱が取ってあるから、これに最後の望みをつなげてみます。


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    消えた。

    消えましたね。風林火山公式サイト
    さらば楽しき日々よ。


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    御屋形様制覇。

    つい先刻、頼んでいた御屋形様補完グッズが届きました。
    以下微妙にネタばれ。↓




















    せんべいは10袋入り。うち狩衣絵が×3、紫鎧が×3、青鎧が×4。(ただし、種類ごとの枚数は恐らくランダム)
    パッケージはイラストで、それぞれ紫鎧立ち姿&抜刀ver.、青鎧立ち姿&抜刀ver.、紫狩衣立ち姿&座り姿、黒狩衣立ち姿&扇持ちver.。
    味は……、まあ……、そこそこ。別に不味くはないけど、美味い! ってほどでもないという。薄味仕立てのしょうゆダレはまあまあだけど、肝心のせんべい生地の味までいまいち薄くてコクがない。
    1箱1,260円で10枚入り、単純計算で1枚126円。けれど箱代やらデザイン料やら何やら差っ引いたらだいたい半分くらいになるだろうから、1枚63円くらい? 確かに63円くらいの味です。

    ポストカードは全10枚入り。青灰狩衣バストアップ、緋儀礼服バストアップ、青鎧座り全身、黒儀礼服バストアップ、抜刀紫鎧全身、青緑狩衣全身、青狩衣全身、紫狩衣アップ、赤紫狩衣舞い姿、抜刀青鎧全身。

    切手シートは全10種、紫鎧・青鎧・紫狩衣・黒狩衣の立ち姿イラ+ポストカードの青灰狩衣・紫鎧・青鎧座りのそれぞれ肩から上+ステッカーの白狩衣肩から上+ロゴ+NHK出版「龍の化身」フォトギャラリーにあるのと同じに見えて実は微妙に違う、どうやら撮り下ろしっぽい黒狩衣肩から上。
    ただし切手シートという性質上、写真の画像は荒いです。

    ステッカーの写真2種はポストカードと切手シートにあるし、あとのグッズはイラストのみということは、これで御屋形様のポスター以外の写真(まあポスターはローカルに保存したから以下略)+主要イラストは全制覇したことになったので、我ながら上手い具合に選んだものよと時代劇の悪人のような自画自賛っぷりを発揮している最中です(笑)

    未購入の方にひとつだけお勧めするとしたら、やはりポストカードでしょうか。美しさという点で見るならば、どの写真も「龍の化身」以上か、もしかするとそれ以上の美しい出来栄えになっています。
    特に赤紫狩衣の舞い姿は静けさの中にも動きがあり、優雅で凛々しく、純粋かつ艶やかで、儚くも芯の強い姿をこの1枚の中で堪能することが出来ます。
    ただし「龍の化身」であったようなドラマ中の姿を捉えた写真はないので、それが見たいという方には全くお勧めできません。

    個人的に気に入ったのは、赤紫狩衣の背からちょっとだけ覗いている後ろ髪のシッポ。ドラマ中にしろ写真集の中にしろ、せっかくの長い後ろ髪が効果的に美しく撮られているものはなかったので、それを見ることが出来ただけでもグッズ買ってよかったと思いました。


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    風林火山の公式サイトが明日で終わりらしいので

    休日なのを幸い、公式へ飛んで欲しいページだけもらっておきました。
    Webページの保存はIEの出番。トピックス・あらすじ以外のページはWebページ完全で保存し(訂正:大河三昧もWebページ完全で保存出来ます)、前記2つはWebアーカイブ単一のファイルで保存。
    トピックスだけフラッシュがあって保存出来ないページがあったので、最終手段のプリントスクリーン+ペイント攻撃で無理矢理保存(笑)
    この保存できるページと出来ないページの区別がなかなか難しかったので、トピックスは一旦全てアーカイブ保存。その後IEを一回終了させてキャッシュをクリアし、保存したファイルを見てみて、中身がからっぽのものだけPrtSc攻撃しました。

    で。
    途中で気がついたんですが。
    トピックスの中でもフラッシュが使ってあって普通には保存出来ないページは、どうやらテキストでも見られるもよう。
    フラッシュ未使用でもそうなってるかは、全部確認しなおすのがめんどくさいから未確認だけど。
    例えばこのページ。「編集」→「すべて選択」にしてみると、一番左下(バックナンバーよりもっと下)に1ドットくらいの小さな青い四角が。
    カーソルを持って行ってみると指差しマークになるのでクリックしてみると、テキストのみのページに。

    画像いらないなら、これを保存するのが一番簡単かも。
    つか、なんでこんな便利なページを隠しページにしてるんですかゑねっちけー様。しかも、表面的にはそれらしいこと何も書いて無いし。
    登場人物のページ探すためにソース見て分かったという。


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    特典映像短ッ……!

    風林火山総集編、お膝元に正式情報が出ました。

    本編116分。て、232分じゃなかったんかい7&Y楽天
    もしや、あまりの不評っぷりに短くされt(略

    そして気になる特典映像・川中島メイキングは……、

    15分。


    15分。




    15分。




    肝心のお値段は、総集編3本+特典映像70分の「義経」・180分の「功名が辻」・170分弱の「利家とまつ」・1時間近い座談会映像付きの「新選組!」と同じ。

    風林火山は本編116分に特典映像15分
    合わせて131分。

    誰でもいいから、これは何かの間違いだと言ってくれorz

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    風林火山完全版第壱集買って来ました

    せっかくだから この赤の扉を 越後側以外で3話ほど見てみました。

    ……なるほど「越後潜入」まではチラ見で終わったわけだ、と納得しました。


    しかし付録の大森氏インタ。ドラマを一生懸命に持ち上げながらも、時折チラリチラリと見え隠れする本音がまあその。
    そしてG@ckt氏への感想を読んで、越後側が軽く描かれていると感じたのはそう間違ってはいなかったんだな、と納得しました。だから物語が後半急激に失速したのか、と。
    もちろん脚本の問題ばかりではないんですけれども。


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    先行予約、今日までじゃん!

    というわけで、大急ぎでオフィシャルグッズオンラインストアに飛んで申し込んで来ました。
    まあ16日以降も申し込めるっちゃ申し込めるんですが、〆切が書いてあると習性でつい従ってしまうorz

    とりあえず、写真集の補完としてのポストカード(撮り下ろしということは、即ち写真集に未掲載のものということだし)と、切手シート(記念切手コレクターだった頃の習性が以下略)を。
    キーホルダーも一瞬迷ったんですが、これは景虎グッズというよりも所謂『中の人』グッズかなと思ったので、二週間ばかり迷った挙句取りやめにしました。(←迷いすぎ
    木に寄りかかっている方のポスターも同じく一瞬迷ったんだけど、こんな綺麗なポスターが似合うような部屋じゃないのでとりやめに。
    貼るならベームのモノクロカレンダーポスター貼って、だらけてしまいがちな心に日々喝を入れてもらうことにします(笑)

    ……あ。ロッピーでも買えたんだった。こっちのが手数料かからないし、よさげだったかm(略
    せんべい買い足す時はロッピー支払いにしようかな。

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    それからこの記事の補完として、今更気がついたことなど。
    何か……、場の空気が妙なのがちょっと気になりました。勿論メンバーがではなく、空間が。
    もう少しはっきり言えば、右上の方から押し寄せて来ている暗闇が彼の魅力を押し隠してしまっているというか、相殺してしまっているといいますか。これが、前の記事で「歌歌うところじゃない」と書いたもうひとつの理由だったようです。
    同じ夜の野外からの中継でも、紅白の山崎氏のは場の空気が歌を受け入れていてとても良かったんですが、今回は場所そのものが音楽を拒否ってる感じです。誰々だからというわけではなく、全体としての音楽そのものを。
    最初は音響のせいかなと思ったんですが、ヴォーカリスト氏と同じ波長を持ってる両サイドギタリスト(?)氏&ドラマー氏が同じく色を消されていて、唯一波長の違う左後ろのベーシスト氏(?)だけが非常に華やかなオーラを一直線に放っていたので、こりゃ音響だけのせいじゃないな、と。
    ともあれ。美しい容姿もさることながら、その身に纏わりつくようにうねる蒼白い炎に魅せられた者としては、その色が遮られてしまっているのがとても残念でした。
    御屋形様でない姿を見る最後の機会だったのに……せめてスタジオだったなら。

    おまけでRETURNER箇条書きでざっと聞き比べ。
    Mステ…歌そのものは良いのに、いつもの「Mステ音響」のため、音の輪郭がはっきりしすぎ・言葉があまりにもはっきり聞こえすぎて膨らみがなく、歌を聞いているというより歌詞を聞いているような気分に。
    音楽戦士…ほとんど分からないくらい微妙に歌の統制がとれてないような。
    MJ…情感の乗ったAメロ。「探して」「前に」の上がり方、響きもほぼ完璧。
    ただ上記三つともサビが若干(ほんとに若干)荒いので、
    ∴情感のこもったMJAメロ+滑らかな紅白サビの組み合わせが最強。
    ……MJと紅白、再放送希望……。

    驚いたのが、いつでも歌が非常に安定しているということでした。相当なベテランでも、時期や番組によって歌の仕上がりにムラが出るというのに。
    シングルジョバとアルバムジョバはすぐ聞き分けられたけれど、この4つのRETURNERはちょっとやそっとじゃ聞き分けられそうにありません。
    ミキシングの具合や音の上がり方で区別する他ないという。

    他にも感じ取れたことはあったけれど、たかがイモムシがこれ以上差出がましいことを書くのもアレなので止めておきます。
    ただひとつだけ、一緒に歩んでいけるファンの方々が本当に心底羨ましいorz 流浪の身でなかったら、自分もついていきたかった……。


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    在庫がリアルタイムでなくなるところを見た

    本やタウンで。
    一覧で見た時は「ご注文いただけません」となっていて→詳細押して中入ったら1冊だけ入荷していて→また一覧に戻ったら「ご注文いただけません」となっていて→!?と思って中入ったら、確かにあったはずの1冊がなくなっていた。

    という感じで、紅白後にまた売れ出したみたいですね「龍の化身」。amazonも次々入荷しても、すぐ在庫が尽きるみたいですし。
    大元のNHK出版の方も、正月数日はあったはずなのに今は「品切れ中」。
    ただ、「増刷しております」だった前回と違って今回は「準備しております」なので、このまま増刷せず、問屋や取次店の在庫をやりくりして売り切ってしまうつもりなのかも。

    というわけで、7&Yやツタヤ、楽天ブックスでまだ余裕で入手出来る今のうちに買っておいたほうが後悔ないかも。
    売り切れたらギャラリーページ見て補完。


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    紅白見てます

    もうすぐ徳永英明。

    いやそれよりも
    やってくれたぜ御屋形様!!
    楽しみに待っていると大体肩透かし喰うもんなんだけど、こりゃーもう正しく『期待以上』でしたわ!
    すげー! さすが!
    やっぱ生粋の表現者は違うわ。

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    というわけで……、
    紅白政虎はきっと、川中島第四戦後の姿なのでしょう。
    その左肩にかけられた深紅のビロードのマント。あれは、かの地で流された勘助の血の色に染まった翼に見えました。
    勘助の死によって、政虎はやっと片翼を手に入れることが出来たのか。それとも、あの翼は勘助の死を悼んでのものなのか。
    全ては、紅白のためにつけられた特別なタイトル―――『消え逝く武士(サムライ)への鎮魂歌(レクイエム)~』が語っているのかもしれません。

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    敷居高い……orz

    御屋形様へお礼のメッセージを送りたくて、オフィシャルサイトを覗いてみました。
    で、早速メッセージ送ろうとしたんですが。

    「記入必須項目」にメアド欄があるのはともかく、名前・住所・電話番号も必須ですか……
    荒らしや中傷防止のためだろうけど、敷居がむちゃくちゃ高いorz
    でも送るけど。敷居高かろうが、お礼を送るだけは送りたいので。

    それはそうと、礼儀としてメールに長文は禁物とあちこち切りまくって短くしたら、今度は短すぎて意味不明気味にorz
    しかしこれ以上長くは出来ん。えーと、まあその、あれだ、感謝の気持ちが伝わればそれでいいのだ!(←開き直り
    ええい、送信! ぽちっとな。


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    景虎の成長をいま一度考えてみる

    話としては何も残らなかったけれど、シーンとしてはいくつか印象的なところもあった(といっても、越後側&今川側のシーンだけですが)今大河。
    今日はその中から「景虎の成長」を抜き出してみようと思います。

    ・越後潜入&勘助捕らわる

    キーワードは宇佐美の「欲を嫌うこともまた欲。晴信にも俗世の理はある」という諭しと、勘助の「自分は虚しい欲深さも好んでいる。神仏ではなく、そのようなものにこそ自分は救われてきた」という言葉。


    人の欲を異常に嫌悪し「皆、何故欲を捨てぬ」と嘆いていた景虎。しかし、「欲に乱れきった男・敵方に捕らえられた臣下を見捨てる主」と切り捨てていた晴信が「見捨てたはずの臣下」のために敵方に百挺もの鉄砲を渡したことにより、その度量と器量とを認めた話。

    確かこの話の後、景虎が人の欲を異常に憎むシーンはなくなったような。

    ・軍師と軍神

    キーワードは(曼荼羅図を囲みながらの)清胤和尚の「かくの如く多くが集まり、ひとつの和をなしておる」と、勘助の「これはまるで君主と家臣の間の如し」。

    家臣の諍いに嫌気がさし出奔した景虎が「この世には争いがあることも認め、ゆえに和をなすことが大事」という清胤和尚の言葉と、さらには一笑に付したはずの勘助の言葉をも受け入れ、主君と家臣が和をなすためにはただ自分の意見を押し付けるのではなく、宇佐美の言葉どおりに「その心を察する」ことも大事と悟る話。

    その後、敵のはずの勘助に気遣うような言葉をかけている(「そちは何ゆえここに来た……何があった」)ところを見ると、勘助も裏臣下らしく、景虎の「和」の中に入っていたのかもしれない。

    ・関東出兵&決戦前夜

    キーワードは『軍師と軍神』での清胤和尚の「外なる敵も、内なる欲も、怒りも慈愛も、仏も神も、みな己の心の中にあることを悟り、それを調〔ととの〕えてゆかねばならぬ。それが修行、この世で生きたまま御仏とひとつにもなれる道」。

    神仏を前面に立てて自らの行動を強引に押し通してきた景虎が「私は神仏にあらざる、さような人間に討たれましょう」という伊勢の言葉により、神仏とはどこか外の世界にあって人を罰するのではなく、清胤和尚の言葉通りに「人の中に宿るもの」と悟る話。

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    『軍師と軍神』で「外なる敵」を認め(勘助へ向けた言葉)、「内なる欲」を認め(勘助へ向けた言葉。ノベにのみ掲載)、さらには『決戦前夜』で己の中に「怒りと慈愛とを併せ持」ち(桃姫の言葉)、「神仏が人の心の中にある」のを悟った(前述の景虎の言葉)景虎はついに即身成仏を果たし、越後の守護神となりました。

    どんなに厳しい言葉を受けても反発したり、無視したりせず、素直に受け入れ自分の中で調〔ととの〕えることが出来た=修行の成果として現す事が出来たあたり、勘助が言っていた通りに風林景虎は武将ではなく、物語の最初から最後までひとりの修行僧だったのでしょう。

    しかしこうやって振り返ってみると、景虎を育てたのは勘助だ、とも言えますね。勘助の言葉が景虎の中で見事に生きている。

    というわけで、この記事にちょっと追加
    駆け去っていく政虎が踵を返す直前に振り上げた手、あれがどうも勘助への別れの挨拶に見えたので。
    ついでに今更気付いた疑問(?)もラストに追加。うさみーん!!


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    結局、残り二話もアレだったので

    この記事に書いた通り総集編作ることに決定。
    まずは「越後潜入」「勘助捕らわる」の越後側シーンのみを繋ぎ、「真田の本懐」の宇佐美との語り合いを挟んで「軍師と軍神」の家出シーン→対決シーンへ。さらに「決戦前夜」の覚悟を語るシーン→出陣シーンへと繋いでから、おもむろに「川中島!龍虎激突」の始め~引き返して陣構えするところへ続けて、そこから川中島の上杉軍シーン→「決戦川中島」での馬上シーンと繋いで(一騎討ちはカメラワークも信玄もアレだったので除外)完成。
    とりあえず後半の見どころだけ繋ぐとこんな感じ。今川総集編はまた別個に作成。

    しかし何というか。終わって冷静になった今振り返ってみれば、Gackt景虎以外何も残らない大河でした。
    「終わり良ければ全て良し」というけれど、それの真逆をいった感じです。
    致命的だったのはやはり、武田側のシーンには見どころ―――「話が楽しみだから」「この登場人物が好きだから」「武将達の個性のぶつかり合いが面白いから」「この先の展開が気になるから」「この人の演技を見たいから」見ていよう、という―――がなかったことでしょうか。
    だからこそ総集編が↑こんな風に越後側(と今川側)ばっかりになってしまうという。

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    これでほんとうの最終回。

    終わってしまいました。

     終わってしまいました。

      終わってしまいました。


    かつて。
    大好きだったドラマが終わってしまった時の思いを、まっ白な原稿用紙にただ三行だけ書き綴った漫画家がいました。

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    社食で風林火山の、これで本当の最終回を見ました。
    うちのへっぽこテレビ&地上波と違って、ハイビジョンテレビにNHKGとなかなかいい環境で見ることが出来ました。
    そして見終わったあと、冒頭の三行詞が記憶の底から浮かび上がってきました。

    まだ日付が変わらないうちに、この余韻が残っているうちに、心に残った人々にお礼を言っておきたいと思います。

    素晴らしい演技で楽しませてくれた寿桂尼役の藤村氏。台詞ひとつ・動きひとつにも熟練の深みと練り上げられたコクが感じられるその演技に、ただただ惹き付けられました。

    ただそこに居るだけで世界を不可思議なオーラで染めてしまう個性派俳優、雪斎役の伊武氏。ビロードのような艶のある声と、その心の奥底が全く窺い知れない怪しげな笑みとで惑わせてくれました。

    美しい光線の加減とカメラワーク、大げさすぎず・かといって味気なさもない絶妙なバランスでプロの技を見せてくれた演出の東山氏。氏の担当した回は、夕景も、灯影も、跳ね上がる水しぶきさえも全てが美麗でした。

    最後に、「若きカリスマ君主とそれに付き従う個性豊かな家臣団」を文字の上の設定だけでなく、実際に画面で『見せて』くれた越後主従の皆様。
    越後側があのメンバーだったからこそ自分はこのドラマとめぐり合い、そして終盤物語が崩壊した後も、何とか視聴を続けることが出来ました。
    もしも越後側があのメンバーでなければ自分は風林火山と出会うこともなく、最後までチラ見のまま、物語がいつ終わったかもしらないまま過ごしたことでしょう。


    素晴らしい演技で酔わせてくれた藤村氏に、
    衰えぬ美声と怪演とで魅せてくれた伊武氏に、
    この物語へと引寄せ、それぞれの個性で楽しませてくれたGackt景虎・緒形宇佐美・西岡直江はじめ越後側の皆々様に、
    そして、美麗かつドラマティックな演出で物語を堪能させてくださった東山氏に、
    ありったけの感謝を。


    とりあえず、Gackt景虎は紅白ジョバと一緒に未来へと運ぶことにします。
    彼のあの熱演を十年後、二十年後の人々に伝えていきたい。
    戦メリのハラ軍曹を二十年後の今、語るように。

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    大河ドラマ「風林火山」総評

    越後/上杉視点での感想は各記事どおりですが、今回は最後の総まとめなので「主人公・山本勘助のドラマ」として見てみました。
    正直一番不満があるのは武田方の場面(主人公サイドなんだから、見ていて一番感情移入出来るようにもうちょっと何とか……)なれど、これは脚本や演出ばかりの問題ではないのでいつも通りに華麗にスルーし、代わりに各回の減点要素として入れ込んでおきました。

  • ・第31回 「裏切りの城」 50点

  • 役者さんの演技に完全に騙されました。本当に裏切ったかのような、激しい憎悪に満ちた演技が素晴らしかったです。
    ラスト数分の出番ながら、圧倒的なオーラですべてをかっさらっていったGackt景虎も良かった。
    しかしながら、話自体は有名な「苦肉の計」の焼き直しだったため、それを差し引いて50点。


  • ・第32回 「越後潜入」  95点

  • 確固たる信念を持った美貌の君主、武田にいた時より生き生きしていた勘助、人生経験に裏打ちされた深遠な知識と手管を伺わせる宇佐美。
    景虎の性格を印象付けるための脚本にも次回までは破綻なく、さらには東山氏の美麗な演出も加わって95点。
    マイナス5点分は、不要だった武田側のシーン。これさえ入らなければ100点でした。


  • ・第33回 「勘助捕らわる」 85点

  • 死を目前にしながらも怯むことなく、欲に満ちた醜い世だからこその思い、主君たる晴信への思いを熱く語る勘助と、自分の主義主張と相反する意見も聞き入れ受け入れる度量を見せてくれた景虎のシーンがとにかく良かったです。
    武田方のシーンもきちんとエピに絡んだものになっていたため、前回のように邪魔にはなりませんでした。
    しかしながら、見せ方(演出)が前回の東山氏より劣ったのでその分をマイナスし、85点。
    ところで、宇佐美はこの頃から既に見守りポジションだったんですね。


  • ・第34回 「真田の本懐」  20点

  • 筋立て自体は良かったのに、話の見せ方(脚本と演出)がくどすぎて胸焼けを起こしてしまいました。
    もっとさらっと書いてあったなら、相当いい話になったと思うのですが。


  • ・第35回 「姫の戦い」 10点

  • 結果的に全く不要だったリツエピが入った話。
    それ以上に、とにかく話が面白くなかったです。


  • ・第36回 「宿命の女」 10点

  • 露骨な死亡フラグの立て方に萎えました。
    話も面白くなかったし。


  • ・第37回 「母の遺言」 60点

  • 話はあいかわらず面白くなかったので本当なら10点なのですが、景虎が憲政を非難するシーン、そして何より、大井夫人と三条夫人が語らうシーンがとても良かったので大きく加点。


  • ・第38回 「村上討伐」 10点

  • 逃げ落ちる玉ノ井と馬場のシーンは良かったけれど、相変わらずの話のつまらなさと、最後までどこが強いのか分からない小勢力にしか見えなかった村上の書かれ方に大いに不満が残ったので大減点。


  • ・第39回 「川中島!龍虎激突」 90点

  • 戦場を地図とコマに見立て、宇佐美と勘助が「合戦」するシーンがとても良かったです。下手にスカスカな戦場を映すより、よほど緊迫感にあふれていました。
    久々に話も面白く、シーンのつなぎ方や見せ方などの演出も良かったために90点。
    10点減点分は、一連の諸角がらみの話がわざとらし過ぎたため。諸角シーンは全部無しにして(あのままじゃ撤退を狙っていた宇佐美の掌の上だし)、越後の猛攻に追い詰められた勘助が一発逆転を狙って練りだした策で正々堂々勝って欲しかった。


  • ・第40回 「三国同盟」 80点

  • 話自体はまたもや面白くなくなっていたけれど、今川・北条が会した豪華さと、雪斎の怪演が楽しめたので80点。


  • ・第41回 「姫の死」  70点

  • とにかく雪斎が良かった話。長尾側に説得を仕掛けたシーンと、死去のシーンが見応えあったので70点。


  • ・第42回 「軍師と軍神」  50点

  • 勘助と景虎がそれぞれに迷いを抱き、救いを求めて訪れた寺で互いの真情をぶつけ合う立ち回りシーンが良かったです。
    しかしながら、斬り合いの迫力が全く出せなかった臨場感ゼロのカメラワーク・もたつく脚本〔ホン〕・不要なリツエピなどが大きな減点要素となりました。
    後に成田氏エピという余計なエピが挟みこまれたために、この回での景虎の成長が無かったことにされてしまい、ただのファンサービス回にされてしまったのも残念な要素。
    成田氏エピを削って、脚本にあったように勘助の前で自らの弱さを曝け出しそれを乗り越えて明るく笑いあった後、守護としての覚悟を語るシーンへと繋いだ方が良かったのではと思いました。


  • ・第43回 「信玄誕生」 0点

  • 越後側のシーンはちょっと重要だったけれど、その他はナレーションで済ませればいいような話。0点。


  • ・第44回 「信玄暗殺」  0点

  • 次の回の話に勘助を介入させるためだけの話。ナレさえ不要な話なので0点。


  • ・第45回 「謀略!桶狭間」 80点

  • 独自色を持って怪しく輝いていた今川ともついにお別れ。桶狭間の見せ方には大いに不満あれど、寿桂尼の演技が非常に見応えがあったため80点加算。


  • ・第46回 「関東出兵」 0点

  • 無い方がマシだった話。0点。


  • ・第47回 「決戦前夜」 30点

  • 仏に深く帰依している筈なのに高僧の説得には耳を貸さず、ママ似の女性にちょっと怒られただけで思想をがらりと変えてしまう君主様って何ですかそりゃ。
    されど、越後守護としての決意を語るセリフ(あくまで脚本上のセリフ)と上杉軍出陣シーンが良かったため、30点だけ加算。


  • ・第48回 「いざ川中島」 20点

  • なし崩し的にいつの間にか出陣していた武田方。敵方はあんなにきっちり号令かけて出陣してたのに。
    いきなりオリキャラ登場するし(しかもそのオリキャラを自然に出すためだけに鬼美濃殿まで引っ張り出してくる始末)、話がグダグダに。
    前の記事にも書いたけれど、出陣前のシーンなどは今回に入れず、「決戦前夜」のリツエピ丸ごと削ってそこに突っ込んでしまった方が良かったかもしれません。
    とりあえず、余計なシーンが挟まらない分(←これが重要)越後側のシーンはわりと良かったので、その分を加点して20点。


  • ・第49回 「死闘川中島」 10点

  • 戦場の見せ方は勢いが一番大事なのに、回想シーンでいちいちブツ切りにされて台無しに。
    その度合いが前回より酷かったので、さらに10点減点。
    今回も前回と同じく、ブツ切りが無い越後側シーンだけが見どころでした。


  • ・第50回 「決戦川中島」 20点

  • 回想シーンのはさみ方の下手さ、「軍師と軍神」を思わせるカメラワークの悪さ(カメラが役者の後ろに逃げてるとはどういうことかと)、ただ軍配を動かして段取りどおりに受けている説明口調の信玄、勘助が敵本軍に突っ込んでいくまで及び銃撃に倒れてから死ぬまでの間延び感など、スピーディさが求められる戦場シーン、しかも一番大事な最終回なのにやけにもっさりしていてつまらなかったので0点。
    けれど、政虎に追いすがり届かぬ手を伸ばす勘助・ラストの走馬灯のような勘助の回想シーンが良かったので20点加点。


  • ・総合 39点 ちょっと点の付け方が甘かったかもしれないけれど、伊武氏・藤村氏・緒形氏・Gackt氏・高橋氏など、いい演者は本当に良かったので。内野氏は越後に来ていれば、本当の実力を発揮出来ていたと思います。そこがものすごく残念。

  • ・後半全部東山氏に演出してもらいたかったです。演出が酷いばかりに台無しになったシーンが多々あったようなので。
    ・脚本〔ホン〕が崩れすぎ&武田側の描写のみくどすぎ。特に由布姫が亡くなって以降。
    ・ホンが崩壊したため、最後になるほど役者の演技頼りになっていったのがどうにも。おかげで、脚本を離れて独自に演じる役の人物像を確立し、きちんと演技プラン立てて演技している人と、そうでない人の差がはっきり出てしまいました。
    ・話によって性格がブレまくる登場人物たち。人物像を作りこんだ上で演技プラン立てて演技している人も、ここで崩されてしまっている場合が多かったようです。勘助とかも。
    ・こんなことならあれもこれもと欲張らず、由布姫の他は武田の描写すらも省いて、ひたすら勘助と景虎の対比と対立のみに焦点を絞って話を進めていった方がよほど良かったのではないでしょうか。そうすれば、少なくとも「主人公誰」状態になることだけは避けられたのでは。


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    最終回「決戦川中島」

    最終回の感想を書く前に。

    先週の乱取りの件。史実はともかく、やっぱ宇佐美が軒猿使って流した偽情報じゃないかと思います。
    戦の最中ゆえに村々の行き来はほとんどなかったろうから、ふもとの村Aで「村Bと村Cが上杉軍の乱取りを受けた」村Bで「村Aと村Cが上杉軍の乱取りを受けた」村Cで「村Aと村Bが」……と次々噂を流していけば、全体に「上杉軍が妻女山のふもとの村々で乱取りを行っている」という噂になっていくのではないかなーと。
    そうでないとその直前くらいの「弱い者をいたぶるのは~」という政虎のセリフが嘘っぽくなるし、信玄が「あの政虎が(乱取りを)許したとは」と驚くほどなのに、その後の政虎の態度があまりにも平然としすぎている。
    しかもその結果、武田が上杉より先に動くことになったわけで。「この戦、攻め急いだ方が負けだ」と言っていた宇佐美の思惑通りに。乱取りで兵糧を担っているという情報を得なければ、武田軍は「我らは(上杉軍の兵糧が切れ、山から下りて攻めかかってくるのを)待てばよい」という勘助の台詞通り、兵糧切れを待っていつまでも悠々構えていたかもしれません。領内で戦をしているが故に補給路の心配のない武田は、兵糧切れの心配ないので。
    善光寺に引き上げた上杉軍が兵食を取っていたシーン(確かあったハズ)と、鞭声粛々~の直前、宇佐美が霧の情報を持って現れた時に政虎の琵琶の音が弱々しくなっていた(数日前まであんなに元気に弾いてたのに)のが暗喩かなと見ています。

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    裏君主と裏臣下。彼ら二人の間にも、遂に決着の時が来ました。

    勘助が信じていた数少ない一人だった政虎。越後で会いまみえ、さらに高野山で再会してからさらに時が経っても、勘助は政虎が出会った頃のままで変わらないと信じていました。
    変わらぬ義の心を持ち、変わらぬ信念を貫き、そして―――いつでもまた同じ場所に立って、その首級を挙げることが出来る、と。
    「その気になりさえすれば、いつでも首級を挙げられる」それほどに身近な存在だったからこそ、勘助は高野山で彼を無傷のままに帰したのかもしれません。

    それが、彼を討てる最後の機会だったと気付かずに。

    直接対決の場となった川中島第四戦。そこに現れた政虎は、勘助の知るかつての彼ではありませんでした。
    勘助が信じていた義の心・信念はそのままに、その身を越後の守護神―――人として生きる勘助がもはや並び立つこと能〔あた〕わぬ遠い存在へと変えていた政虎。勘助と同じく地にあって天を仰ぐだけだった伏龍が、いつの間に天高く舞い上がる青龍になっていた事を知らぬまま追った勘助は、ひたすら彼の後を追って追いかけて、そして遂に追いつくことが出来ませんでした。

    二人はもう同じ地に立つ者ではなくなっていた。勘助がそれに気付いたのは恐らく、馬を止めて待っている政虎の姿を見た瞬間だったのではないでしょうか。

    小高い場所に立ち、馬上からじっと勘助を見つめている政虎。勘助にとって、それは生涯かけても惜しくない宿敵であり、その首を獲れるはずだった敵の総大将であり、護るために戦う軍神であり、掴みたかった天(下)であり、信玄に取らせたかった越後そのものでありそして、勘助がよく知るかつてのままの景虎でもあったのでしょう。
    刀を下げて勘助を静かに見やる政虎にも、追いすがるように、見果てぬ夢をつかもうとするように、あるいは救いを求めるように政虎へと震える手を伸ばした瀕死の勘助にも、もはや殺意も敵意もなかったように感じました。
    政虎が身を翻して去ったあと、勘助に引導を渡した火縄銃の弾。勘助の策によって越後に持ち込まれたその銃が勘助自身に還って来た皮肉なのかもしれませんが―――、「裏主君と裏臣下」説を取っていたこの記事では、どこから来たのかわからない弾であるが故に(越後兵が銃を構えるどころか用意しているシーンすらなかったし)あえて「『勘助捕らわる』で果たされなかった約定が今、ここで果たされた」と結論付けたいと思います。

    では、政虎にとって勘助はどういう存在だったのでしょうか。
    最終回は完全に勘助・武田視点に移っていたためにその心情を読み取るのは難しいですが、瀕死の勘助を見やる政虎は心中にさまざまな思いを過ぎらせながらも、わざとその表情を押し隠し、何の色も浮かばせないようにしている風に見えました。
    越後で初めて会った時、あるいは高野山で再会したころならいざ知らず、今の彼は越後に仇成すものはすべて排除せねばならない軍神。敵方の軍師に情を見せることは、もはや許されないことでした。
    けれども、景虎だった頃の勘助への思いが―――彼と過ごした懐かしい日々の思い出と、強敵であり盟友であり且つ宇佐美と並ぶ自身の理解者でもあった「道安」への最後の思いが政虎の足を止めて振り向かせ、そしてその思いを過去ごと振り捨てたからこそ、……彼があの「道安」ではなく、敵方の軍師・山本勘助だと心の中で決着をつけたからこそ、政虎は勘助に一瞥もくれずに駆け去っていったのではないでしょうか。
    けれどもその直前、政虎が手を大きく振り上げたのは、「道安」への惜別と決別とを込めた政虎なりの永久〔とわ〕の別れの挨拶だったのかもしれません。

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    本人達も気付かぬ深い絆で結ばれていた裏主君と裏臣下。
    信玄のために戦い、由布姫に尽くし、そして政虎より先に逝けた勘助は、笑みさえ浮かべてその生涯を終えることが出来ました。
    しかし残された裏主君・政虎は、あの丘の上で決着をつけた筈の過去を完全には振り捨てることが出来ず、裏臣下を永遠に失った嘆きとともに再び「虚しさ」を口にするようになりました。
    勘助と出会うまでは事あるごとに口の端に登らせ、しかし川中島第一戦で勘助と干戈を交えて以降はついぞ口に出さなかった筈のその言葉を。

    政虎の右肩にひるがえる白い衣。この記事で天使の片翼に例えたその衣の、「もう一方の翼」こそはもしかしたら勘助その人だったのかもしれません。
    天の理を知る景虎と、人の性〔さが〕を知る勘助。その片翼をついに手に入れられなかった政虎は―――欲にまみれた醜い世をこそ愛した勘助を永遠に失った風林火山の政虎は、本当に天に上るその日まで人の世を嘆き、虚しさに苛まれ続けたのかもしれません。

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    余談として。
    政虎が瀕死の勘助を小高い場所から眺め降ろすシーン、自分には病院坂~のラストシーンとダブって見えてなおさら感慨深くなりました。
    白馬に乗り、西洋風の鎧に身を包んだ政虎はやはり、天使もしくは神の使いとして描かれていたのでしょう。

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    今はこの余韻を大切にしたいので、総括はまた後日書きます。

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    最後にもうひとつだけ。
    政虎が信玄の本陣へ単騎突撃をかけた時、周囲の武将が誰も止めず呆然と見送るだけだったのは、もしかして
    「謙信の姿に見とれて討ち取られた武田方の兵士がいた」「謙信見たさのためだけに戦場へ出てきた武将がいた」
    というエピのアレンジ版だったのかも。
    つまり、あれは呆然と見送っていたのではなく、ついうっかり目を奪われた=(その美貌に)見とれてしまったのだ、と。

    ……宇佐美? 

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    改めての「死闘川中島」

    再放送見てきました。
    馬場役の人もそうですが、信繁役の人もやっぱりいい演技してました。
    信玄も時折御屋形様らしくなってました。
    しかし、演出が全てをブッ壊s(略


    そして。
    前回見た時は気付かなかったのですが、信繁の死、続く諸角の死を馬上で静かに見届けていた政虎はやはり神、もしくは神の使いとして描かれてるのだと思いました。
    明日の最終回では、あの怜悧な瞳は勘助の死を見届けることになるのでしょうか。
    ともあれ。
    啄木鳥を見破ったのは結果的には宇佐美の手柄となってしまいましたが、それでもやはりこの記事で書いた通り、この大河の景虎役(←あえてこう書く)がGackt氏でよかったと思いました。
    彼の妖しいまでの美貌、そしてカリスマ性に満ちたオーラにより、上杉軍はまさに神の軍団となりました。他のどんな演技上手な役者さんがこの景虎役を演じたとしても、あんなにも神々しく、且つ底知れぬ強大さを感じさせることは出来なかったでしょう。


    Gackt景虎についてはまだまだいろいろ書きたいことがあるのですが、それは最終回の講釈で。(←西遊記かい!

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    最終回まであと3日

    写真集一ページ分の迫力すら出せていないドラマ本編を、どうにかして欲しい今日この頃。


    いままでいろんなドラマ見てきたけど、演出が駄目だなんて思ったのは初めて。

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    第49回「死闘川中島」

    プレマップ見てきました。
    ……予想をはるかに上回るショボい映像連発でした。
    とにかく、カメラワークが駄目です。
    特に一騎討ちシーン。カメラ逃げてます。
    そのため、迫力がまったく出てません。
    あれが予告用ではなく本映像だとしたら、期待のしようもありません。
    あーあ。


    しかし、何ですね。
    11月にスタジオパーク見物に行こうと決めてたのが体調悪くて12月に延びて、ようやく体調治ってきたので今度の火曜に行こうと特急券買って準備していたら、すぐ近くで上杉謙信公企画展が行われることになったとは。
    春日山城に呼ばれた気がしたのは、ただの気のせいじゃなかったのか……?(←いや気のせい


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    本編見てきました。
    「あっそう」で終わりました。
    やっぱ越後側描写が少ないと、見応えないですね。
    今回も越後側のシーンだけが見どころでした。


    合戦シーンは……、一緒に見ていた家族のこのコメントに尽きます。
    『不発の打ち上げ花火のようだった』
    戦闘シーンは一直線に行ってこそ盛り上がるものなのに、回想シーンでブツ切りしまくったために、気持ちがその度に引き戻されてしまって全く盛り上がらない。
    討死シーンも「なにこのテレパシー&無駄なスローモーション」で終わり。
    しかも、ラストだからっていきなり武田各将の感動シーンを長々挟み込まれても何だかなーという感じ。普段の回からそれなりにキャラ描写があったならともかく。
    という風に、見え見えのあざとい演出ばかりだから冷めてしまって「ふーん。 ……で?」で終了でした。
    裏を返せば、演出があんなくどくなければかなり良い仕上がりになったんじゃないかと思います今回。
    越後側が良いのも、余計な演出が挟み込まれていないからだし。むしろあっさりし過ぎていて物足りないくらい。
    片や演出過多、片や演出無し。なんか両極端ですね清水氏。


    しかし問題は、こんなラストのラストになって上杉軍が弱そうに見えてしまうこと。
    特に政虎。多分、直前の成田エピで徹底的に貶められたからなんでしょうけれども。
    直後に立ち直りエピ入れたけど、脚本と演出が拙かったせいで大して底上げされず、マイナスにまでなったのがゼロ、あるいは2くらいまで戻った程度でしたし。
    「軍師と軍神」あたりまでは、50くらいはあったのに。まあ、「勘助捕らわる」ラストだと100はあったんですがそれは別記事で語ることにして。
    おかげで「その弱い上杉軍に苦戦する武田軍&策を見破られる勘助は一体」ということになり、主人公であるはずの武田まで一緒くたに弱く見えてしまってもうどうしようもない。
    「村上征伐」の悪夢再び、という感じでした。

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    本屋の帰りに思ったこと



    ここ最近、緒形氏が大河のコメントなどでGackt氏のことを多く語っているのは、


    Gackt氏をそれだけ気に入ったからというのが一番ではあるのだろうけれども、


    「大河」そのものについては語るべきことがないから……というのもあるような気がしてならない。




    素人目で見ても、肝心のラストに近づくにつれ脚本〔ホン〕も演出もいい加減になってきているのが分かるのだから、現場の演者の方たちの思いはいかほどのものだろう。


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    あったら嫌な最終回



    武田vs.上杉の最終決戦に清水DのCGが爆裂。エキストラ60人の合戦シーンをCGで大増員し、大迫力の合戦シーンを作り上げる。


    勘助の最後を盛り上げるのは、もちろん東山D。激動の時代を駆け抜けた軍師の、哀しくも勇壮な最後を壮大に歌い上げる。


    そしていよいよクライマックスの信玄vs.政虎一騎討ち、監督もプロデューサもこぞって大絶賛のG@ckt政虎渾身の演技を演出するのは!!




    クラッシャー田中。




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    ともあれ。


    残された唯一の楽しみは、監督が「カーット!」ではなく思わず「カーッコイイ!」と言ってしまったという、Gackt氏渾身の一騎討ちシーンのみなのかも。


    「越後潜入」「勘助捕らわる」そして「軍師と軍神」で勘助と景虎との不思議な絆を書いてきたけれど、最終話ではものの見事に無視されそうだし。


    「勘助捕らわる」を撮った清水Dの演出でこんなに話がグダグダになるとは思いもよらなかったけど、よく考えたらあの頃はまだ脚本〔ホン〕にも勢いがあったんですよね……。




    個人的に「八代将軍吉宗」以来久々に見た連続モノドラマなんだから、最後盛り上がって欲しかった。


    これ終わったら、また今後10年はドラマ見ないだろうし。


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    もしも残り二話の出来もアレだったら



    越後側を主軸にして、編集で「越後潜入」「勘助捕らわる」と繋ぎ、その後は見応えある今川三人衆のエピを挟んで「軍師と軍神」へと繋ぎ、そこから「決戦前夜」の覚悟を語るシーン→出陣シーンへと繋いでから、おもむろに「川中島!龍虎激突」の始め~引き返して陣構えするところへ続けて、そこから「死闘川中島」からの啄木鳥見破り→決戦→一騎討ち→撤退(→上杉軍その後)と繋いで、それで良しとします。


    時間軸はむちゃくちゃながらも、これなら話のつじつま合うし、展開もスピーディでグダグダしないし、余計なエピないからうんざりせずに見られる。


    前回にしてもそうだけど、武田側の進行グダグダし過ぎ。「丁寧な描写」と「くどい描写」は違うのに。


    でも、内野氏はほんとに一生懸命、精魂傾けて演技してらっしゃるんです。それは見ていてすごく伝わってきました。だからこそ、せっかくの熱演がグダグダ進行に潰されたのともう一つの意味で、氏が気の毒でならなかったです。


    ふだんは女性と共演することが多いらしいので、相手に合わせる・相手を引き立てる演技が自然と出来てしまうんでしょうね。生粋のジェントルマン演技というか。


    普通ならプラスに働くその要素(実際、景虎や宇佐美との絡みは良かった)が、しかし今回ばかりはマイナスに働いて、相手の演技に引きずられてしまったのがとても残念でした。


    記事内で時折「勘助は越後側につけば良かったのに」と絶対有り得ないことを書いてしまうのも、ここに起因していたりします。




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    ステラ最新号購入。公式のビデオメッセージでも分かっていたことだけど、緒形氏のGackt氏への入れ込みっぷりの凄さったらないですね。写真集のコメントでもそうだし、今回も『心身ともに美しい景虎を、慈愛を持って見守る役を演じられて本当に良かった』て、ここまで言われたらもうお世辞だ社交辞令だなどとヤボな疑念を差し挟むこと自体が恥ずかしいです。


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    セカンドインパクト、もしくは第二種接近遭遇

    どうもこの写真集、NHK側ではなく、G@ckt氏側からの要請で出したもののようですね。「大河出演記念」とは、つまりそういうことなのでしょう。
    NHK側は自分とこで出版するのと引き換えに、大河キャラの使用・衣装の貸し出しのみを行ったっぽいです。
    写真集には「上杉謙信へのオマージュ」とあるだけで「大河本」とは銘打ってないし、関連商品と思われるグッズも大河の「た」の字もないし、そもそもの大元のNHK出版のサイトでも大河関連本ではなく、単に書籍として扱われてる上に、NHKの通販サイトの風林火山関連商品にも入っていないという。大河ドラマ全然関係ない舞台のDVDは入ってるのに。
    ともあれ今回の記事はファーストインパクト、もしくは第一種接近遭遇の続きを。

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    やっとカメラマンの饒舌を華麗にスルーして(笑)見られるようになりました龍の化身。
    ファーストインパクトを表すキーワードが「オーラと饒舌」なら、セカンドインパクトを表すそれは「華を競う」。対になっている筈のN/S EYES ONがいまひとつ物足りなかったのは、被写体とカメラマンの気合の入れ方が違うのもさることながら、華がひとつ足らなかったからなんですね。
    絢爛豪華たる衣装、という華が。

    龍の化身に収められている写真は、大まかに五つのエリアに分けることが出来ると思います。
    一つが「大河ドラマ『風林火山』の景虎を写し取ったもの」。G@ckt氏(←検索避け)の写真ではなく、風林火山の世界で生きている長尾景虎の写真です。表紙にもなった写真がその典型ですね。
    一つが「Gackt景虎を撮ったもの」。ドラマの世界を離れた、けれども「あったかもしれない」景虎の写真です。鎧姿で天を仰ぐ写真がそれです。
    一つが「G@ckt景虎を撮ったもの」。景虎よりもG@ckt氏の方が前面に出たグラビア風の写真です。扇を持った紫狩衣の見開き写真がそうです。
    一つが「大河ドラマに出てくる小道具を撮ったもの」。人物ではなく、馬上杯などの小道具を主体とした写真です。
    最後の一つが「風景を撮ったもの」。人物の入っていない写真です。飛び石の続く庭園を撮ったものがそうです。
    この中で妙な迫力というか、他の写真以上の輝きを放っているように感じられたのがG@ckt景虎を撮った写真でした。生命力や躍動感という点ではドラマでの景虎を撮った写真に勝るものはないし、いつもナントカのひとつ覚えみたいに気迫気迫言ってる自分にとってはそちらの方がずっと好みの筈なのに、吸い込まれるような引力を感じたのは本来好みでないはずのグラビア風写真の方だったのです。
    それが何故か分からなかったのですが、二度目に見直した時ようやく納得いきました。

    グラビア風に撮られたG@ckt景虎。その代表が前述の見開き紫狩衣と、白狩衣のアップなんですが、そのどれもがG@ckt氏ではなく、どうやら衣装を主眼にして撮られてるようなんです。
    だから、ページを開くとまずはその壮麗な衣装に目がいってしまう。さすがは大河というか、本当に豪華で美しいんですよ衣装。派手、という下品な意味ではなく。
    だからこそ、普通なら衣装ではなく余計に人物中心に持ってくるはずなのですが、野村氏は「あえて」衣装を中心に据えて撮っているようなのです。
    人物が衣装に負けて影が薄くなってしまったり、もっと酷ければ衣装を見せるための綺麗なハンガーと化してしまう危険性もあるところを、あえて。
    それは何故か。

    その理由は二つほど考えられると思います。
    一つは、華麗な衣装を中心として撮っても霞まないほどの壮麗な「華」を持っている人だと信じたこと。
    そしてもう一つが、あえて衣装メインに撮って挑発することで、負けん気を見せたG@ckt氏からより一層強い輝きを引き出そうとしたこと。

    自分にはもちろんカメラマン氏の心情などは分かりようがありませんがしかし、写真から見る限りでは、カメラマン氏がこの二つの意図を特に強く持って撮影しているような印象を受けました。
    グラビア撮りのG@ckt景虎から立ち上る匂いたつような妖艶さ、そして暴力的なまでに挑戦的かつ挑発的なオーラ。
    あの特有の生命感あふれる美しさは、大河の衣装を囮に使ったカメラマン氏の駆け引きの賜物だったのかもしれません。

    話を写真集全体に戻します。
    ページをめくるたびに現れる、艶かしいというほど弱々しくなく、といって力強いというほど雄々しくもない景虎の姿。秀麗な容貌の奥に高い知性と、単純な力押しではない卓越した技量による底知れぬ武勇(『越後潜入』での射撃は、その際たるものかと)を秘めた、三国志で言えば周瑜のような「知将」の趣がある景虎のさまざまな場面でのさまざまな表情が収められているわけですが、その中で一枚だけ、景虎でもGackt景虎でもG@ckt景虎でもない写真が混ざりこんでいます。
    それは一番最後のページの見開き写真。
    まるで、カメラマン氏が番人いないのを見計らってがーっと壁登って一枚だけパシャッと撮って、速攻で飛び降りて急いで駆け戻ってきたようなピンボケの写真。
    あれこそは、自分が記事中で散々言っていた「壁」の中を撮ったものだ―――と、直感で分かりました。
    弱いのではなく、脆いのではなく、壊れ易いのではなく、ただただひたすら繊細で傷つき易いその内面を。
    恐らくは、心を許した相手だからこそ、このような撮れるはずのない写真が撮れたのではないでしょうか。

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    御屋形様、紅白出場おめでとうございます

    そして徳永氏も。


    世間じゃ目玉がないとかなんとかかまびすしいですが、こちとら寺尾氏が出るというだけでもう充分です。
    まあ正直、出場者リスト見ると半分くらい微妙な気持ちになりますが、昔みたいに「今売れてるアー」だけ出してたら半分どころか98%くらい微妙な気分になること請け合いなので、これでいいんじゃないでしょうか。


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    風林火山・完結編もフラゲしてきました。
    今聞きながらこの記事打ってます。
    試聴はこちらでどうぞ。















    風林火山~完結編~


    「風林火山」-完結編-



    アーチスト:千住明、テーマ曲指揮:高関健、NHK交響楽団
    メーカー:株式会社EMIミュージックジャパン

    発売日:2007/12/05

    メディア:CD

    曲目:

    風林火山~メイン・テーマ~(語り付き)語り:内野聖陽
    風林火山~異郷情〔イーシャンチン〕~ 二胡:チェン・ミン
    生まれる鼓動
    戦は我が人生の如し<アンサンブルver.>
    たくらむ勘助
    我に力を<サイレントver.>
    策略の霧
    忍びの月影
    散りふる花<サイレントver.>
    はかない灯火
    風林火山~巡礼紀~ フラメンコギター:沖仁
    無情の闇
    いつか見た光
    華やかな儀式
    越後の毘沙門天
    嵐の前
    裏切りの雪

    景虎と毘沙門天
    懐かしい面影
    風林火山~月冴ゆ夜~ 津軽三味線:上妻宏光
    ひらめく勘助
    由布姫、その愛
    景虎見参
    神秘の毘沙門天
    悟りの教え
    景虎進軍!
    退く決断
    風林火山~大河流々~ ヴァイオリン:千住真理子
    由布姫、その怒り
    出陣の朝
    上杉軍出陣!
    死闘の太鼓
    高野無情
    風林火山~回帰~ ピアノ:千住明




    て、えええええええっ!???
    「越後の毘沙門天」て、こんなロマンティックかつ物悲しい曲なんか!! 一瞬トラックナンバー間違えたかと焦ってしまった。
    景虎が出てくる時よく鳴ってた、あのべべん♪ て琵琶の曲かと思ってたよてっきり。
    そうか、この曲だったんだ……。しまったこういう旋律に弱いんだ自分。
    ち、違う! うっかり胸が詰まって涙ぐんだりしてないぞ。こ、これはだな、そう、これは目から鼻水出てるだけなんだ!(←台無し


    「景虎と毘沙門天」越後の毘沙門天のアレンジ違い。
    「景虎見参」聞いたこと無い……ほとんど使われなかった曲だと思う。あるいは、自分がチラ見だった前半部でよく使われてたか。
    「神秘の毘沙門天」べべん♪ではないけど、ある意味一番馴染み深い曲。
    「悟りの教え」景虎が宇佐美を説得した時にかかっていた曲。
    「景虎進軍!」そのまんま。龍虎激突の回で、諸角のこもる城へ軍を進めた時にかかった曲のアレンジ違い。あっちのが力強くて好みだった。
    「上杉軍出陣!」悟りの教えのアレンジ違い。ラスボスの出撃に相応しい荘厳な曲。……これってもしかして、啄木鳥見破り出撃でかかるんじゃ……? 同じ進軍曲といえ、景虎進軍!とは凄みが違いすぎる。何というか、神の軍が地上の人間達に裁きを与えるために天〔あま〕下ってくる時のような。もしくは、護るべきもののためのあえての戦いのような。
    しかしこれらの曲、元タイトルはどれだったんでしょうね。
    「神秘の毘沙門天」が「景虎D 神秘的な存在」、「景虎進軍!」は「景虎E 進軍」、「退く決断」が「景虎J 敗退」、「上杉軍出陣!」が「上杉軍 戦い」として、「越後の毘沙門天」「景虎と毘沙門天」「悟りの教え」が分からない。それぞれ「上杉謙信 A狂気」「上杉謙信 B美徳」「景虎C 男らしさ」「景虎F 合戦」「景虎G 夢」「景虎H 思案・作戦」「景虎I 緊張」「上杉軍 緊張」「上杉軍 戦い」のどれかなんだろうけど。
    何となく「越後の毘沙門天」とアレンジ違いの「景虎と毘沙門天」が「上杉謙信 B美徳」、「悟りの教え」が「景虎G 夢」ぽいけれど。


    紀行テーマ曲は、ピアノとヴァイオリン(双方とも演奏が機械的。そしてヴァイオリンはグラナダホームズ8曲目のような、紀行に似合わないアレンジ)以外はみんなそれぞれに良かったです。特に「月冴ゆ夜」。まるですぐ目の前でライヴやってるような、上妻氏のナマの気迫がこもった熱演が素晴らしい!


    まとめとして。
    個人的には久々に買ってよかった、と思えるCDでした。とにかく「越後の毘沙門天」と「悟りの教え」、そして全ての集大成とも言うべき「上杉軍出陣!」が良すぎる。
    というか、景虎と宇佐美との出会いのシーンで使われた曲が、アレンジ違いで進軍曲として使われている、それも恐らくは……、だとしたら。
    番組がこの後どんなにグダグダになろうとも、そのシチュエーションだけでもう充分です。


    自分はひとところに留まれず、ミューズに呼ばれるままあっちこっちフラフラし続ける運命のイモムシゆえ、この番組が終わればGackt景虎とも、そしてG@ckt氏(←検索避け)とも永のお別れ。
    次はいつG@ckt氏に遇えるのか、それとももう二度と巡り会うことはないのか。それは分かりませんが、写真集とこのCDさえあれば、いつでも2007年のこの時間に……、Gackt景虎が確かにリアルタイムで存在していた今、この時に戻れるのでしょう。


    類稀なる表現者と、一瞬だけでもすれ違うことが出来た偶然に感謝しつつ。
    出来れば演技だけではなく、音楽でも出会いたかったなあとも思いつつ。
    あの壁がね……。緒形氏が「素を見せた方がいい」と書いたのは、そういう意味なんじゃないでしょうか多分。


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    裏主君と裏臣下

    勘助と信玄、そして政虎に関するコメントを書いていて、「やはり景虎は勘助の裏主君だった」と確信しました。

    自分一人で考えてもなかなか思いつかない・思いつけないことが、他の方の意見を読みそれを取り入れることで不意に閃くことがあります。
    今回がまさにそうでした。ありがとうございました。
    ラス2回、これでどうやら乗り切れそうです。


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    第48回「いざ川中島」



    NHK出版の「龍の化身」特別サイトに動画が追加されてるです。全5編、野村氏のインタもあって見応えたっぷり。


    そしてG@ckt氏(←検索避け)のオフィシャルサイトでは、G@ckt景虎グッズの通販も開始。ポストカードセットは欲しいなあ。写真集に未掲載の撮り下ろしらしいから、補足として。




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    んで、今日の感想↓


    「全編これ予告」


    いやー、つまんなかったです。まだ合戦してないとはいえ、こんなつまんなくていいんでしょうか川中島。演出に清水御大の名前があったけど、本当はクラッシャー田中が主に担当したんじゃ? と思うほど、どうしようもなくつまらなかったです。


    武田家臣一人一人に愛着があれば、まだ少しは見られた回だったのかも知れませんけれども……、だから武田をしっかり書いて下さいとあれほど(略


    本来ならグランドフィナーレを際立たせるためにラスト前の数回で武田軍をしっかり描き、視聴者に重要な家臣ひとりひとりをきっちり印象付けねばならない筈なのに、ラスト近くになればなるほど出番が増えるどころか、逆に武田家臣の描写が減って行ったというのが救い難い。


    でも出番増やしても結局駄目だったかも。越後側が後半あれだけ出番もらっていたにも関わらず、家臣の個性も、景虎と家臣との絆も、景虎自身すらも全く描けてないところを見ると。唯一個性が出せてたのが、このブログで絶賛している「越後潜入」「勘助捕らわる」のみでしたし。景虎がキャラ立ちしてるように見えるのも、景虎と宇佐美の絆が書けているように見えるのも、実は脚本の力ではなく演者自身の力(含オーラ)であり、演者同士の繋がりがそのまま演技にも滲み出ていたためなんですよね。


    ともあれ、「勘助捕らわる」以降は、演者の力(演技力というより存在感)だけに頼って脚本〔ホン〕を丸投げしてるような雰囲気がありありと伺えました。


    だから、話の内容や出番の多寡、この番組の主役が誰かとかに関わらず、景虎や寿桂尼様などの濃厚なオーラ出してる人ばかりが印象に残ってしまったのでしょう。




    正直、武田軍でしっかりキャラ立ちしてたのは、出番少ない高橋馬場だけでした。あとは誰が誰やら、みんな一緒に見えてしまうというのが。せめて田辺小山田が存命だったなら良かったのですが。


    ラスト2話で出るのが馬場(+『勘助捕らわる』の時の、キャラ揺らいでいない勘助)vs.政虎+宇佐美+直江、及びその他雑兵「だけ」だったら、物凄い濃い話が拝めそうです。絶対無理ですが。


    こんなことなら、武田vs.上杉ではなく、最初っから勘助vs.上杉にしてしまった方が数倍面白かったかも。




    というわけで、今週のMVPは高橋馬場&越後主従に。


    脚本や演出が酷かろうと、出番が少なかろうとも、変わらぬ熱演を見せてくれる方々には素直に賞賛の拍手を送りたいと思います。


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    宇佐美殿のビデオメッセージが笑える(笑) なんていうか……ほんとにG@ckt(←検索避け)氏が好きというか、気に入ってるんですね緒形氏。


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    「龍の化身」「N/S EYES ON」同時入手

    龍の化身会見記事は、たぶんこれが一番見応えあると思う。
    写真もたくさん載ってるし。……同じ写真ばっかりだけど(笑)
    http://mainichi.jp/enta/geinou/graph/200711/28_4/

    写真集見て、N/S~みて、さてファーストインパクトを書こうとOpera立ち上げてはてなにログインしたら、人気記事のところにちょっと興味を引くタイトルが。
    で、うっかりクリックしてしまったのが運のつき。
    横隔膜がよじれるかと思うほど大爆笑して、ふと気がついたらファーストインパクトがどこかへ飛んでいってしまっていたorz

    もう台無し。

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    第九と新世界四楽章聞いて落ち着いてきました。ありがとうカラヤン。
    ではファーストインパクトを。
    N/S~の方は、G@ckt氏(←検索避け)も野村氏も肩の力抜いてリラックスして撮ってる感じ。しかも恐らく一気撮りで。だから、こちらも気軽に見ることが出来ます。それこそ寝っころがってでも。
    それに対して龍~の方は、もうすごいことになってます。
    G@ckt氏のオーラがそのまま撮れてる上に、そうさらにその上に、野村氏がむちゃくちゃおしゃべりで、なんていうか饒舌。
    N/S~の方ではこんな声なんて聞こえてこなかったのに。
    とくにしゃべくりが激しくなるのが、ロケ写ではなく、写真集撮影用にセッティングされた(?)場所で狩衣着てカメラ目線でアップのもの。白い狩衣着てこっち見てる写真とか。
    たぶん、対話型のカメラマンなんじゃないでしょうか野村氏。実際言葉を交わすか、交わさないかは別として。被写体に(心の中で?)語りかけながら写真を撮っていくという。
    そうでなかったら、かなり興奮してたのかも。何かね、画の中に野村氏の言葉がぎーっちり詰まってるんですよね。先刻の白い狩衣の写真なんて特に。あとはあれか、紫だったかな。扇子もってる写真。
    逆にロケ写の方はおしゃべりはなく、物凄い一点集中の力が伝わって来ます。
    G@ckt氏のオーラも、鎧を身に着けている時と狩衣の時とではロケ・セット撮影関係なく纏う気配が全然違って来ますし、それに前述の野村氏のおしゃべり&集中力が加わって、何て言えばいいのかな。濃い、のとはまた違う。濃いと見てて疲れるから。
    双方とも真剣というか、「テキトーに綺麗そうな画を撮っときゃいいや」なんて生ぬるい妥協をしてないっつーか、とんでもなくこだわってるというか。
    被写体・カメラマン双方ともからすごい気合いが感じ取れる写真集でした。

    買ってよかったとか悪かったとか、既にそんな次元を超越してる。
    一言で言い表すならば、「何てものを出してくれたんだ」。自分の知っている「写真集」の範疇にないぞ、この本。

    とりあえず、ジョバイロと同じく他の人には積極的には勧めません。
    作品と出会うか・出会わないか、それはその人の運。
    自分が本当にすごいと認めたものであらばこそ、それを勧める=他の人の「運」に自分が介入する、べきではないと思うので。

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    あれだ。分かった。
    この写真集、東山氏の演出センスと同じものを感じるんだ。
    だからこんなに美味しいのか。
    そして紅白ジョバとも同じ。完璧ではない、だが込められた「想い」がそんなものを超越している。

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    NHK出版が大変なことになっている



    タイトルバナーが「龍の化身」ver.に変わっただけでなく、フォトギャラリー付きの特集ページまで組まれとる! 購入前に中身をチェックしたい向きには嬉しいサービス。さすが公式、太っ腹。


    予約だけで2万部の威力とは、こういうことなのか……。


    どうでもいいけど、NHK出版のサイトで「今月の新刊」→「Gackt龍の化身」と飛んで、下の方にある「同じ分野の本です」紹介を見ると笑える。


    そうか……、「同じ分野」か。NHKにはそう見えていたのかこの写真集。


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    amazon15位→11位。ちょっと前まで45位くらいをウロウロしてたけど、発売間近にして上がってきたもよう。


    7&Yでは一昨日あたりまでランク外だったのが56位→12位へ。


    楽天ブックスでは総合6位、ツタヤの写真集部門では今んとこ1位。




    N/S EYES ONの方は、今見たら7&Y「1~3週間で発送」となっていました。昨日あたりまで「当日~2日で発送」になっていたのに。こっちも注文が殺到してるっぽ。本で35位になってるし。


    さらに今見たら「入荷次第メールで連絡」になっていました。amazonは既に新品売り切れ状態なので、これはもう無理かもしれませんねはっはっは。


    ……


    大丈夫なのかJBOOK! さんざ待たせた挙句、「在庫切れ」メール一通ですべてを済まそうとしてないだろうなJBOOK!!


    一応発売日前に申し込んだのに、以来ずっと放置状態。文教堂だし、まさかこんな不親切対応だと思わなかった。


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    入荷連絡来たー!



    7&Yから「梱包準備中」と連絡来ました。



    Gackt 龍の化身



    多分、明日には発送→明後日には入手出来るもよう。ヤター!


    ただ一つ気がかりなのは、商品名が「の化身」となっていること。


    パチモンじゃねーだろうなオイ。




    ていうか、予約だけで2万冊越えたってマジですか。この出版不況にスゲー。そら緊急記者会見も開くわけだ。




    それはともかく、JBOOKで注文したN/S EYES ONは今だ「商品手配中」のまま。いつ入るかどころか、本当に入るかどうかすら分からない。


    ……


    早まらずに7&Yで注文すりゃ良かった。あっちは夕方には再受付開始してたのに。しかも当日~2日発送だったのにorz


    もう二度とJBOOK使うもんか。


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    第47回「決戦前夜」



    今大河のラストとなる川中島第四戦はいわばエンドクレジット。


    クライマックスとなるのは、実はここ四~五回の話だったはずなんですが、どれも見事につまらなくてもう何と言えばいいか。


    一部演者がどんな熱演を見せてくれても、こう脚本〔ホン〕がつまらなくては……。もちろん演出も最悪でしたが。




    どうにも製作側、ラスト3話さえきっちり作ればそれでいい、と思っているフシがあるのが非常に気にかかります。


    前述した通りラス3話はエンドクレジット、良くてグランドフィナーレに過ぎないため、そこを盛り上げるには「信玄誕生」~「決戦前夜」までをしっかりきっちり描いておかねばならなかったと思うんですけれども。


    しかし現実にはラス3話に向けて盛り下がっている上に、「これじゃ、どうせラス3話も面白くないんだろうな」となってしまっているのがどうにも。




    「関東出兵」「決戦前夜」では熱心に演技している演者ほど戸惑いが見受けられて、ああ、役者さんも困ってるんだなあというのがひしひしと伝わって来ました。


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    瞬 殺。

    N/S EYES ON 〔ベストムックシリーズ42〕 (BEST MOOK SERIES 42)
    7&Yで受付済ませて、入荷連絡ずーっと待ってたんですが……、 今朝メールが届いていたので慌てて注文しに行ったら、すでに売り切れ。 メール到着時刻は昨日の18時になってたから(でも21時にメールチェックした時には届いてなかったぞ)、一晩で売り切れたもよう。 おのれおのれおのれおのれおのれ!

    amazonもTSUTAYAも既に取り扱い終了してたので、しゃーないからJBOOKで注文しなおして来ました。
    在庫切れでないといいなあ。メーカー在庫切れだと、注文取消しになっちゃうんだよね。

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    伝説が生まれる瞬間~今から数百年、あるいは千年ほど未来の話~



    「千年後〔のち〕まで語りつがれるだろうこの戦〔いくさ〕に、儂も加わってみたくなったのだ」龐統(人形劇三国志より)




    魏・呉・蜀の三国が争った時代から数百年下った頃の話。


    とある大国との戦いに赴く兵士達の前に、白い馬に跨り、白銀の鎧を纏った趙雲子龍が現れ、こう言って鼓舞したそうです。


    我が名は趙雲子龍。我と共に戦え、我に続け、と。




    それが、三国時代の英雄豪傑に憧れる民衆の間から生まれたただの作り話なのか、それとも自軍の士気を高めるために誰かが英雄の名を借りて一芝居打ったのか。


    今となっては知る術はありません。




    ……


    今から数百年、あるいは千年の後〔のち〕。


    風林火山というドラマがあったことが忘れ去られ、Gackt氏の名が忘れ去られ、全ての記憶媒体が失われたはるかな未来に、


    ―――謙信公が越後の地に降り立ち、災いに遭った人々を励まし勇気付けた―――


    都道府県の境さえ無くなった日本のどこかで、こんな伝説がひっそりと語り継がれているのかもしれません。


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    Gackt景虎の過去と現在が重なる一瞬



    京に上洛の際、越後特産の青苧〔あおそ〕を売り込み莫大な利益を上げた景虎と、


    様々な新聞・雑誌に取り上げられ、風林火山の話題作りに多大な貢献をしたG@ckt氏(←検索避け)が重なる今日この頃。


    何だかんだ言っても、G@ckt氏なしでは風林火山がこれほどまでにメディアで取り上げられることもなかったでしょう。どの記事もみんな、彼絡みの編成だったし。


    今も昔も変わらぬ敏腕セールスマンのGackt景虎。




    そんな彼が30日に写真集を出すわけなんですが……、


    そのわずか3日前の11月27日に、この写真集の合同記者会見が予定されているそうです。


    このいかにも「緊急」っぽい記者会見。前々から予定されていた会見だったら話題作りのためもっと早くに行われているでしょうし、これは相当数の予約が舞い込んでいると見てまず間違いないでしょう。





    Gackt 龍の化身





    しかし、N/S EYES ON。



    N/S EYES ON 〔ベストムックシリーズ42〕 (BEST MOOK SERIES 42)



    野村氏が『(G@ckt氏の)写真集をもう一冊作るつもりで出した』という、もう表紙からして気合い入った本なんですが、表紙に書いてあるコピーを見ると緒形拳氏が50ページに渡ってG@ckt氏を語っているようにも見えるところが(笑)


    いやそれはそれで嬉しいんですけども。




    こうして並べて見ると、見事に一対になってますね上と下の写真集。


    燃えるような生命の炎に彩られた表紙と、沈黙の虚無が支配する表紙。


    特に下は原哲夫の世界というか、北斗の拳というよりむしろサイバーブルー。……やばい、こりゃツボだ(笑)




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    ……さて、準備完了。


    では今日の関東失敗……もとい、『関東出兵』を見るとしますか。




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    見てきました。


    いやー、予想通りの酷い話でした(笑)


    脚本〔ホン〕の酷さはノベライズから予め予測出来てたけど、その酷いホンを破滅的に酷くする演出のどうしようもなさ。さすがはクラッシャー田中。


    今更言ってもどうしようもないけど、東山氏が演出担当だったなら……あの酷いホンも、少しは救われたでしょうに。でもクラッシャー田中じゃ、ダメだこりゃって感じ。


    確かにちょっとずつ伏線張ってはあったけど。高野山で「自分を高く見すぎている」と。でも、今回なんでいきなりあそこまで高慢にする必要が? キャラ設定というか、景虎の人格のあまりの変わりように「誰これ」とか思ってしまいました。


    ともかく景虎、今は政虎ですか、性格破綻させすぎ。ただでさえ勘助が性格破綻してるというのに。


    主役二人の性格をともども破綻させて一体どうしようというのか。


    しかもこの様子だと、次回の政虎成長シーンはツギハギどころか丸ごとカットされそうな勢いだし。脚本家先生&クラッシャー田中の大好きなラブコメ&コント話ばっかり延々やって。


    ……いや二択かな。「こんなんなら無いほうがまだマシだった」というほどの惨いカット&ツギハギ編集か、それとも丸ごとカットか>成長シーン


    『軍師と軍神』をあれだけつまらない話に仕立て上げたクラッシャー田中ならきっと、やらかしてくれる。


    どちらにしろ、だったらなおさら今回性格破綻させる必要など全くなかったと思うんですけれども。


    味方側が演技の問題とキャラ設定の失敗でグダグダになってるんだから、せめて敵側だけでもしっかり確立しておいて欲しかったです。


    というかそもそも……、


    コントシーンとかリツとのラブコメなんかどうでもいいから、もっとしっかり武田家を、信玄を勘助を由布姫を書いて欲しかった。


    そうしたら、どんなにか素晴らしい物語になったことか。


    要らんラブコメばっかきっちり延々クドクド書いて、肝心の勘助主従の物語になると途端に手抜きになるというのが何とも。


    ましてや越後側においてをや。






    とまあ怒りを吐き出したところで(怒るっつーか、呆れるというか。何と言っても、アマチュア物書きでさえ禁忌としている『敵を貶めることで味方を持ち上げる』を、堂々とやってるというのが呆れる)。


    今日のMVPはもちろんG@ckt氏に。


    無茶脚本&しょーもない演出の中でも自分の役割を見失わず、「驕った景虎」を見事に演じてみせてくれた、その演技力に感嘆しました。


    矢と銃弾の雨の中で酒盃を上げるシーン。それらしい台詞を言うでもなく、派手な顔芸をするわけでもないのに、無言のうちに景虎の傲慢さが滲み出ていたあの表情、しかもただ傲慢なだけでなく、何か得体の知れない恐ろしさすらも感じさせたあの表情は、正に拍手ものの素晴らしさでした。


    特に、不意に視線を移して杯を上げてみせたあの瞬間。その視線の先には確かに、カメラには映っていない、別撮りなのだから居るはずもない「城に篭る北条氏康」が存在していました。松井氏康の視線の先には、景虎が感じられなかったというのに。


    ―――「そこにないもの」を「ある」と見せる演技。熟練の俳優だけに許されたその境地に、一年も経たないうちに辿り着いてしまったG@ckt氏。


    俳優だから、ミュージシャンだから、などと論ずるのはもはや無意味でしょう。これは、彼が生粋の「表現者」だったが故に成し遂げられたのだと思います。




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    ……話的には他にもなんかいろいろやってたみたいですけど、この記事で宣言したように論ずるに値しない場面は全スルー。ともかく今回はホン&演出が酷かったということで。こんな酷いホン&演出で演技せざるを得ないG@ckt氏や緒形氏や西岡氏、そして高坂役の田中氏が気の毒になってしまいました。(松井氏は今回イマイチだった)


    「一話増えて全50話」とか言ってたけど、信玄誕生・信玄暗殺・関東出兵(場合によっては決戦前夜も)の3話引いて実質「全47話」なのでは。




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    では、小田原生まれで小田原城を遊び場に育った相模民として最後に怒りの一言を。


    小田原城はあんなペラくねえ。


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    もしも宇佐美が越後の真っ黒黒宇佐美だったら



    切り口をまったく変えてみると、女性説のように違う見方も出来るという一例。




    『景虎に仕えてのち、長尾家から力を奪い、守護・上杉家を再興する』


    この一念で、緒形宇佐美はGackt景虎に仕えた。


    一つは、越後守護・上杉家を滅亡に追いやった長尾家に復讐するために。


    そしてもう一つは、新たに守護の上杉家を再興させるために。


    主の力を徐々に削ぎ、その形を変貌させはしても、「仕えている」ことに変わりはないのだから誓紙に背くことにはならない。




    老練な軍師・宇佐美は、まずその知略の全てを以ってして景虎を懐柔し、絶対の信頼を得ることに成功した。


    長尾家を骨抜きにするその第一歩として。


    そして、いずれ敗走することが明白な上杉憲政の周囲に景虎の評判を流し、越後へとおびき寄せることにも成功した。


    越後に「上杉家」を再興するために。




    それまで自ら陣頭に立ち戦果を挙げていた景虎は、宇佐美に指揮を任せきりにするようになった。


    川中島第一戦で一度だけ効かなかった制御も、敵が策を弄してくれたおかげで景虎に「宇佐美の進言に逆らっては駄目だ」という観念を植え付ける結果となり、却って宇佐美に有利に働く結果となった。




    その後、多少の荒療治を施して越後の国人衆をまとめ上げ、また激情しやすいが故に計略の足かせとなっていた「やっかいな味方」・大熊を追い出した。


    更には、その合間を縫って密かに上杉憲政へ手を回し、憲政自身の口から、憲政自身の考えで(あるかのように)景虎への家督相続の言葉を引き出させた。




    ―――景虎の心を諜略して長尾家を乗っ取り形骸化し、そののち守護・上杉家を再興する。


    すべては宇佐美の思いのままに動き、その策は終局を迎えようとしていた。




    しかし、そんな宇佐美にもただ一つだけ見抜けぬことがあった。




    旧主・上杉家への忠義を頑固なまでに貫き通す義将・宇佐美にもともと多少ならぬ好意を抱いていた景虎は、酒宴の席で自分を切々と諭した宇佐美に人生の師としての姿、そして「父」としての姿を見、敬愛の念を抱くようになっていた。


    宇佐美の景虎への諜略はそういう意味では確かに、見事なまでに成功していた。




    しかし景虎は、宇佐美が自分に心服して仕えたわけではないことも、その心の奥底に秘めた謀〔はかりごと〕も、全て見抜いていた。


    けれども、それが私欲にかられてのものではなく、ただひたすら旧主・上杉家への忠義を貫かんがためのものとも知っていた。


    越後守護・上杉家の復興。それは宇佐美だけでなく、景虎自身の願いでもあった。それゆえ敢えて邪魔立てせず、むしろ積極的に宇佐美の策に乗っていった。


    越後守護を復活させるため―――そしていつか、景虎の誠の心に気付いた宇佐美が本当の意味での「臣下」となってくれるのを待つために。




    やがて関東守護・上杉氏が越後へと逃れ来、景虎は宇佐美の策が最後の段階に入ったのを知った。


    守護の上杉氏が越後に来た以上、自分は不要となる。


    そう悟った景虎は政の座から不自然でなく引くために時期を慎重に見計らい、家臣たちのいがみ合いに嫌気がさしたふりをして高野山へと向かった。


    上杉派の大熊に「城を譲る」と、―――即ち、上杉憲政に城主の座を譲り渡すと宇佐美に暗に言い置いて。


    しかし、宇佐美と一致団結して守護・上杉家を盛り立てて行く筈の大熊が謀反を起こし、宇佐美と対峙していると直江から聞いた景虎は、宇佐美の策がまだ終わっていないことを知り越後へと戻る。




    越後守護・上杉家を衰亡させた長尾家を滅ぼし、越後に守護・上杉家を復活させる。


    宇佐美の策は、今度こそ最終段階に入ろうとしていた。




    同じく越後守護・上杉の復活を願い、また長尾の名に執着もなかった景虎に異論などあろうはずもなく、宇佐美の願いどおりに憲政から守護の座と上杉の名を受け継ぎ、守護・上杉家を復活させた。


    そして、守護らしくふるまうために―――関東諸将から見下されないため、越後守護・上杉家に忠義を尽くしていた宇佐美に新しい主君として認めてもらうために、わざと尊大にふるまうようになった。


    守護の名に恥じぬように。高位の存在に見えるように。……宇佐美に、自分を認めてもらうために。




    その思いが一途で純粋であるが故に暴走し始めた景虎を、宇佐美はただ、見ていた。


    守護・上杉家の復興は叶った。あとは、自分の掌の上にいるこの若者を思うように操っていけば良い。


    彼はただの策略のための道具。他に何の感慨もないはずだった。




    一方。


    『神仏を篤く敬うあなた様が、こうも人の心に無知であったとは』


    罵倒する伊勢の向こうに母の戒めを見た景虎は、宇佐美のためと言いながら、その実宇佐美に忠節を尽くしてもらいたいという己の欲に従っていたに過ぎない自らの姿に気付く。


    高野山での清胤和尚の教え、そして遡れば、酒宴の宵での宇佐美の言葉。それをここでようやくにして会得した景虎は、宇佐美に「仕えてもらう」ためではなく、宇佐美が心から「仕えたい」と願うような主君になるべく決意を固める。


    越後守護・上杉家の復興、そして、その先にこそある宇佐美の本当の願い。


    ―――越後を護る。


    それは宇佐美だけでなく、景虎自身の願いでもあった。


    時が過ぎ、肉体が儚く消え去っても、越後を護るという心―――意思はこの地に残り、永劫に護っていくことが出来る。


    越後守護としての決意を固めた景虎に、既に迷いはなかった。




    出陣の号令をかける景虎を、宇佐美はいつものように静かに見ていた。


    策略の道具。上杉家を復興させるための捨石。ただ便利に利用するためだけに仕えていたはずの仮の主君。


    けれども、この危なっかしげな若者を時に心配し、時に黙って見守り、そしていつしか眩しく振り仰いでいた自身に宇佐美は既に気付いていた。


    なぜあの時、高野山に出奔したままにしておかなかったのか。


    なぜあの時、守護の位をこの若者に譲らせるよう仕向けたのか。


    そもそもなぜ事の初めのあの時、敵対しようともせず仕えたのか。


    全ては初めての出会いの時、迷い無くまっすぐに義を語る景虎の純粋なその心根に既に膝を屈していたためだったのだと思い返す。




    ここにいるのはもはや「旧・上杉家の家臣と、その仇の息子」ではなく、


    ともにこの地を護らんと心をひとつにした「忠烈なる家臣と、真の守護となった主君」に他ならなかった。


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    本編連動ゆえに、自分でも最後までどうなるか分かんなかった「黒ウサミ」完結。


    なんかハッピーエンドになってしまったぞ(笑)




    ちなみに、自分の緒形宇佐美への見解はこのコメントに書いた通りです。


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    つか、このカメラマン上手い。純粋に。



    amazonで、こんな本が予約開始してました。



    N/S EYES ON 〔ベストムックシリーズ42〕 (BEST MOOK SERIES 42)



    「緒形拳 G@ckt(←検索避け)を語る」とあることから、もしかしたら宇佐美が景虎を語ってる文章もあるかも。


    というわけで、コレクターな自分は早速予約申し込みしてきました。 7&Yで。


    ステラもいろいろと更新


    しかし何ていうか、すげー美しい人ですな。G@ckt氏という人は。


    稀代の芸術家が丹精込めて創り上げた、生涯これ一つという出来栄えの作品のよう。


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    もうダメだ。



    ただ今最新情報が入りました。




    決 戦 前 夜 も 田 中 演 出。




    ということは、景虎の最終成長シーンはカットだらけのツギハギ編集で適当に2~3分流されて終了に決定。


    ということは、リツとのラブコメ&山本ファミリーコントシーンはノーカットでじっくりたっぷり30分くらい時間をかけて、丁寧に延々とくだくだしく描かれることも決定。


    どちらにせよ、素人のようなカメラワークを延々45分間見せられることも決定済。




    ……


    さよなら風林火山。


    勘助が命を掛けて惚れるに足るだけの魅力と威厳と人間味とを備えた信玄・主のためなら悪辣な策を弄することをも辞さない冷徹な軍師勘助・試練を乗り越え越後を守護する軍神となった景虎、そして、「人」として大地に根を下ろし突き進む信玄と、神の化身として天から舞い降りた景虎との天地鳴動の戦い……等は、脳内シアターで補完することにします。


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    こう来たか。



    第一次川中島では宇佐美の策でせっかく快進撃していたのに、敵の策にうっかり乗った(形を取らされた)ために撤退の憂き目に遭い。


    第二次・第三次川中島でも武田に引きずり回されただけで撤退し。


    関東出兵では関東勢から総スカン喰って大軍瓦解→撤退を余儀なくされ。


    残すはラストの第四次川中島のみとなった(しかも今度もまた『負けて撤退』として描かれるのは必至)今、負けっぱなし&撤退しまくりの風林景虎はついに軍神にはなれなかったわけですが……、




    結局のところ、遂に強大には描けなかった武田方とバランス取る(主人公特権で武田方を強く見せる)ために、ラスボスを極度に弱体化させる他なかったんでしょうね脚本家氏。


    事ここに至った以上、最終回3話は「今だかつてないくらいショボい描かれ方の川中島」を覚悟しておいた方が、ガッカリ度が少なくて済むかもしれません。




    モブの人数少なくてもいいから、強敵同士の迫真のぶつかり合いが見たかった。


    演者の方々は、一部除いてみんな一生懸命頑張っておられるのに。よもやシナリオがそれを台無しにしようとは。


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    第45回「謀略!桶狭間」(更新中)



    予定より早く帰って来られたので、予告だけ間に合いました。




     田 中 マ ジ ッ ク 炸 裂。




    演出家、まるでやる気なし(笑)


    うはははははは。




    ……っ、東山氏はどうした東山氏はっ!!




    ガッカリしたので寝ます……


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    軍神と軍師

    史実とか物語の流れとかはとりあえず置いておいて、景虎が勘助の裏主君だとしたら、景虎はいざとなったら勘助を殺せるけれど、勘助はいざとなっても景虎を殺せない。
    二人の性質は天と地、光と影、陰と陽、美と醜、男と女。相容れず相反し、そしてだからこそ、互いに互いが必要となる。

    勘助の表の主君は、間違いなく晴信です。どこでも疎んじられ避けられてきた勘助を、晴信だけは受け入れ取り立てて来ました。そしてそんな晴信に、勘助も精一杯尽くしてきました。
    表立って手を取り合い繋がりあう主君と臣下。
    対して、勘助と景虎は正反対の性質を持つがゆえに反発し合い、宿敵として対峙しています。
    でもそれは表面的なこと。内面では互いに互いを認め合い、奥底で深く繋がりあっているようなのです。
    春日山城で景虎が勘助を惜しみ、最初の約定に反して―――途中で救いの手が入ったにせよ―――直接手を下すことが出来なかったように。
    高野山で勘助が逆上した景虎に斬りかかられても、これを好機と刀を振りかざすどころか、絶対の窮地に追い詰められるまで反撃すらしなかったように。
    特に勘助は、晴信に「景虎の首級さえ挙げれば……」と言い放ち、さらには相手に援護の部下もいない絶好の機会だったというのに、首級どころか傷ひとつつけることなく、どころか清胤に止められる最後の最後まで景虎になるべく傷をつけず、刀を収めさせる方法を冷静に計算しているように見えました。

    決して相容れない宿敵だからこそ、他の誰よりも深く理解し合い結びついた彼ら。
    他人に容易に心を許さないはずの勘助が、生涯かけても惜しくないとまで入れ込んだ相手。
    恐らくは、その最期に勘助は、仕えることの叶わなかった―――勘助自身も気付かぬ底の底で繋がっていた故に仕えることなど思いも寄らなかった「相容れぬ主君」のもとへ、まっすぐに馳せ参じていくのではないでしょうか。

    彼らがもし本当に裏主君と裏臣下だったなら、きっとそうなるのではないかと思います。


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    覚悟完了気味。



    歴史読本に載っていた『関東出兵』のスチール写真を見る限り




    ナイスなショボさです。


    やる気全くありません演出家。


    ただでさえこの回、脚本(ホン)がショボいというのに。




    ええ。はい。もう諦めました。


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    12月発売の風林火山紀行の曲目



    来ましたね、HMVで。


    http://www.hmv.co.jp/product/detail/2618769


    さすが後半に出るだけあって、上杉関係の曲が多いようです。


    ていうか、すでにサントラ出てる↓から、また出るとは思いも寄りませんでしたはっはっは。


    http://www.hmv.co.jp/product/detail/1207746


    紀行4曲+謙信と由布姫のテーマ2曲をまとめたこれ↓で打ち止めかと思いましたよはっはっは。


    http://d.hatena.ne.jp/pokoron/20071009/p1


    ……て、あれ? 11月21日発売予定だったそもそもの「風林火山紀行」はどこ行った??


    もしかしてそれが大幅ヴァージョンアップしたのが、12月発売の「風林火山紀行」なのか!?




    聞いてないよそんな話!! いや嬉しいですが。


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    一応覚悟完了しておいた方がいいのかもしれない



    もしも『決戦前夜』の演出が東山氏以外だったなら……、


    以下微妙にネタばれ気味↓





    ノベライズでの『決戦前夜』はリツの婚儀騒動・山本ファミリーコントシーンが他のシーン(例の逸話&成長描写含む)に比べかなりのページ数を割いて細かく書き込まれているので、ドラマでもこの2つのシーンだけノーカットでじっくり30分くらいかけて丁寧に丁寧に描写され、残りのシーン(例の逸話&成長描写含む)はカットだらけのツギハギ編集でテキトーに済まされる可能性が非常に高い。





    ……東山氏、切に希望…orz




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    歴史読本読んできました。この本はいつも一か月分の写真付き予告を載せてくれてます。


    んで、『決戦前夜』の写真も載ってました。が。


    あの美麗な光の当て方はもしや、ひ、ひ、ひが、ひがし、


    ……青い期待は切り裂かれるだけなので止めときます。


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    第44回「信玄暗殺」



    銀色のケースに毘沙門天の梵字が入ってる


    ということは、中身は大河関連……?


    ほ、欲しいかも。コレクターとしては。




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    ラストの勘助の「寿桂尼ー!」。


    あれで自分の中の軍師・山本勘助は終了しました。




    今回の見どころは、景虎のいない隙に暗黒面を存分に発揮させた緒形宇佐美と、宇佐美の策と知りながらそれに乗った藤村寿桂尼の凄み溢れる策謀合戦でした。


    というか、この二人のシーンしか見どころがありませんでした。柄本寅王丸は雰囲気はいいんだけど演技も台詞も棒だし、平蔵やヒサの棒っぷりは言わずもがなだし、萩野の死は唐突過ぎる上に物語上の必然性がまるで感じられないし。


    しかも今回は話の始めから一貫して寅王丸の復讐譚で来たのに、肝心の最後の最後で萩野がメインキャラ顔負けの愁嘆場を見せて死んだものだから、主軸のはずの寅王丸が脇に追いやられてしまい、結果話の軸がブレてグダグダに。


    まあ今回の話は寅王丸の復讐譚にかこつけて、次回の桶狭間戦への勘助の介入を正当化させる理由付けのためだけの回だから、こうなったのも当然っちゃ当然なんでしょうが。


    しかし肝心の終盤になって、演出も脚本(ホン)も崩れ方が酷くなって来ましたねえ……こりゃ川中島含め、ラスト6回期待しない方が良さそう。


    特に『決戦前夜』。東山D以外が演出担当だったなら完全終了。ノベ読む限り非常に微妙な匙加減が必要なシーンだから、いつものようなバッサリカット&適当ツギハギ編集なんてやられた日にゃ、今まで積み上げてきた景虎の人物像が全て無かったことになってしまい、代わりに「我儘で気まぐれな増上慢」のイメージに挿げ替えられてしまうこと必至。




    何とか持ち直してもらえないもんでしょうか風林火山。


    このままじゃ、「越後潜入」「勘助捕らわる」の二話が今大河最高傑作になってしまうんですが。




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    さて、気持ちを切り替えて宇佐美と寿桂尼の話でも。




    武田の動きを封じる策を講じた宇佐美と、それを策と知りながら乗った寿桂尼。


    普通なら策を策と読み取り、さらにその上に自分の策を上乗せしてさらなる利を狙った寿桂尼に軍配が上がるところなんでしょうが……、宇佐美の策はさらにその上を行っていました。


    宇佐美が今回講じた策の一番の目的は、上洛前景虎に相談された通りの「景虎が留守にしている間武田の動きを封じ、越後を武田の謀略・侵略から守ること」。そのために武田に恨みを持つ寅王丸を使い、寅王丸を説き伏せるために諏訪に縁のある平蔵を使者とした。


    更には武田と今川の同盟のもろさを見透かした上で、武田をも呑み込まんと虎視眈々と機会を伺っている今川家の本心をも見抜き、ほぼ確実にこの策に乗ってくるはずと計算して実行に移した。


    万一今川がこの策に乗ってこなくても、最悪でも平蔵一人が命を失うだけ。策自体は今川に直接痛手を与えるものではないから、今川から恨みを買うこともない。武田とはもともと敵対しているのだから、策が武田に漏れたとて別に不都合も無い。そもそも武田に「越後がこんな策を仕掛けてきた」と教えるほどには今川と武田の絆は強固ではない。


    今川がこの策にのり、しかし寅王丸が仕損じたとしても、武田の恨みが向くのは寅王丸を擁し、かつその暗躍を許した今川。今川は武田と形だけとはいえ同盟を結んでいたのだから、背後に越後がいると見抜かれたとて武田の怒りはもともとの敵の越後ではなく、同盟を裏切った今川へと向く。


    そして策が上手い具合に嵌れば、越後にいながらにして信玄の首級を挙げられる。




    信玄を目の上のたんこぶに思っている今川が策に乗ってこないということはまずないだろうから、寅王丸が成功するにしろ失敗するにしろ武田の懐深くで騒動を起こし、その矛先を今川家へと向けさせることが出来る。


    暗殺(未遂)に同盟崩壊までもが起こって武田が混乱すれば、景虎が留守にしている越後を武田から守ることは充分に出来るし、その後までも違う意味で越後を護ることが出来る。


    ―――


    結果としては信玄の首級こそ挙げられなかったものの、今川は思惑通りに策に乗り、結果武田(というか勘助)の目は見事なまでに今川へと向けられ、平蔵も無事越後へ帰り。


    景虎の留守を守れた上に武田と今川の同盟にも揺さぶりをかけた宇佐美の策は、大成功を収めた……というわけです。




    ここで惜しむらくは寿桂尼。寅王丸が信玄の首級を挙げれば娘婿たる義信が武田の跡継ぎとなる、そうなれば武田家は今川家の傘下に入ったも同然と近視眼的に策を急いだあまり、その後の大きすぎるリスクにまで目が向けられなかったことでしょうか。


    博打を避け、確実に勝てる手しか打とうとしない慎重派の宇佐美は恐らく、そこまでをも見抜いていたのでしょう。この策が始め誰の手に渡ろうと、今川家の要たる彼女にきっとお伺いを立てられるところとなり、そして策謀家たる彼女ならこの策に確実に乗ってくるに違いあるまい、と。




    そして同時に、軍師・勘助は自分の中で終了しました。


    策謀好きな今川家に諏訪の跡取りを預けた以上、こうなることも充分予測出来たはず。なのに何も手を打たず、結果こういう事態が巻き起こってしまったとて、それは勘助自身の失策。


    だというのに、出てきた叫びが自身への鉄槌となる咆哮ではなく、単に相手への呪詛とは。


    何より不義を嫌う景虎ならともかく、「人の醜い部分も好んでいる」と言い放ち、自身でも様々な謀略を行ってきた勘助がそう叫びますかという感じです。


    軍師・勘助としては、あそこで主人公補正かかった正義感ふりかざして叫ぶのでなく、敬愛する主君の命を狙われた怒りは怒りとして心の奥深くともしたまま、物凄まじい笑みを浮かべながら今川滅亡への策を練って欲しかった。


    その方が軍師としての凄みも深みも感じられたと思うのですが。今のままじゃ、緒形宇佐美とは比べるべくもないレベルですし。


    シナリオの主人公補正、なんで変なとこばっかでかかって、肝心なとこにはかけないのかな。やっぱ脚本家氏の中では勘助は武田の軍師ではなく、強い女に振り回されてオロオロするだけの男に過ぎないから? そんなのやだなあ。




    というわけで今回のMVPは、演出もホンも演者も軒並み酷かった今回の話を、緒形宇佐美とともに救ってくれた藤村寿桂尼に。


    このお二人がいらっしゃったからこそ、何とか見るに耐えられる回になりました。




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    そして今回。


    私の言いたかったこと全てが、見事な論で展開されているこちらのブログさまにTBさせて頂きました。


    「hyde and seek」


    http://witch8hunt.blog114.fc2.com/


    ブログ開設して二年半、人生初のTBです。初めてなので、なにか手違いをしでかしてないだろうかと今もちょっとドキドキしています。


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    もう11月なのに



    いまだに10月の新刊情報を載せているNHK出版に愛しさすら覚える今日この頃。


    通販サイトの方でも当然のように動きは無いし、さすがはNHKてところですね。




    最近テンション下がり気味な風林火山ですが、春日山城へは前以上に行く気満々だったりします。


    残念ながら当日は曇り気味、下手すりゃ雨か雪らしくて、日本海が見えるかははなはだ怪しかったりしますが。


    しかし何といっても春日山城はGackt景虎の本拠地だし、こりゃもう是非行かねば! てな感じです。自分は相模民でも小田原生まれで小田原城にもよく遊びに行ってたので、縁が全くない……というわけでもないし。


    まあ、生暖かい湘南の気候でぬくぬく育ったゆえに、そろそろ雪もちらつき始めるという越後の初冬に耐えられるか? という問題はありますが。11月の声を聞いたとはいえ、こちらはストーブ要らずな程度には暖かいし。


    ……厳冬期の北海道へ行くつもりで用意しておこうorz




    そんなこんなの旅支度中。


    定番のトラベル・グッズのほかに、こんなのも持ってったりしてます。





    f:id:pokoron:20071102150336p:image





    コミケカタログに載っていたメディカルカードです(上の↑はエクセルで打ち直したもの)。真ん中の空白で折れば、カードサイズになって便利。


    見てすぐ「こりゃ便利」と切り取って、万一に備えて旅先に持っていってます。




    さあ、あとは買ってくるみやげ物をリストアップして、夕食摂る場所調べて、越後湯沢と直江津の時刻表調べて、それから荷物作って……


    ……結構いっぱいあるなorz


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    東山充裕氏の演出を堪能する

    東山氏が演出を担当した『川中島!龍虎激突』で今でも忘れられない、恐らくは生涯忘れられないだろう美しいシーンが一つあります。
    演技ではなく、台詞でもなく、ただひたすら情景として美しかったシーンが。

    それは、夕陽射す武田陣中のシーン。伝兵衛の「わしにそっくりじゃ」の後のシーンです。
    赤く強く射し込む夕陽、手前に佇む勘助と奥に構える晴信。
    直前のシーンと繋ぐSEの後、一瞬の間を置いて静かに流れてくるヒグラシの鳴き声。
    晴信が勘助に「死ぬな」という場面に相応しい、目に美しく耳に静謐なこのシーン。さすがは東山D! と、思わず唸ってしまいました。
    大杉氏担当の『信玄誕生』でも勘助とリツとのコントシーンの後に晴信&勘助が夕陽の中で語らうシーンがありましたが、光線の色やカメラの構図があまりにも平凡かつ単純すぎて、演出の美を感じる箇所がありませんでした。

    映像美だけでなく、シーンの繋ぎ方が上手いのも東山演出の特徴です。何といっても東山氏担当の回は、他の演出家に感じるようなブツ切り感・ツギハギ感・詰め込み感がないのが凄い。
    前述のシーンの流れをとってみても、

  • 伝兵衛の「わしにそっくりじゃ」のコントシーンを、現時点でもっとも麗しく録れている景虎のショットを挟みつつ演出


  • 夕陽に染まる虚空蔵山城内でひとり琵琶を弾く景虎のショットを入れ込み、視聴者に「やっぱ似てないじゃん!」と改めてツッコませると同時に、コントで湧き立った場を沈静化


  • 景虎のアップ→勘助のアップ、および虚空蔵山城内と同じ色の夕陽・同じSEで橋渡しさせることにより、夕暮れの景色に互いに思いを馳せる景虎と勘助を繋ぐ。その後、晴信と勘助の少し切ないシーン


  • そして再び虚空蔵山城内へ

  •  
    ……と、実に見事に繋いでいるんですね。
    特に、コントシーンと勘助&晴信シーンの間に景虎のシーンを挟み込んだのが拍手ものだと思います。景虎を絡めたコントシーンの直後に景虎が出てきても不自然じゃない、どころか視聴者に笑いオチをつける効果があるし、そしてここで景虎をチラッと出しておいたからこそ、武田陣中から越後陣中へと場面が飛んでもツギハギ感・唐突感がない。
    映像美・演出美だけでなく、シーンの繋ぎにこういう細かい工夫をしているからこそ、東山演出は「美しい」のだと思います。

    ただ、そんな東山氏にもひとつだけ、とある演出家には叶わないものがあります。
    それは、夜の描写。微かな月明かりを表現する幻想的なライトの当て方、宵闇の空気感の出し方、夜陰に揺れる炎。これだけは、ケチョンケチョンの(笑)田中氏に軍配が上がるようです。
    例えば、東山氏が担当した『越後潜入』での勘助&景虎&宇佐美が酒を酌み交わすシーン。『川中島!龍虎激突』での燃える城を見上げる景虎のシーン、そして夜討ち前後のシーン。
    田中氏が担当した『真田の本懐』での篝火が倒れるシーン、『村上討伐』での玉ノ井の逃亡シーン、『軍師と軍神』での勘助と景虎が対峙するシーンと、燃え続ける小さな炎の描写。
    そのどれもが、いかにもスタジオ撮影らしいシャープな東山氏に比べ、田中氏が担当したシーンの方が淡い月明かりと霧に霞んだ少しざらついた闇の空気感、フィルム撮影のような暗黒の厚みがよく現れていて、美しく幻想的です。

    出来ることなら、『軍師と軍神』は田中氏がライトの当て方など闇の演出「だけ」を担当し、カメラワークその他は全て東山氏に担当して欲しかったです。
    そうしたら、どんな素晴らしい演出になっていたことか……。
    ―――
    NHKでない公式サイトの方に景虎写真集の情報出ましたね。
    人でも自然でも美しいものが好きなので元から買う気満々だったんですが、↓この表紙を見て完全に決心が固まりました(笑)
    gackt.com/assets/files/japanese/html/ryunokeshin/
    ソースからURL発掘して組み合わせて削ってダイレクト表示できるようにしてみました。ポップアップもジャヴァスクもあまり好きでない頑固者な自分。
    jpgファイルだけ見たい人はこっちへ↓
    gackt.com/assets/files/japanese/html/ryunokeshin/ryunokeshin.jpg
    飛ぶ時はURLコピペで。
    7&Yもようやく受付開始。さっそく予約してきました。
    amazonでも来たということは、今日が予約解禁日だったのかな。

    Gackt 龍の化身

    NHKは相変わらずの情報の遅さ(笑) 未だに写真集の「しゃ」の字も出やしない。


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    こりゃダメだorz



    『関東出兵』の演出、田中氏らしい。


    ……終わった。完璧終わった。




    しかし、希望がないわけでもない。


    一番重要な回は、むしろその次の『決戦前夜』の方なのだから。


    川中島最終戦3本は清水氏オンパレードだろうから、せめて、せめて『決戦前夜』には東山氏の起用をお願いしたいところ。切に。


    あのシーンがいい加減に撮られていたり、ましてやまるごとカットされてたりしたら、原作よりも景虎の出番を増やした意味が全く無くなってしまう。今までの話で乗り越えて来た試練の意味すらも。


    あのシーンあればこそ景虎は漸く、信玄と真正面から対峙するに相応しい存在になれるというのに。




    これで実は『決戦前夜』担当が大杉氏(今回の『信玄誕生』の演出)だったりしたら、もう笑うしかない。ハハハハハハハ……


    ……ハ…… orz




    ---------------------




    そらそうと、ツタヤでも予約販売開始しましたね。


    自分が見た時は、BOOK売れ筋ランキング2位でした。




    早く来んかい7&Y。


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    何かが足りない。



    内野氏の演技。


    年齢から考えるとかなり上手いし、にも関わらず若くて上手い俳優にありがちな嫌味は無いし、殺陣も見応えあるし、謙虚に役作りしているし、役柄を理解して慎重に演じてるし、台詞も流暢で聞き取り易く分かり易いのに、


    それにも関わらず何かが足りない。




    足りないもの。それは多分個性というかクセというか、ある種の毒。


    氏のお人柄か、どんな場面の勘助もひたすら爽やかであっけらかんとしたオーラが漂ってるから、そのために個性というか(略)が薄められ、あるいは消滅してしまっている……のかも。


    それからもう一つは、情熱。これがないということは、氏は頭脳派というか、技巧派タイプの演者なのかも。緻密な計算に基づいて演じる役柄の人物像を組み立て、それに沿って演じていくタイプ。


    道を極めれば、熱情タイプの演者には不可能な超絶技巧の境地に到達することが出来るけれど、その代償として演じる人物像に魂を吹き込むことが出来ない―――という。


    かの巨匠・ポリーニのように。




    もしかすると、自分が武田側に物足りなさを感じているのはこのためもあるのかもと、ふと思ったり。そして、越後側に共鳴するのも。


    前者は頭脳派の、後者は熱情派の演者が揃っているようなので。




    熱情派は演技の巧みさで人を驚嘆させたり、感嘆させたりすることは出来ない……どころか、いつも一定以上の演技を見せてくれる頭脳派と違って演技にアラが目立ったり、乗り気でない時は役と演者とが全く乖離してグダグダになってしまうけれど、でもその代わり強力かつ濃厚なオーラ・存在感があり、ハマり込んだ時には演者に役柄の人物そのものが―――たとえ、それが架空の人物であっても―――憑依したかと思われるほどのものを見せてくれるもの。


    音楽と同じく、個人的にはこちらのタイプの方が好み。多少下手でも音程外してても歌詞間違いがあっても、そこに魂が篭ってさえいれば。


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    第43回「信玄誕生」



    あ。今日、風林火山の放映あったんやん。


    ……「軍師と軍神」記事に力入れすぎて、なんだか燃え尽きてしまった。あの回があったおかげで、スタッフのこの番組への取り組み方も見えてしまったし。「こんなもんでいいだろ」という。


    こういうのが見えてしまうと、どうも一気に冷めてしまうんですよね。役者さん達は皆熱演を見せてくれているだけに、そりゃないでしょって感じ。


    好対照な景虎との直接のからみはこれでもう終わりっぽいし、自分にとっては前回が実質的な最終回だったのかも。


    多少の不満はあれど、越後潜入&勘助捕らわるは良かったな……勘助はやはり、越後に居た方が主人公してるし面白かった。




    最後の頼みの綱・「決戦前夜」のあのシーン。演出がまたぞろ田中氏だったなら、最終回を目前にして離脱しそうでorz


    本当に、役者さん方の演技はいいだけに。




    ---------------------




    録画見て来ました。週予約で録ってくれていたDVDレコに感謝。




    とりあえず。


    ドラマが嘘臭く感じられてしまうほどの演技の大仰さとか、演出家によって出来・不出来に差がありすぎる等の不満点は最早改善される見込みも無さそうなので、今後はそういう部分は全スルーで行きます。モチベーションを保つにはもう、この方法しか残されていないので。


    ……今のままではMVPどころか、物語が終るまで武田方は全スルーになりそうだorz


    トップが演技大げさ過ぎで興ざめな上、オーラ無さ過ぎで全く魅力を感じられないのも厳しい。




    ---------------------




    しかし、一体どうしてしまったんでしょうね大杉氏。『三国同盟』は割と普通に見ることが出来たのに、今回の『信玄誕生』はストーリー省略されまくり&中身スカスカ。


    確かに、田中氏の『軍師と軍神』よりはマシだけど、『軍師と軍神』の酷さを考えるととても褒められるレベルの出来ではありませんでした。


    しかも、光と影の使い方がイマイチ。特にラストの平蔵&宇佐美のシーン。宇佐美が闇の部分を出してきたから、とりあえず照明も暗くしとけばOK! みたいな感じで、工夫の跡が感じられませんでした。そりゃ、顔の下から明かり当ててるような効果にしとけば怖く見えるっちゃ見えるんですけれども。子どもが懐中電灯でお化けごっこするように。


    緒形氏の凄みのある演技のお陰で救われていましたが、あのシーンで今回の演出ホント下手だなーと思いました。




    でもまあとりあえず……、


    この回を見たお陰で分かったこともありました。


    自分が今の今まで、実に壮大な勘違いをしていた、ということを。




    自分は今まで、『風林火山』は軍師・山本勘助が放浪の旅の末に仕えるべき主君に巡り会い、知略と軍師らしからぬ破天荒さを縦横に駆使して活躍していく物語だ、と思っていました。


    ミツや由布姫やリツとの恋愛模様はそれを華麗に彩る刺身のツマ、軍略や戦場こそが主体たる船盛りなのだ、と。


    それにしては脇の話のはずの恋愛パートが重視されすぎ、逆にメインのはずの軍略・戦場シーンが疎かにされがちなので、どうしてなのだろうと常々疑問に思ってもいました。


    肝心の刺身が大皿の片隅に数切れ乗っているだけで、後の大部分をツマが占めている船盛りを眺めるように。




    しかし、ここが勘違いでした。




    この番組のコピーは『生きた。愛した。』だということ。


    脚本家の大森氏は、そもそも由布姫と勘助のエピソードが書きたかったのだということ。


    主役の勘助に内野氏が抜擢されたのは、舞台で女優との絡み(ラブシーン)が多く、女性の扱いに手馴れているという点も買われてのものだということ。




    つまり、大河ドラマ・風林火山とは軍師・山本勘助の戦いの物語ではなく、一年を通して壮大に描かれる勘助と女性達との恋愛ストーリーだった―――というわけです。


    自分がツマだと思っていた序盤のミツ・中盤~後半の由布姫・終盤のリツと勘助とのラブストーリーこそがこの話のメイン、船盛りの主役たる刺身であり、逆に刺身だと思っていた軍略・合戦シーンの方こそが、勘助と女性達との恋愛譚のついでに挿入されているだけのツマに過ぎなかったのだ、と。


    そう考えると、越後パートがあれだけ軽視され、カットされまくりでツギハギな状態になっているのも納得出来ます。武田の軍略・合戦シーンすらもツマの千切り大根扱いということは、越後パートはさしずめその上に乗っている小さな食用菊程度のもの。扱いが適当になるのも当然のことなのでしょう。


    しかし自分はその食用菊や青ジソにこそこの番組の真価を見出しているので(笑)、これからもそちら中心で見て行こうと思います。


    製作側にとって真のメインがどこにあるにしろ、ほとんどの演者の方々が見応えのある演技をして下さっているのは確かですし。




    ---------------------




    というわけで。


    今回の話は、緒形宇佐美と占部浪の独壇場でした。緒形宇佐美の凄さは下記コメント欄に書いてしまったので、記事では占部浪を書こうと思います。




    仕えた始めの状況はどうあれ、浪は孤独な景虎の心の支えとなった唯一の友であり、またイザという時には、最後の盾として彼を護る女騎士でもありました。


    その姿は主君と侍女というよりも、若き女王と彼女の心身を支え護る副官のようでした。特に『軍師と軍神』での、政〔まつりごと〕に疲れ切った景虎と、優しく慰める浪のシーンは。


    二人が本当に女王と副官だったなら、あるいはずっとこのままでもいられたのでしょう。




    もう二度と会うことが叶わなくとも、景虎からもらった経文を抱えて出家し、彼の無事を祈り続ける事を―――側に仕えていた頃のように、彼のことだけを想い続ける事を選んだ浪。


    それを人は不幸と呼ぶでしょうが、自身の意思でその道を選び取った彼女は紛れもなく幸せだったのではないでしょうか。




    そして浪の出家は同時に、出奔先の高野山で勘助と出会い、真の軍神として目覚め歩み始めた景虎への試練の一つでもあったのだろうと思います。


    これから景虎は誰かに頼るのでなく、自身の力で己の弱い心を律し、乗り越えていかねばならないのですから。




    というわけで、今週のMVPは占部浪に捧げます。


    これでもう、主人を慕い守る子犬のような一途で誠実な浪ともお別れだと思うと、とても残念です……。


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    今ならまだ間に合う



    今日、駅で「旅ばあ~ん」10月号もらって来ました。


    風林火山特集の今号、特筆すべきは何といってもラスト一面に載せられたポスター・青バージョン。


    勘助と景虎のツーショットのやつです。


    雰囲気のあるなかなかいい構図のポスターなので、持ってない人は是非。JR東日本の主要駅で無料配布してます。




    JRといえば、知らん間にこんなツアーもやってました。いわば、上越市のツアーとの合併ツアー。


    「風林火山特集・秋号」に新設として乗ってたから、謙信公関連ツアーがそれだけ要望が多かったということなんでしょうか。


    試しに電話してみたら、希望日はかなり埋まってる上に2人部屋はもう取れないと言われたし。


    もっと早く気付けばよかった……




    仕方ないからビジネスホテル取りました。新幹線も予約したし、これであとは何事もなければ上越行き確定。


    去年の正月は恵林寺はじめ武田信玄関連の場所を巡り、そして今年の末には長尾景虎関連で越後の地を巡る。スパン長いけど、これで風林火山関連は網羅したということになるのかも。




    ---------------------




    ラストが近いためか、いくつかのTV誌で特集組まれてます。


  • TVガイド

  • 2ページ。晴信はじめ、結構似てる武将ミニキャライラストが可愛い。ただし、勢力図でまるまる1ページ使っているため、テキストは少ない。


  • TVstation

  • 2ページ。「風林火山・面白さのツボ」コーナーの他、ミニコラムも充実。ここで紹介した「決戦!川中島」ポスターの信玄や景虎の写真も使われているので、厳しい顔つきの信玄(ちょっと顔芸入ってるけど)と、けだるげな表情の景虎(ちょっと悪女っぽ)が見たい人はTVガイドよりこっちのがいいかも。


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    遅っ!



    写真集の予約受付でも始まってないかとNHKの通販サイトへ飛んでみた。


    すると、10月23日の更新情報に「『風林火山』最新情報を掲載!」という嬉しいニュースが!


    こりゃ来たなと思って急いで飛んでみたら!




    DVD-BOX第壱集の予約開始告知だった。




    遅ーーーっ!!! もう他の通販サイトでとっくに予約済みだよ……


    ……確かに、第弐集特典の「出演者・スタッフロングインタビュー『風林火山かく語りき』ほか」の「ほか」は気になるが。




    公式に見切りをつけて、もらった情報と検索した情報とを掲載。


    http://www.boople.com/bst/BPCatalog?ipr=4140812631


    http://www.netdirect.co.jp/search/ISSSchDetail.asp?ISBN=414081263X


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    いつの間にか第三集まで!


    しまった欲しいぞ。でも高い……困ったorz





    大岡越前 第一部 大岡越前 第二部 大岡越前 第三部





    そんな自分は山口崇氏演じる上様の大ファン。上様かっこいいよ上様。


    刀に手もかけずただ一喝するだけで、刀構えて取り囲む悪党どもをすくみ上がらせるあの威厳、迫力。


    マツケン上様よりわがままで暴れん坊なのに、清水のような涼やかな気品が感じられるその佇まい。


    子どものような無邪気さと無鉄砲さ。


    自らが治める江戸の町に住む民たちへ向ける暖かな情愛。


    底抜けに明るく豪快な高笑い。などなど。


    いつも前向きで快活な彼が画面に出てくると、もうそれだけでスカッとしたものでした。


    まあ彼が出てくる話のパターンは決まっていて、大体はお忍びで外出→何らかのきっかけで町娘と出会い、娘の家で食事をご馳走になる→娘の家が貧乏なのを見て、こっそりと金子〔きんす〕を置いてくる→城に戻ってそれを忠助に得意げに話し、叱られる→その頃、娘の家では金子を巡って騒動が巻き起こっていた→食事のお礼がてら、お忍びで再び娘の家を訪れる→娘を連れていこうとした悪党とバッタリ鉢合わせ……となるわけですが(笑)、そこでたま~に見せてくれる悪党との立ち回りシーンが好きでした。


    徳川の将軍様なのだから柳生新陰流を会得しているはずなのですが、彼の剣技は両腕ぶん回して突っかかっていく「子どものケンカ」そのもの。型にはまらないからこその迫力で、娯楽時代劇に相応しく痛快に暴れ回ってくれました。


    お約束の忠助が助けに駆けつけると、ガッカリしてしまったくらいです。「もっと上様の暴れまくる姿を見たかったのに!」と。


    いやーホントにいいです上様。以前はよく、同じ上様ファンの友人と「上様最高!」「やっぱ上様だ」などと他の人には理解出来ない話題で盛り上がっていたものです(笑)






    ……


    「軍師と軍神」でのGackt景虎の剣技を見て、「上様来たー!」と内心大喜びしてしまったなんて誰にも言えぬ(笑)


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    軍師vs.軍神in高野山を見て



    ヘルメットに迷彩服姿、腰にハンドグレネード(手榴弾)とジャガイモ潰し(柄付き手榴弾)をぐるりと巻きつけ、右手に89式5.56mm小銃(アサルトライフル)・左脇にはMP5(短機関銃)を抱え、背にはパンツァーシュレック(ロケットランチャー)とパンツァーファウスト(グレネードランチャー)を背負い、アパッチヘリに乗って機銃掃射しながら「拙者、刺客ではござらーん!」と困惑顔で叫ぶ勘助&「いや、どう見ても刺客だから」とTVの前でツッこむ視聴者 ……というベタネタが思い浮かんでしまったorz




    もちろん景虎には一発も当たらないというオチ付き。


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    風林DVD-BOX価格比べ



    オンラインショップでの購入検討にどうぞ。ちなみに自分はいつもの7&Yで壱・弐集とも購入しました。ネット通販でクレカ使いたくないし、到着10日以内に引き取りという期限はあれど、都合のいい時に近くのセブンに取りにいけばいいので。しかも手数料も取られないし。


    amazon一番安いんだけど、指定日配送が出来ないから困る。ていうか、yahoo!の第弐集の安さはどうしたことか。なんか計算間違えてるんじゃ。





    NHK大河ドラマ 風林火山 完全版 第壱集   NHK大河ドラマ 風林火山 完全版 第弐集



    前者が第壱集・後者が第弐集の価格。ちなみに原価はそれぞれ44,100円/37,800円。




  • amazon
  •  32,634円/27,972円


  • HMV
  •  33,075円/28,350円


  • セブンアンドワイ
  •  34,398円/29,484円


  • yahoo!
  •  35,280円/23,940円


  • 新星堂
  •  35,280円/30,240円


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    第42回 「軍師と軍神」

    公式サイトのトピックス更新。高野山対決での二人の記事(恐らく対談形式)が読めます。一部重なるところはあれど、ステラとは別記事ぽ。

    ---------------------

    今回はタイトルに偽りあり、の回でした。
    メインとなり話の芯を貫いていたのは、勘助が心の支えとしていた由布姫の死から立ち直り、姫の最後の願い―――嫁をとり、山本家を絶やさぬようにする―――をどう叶えていくか、ということでした。
    タイトルもそれに合わせて「由布の遺言」などの方が相応しかったのではないでしょうか。全体を通して見てみても、由布姫エピだけ異様に力が入ってましたし。しかも、今まではこれほどホンに力が入っていたなら大抵描写がくどくなってしまったものですが、今回の由布姫がらみのエピの描き方は過ぎるほどの濃さが影を潜め、さらりと、しかししっとりとした情感を持って描かれていましたので。
    今更言っても詮無いことですが、これまでもこのくらいの濃さで姫エピ&感動エピ見せてもらえていたなら、としみじみ考えてしまいました。脚本家の方のクセなのか、姫エピ&感動エピとなると筆に力が入りすぎて、話がくだくだしくなってしまうんです。逆に越後側エピは力入れてないらしく、筋はきちんと組み立てられているけれど細部は手抜きという感じで結構スカスカだったりしますが。
    だから常々、姫エピと越後エピを足して2で割ったくらいが丁度いいんじゃないかと思ってるわけなんですが、まあ今回の話には関係ないのでさておき。

    今回の由布姫エピ。前述したように描き方そのものは良かったんですが、それを台無しにしてしまったのが今回の「その場にあるものをなんのひねりもなく、ただ見せてる・撮ってるだけ」な、素人か? と疑うほど最悪な演出とカメラワークでした。
    勘助が由布姫の墓に語りかけるシーン、内野氏の熱演に彩られて盛り上がるはずのこのシーンが、上記の最悪演出&カメラワークのために台無しにされてしまって本当にガッカリしました。撮り方が悪いために由布姫のお墓がただの棒切れ・降り積もる雪がチリにしか見えず(大道具小道具の腕とかそういう問題ではなく)、感動半減どころかすっかり興ざめする羽目に。
    勘助が雪降り積もる由布姫の墓をさするシーンは、お堂で凍えていた由布姫の足をさするシーンとも重なって、父親のような慈愛溢れる悲しくも心温まるシーンになるはずだったのに、酷い見せ方のせいでただ棒っきれをこすっているようにしか見えませんでした。
    その最悪演出&カメラワークが要らぬ本領を発揮してくれたのが、よりにもよって勘助vs.景虎の高野山対決シーン。ただ何となく二人をぼけーっと撮ってるだけの、これ本当にNHKの大河か? と思うほどのカメラワークの酷さ。演出も何もあったもんじゃありません。
    おかげで内野氏とGackt氏の熱演にも関わらず、せっかくの殺陣シーンの迫力が激減してしまっていました。

    感動シーンも駄目、殺陣シーンも駄目、それどころかラスト付近のリツとのシーンの演出までもイマイチ。
    役者さんの演技も良く、一本芯を貫く筋立てがあったために各エピソードの繋がりも良かったのに、演出とカメラワークのために潰されてしまった回でした。
    ……実は今回、嫌な予感はしてたんです。「真田の本懐」「村上討伐」と見せ方に疑問符がつく話は、みんな田中氏の演出だったので。
    確かに宵闇の表現だけは良かったけれど、でもまさかここまで酷いことになるとはorz
    やはりここは「越後潜入」「川中島!龍虎激突」と素晴らしい演出で魅せて下さった東山氏に担当していただきたかった回でした。特に墓前エピ。

    で、それに輪をかけていたのが「ホン(脚本)の投遣りさ」ですねやっぱり。
    前述した通り、由布姫がらみエピはしっかり描かれていたと思います。演出はともかく、話自体は見ごたえありましたし。
    しかし、場面が越後側に移ったとたんに様相が一変。春日山城シーンでスッ飛ばし感(スカスカ感とも言う)が増しはじめ、続く高野山のシーンではスカスカ通り越して多大なる手抜き感が画面を支配しはじめ、しまいには手抜きすらも通り越して「なんかもう、二人の演技とキャラ性に任せてホン作りを投げたんじゃ?」感じがひしひしと。
    リツエピに戻った途端、描写が(由布姫がらみほどではないものの)また濃密になったことも合わせ、「気合入れて書いてる箇所」と「そうでない箇所」とがこれほどまでに分かり易いこともそうそうはないのではないでしょうか。うーむ。
    確かにノベライズ読めば、今回の話で越後側エピがいかに削られていたか、それも重要なシーンがごっそりカットされていたか良くわかるのですが、そもそもノベ読まなければ話が分からないというのは失敗だ、と言わざるを得ません。ノベライズはあくまで補足のもの、ドラマ本編だけで全てを語り視聴者に分からせなければ、何の意味もないのではないでしょうか。

    ともあれ。
    主要キャラが死ぬ回・合戦回に力入れたり、盛り上げたりするのは当然のこと、スタッフの本当の力量があらわれるのは今回のような小休止回(お遊び回とも)、主要回ではないからと手を抜かれ構成も雑になりがちな番外編的な回の方なので、その意味でも注目していた回だったのですが……
    ……結果は上記の通りでした。

    最後にもうひとつ。
    「軍師と軍神」というサブタイについてですが、Gackt景虎をこの時点で「軍神」と呼ぶのはまだ早かったのではないでしょうか。
    史実や他番組はともかく、風林でのGackt景虎は二回の川中島戦で二度とも敗退(撤退という形は取っているが、攻め手が二度とも目的を果たせず撤退しているので事実上)してますし、途中の快進撃も宇佐美の献策と越後兵の強さゆえ、という描写がなされてしまっていますので。
    人間的な成長はともかく、少なくとも現時点までは「軍神」と呼ぶに相応しいだけの戦強さを示していないんですよねGackt景虎。
    脚本家の越後側への思い入れのなさが、こんな重要な所にシワ寄せとして来てしまっているようです。
    ……尤もそれは武田方にも言えることで、番組の謳い文句の「最強・武田騎馬軍団」が番組中ではちっとも強そうに見えない、というのもまた大問題なわけなんですが。
    脚本家の方はそもそも由布姫と勘助の物語を書きたくて『風林火山』を描いた、という記事を読んだ記憶がありますし、そのため姫がらみのシーンに異様に力が入っているのも当然のことなのかもしれませんが、だからといって武田方/越後方、さらには村上方(こちらもまた全く強そうには見えなかった)の描写を疎かにして欲しくはなかったです。
    合戦も間違いなくこの番組の華なのに、武田vs.上杉という戦国最強同士のぶつかり合いがラストの一番の見せ場なのに、今のままではせいぜいが中堅同士の小競り合いにしか見えないのが残念なところです。予算不足による合戦規模の小ささとかそういう問題ではなく。

    つづきはストーリーなどについて。さー、これで文句は言い切ったからあとは好きに書けるぞー!(笑)

    今回一番気の毒だったのは、何と言っても大熊朝秀でしょう。
    元々謀反フラグも立っていた(恭順前の宇佐美に『御屋形様に心服していない』と告白している)し、かつ武士としての前君主への想い・それゆえの「一所懸命」な気持ちを御屋形様に理解してもらえず、ただ領地に固執しているだけと断言されたなら、それは武田に走るというものでしょう。大熊は単に所領を手放すのが惜しいと言っているのではなく、「今も真の主君と仰いでいる越後守護上杉氏から拝領した土地が」召し上げられるのが我慢ならない、と言っているのに。
    それでも本当なら宇佐美の言う通り、長尾家臣団の中では小数派閥の上杉派である大熊が耐えて引くのが一番良い方法だったのでしょうが、自身も言っていた通り「(今も忠節を誓っている上杉家への)面目が立たない」ので、それだけは出来なかったんでしょうね。
    結局最後の最後まで御屋形様に恭順出来なかったというのは、「御屋形様は『やはり』直江殿・本庄殿のお味方なのですか」という台詞に如実に現れてましたし。

    それから宇佐美。御屋形様から特別の寵愛がある故に引き立てられてはいるけれど、所詮は小数派閥の上杉派、軍師としての発言力がある軍議ならともかく普通の重臣会議では途端に立場が弱くなる、というのが今回でよく分かりました。
    上杉派といっても、もう事実上は長尾派と言ってもいいほどだとは思いますが。心の中で旧越後守護上杉家への忠義は保ちつつも、今現在自分が仕えている御屋形様にすっかり心服し、のみならず今では肉親のようにその機微を察するまでになっているのですし。
    しかし直江ら長尾派から見れば、宇佐美はいつまで経っても途中参入の上杉派、どうしても色眼鏡で見られてしまうんですよね。
    これでもしも御屋形様からの寵愛がなかったなら、彼も大熊のようになっていたかもしれません。彼もまた景虎に恭順する前までは「長尾家に仕えるフリをしてその屋台骨を乗っ取り、旧上杉家を再興する」と言っていたのですし。

    しかし。
    今回の大熊の謀反劇、景虎が川中島第二戦に起きた軍規の乱れとその後の家臣同士の対立で疲弊してさえいなければ、防げた事態だったかもしれません。
    裁定が今までの景虎らしからぬ大雑把さ、つまりは投遣り気味でしたし。精神的に疲労し切っていて的確な判断力が鈍り、家臣の心も事態の推移も読めなくなっている、という感じでした。

    あと心に残ったのは、やはり佐藤清胤ですね。頼みとも支えともしていた由布姫の死に心乱れた勘助の、激流のように迸った心を静かに受け流していたあのシーン。氣の流れがはっきり見えたあのシーンは、往年のラオウvs.トキ戦を思い起こさせ、なるほど「『気』を受け流す」とはこういうことだったのか、と納得しました。
    続く宗心(景虎)とのシーンでは救いを求めるその心を今度は優しく受け止めていた、その演じ分けもすごかったです。さすがはヴェテラン。
    曼荼羅説教シーンも良かったですが、自分としては佐藤清胤は冒頭のこのシーンが「死んだ者は、生きている者に必ず何かを残していくもの」という言葉と共に強く心に残りました。

    そういえば今回、直江が景虎の出奔を「家臣の様子を見るための芝居では?」と言ったのを宇佐美がばっさり否定してましたが、芝居説というのは今現在、景虎出奔を巡って議論されている諸説の一つなんですよね。それに対する宇佐美の答えこそが、景虎出奔騒動に対する脚本家自身の見解なんだな、と思いました。

    というわけで、今回のMVPは宇佐美と迷ったのですが、ここはやはり川中島第二戦から続く演技を見せてくれたGackt景虎に。演出に台無しにされさえしなければ、冒頭の晴信との会話シーン・清胤との会話シーン、そして何より由布姫(の墓)との語らいのシーンが素晴らしかった勘助もMVP争奪レースに加わっていたところなんですが……。

    見事MVPに輝いた今週のGackt景虎、その理由ですが。
    二度の出陣も成果を上げられず撤退せねばならなかった無念さ・川中島第二戦で起きた軍中での軍規の乱れにより苛立ち磨耗した前回に引き続き、今回はさらに重臣同士の諍いにも巻き込まれて疲弊し切った表情を見せて、「弱りきった景虎」を見事に演じてみせてくれたことがその一つです。
    清胤の前で見せたすがるような表情、突然表れた勘助への逆上、勘助と共に静かに曼荼羅図に見入る静謐な眼差し(この時、清胤和尚に『片方(景虎)は自分を高く見、片方(勘助)は低く見すぎておる。まるで天と地じゃ』と言われて軽く頭を下げる勘助と、胸を張ったままの景虎の図がまた良かった)、越後へ戻り再び武田と対峙する決意に輝く双眸。
    収録時期が違ったのか、会議シーン&清胤に出家を願い出るシーンでまた初期のような固い話し方・演技に戻っていたのが玉に瑕ですが、それでもこれだけ魅せてくれれば補って余りあるでしょう。
    収録時期がバラついているために演技のムラがあっても、「景虎」自身の芯がブレずにいるのは恐らく、物語の最初から最後まできちんと演技プランを立てて臨んでいるからこそなのではないでしょうか。これが二つ目の理由。
    今回最大の見せ場、勘助との対立シーンも良かったです。殺陣慣れしていないG@ckt氏(←検索避け)の、型にはまっていない剣技が思わぬ方向に功を奏し、いかにも「逆上して剣技もなにもなく、ただむちゃくちゃに剣を振り回している」という雰囲気を醸し出していました。
    しかもG@ckt氏ご自身がステラの対談で「『今の自分に触れるものは全部斬る!』という感じ」と言っている通り、相手を確実に倒すための「殺意」ではなく、龍の逆鱗に触れたかのような「殺気」を以って勘助に斬りかかっているのも見ていて伝わって来ましたし。
    対する勘助には保身のための迎撃あれど、最後まで殺意も殺気もなかったので、やはり景虎は勘助の裏主君だったのかという思いを一層強くしたのですがそれはまた別記事で。
    最後に……、殺陣シーンで感心というか、思わず「おおっ!」と唸ってしまった場面が一つ(というか二つ)ありました。
    それは、木の根元に倒れこんだ勘助に斬りかかろうとしているシーンと、最後の一瞬の間を置いた対峙(清胤に一喝される直前)のシーン。あれだけ前後が見えないほど逆上していたにも関わらず、Gackt景虎は隻眼の勘助の弱点である右側(眼帯で覆われている左目側)ではなく、左側(見える方の右目側)に刀を構えて斬りかかって行ってるんです。しかも最後のシーンでは、右側に構えていた刀をわざわざ左側に構えなおしてから斬りかかっている。
    どんなに平静を失っていても義を忘れず、卑怯な手は使わない。いかにも景虎らしいと思いました。これが三つ目の理由です。

    今回の笑いツボ:
    景虎に見つかったとたん「いやードーモドーモ」な挨拶をしたサラリーマン勘助。


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    いよいよ明日



    あまりに楽しみすぎて心臓が痛い今日この頃。(←そこまで楽しみにするな)


    記事を書こうにも思考が上の空で、「お前は遠足前夜の小学生か!」と虚しい一人ツッコミを入れる毎日です。


    しかしやはり楽しみは楽しみ。DVD&DVD-BOXも発売決定だし、NHKから景虎写真集も出るし、ますます武者震いがするのお!


    ……てか、今見たら景虎写真集予約締め切ってるじゃん。NHKのオンラインショップに並んだら買おうと思ってたのに、まさかこのまま「販売終了」とか? っ、どうしてくれるNHK!!(笑)





    NHK大河ドラマ 風林火山 完全版 第壱集





    ちなみに「春日山城へ行って、ついでに日本海を見よう!」ツアーはかなり絶望的です。


    観光シーズン外れてるし、特に大きなイベントもないはずなのに、直江津付近のホテル全滅。


    残ってるのはビジネスホテルのみ。どうやら、風林効果で春日山城が観光客で賑わってるためらしいです。……


    初・上越でいきなりビジネスホテルかよ! 観光じゃなくて出張かよ! と、かなり挫け気味orz


    まあ、正確に言えば「旅行会社で抑えてる分のホテルがない」わけなんで、単に自分で適当にホテル選んで取りゃいいだけの話なんですが。


    しかし、旅行会社を介さず自分or友人で取ったホテルはかなり高確率でアレが出てたもんだから、ちょっとその。


    もちろん、旅先にはいつも清め用のお塩持って行ってはいるのですけれども、今回は一人だから避けられるリスクならばなるべく回避したいものです。




    さて。


    ジョバイロとの出会いが幾重にも重なった奇跡的な偶然だったように、風林火山にハマったのも偶然の産物でした。


    春頃はチラ見してたけど、夏頃にはほとんど見なくなっていたこの番組。唯一きちんと見たのが、板垣の死→御屋形様号泣、のシーンでしたか。とにかくたまにチラ見するだけだったので、本当なら川中島すらも見ずに終ったはずでした。


    そんな、広い道路はさんだ向こう側の歩道を歩いていた通行人Aの自分をこちら側に引寄せ、のみならず一気にハマらせたのが、他ならぬGackt景虎だったわけでして。


    このハマり方、面白い事に紅白ジョバと全く同じだったりします。あれもファーストインパクトで一気にハマったクチなので。




    ちなみに大河のほうは、過程としては確か


    ・G@cktというミュージシャンが大河ドラマに出るという話をどこかで聞いた



    ・どんなんだか試しに見てみよう、という事に



    ・いつもなら「試し見」はリアルタイムで一回見て納得して終わりなのに、何故か今回に限ってDVDに録画する気になった



    ・『裏切りの城』ラストで出たGackt景虎の、凄まじいまでのオーラに圧倒される



    ・その後、録画を何度も見直して深くハマる


    というパターンだった記憶があります。




    どうも自分はヴォーカリスト/演者の気迫とか、オーラに弱いようでして。歌にしろ、演技にしろ、気合入れて真剣にやっている人というのはやはり、気配が非常に濃厚で美味なんですよね。


    逆に、いい加減かつナメ切った態度で歌ったり演技されたりするとどうにも口に合わないorz




    偏食イモムシが「偏食」たる所以。




    とまあハマったきっかけはこういう感じなんですが、今でもハマり続けているのはこれが久々の笑いあり・涙あり・殺陣あり・ユーモアありの「かつてのような柔軟さを持った正統派大河」だということと、展開が非常にゲームチックで、元・ゲーマーの自分の趣向とピッタリ合ったということも大きいです。


    明日の「軍師と軍神」も然り。予告見ただけでも起伏が大きそうなストーリー展開の上、殺陣はあるし、RPGゲームで稀にある嬉しいサプライズ「ラスボスが(一時的に)仲間に!」はあるし、ファンサービスの回でありながら勘助・景虎それぞれの成長のための試練の回でもある。


    ただのお遊び回に見せかけて実はそうではない、しかし必要な回なのに遊び心満載かつオリジナル要素てんこ盛り。


    この豪華な船盛りのような、広いテーブルいっぱいに並べられた満漢全席のような贅沢さがたまりません。くはー、早く食卓につきたい。


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    ステラの「こぼれ話」更新



    インタヴュー記事の補完。


    http://www.nhk-sc.or.jp/stera/f_kazan43.html


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    どこに入れたらいいんだこの記事



    昨日・一昨日・一昨昨日、どの記事にも入れられないのでここへ。




    山本勘助と由布姫(の人形)が、交通安全啓蒙ドールとして設置されました。


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    『NHKの大河ドラマ「風林火山」の主人公、山本勘助と、ヒロインの由布姫がスペースシャトルに乗って、宇宙から飲酒運転撲滅などを訴えている』


    http://www.saitama-np.co.jp/news09/21/01x.html


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    ……すぺぇすしゃとる……


    戦国武将がすぺぇすしゃとる……


    しかも宇宙から……


    すぺぇすしゃとるでうちゅうから…………




    一体どこをどうすればそんな発想が。


    むしろ欲しいぞその想像力。


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    ステラその他&今日のスタジオパーク



    ステラ予約購入しました。確実に入手するにはコレが一番。


    しかしコレクター的には前号、10月19日号も買いかも。サイズこそ小さい(4×3cm)ながら、文字被り&左右カットのないアングル違いver.が次号予告として載っているので。今号の本チャンver.と違い、前号のはキリリと男らしい精悍な勘助&儚げで女性的な景虎が拝めまする。


    yahoo!ギャラリーも必見。




    というわけで、G@cktファンの同僚のためにTVガイド誌比較。


    音源集めがまず大変だった(しかもAAA版は今だ未入手)ジョバに比べたら、雑誌網羅なんて容易い容易い。


    ていうか……、AAAで演奏したこた確実だけど、「放映された」んだろうかジョバ。もしも某フェスみたいに全然別の曲一曲だけ放映されて、ジョバの部分はまるごとカットだったら、自分はこの一年半まるで無駄な努力をしてたことになるんだがorz




  • TV LIFE
  • 半ページ。あらすじ&対決シーンの写真(3×4cm)1枚。別ページにミニコラム(クランクアップ風景&4人の集合写真2.5×3.5cm)あり


  • TV station
  • 半ページ。あらすじ&説教シーンの写真(5×7cm)1枚&ミニコラム(直江)


  • TVガイド
  • 1ページ。あらすじ&説教シーンの写真(8×12cm、TVstationの前or後のシーンのもの)&ミニコラム(清胤役:佐藤慶)


  • NHKウィークリー ステラ
  • 5ページ。あらすじ&写真たくさん&内野×G@ckt対談。普通に買い。


  • ザテレビジョン
  • 半ページ。あらすじ&説教シーンの写真(3.5×5.5cm、TVstationとは別アングルのもの)食事シーンの写真(3.5×5.5cm、TVstationとは別アングルのもの)対決シーンの写真(2×2.5cm)合成ツーショット(6.5×9cm)の計4枚


  • TVぴあ
  • 1/8ページ。あらすじ&対決シーンの写真(4×6cm)。ミニコラム(クランクアップ風景&4人の集合写真2×3cm)あり




    買うならステラ1冊で大丈夫かと。あ、でもステラの対談読んだ後でザテレビジョンの写真見ると笑えるかも。ステラ読んでから記事上げたのかと思うほど。


    そして個人的には、インタヴューページの最後に載ってた「宇佐美&勘助に軍師サンドイッチされた景虎」の写真がツボ。よくあるような口先だけじゃなく、マジに仲良さそうですね風林役者陣。善哉善哉。




    ----------------------------------




    千住明氏をゲストに迎えた今日のスタジオパークは、風林火山ファンには嬉しい盛りだくさんの内容でした。


    まずはストリングスとピアノ(ピアノ:千住明、チェロ:西山健一、コントラバス:西山真二、フルート:若松純子、バイオリン:杉田せつ子・江島有希子、ビオラ:猪谷さくら)でテーマ曲のピアノ協奏曲風アレンジ生演奏、名づけて『風林火山-メイン・テーマ- スタパSPVer.』。ドラマ中の回想シーンを交えながら流れていく曲はゆったりと少し物悲しい感じ。ピアノに多少ミスタッチがあったのが気になりましたが、ほぼぶっつけ本番な上、千住氏曰く難しい曲だそうですので、止むを得ないことなのでしょう。


    ステージ壁面には新ヴァージョンのポスター「決戦!川中島」が張り巡らされ、薄ポスターとほぼ同じ構図で撮られた勘助・信玄・景虎が演奏を見守っていました。


    千住さんの真後ろにもポスターが貼られていたため、彼がアップになるたび厳しい顔つきの信玄と、けだるげな表情の景虎が一緒に映っていました。




    場所を移してトークコーナーへ。千住氏の今までの作品がいくつか挙げられていたんですが、「機動戦士Vガンダム」「家なき子」「黄泉がえり」のほかに「沈黙の艦隊」があったのがビックリ。大河で初めて触れた作曲家だと思ってたのに、知らない間に千住氏の音楽を聞いていたんですね。


    そして風林火山。今回千住氏は、風林火山で使われている曲(テーマ曲100・アレンジ違い400弱)を全て作曲なさったそうです。


    詳細は文末に。


    番組中では例として「景虎E 進軍」を流し、何故景虎の曲が邦楽器で構成されているのかの説明がありました。


    千住氏曰く、景虎を演じているGackt氏はミュージシャンだから、画面に映ると彼自身が既に音楽を持っている。だからそのイメージと自分の曲がケンカしないように、彼の持つイメージとは違う部分からアプローチしていって、彼のいいところを引き出そうとした。


    そこで彼のイメージとケンカしない、彼のいままでの音楽人生で関わる部分が少ないだろう邦楽器を使った。これなら役作りが簡単に出来ると思ったし、それに景虎には研ぎ澄まされた空気を求めていたので。―――




    ただ単にキャラクターからテーマ曲をイメージして作るだけでなく、それを演じる人のことまでをも考慮に入れて曲を考え、編成に配慮する。プロ意識を感じました。




    そんな千住氏ですが、風林火山の題字を書いている柿沼康二氏とともに49話に武将・小幡役で出演予定だそうです。武田に寝返った大熊に酒をすすめられる武将がそうですので、楽しみに探してみようと思います。ヒゲがついているからちょっと難しいかもですが。


    ちなみに内野氏、「ヒゲがない方が若く見られるかな」と思った千住氏に「(千住さんは)武田の顔をしているから、ヒゲをつけないと」と言ったそうで(笑)武田の顔って、それはつまり(笑)




    お次はテーマ曲について。


    テーマ曲は最初、6曲ほど作られたそうです。そこから2曲へ絞り、さらに御母堂の意見を入れて1曲に絞ったのだとか。


    今回は特別に、最後まで残った2曲のテーマ曲のうち、幻になってしまった「A 幻のメイン・テーマ」と、現在のテーマ曲のもとになった「B メイン・テーマの原型」のデモテープが流れました。


    まずは幻のテーマ曲Aのデモテープから。現在の風林火山のテーマ曲とは似ても似つかない雄大で優しい曲で、風林火山よりも「春の波濤」とか、「利家とまつ」のテーマ曲のような感じでした。


    お次はテーマ曲の原型Bのデモテープ。^ドシ^ド^レ^ドシ^ドミ^ミ ^ドシ^ド^レ^ドシ^ドレ^レという感じで、今よりちょっとおっとりした感じでした。


    そしてお次が現行のテーマ曲B´(馬が走ってるヴァージョン)。こちらはミ^レ^ド シ^ド^レ^ドシミミ ミ^レ^ド シ^ド^レ^ドシレ^レで、馬が並足程度の原型曲に比べ、こちらは確ちなみに原型B・現行B´ともメロディが若干違っているだけで、バックトラックは全く同じなのだそうです。(※「^」はオクターブ上の印)


    メインテーマ完成版、バックトラックは同じでメインだけ変更




    スタッフから「1曲だけ選んでロケ地に持ってきてほしい、それを聞いてみんなで心をひとつにするから」と乞われた千住氏はこのデモテープを車に積み込み、山梨のロケ地へ持っていって、ラジカセを持ってスタッフやキャストの方々を巡って曲を聞いてもらったそうです。


    風林火山を「スタッフ・キャストともみんな同じ方向を向いている稀有な番組」と評した千住氏。その団結力の固さは、こういうところにも起因しているのかもしれません。




    つづいてはスタッフ・キャストからのメッセージ。


    内野氏からは「戦国に生きる人間の悲しさを乗り越えた勢いがあった」との映像メッセージが。


    柴本氏からもメッセージが入り、最後に脚本家の大森氏からも「千住明と共に一つの作品を創り上げることが出来たその幸せを想い、この出会いに感謝したいと思っています」というメッセージが入りました。


    特に大森氏のメッセージはさすがの文章の練りようで、千住さんも感激したもようでした。




    で、最後に視聴者からのメッセージが読み上げられたのですが……、


    『4歳になる兄の娘が「コッペパーン ジャム塗ったらジャムパーン」と替え歌を作って歌っている』


    ……友人に教えてもらったあの替え歌、予想外に世間に広まっているようです。


    ♪コッペパーン ジャム塗ったらあーんぱーん♪


    ♪コッペパーン ジャム塗ったらあーんぱーん♪


    ♪コッペパーン 味噌塗ったらあーんぱーん♪


    ♪コッペパーン 塩塗ったらこーっぺぱーん♪













    武田&勘助A 勇ましい


    武田&勘助B 壮大


    武田&勘助C 哀愁1


    武田&勘助D 哀愁2


    武田&勘助E 薄い1


    武田&勘助F 薄い2


    武田&勘助G 予告


    儀式A 威厳、信虎、悲愴


    儀式B 門


    儀式C 静か


    誕生と死(人間)A


    誕生と死(人間)B


    誕生と死(人間)C 運命


    合戦A 戦い速い


    合戦B 戦いゆっくり、戦場


    合戦C 勝利


    合戦D 敗退、重い


    作戦A たくらみ


    作戦B たくらみ


    作戦C ひらめき、明るい


    作戦D ひらめき、明るい


    作戦E 策略


    作戦F 策略


    作戦G 陰謀


    サスA 緊張


    サスB


    サスC ショック+緊張


    サスD


    行動緊迫 やや軽め


    謎A


    謎B 人の気持ちの謎


    武田&勘助H 愛


    男・愛


    男・悲しみA


    男・悲しみB


    男・嫉妬情A


    男・嫉妬情B


    女・愛


    女・悲しみA


    女・悲しみB


    女・嫉妬憎A


    女・嫉妬憎B


    摩利支天


    山々の風 速い明るい


    村の生活A


    村の生活B



    紀行#1 featuring チェン・ミン


    村の生活


    こぜりあい#1


    摩利支天タッチ


    タッチ的サスペンス


    こぜりあい#2


    痛快な作戦


    緊張・心理策


    作戦A、B


    合戦前の緊張


    合戦準備A、B(リズム系)


    小合戦、対一の戦い


    華やかな儀式


    忍び寄る緊張


    緊張感、事件説明


    ショックな緊張・事件


    説明、解説のTM


    怨念


    不気味な雰囲気


    回想・フラッシュ


    由布姫A美、B強、


    上杉謙信 A狂気、B美徳、


    紀行#2 featuring 沖仁


    由布姫C 暖かみ


    由布姫D ショック


    由布姫E 悩む


    由布姫F 怒り


    景虎C 男らしさ


    景虎D 神秘的な存在


    景虎E 進軍


    景虎F 合戦


    景虎G 夢


    景虎H 思案・作戦


    景虎I 緊張


    景虎J 敗退


    紀行#3 featuring 上妻宏光


    上杉軍 緊張


    上杉軍 出陣


    上杉軍 戦い


    今川家 死


    高野/無情/思案/静寂A


    高野/無情/思案/静寂B


    リツの恋A


    リツの恋B


    伊勢の想い


    紀行#4 featuring 千住真理子




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    目覚めた軍神と片翼の天使

    風林火山も終盤に近づいたところで、武田晴信=信玄の最大の敵役として登場した長尾景虎。
    しかし、不遇の時代を乗り越え、自らの力に溺れていた頃を乗り越え、側近たちの死を乗り越えて「人」として完成した信玄と対等になるには、景虎はまだ未熟でした。
    人の世の裏も表も笑いも涙も知り尽くし、だからこその魅力に溢れた信玄と相対するには、景虎はあまりにも若すぎたのです。
    くるくると変わる狩衣の色のように、どの色にも染まらず、どの色にも落ち着けなかった軍神の雛。自分の信念を絶対と信じ、いついかなる時でもそれを押し通そうとする青さが、同時に景虎の弱さでもありました。


    けれど、彼は徐々に変わっていきました。庇護してくれていた姉との別れ、宇佐美の教え、勘助との対峙、川中島での撤退、そして再びの勘助との邂逅によって。
    雛は卵の殻を振り払い、立派な若鳥になりました。狩衣の色が黒に落ち着いたのも、ちょうどこの頃だったと思います。
    しかし、それでもまだ信玄と戦うには足りません。何しろ相手は、人として完成しているのですから。
    神の使いはいまだ成長途上で、その象徴たる白い羽は表に出ることなく、黒い殻(マント)の下にしまわれたままになっていたのです。
    未完成な景虎はそれ故に信玄に敵わず、川中島で二たび・三度の撤退を余儀なくされることとなりました。


    そして、あの「事件」が起こります。
    神の使いゆえにつねに高い位置から人を見、そのために清胤和尚から「自分を高く見すぎている」と言われながらもなお正されることのなかったその驕りを、真正面から突きつけられ完膚なきまでに叩き伏せられたあの事件が。



    景虎に与えられた数々の試練。
    それは、決して楽に越えられるものではありませんでした。
    何しろ彼は「人」ではなく、人をも超えた「軍神」として完成しなければならなかったのですから。
    もともと神に近い場所にいたにせよ。


    しかし彼は、Gackt景虎は、見事にそれに応えてくれました。
    彼が涙や怒りを越え、穏やかな笑みを見せたとき、視聴者は彼が試練を乗り越え、また一つ大きく成長していったことを知ることが出来ました。
    そして、そんな彼に最後に与えられる最大の試練。それをどう乗り越え、その時彼がどんな表情を見せてくれるか。
    まだ放映されていない今は分かりません。
    しかしGackt景虎はきっと、最後の成長の証として、またあの綺麗な微笑を見せてくれると信じています。
    それは「怒れる戦神」が「慈悲深き守護神」として目覚めた瞬間でもあり、殻に閉じ込められていた白い羽が大空にはためく瞬間でもあるのでしょう。
    守護神として覚醒した彼が告げるその覚悟。それは遠く今の越後にも繋がり、そしてさらには、謙信公祭夜の部でのあの台詞にも繋がっているのだと思います。
    あの瞬間、Gackt景虎は大河という枠を飛び越え、まさに守護神としてかの地に降り立ったのだと感じました。


    話を少し戻します。
    景虎=政虎が川中島第四戦でのみ着用するあの青い鎧、その右肩にはためく白い布。
    Gackt氏はそれを「白頭巾の代わり」と言っていましたが、自分にはそれは白頭巾の代わり以上に、目覚めた神の使いの背に翻る白い羽に見えました。
    最後の試練をも乗り越え、遂に軍神として目覚めた、しかしまだ完全に覚醒してはいない―――「謙信公」になってはいない政虎の背に翻る白い羽。
    完全ではないからこそ、その鎧の右肩にしか白頭巾がない、つまり政虎は「片翼の天使」となっているのでしょう。

    しかし『決戦前夜』の演出がダメダメだったら、ここで書いたこと全て帳消しに……orz
    今はただ、東山氏が来ることを祈るばかり。非常にデリケートなエピソードだけに、彼以外の誰がやってもダメでしょう、この分だと。
    しかし……、せっかく美麗な謙信公なのに、「謙信公見たさに戦場に出てきた敵将がいた」「謙信公に見とれて討ち取られた敵兵士がいた」などのエピソードやんないんでしょうかね。Gackt景虎でなら、一番説得力あるのに。勿体無い。

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    第41回「姫の死」



    風林火山も残りあと10回を切りました。


    本編は勿論、予告すらまだ未来のことで、ワクワクドキドキと待つことが出来るこの幸福な時間も残りわずか2ヶ月。


    今から2ヵ月後―――12月16日21:00を以って全ては過去のことになり、以降はずっと思い出話として語ることしか出来なくなるのでしょう。


    かつての花神や黄金の日日のように。




    リアルタイムで未来を待つことが出来る、最終回までのこのわずかな期間。待てる幸運を精一杯楽しみながら過ごしていこうと思っています。




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    そして今回の「姫の死」ですが。


    今回でやっと納得がいきました。


    つまり、風林火山の由布姫とは「姫」ではなく「女戦士」だったんですね。


    本来なら一角の武将として刀を振りかざし、戦場を縦横無尽に駆け回るところを、その生まれ故に武具を取り上げられ、「姫」として生きることを強いられている存在。


    その歪みが、あの複雑な性格を形成していたのだ、と。


    晴信の側室となり、子をもうけたその後までも「孤高の戦士」であった彼女は母としても、女としても、妻としても生きられなかった。


    そしてだからこそ、武田軍の孤高の軍師・勘助と、ごく深い部分で共鳴し、繋がりあうことが出来た。


    最後の最後でやっと分かりました。


    でもこの役、やはり新人女優さんに振るべきではなかったと思います。相当の実力を持つベテラン女優でないと演じきれないのではないでしょうか、この役は。




    というか、今回大事なエピソードを詰め込みすぎ。


    由布姫の死、雪斎の死、第二回川中島戦の開戦と終結……


    一話中に三つもの大きなイベントが起きているし。


    おかげで、一つ一つのエピソードの印象が薄くなってしまいました。


    特に雪斎関連。勘助が「今川方に長尾との仲裁を頼みましょう」と言った次の瞬間に長尾陣内に現れて和議交渉→景虎が承知した次の瞬間に武田陣内で慰労→次の瞬間に寺へ戻って倒れる……って、いくらなんでも早すぎ。話を端折りすぎ。


    伊武雪斎最後の出番、最期の見せ場だったのに、駆け足過ぎてあっという間に終ってしまった感じでした。


    川中島第二戦自体もほとんどナレーションだけで飛ばされてしまったし、そもそも今回はヒロイン・由布姫の死の場面をじっくり描くだろうことは分かっていたのだから、2話に分けて放送して欲しかった。川中島&雪斎の死、由布姫の死&勘助暴走、という感じで。




    というわけで、今回のMVPは無しで。


    あえて挙げるなら、駆け足ながらもいいシーンもそこここにあった今回の話を、まとめて彼方へブッ飛ばしてしまった「次回予告」に。


    テレビ誌などで予めあらすじ読んで予習していたにも関わらず、想像以上の超展開っぷりに倒れそうになりました(笑) いやあ、映像入ると全然違いますねえ。


    だがしかし、この自由奔放な「何でもアリ」こそがかつての時代劇、古(いにしえ)の大河そのもの。史実は史実、原作は原作として尊重しながらも、その間隙に独自解釈をてんこ盛りにするのが。


    そう、かつて「黄金の日日」で、石川五右衛門(の仲間達)が爆弾抱えて秀吉の寝屋へ特攻かけた時のように。豪奢なふすまをスパーン! スパーン! と一つずつ開け放ち突破していくあのシーン、痺れました。


    いいぞNHKもっとやれ。




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    DSでのぶやぼシリーズ出ないかなと思って久々にGAMECITY見に行ったら、烈風伝PKベースのものなら出てた。


    武将風雲録ベースなら即買いだったんだけど、烈風伝ベースなら見送りかな。


    そして革新PKのイベントイメージイラストで「川中島の戦い」見て、謙信のイラストに多大な違和感を覚える自分がいたり。


    この記事でも宣言した通り、自分の中ではもう完全に「謙信公=Gackt景虎」のイメージで固定化されたもよう。


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    もう次号が載ってた



    そういや、「軍師と軍神」の演出を担当する田中氏は夜闇のシーンの見せ方が美しいのだとか。


    サイトに載ってる写真見る限りでは、たしかにかなり期待出来そう。 かも。


    http://www.nhk-sc.or.jp/stera/


    今日、二週間分の番組表が載ってるテレビ誌を数誌立ち読みしてきたんだけど、その中の一誌、TV stationがこの回の最初から最後までモロバレしてて笑った。普通は途中で「~な勘助だったが……。」てな感じを含ませて切るのに。


    どんぐらい最後まで載ってたかというと、文末から風林紀行のテーマ曲が聞こえてくるくらい。


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    土スタ見逃した人も、見逃さなかった人も。



    NHKで公開されているクランクアップムービーをどうぞ。土スタで放映されたものより長いです。


    もちろん出演者コメントも長い。


    http://www.nhk.or.jp/pr-movie/


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    風林火山紀行の曲、CD化。



    ついに来ましたね。願わくばテレビサイズではなく、全曲フルヴァージョンで入っていて欲しいものですが。





    風林火山~完結編~





    収録されているのは


    異郷情:二胡ヴァージョン


    巡礼紀:ギターヴァージョン


    月冴ゆ夜:三味線ヴァージョン


    (タイトル未定):ヴァイオリンヴァージョン


    上杉謙信のテーマ


    由衣姫のテーマ


    の、全6曲だそうです。







    上杉謙信のテーマ来たーーーっ!!!!!




    さてと、予約してくるかな。


    曲というより、ほとんどSEだけど。しかも1分少々しかなさそうな。






    しかし正直。


    「長尾景虎」でインプリンティングされてしまっているので、上杉謙信と言われても「……出てたっけ??」となってしまうのが。てか実際、風林火山には上杉謙信は出て無いし。なんでこのタイトルなんだNHK。


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    第40回「三国同盟」

    今になって、昔の大河ドラマのテーマ曲の良さに改めて気づき直しています。
    特に「花神」と、そして……「風と雲と虹と」。
    「花神」の方は湯豆腐食べてるシーンくらいしか覚えていない(主人公・村田蔵六は湯豆腐が大好きという設定)のに、その前年の「風と雲と虹と」の方は今でもイメージとして頭の中にはっきりと残っていて、テーマ曲を聞いただけで加藤剛氏が演じた新しい世を夢見つつも志半ばで散っていった悲劇の英雄の姿が思い出されて、胸にこみ上げるものがあります。
    オンエアされたのは年端もいかない子どもの頃ながら、良い作品というのはやはり心の奥深くに刻み付けられ残るものなのでしょう。

    今年の大河・風林火山が果たして良作だったかどうか。
    その答えは、今この番組を見ている子供たちが大人になってから出してくれるでしょう。

    ―――

    そして今週の風林火山ですが……、
    注目はやはり今川組! 特に 畠山桃内 伊武雪斎がヨスギでした。
    ああもうこのキャストで今川家主人公で大河一本作ってくれないかなNHK。毎週正座して見るぞ!

    そしてGackt景虎はやはり今大河の花だと確信。


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    もしかしたら相当困難なことをやってのけようとしたのかもしれないGackt景虎

    風林火山を担当しているプロデューサー氏の言によれば、川中島とは天の川であり、信玄と謙信は牽牛織女なのだとか。そういえばG@ckt氏も、それも意識しているようなことを言っていた記憶が。……
    というわけで今回は、番組中にさり気なく散りばめられている「上杉謙信女性説」の暗喩を拾い集めてみようと思います。

    Gackt景虎といえば、番組の最初から(恐らくは最後まで)後ろで軽く結んだ長髪と狩衣がトレードマークです。
    上洛の時以外は結い上げず、戦場へ出ても兜を被らず風にたなびかせたままのあの長い髪は「姫」の暗示でしょう。
    華やかな色の衣装が多いのは史実に基づいたもの(謙信は赤系の衣装を好んだのだとか)でしょうが、それが狩衣なのは男装の麗人であることの暗示。狩衣なら普通の着物と違って前にかなりの余裕があるため、胸を隠すことが出来るからです。
    上に兄が三人いたのに、幼い頃の遊び相手、しかも菖蒲切りという剣術ごっこの相手が三人の兄の誰かでなく、姉の桃姫だったというのも考慮に入れていいかもしれません。
    そしてただの姫ではなく「男」となり戦場を駆け巡る女性を表すのなら、演じる役者さんは女性ではなく、かといって女性的な容貌の男性でもなく、中性的な美貌を持つ人が最適です。
    乗馬が出来、琵琶を弾きこなせるだけでなく、そういう意味でもG@ckt氏(←検索避け)はまさに「ハマリ役」だったのでしょう。

    今までは特に気にしていなかった女性説が急に気になりだしたのは、G@ckt氏も女性説を前提に、とまではいかなくても考慮に入れて演技してるのでは?と気付いてからです。
    それは他でもない川中島第一回戦、武田軍に夜討ちを仕掛けられ、宇佐美に撤退を促されたあのシーン。悔しさに震えながらも唇を噛んで黙って屈辱に耐えるその表情が、すごく女性的だったんですよね。男性ならよほど忍耐強いという設定でもない限りそもそもこういう表情をしないか、したとしても怒りと悔しさとで歯をむき出すのが一般的なので。
    そう思って見てみれば、あの作りこんだ声も納得です。大河に合わせ時代劇調にしているだけでなく、「女性が男性として威厳を出すために」わざと声を低くし、凄みを利かせてしゃべっているのだとすれば。

    上杉謙信という難役を演じているG@ckt氏が、もしも女性説をも取り込んで演技しているのだとしたら。
    「苛酷な戦国時代を『男』として戦い、生き抜いた女性」を男性が演じるという、非常に困難な命題にも取り組んでいたのかもしれません。


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    第39回「川中島!龍虎激突」

    いやー今回は面白かった! 話中のすべてのエピソードが川中島戦に集約していたため、最近つとに感じていた散漫さが皆無。
    川中島第一回戦、それのみに集中して見ることが出来ました。
    合戦シーンは大したことなかったけど(てか、スカスカな戦闘を映すぐらいなら、イメージ映像かなんかで誤魔化した方が良かったんじゃ……)、勘助vs.宇佐美の軍師頭脳戦がアツかった。終始余裕の微笑を浮かべたまま押しまくる老練な宇佐美と、策を読まれ後手後手に回らされ眉間に皺を寄せて考え込む勘助とが。
    軍議のシーンは将棋のようだったし、軍師二人が距離を挟んで黒白のコマを動かしあう場面は碁のようだったし、ロケしなくても「戦場」の雰囲気は充分に出せるんだなと感心しました。
    さすがは東山さん、見せ方が巧みです。景虎の射撃シーン・宇佐美説得シーン・そしてラストの宇佐美の笑みと見どころ盛りだくさんだった「越後潜入」も、この方の演出だったんですよね。この方が演出を担当された回は、どのシーンも大変見応えがあってたまらんです。出来れば「軍師と軍神」も東山さんに担当して欲しかったorz

    それから今回は信繁が良かった! 内心に決意を秘めて塩田城を後にする諸角を怪訝な表情で見送るシーン、言わないと誓った「兄」という呼びかけを諸角のために叫んだシーン、自分の方こそが痛みを感じながら諸角を殴り飛ばしたシーン。どれを取っても信繁の諸角への深い信頼と愛情とが感じられてこう、胸にグッと来ました。
    あと、馬場さんも良かったですねー! 自分の失言によって諸角が暴走してしまったことを悟ったその瞬間、一瞬の悔いを見せつつもそれにくよくよと溺れず、瞬時に武将らしい、大将らしい判断を下して出陣の準備をさせるところが熱く、かっこよかったです。この方は、こういう無骨な熱血漢という役回りが似合いますね。先週の「村上の首は、我等が討ち取るのじゃあーっ!」も、実にキマってました。
    そして、幕間に息抜きとして挟み込まれた伝兵衛のコントシーンも絶妙でした。「わしとそっくりじゃ」のシーンに、よりにもよって景虎の一番美麗なカットを持ってくるとは(笑)

    逆に晴信が諸角に沙汰を下すシーンは、「ああ、ここは本来感動するところなんだろうなあ」と思いつつ、全く心動かされませんでした。描かれた台詞は良かったんですけれども。
    お二人とも演技が大げさすぎて、いかにもお芝居っぽいというか、作り物めいていたというか、脚本家が「ここで泣け!感動しろ!」と言っているのが見えてシラけてしまったといいますか。
    「ひょっとして、勘助に窮余の策を搾り出させるため、二人で示し合わせてひと芝居打ったんでは?」とまで思ってしまいましたし。
    諸角役の加藤さん、普段はその大仰なところが味になっているんですけれども、こういう見せ場のシーンだとそれがどうにも裏目に出てしまうような。
    あと、やはり市川晴信が……。どう見ても地方豪族の大将レベルのオーラというか威厳しか出ていないので、武田陣営が小さく見えてしまうがどうも。
    甘利や板垣こそいなくなってしまったけれど、勘助はもちろん飯富も諸角も駒井もいるし、本来なら武田陣営はもっと堂々たる風情に見えてもいい筈なんですけれども、いかんせん大将のオーラが「地方豪族の頭」なのが厳しい。
    土スタなどのコメントを見ても、歌舞伎400年のプライドに鼻高々になってテレビドラマを見下しているような節がうかがえるので、もしかしたらそのためなのかもしれません。
    大河とはいえ、たかがテレビドラマ如き真剣にやる必要もないだろう、と。
    舞台の上ではいい役者さんなんですけれども、歴史と伝統ある格式高い世界から来たんだという誇りが邪魔してしまったのかもしれません。今回は。

    というわけで今回のMVPは、「景虎&宇佐美主従」に。
    ていうか何があったんですかG@ckt氏。補足でも書いたようにあの強固な壁が見事に消え去ってすっかり役に入り込んでいたので、所作もセリフ回しも今までとは段違いでした。
    冒頭の春日山城壁書宣告シーンも良かったし、前述した通りセリフ回しも滑らかだったし(抑揚の付け方はいま一歩だけど、演技初心者にそこまで要求するのは酷というもの)、変な力みが抜けて自然体になっていたし、何かもう本当に飛躍的に良くなってましたね。それに声質も良かった。琵琶を少し下ろして「晴信はまだ動かぬか」と小さく呟いた声のあまりの美麗さ、思わず聞き惚れてしまいました。
    特にセリフなしの表情だけのシーンがもう図抜けて良かった。宇佐美に撤退を促され、小さく息を吐いて諦めをつけた表情、夜討ちを仕掛けられ今度こそ本当に撤退を余儀なくされて口惜しそうに、あるいは憤懣やるかたなく唇を噛み締めて俯く顔(かんばせ)。退却途上の悄然とした横顔、その直後、瞳に何ごとか強い意志を秘めて振り返ったところなど、どれも「景虎の」内面がその面(おもて)に如実に表れた素晴らしい演技でした。
    先週ラストの堂内で決意を漲らせた瞳を静かに開いたシーンといい、何かもうただ単に真剣にやってるという範疇を越えてますねこれは。
    やはりさすがは大河ドラマ。きちんと全力で役に取り組んでいる人には、それ相応の、あるいはそれ以上のものを返してくれるようです。
    ミュージシャンによって実力以上のものを返してくれるNHKホールといい、やはりNHKには民放にはない何かがあるのでしょう。
    あと、何と言っても宇佐美! 生涯を捧げ仕えると誓った大切な御屋形様の光を守るため、その分の闇までをも背負う覚悟を決めた忠臣。仏の微笑の裏に老獪な策略を押し隠した軍師。景虎に「もうこの辺で宜しかろう」と撤退を促すシーンは、息子を慈愛の瞳で見守る父親のようでもありました。というかこのシーンに限らず、出会いの当初から父親代わりという感じですね宇佐美。コメントなどを読むと、G@ckt氏は緒形氏に演技指導を受け、「この人(緒形氏)の笑顔を見るために頑張りたい」と思って演技しているようなので、そういう役者さん同士の師弟(とまではいかないけれど、まあ事実上)関係も影響しているのかもしれません。素人ながらも一生懸命役作りに取り組んでいるG@ckt氏と、それを暖かく見守り励ます緒形氏と。
    話は戻りますが、夜討ちを仕掛けられたシーン。直江の狼狽ぶりに比べ宇佐美は全く動じなかったですね。
    その直前景虎に撤退を促し、せっかく景虎もそれに頷きそうになったのに、諸角の暴走のためにおじゃんになった時の表情と合わせて考えると、もしかしたら宇佐美はこの夜討ちを待っていたのでは? と勘ぐってしまいました。勘助窮余の策だったといえ、宇佐美ほどの軍師が夜討ちはともかく、挟み撃ちを全く予期していなかったとも考え難いですし。
    景虎と直江に状況を解釈してみせるシーンもどことなく嬉しそうだったし、これ以上の深入りを恐れていた宇佐美にとっては奇襲ではなく、これこそが待ちに待っていた再度の撤退を促す最後の楔だったのかも、と。
    軍議を開いて諸将の意見を聞いている時ならともかく、一旦立ち上がって走り始めた景虎に「挟み撃ちがあるかもしれないから」と言っても、止まってくれそうにありませんし(笑)
    実際に武田が包囲網を仕掛け、それを狭めてこない限り。

    つねに冷静沈着、どんな事態にあっても瞬時に最適の判断を下す軍師・宇佐美。その宇佐美を狼狽させることが出来るのは唯一、景虎のみというのがまた美味しいところです。

    ついでに今回は特別に裏MVPを「長尾軍の鉄砲(小隊)」に。犀川渡河シーンで出たアレです。
    予告で既に「あああっ! あの鉄砲はもしや、勘助を解放させるため晴信が送った鉄砲!!」と小躍り(←踊るな)してしまったので。
    こういう細かな伏線もきちんと回収するところがいいですね、今回の大河。
    しかももっと長期的な視野で見ると、あの鉄砲入手&宇佐美に戦場での使用法を検討させるというのは、後に織田軍自慢の鉄砲隊を無力化させた手取川戦で生きてくるわけですし。

    さ、来週は大好きな今川三人衆が出てくるかな。楽しみ過ぎ。
    濃すぎ&個性強すぎ&真っ黒すぎで大好きです、今川組。
    どのくらい好きかというと、予告の「おのれ北条……」だけで、「よっしゃあぁ! 今週のMVP決定ーっ!!」とか言ってる自分がいるし(笑) 予告だけで決めるな(笑) ああでもあの言い回し最高だった「おのれ北条……」
    やっぱ風林今川家はいいなあ。

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    では今回の補足は「消え去った二つの欠点」を。

    「裏切りの城」以来G@ckt氏の演技を見続けてきたわけなんですが、その度にどうにも気になる欠点が二つありました。
    ひとつは、座っている時左肩が落ちていること(例:第32回「越後潜入」射撃パート冒頭の後ろ姿など)。
    そしてもうひとつが、この記事でも書いた通りの彼が「長尾景虎」に入り込むのを阻んでいる、頑強な闇色の壁の存在でした。

    一つ目の点は、姿勢が偏っているのか、それとも右目よりも左目の視力の方が極端に悪くて、無意識に右目側を正面上方に向けるクセがついてしまっているためなのかとも思いましたが(自分がそうなので)、せっかく秀麗な容貌を持っているのにこのために座る姿が綺麗に見えなくなってしまい、とても残念に思っていました。
    正面向きの時は顔の方に意識が行くからまだいいんですが、後姿はどうしても体勢勝負になってしまうものですから。
    でも最近は左肩が落ちず、後姿が綺麗になったので、安心してその所作の美しさを楽しめるようになりました。恐らくはどなたかに指摘されたか、あるいはご自分でVTRを見返して直したのか、そのいずれかなのではないでしょうか。

    そして二つ目。これはあくまで感覚の問題なので、数値や映像などで証拠が示せる類のものではないのですが……、
    彼の歌というか曲から感じ取った、聞く者の作品世界への侵入を阻む「壁」。それと同じものが、彼の初期の演技からも感じ取れました。
    真剣に演じている・役柄を理解しているのとはまた次元が違う、彼自身が「長尾景虎」にはまり込んでしまうのを拒んでいるというか、深入りを避けているというか、取り込まれてしまうのを恐れ一歩引こうとしているというか、そのような彼自身と「長尾景虎」との間に設けられた防波堤のような「壁」の存在を。

    憶測ばかりで申し訳ないのですが、彼は本来憑依型のアーティストだと思うのです。歌にしても、演技にしても。
    だからこそ、彼と「長尾景虎」が共鳴し一つに重なり合った時、どんな凄いものが生み出されてくるのだろう? と期待していたのですが、演者と役柄の間にこの「壁」がある=彼自身が「長尾景虎」へと踏み出すのを躊躇っているようなので、どうにももどかしく思っていました。
    もしかしたら、ご自身憑依型だと分かっているからこそ躊躇っていたのかもしれませんがそれはともかく。
    今回の「川中島・龍虎激突」冒頭、あるいはその直前の「村上討伐」ラストシーンで、あれ程強固に立ちはだかっていた「壁」が、完全にではないにしろ取り払われていたのにとても驚きました。取り崩すどころか穴を開けることすら不可能かと思われた強固なそれが、いきなりなくなっていたのですから。
    しかも「川中島・龍虎激突」の話が進むにつれ壁の残骸が消えうせ、ラストシーンではほぼ跡形もなく消え去っていた、というのが。
    一体何があったのか、ただの相模の民には知る由もありませんが……、
    二人が融合したために、風林火山での景虎が「G@ckt氏が演じる長尾景虎」から「G@ckt氏の姿を借りて降臨した長尾景虎」へと昇華したということ。これだけは間違いなく言えると思います。

    ただ、彼の本業は歌なので、そちらの壁がどうなったかは次の新曲が出てみないとわからないのですが。


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    今日は土スタ



    予告どおり、NHKフラッシュでちょびっとだけど風林火山クランクアップのもようが流れましたね。


    内野勘助氏、本当にお疲れ様でした。かつての実力派俳優のほとんどが引退し、あるいは鬼籍の人となってしまった今の時代に、この若さでこれほどの演技力を持つ人がまだ存在しているということを知ることが出来たのが一番嬉しかったです。


    その時々の「勘助」を演じることにのめり込むあまり、大局的に見た「勘助」が不安定に揺れ動いてしまったのだけが残念ですが、それは脚本の問題でもあるので仕方がないのでしょう。


    とまれ、見応えのある演技をありがとうございました。テレビの前の相模民は勘助の行く末を、その最後の最期まで堪能させて頂くことにします。




    市川晴信氏。……うーん、記事中でも度々書いてたんですが、今回のコメントで本当にガッカリしました。


    歌舞伎400年の歴史を誇りに思うのはいいんですが、それはコメントでなく、左團次さんのように演技で示して欲しかった。


    最後まで歌舞伎演技一辺倒で通すのでなく、テレビドラマ向けの演技をしつつ、そこにさり気なく歌舞伎独特の味を入れて欲しかった。


    そうすれば何を言わずとも、見ている者に自然と「やっぱり演技の味わいが違うなあ、歌舞伎の人ってすごいな」と思わせることも出来たと思うのですが。


    柴本由布姫はまだ「新人だから」と納得出来たところもあったんですが、……これは最後まで期待しない方が良さそうかもorz




    Gackt景虎氏。内野勘助氏へ「Gackt景虎として」かける慰労のコメントで、「道安。 ……いや、山本勘助」と言ってましたね。


    ハナから「山本勘助」と呼ぶのではなく、一番最初に「道安」と。


    これを聞いて、このドラマの主役は「山本勘助」だけれども、「『風林火山での』景虎」にとっては「山本勘助」ではなくまず「道安」なのだ、ということを思い起こすことが出来ました。


    「勘助」と景虎は戦場であいまみえたりみえなかったりしたのみですが、「道安」と景虎は、ほぼ一年間(1550年8月~1551年7月頃?)同じ春日山城内で過ごしたのですし。


    というわけで、あの「道安」は、本当にその役になり切っていないと―――「『風林火山の』長尾景虎」という役を理解し、かつ自分の血肉としていないと出てこない一言だったと思います。


    しかも職業俳優でない、ミュージシャンのG@ckt(←検索避け)氏がそれをやってのけた。


    この一言で、自分の中の「G@ckt氏の景虎、結構いいね」が、「結構良いね」ではなく「景虎=G@ckt氏」で固定化されました。


    今後どんなベテラン俳優が神がかった謙信像を見せてくれても、自分の中のイメージは覆らないことでしょう。


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    寝る前にこのネタだけ投下。



    さすがに連日3時間睡眠はきついので(笑)今日は早めに落ちます。




    風林火山が当初の予定より一話多く放送されるらしいです。


    ソースはニッカンスポーツ↓


    http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20070926-261842.html


    さて問題は「増えた一話」。


    その増えた一話とは一体? いくつか予測を立ててみました。




    1. 勘助亡きあとの晴信・景虎の行く末を、その死まで描く(確率20%)


    2. 好評につき、とは口実。終盤あまりにも話がギュウ詰めになったため、已む無く一話分回数を増やした(確率65%)


    3. 増えた一話というのが実は、10月21日放送のアレ(確率10%)


    4. 川中島第四回戦が前中後の3話になる(確率5%)


    5. 実は増えていない。ラスト一話は総 集 編(確率∞%)




    ネットに『G@ckt景虎の出番を増やして欲しいという声がNHKに殺到。それを受け、急遽台本が書き替えられた』という情報が落ちてたから、もしかしたら3番かな。大筋的には要らない、とまでは言わないけれど、「主役は武田方」という観点から考えれば、少なくともタイトル取るまでの重要な話では本来ない筈だし。


    いや待て待て、10月21日のアレはノベライズに載ってた筈=予定内の話だから、やはり2番かな。いくら最終決戦といえ、川中島を3回に分けてやったらそれこそグダグダになるし。1番は、ダイジェストだと1時間も間が持たないorちゃんと見せようとすると尺が短すぎでやっぱグダグダになるだろうし。




    と見せかけて実は5ばn(略




    ----------------------------------




    正解は4. 川中島第四回戦が前中後の3話になる でした。


    http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070927-OHT1T00057.htm


    この↓記事読むと「カット部分を少なくする」ということなので、2.もちょっと入ってるような。


    http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/09/27/02.html


    その他のネットニュースは↓で。数日で消えると思うので、早めにどうぞ。


    http://www.oricon.co.jp/news/movie/48344/


    http://www.daily.co.jp/gossip/2007/09/26/0000657819.shtml


    http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_09/g2007092715_all.html


    追加。↓


    http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20070927-261929.html


    あと、謙信公祭関連は多分ここが最強。カタカナでG@ckt(←検索避け)と検索すれば、記事がザクザク出てきます。↓


    http://www.j-times.jp/news.php


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    山の巻買って来ました



    火の巻と同じく、番組後追いでひとつずつ読んでいこうと思ってます。




    と思いつつ、どう処理されるのかどうしても気になるエピソードがひとつあったので、そこだけ先に読んでしまいました。


    以下ネタばれ注意↓











    気になるエピソード。それは関東攻略の際の成田長泰打擲事件でした。


    ノベライズではこのシーン、馬上のまま礼をした成田長泰に政虎(=景虎)が激昂。成田を馬から引きずり下ろし、鞭で血まみれになるまで打ちのめす、という風に書かれていました。


    ノベライズの方の政虎は短気で増上慢なところがあるのでこれもアリかなと思わなくもないのですが、ドラマの方は多少激しやすいところはあっても比較的冷静で穏やかな性格づけになっているので、ノベライズ通りにやったら「へ? なんでいきなり性格変わってるの?」てな感じでものすごい浮きそうなのが気になるところです。


    さてはてノベライズでのこのシーン。ドラマではどう処理されるんでしょうか。


    前述通り、そのままやったら「なんかいきなりキレてるよ……ナンジャコリャ」てな感じで、今まで積み上げてきた性格設定がいきなり破綻しそうなんですが。


    とはいえ。


    このシーン、まだまだ嘴の黄色い雛だった景虎が鳳(おおとり)へと成長するために必要なエピソードとして挿入されてるんですよね。だから削るわけにもいかないのでしょう。演出家のお手並み拝見、といったところです。


    というか、これ以上成長してどうするんだGackt景虎。今でさえオーラの無い市川晴信とバランスが取れてないのに、ノベライズ通りの最終形態(正直、この最終形態の見せ方こそがG@ckt氏の正念場だと思う。謙信公祭での姿を見たら大丈夫そうだけれども)になったら、こりゃもうバランス崩壊どころの騒ぎじゃないかと。明確なる主客逆転現象が起きてしまう。うーむ。




    参考までに。


    前述した通り、ノベライズとドラマでは景虎の性格が若干、というかかなり違います。


    例えば「龍虎激突」での虚空蔵山城で宇佐美から晴信の動向を聞くシーン。ドラマでは「晴信め……」と低く呟くだけでしたが、ノベライズでは「卑怯なり!」と激怒しています。


    砥石城攻めでの武田の敗戦を聞くシーンでも、ドラマでは「天罰じゃ」と言って立ち上がるのみでしたが、ノベライズでは高笑していましたし。


    そうそう、ノベライズとドラマで変わっているといえば、直江もそうですね。「勘助捕らわる」で宇佐美の重用を快く思わない直江が愚痴をこぼしながら廊下を歩くシーンがあるのですが、ドラマでは「誰の忠節で家督を継げたと思うておるのじゃ」というセリフが削られているんです。たった一言ですが、これがあるとないとでは直江の印象が大違いなんですよね。


    この一言がなかったために、ドラマでは「若君に振り回される爺」になっているという(笑)



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    その昔、美剣士といえば……



    以前の記事で『謙信役が従来のイメージどおりのいかにも武将らしい、男らしい人ではないので、離れた高齢者も多いのでは?』と書きました。


    しかしよくよく考えたら、頑固だけれど一旦受け入れたなら驚くほど柔軟なのも高齢者の特徴。その上、Gackt景虎は意外にもその昔の正統派美剣士の姿そのままなので、案外受け入れられているのかも? と思うようになりました。




    そう、かつては時代劇の美剣士といったら中性的で妖艶、身のこなし嫋(たお)やかで、しかもそこはかとなく男らしさも感じられる……というのがお約束でした。もちろん、アイラインなどのメイクもばっちり決めて。


    ここのブログで何度か取り上げている、田村正和演じる法月弦之丞もそんな「美剣士」の一人でした。妖しいまでに美しい容貌、上品な身のこなし、そして華麗な剣さばき。もちろんメイクもしてました。というか、アイシャドーなどはむしろGackt景虎より濃かったような。


    しかし実は主人公の弦之丞よりも、敵役のお十夜孫兵衛の方が描かれ方が魅力的だっt(略




    ともあれ。


    時代劇がゲームと同じ斜陽の道を辿る前までは、―――冒険的で意欲的な単発ものが視聴率対策のため敬遠され、安全牌のシリーズものばかり連発されるようになる前までは、時代劇はもっと自由で個性的で、それぞれが違う色を持って輝いていました。前述の美剣士が度々登場したのも、ちょうどその頃です。


    一つの型に嵌らない「何でもアリ」な時代劇を知っている人達が、ドラマというよりゲームチックな設定及び展開の風林火山を、あるいはG@ckt氏演じる美形武将を「有り」として受け入れられるのは、ある意味当然といえば当然なのかもしれません。




    むしろ風林火山に、なによりGackt景虎に拒否反応を示しているのは、型に嵌った時代劇しか知らない世代の人達のような感触を受けます。


    これは視聴率対策に走り、ドラマの幅をどんどん狭めて、視聴者にワンパターンなものしか供さなくなってしまった製作側の問題なのでしょう。時代劇に限らず現代劇なども、学園モノ・恋愛モノ・刑事モノ・家族モノ(所謂ホームドラマ)などさまざまなパターンがあった以前に比べ、今はほぼ恋愛もの一本しかありませんし。


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    ハマの風林火山展行って来ました



    パネル展示がほとんどで、まるで高校の文化祭見てるようでした(笑)


    メニューは以下の通り。




    1. 山本勘助像モチーフの下野人形(しもつけひとがた)展示


    2. ストーリー&見どころ紹介パネル・写真付き


    3. メイキングビデオ上映


    4. 武田軍野営(陣幕・陣盾・のぼり旗)展示


    5. 出演者衣装展示(三条夫人・由布姫・勘助・信晴各1着)


    6. 弓道ゲーム


    7. 歴史資料パネル展示


    8. 出演者25名のサイン色紙展示


    ちなみに、13時30分からの寿桂尼さま&若林Pのセミナーは事前申し込み制だったため参加出来ませんでした。




    こう↑並べると一見豪華そうに見えますが、実際は文化祭の展示物クラス。


    奥行き1メートルくらいの狭い場所にぽつんと並べられた野営セット(と言っていいものだろうか、あの小規模さは)、飾り気もなにもなくぽつんと展示された着物、壁にかけられた数枚のパネル。


    弓道ゲームはちょっとやってみたかったけど、来訪者が少ないせいでゲーム機のしゃべり声が室内に響き渡るので、低得点だったら恥だと思って手が出せませんでした(笑)


    とにかく殺風景だったです。小会議室の椅子・机を片付けて、急遽並べたような感じ。


    メイキングビデオも、番組開始前のものをそのまま流してるし。既に番組も残り10回だというのにorz


    しかも風林火山展なのに、グッズ販売の類は一切なし。ストーリーブックや小説本の販売もなし。おまけに募金箱もなし……グッズはともかく募金くらいは受け付けてるだろうと思っていたのにorz




    今年の大河は宣伝も少ないし(出演者が土スタなどにもほとんど出ていない上、テーマ音楽の生演奏はNHKではなくテレ朝の番組がやる始末)、NHKから冷遇されてるのかなとは感じていましたが、これ見てホントに力入ってないなーと実感しました。


    やっぱNHKとしてはこういう本格大河よりも、視聴者ウケの良さそう=視聴率の良さそうな人気アイドル主演大河とか、嫁さんが頑張るホームドラマ大河とかやりたいんでしょうか。


    せっかく受信料取ってるんだから、民放のマネみたいな視聴者媚び媚びドラマではなく、質の高いもの作って送り出して欲しいんですが……。




    とまあ、拍子抜けというか、期待はずれな展示会でした。無料配布されてたパンフ&ハンドビラ&ポストカードだけが戦利品というか何というか。


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    第38話「村上討伐」



    今回、いよいよ強敵・村上と決着が!




    ……の割には盛り上がらない回でした。村上を演じている役者さんの演技がいまひとつなのもそうですが、それ以上に大して強い敵に見えないというがもう。


    そして更にそれ以上に、場面が細切れすぎ・場面転換多すぎでじっくり見ることが出来ないのが致命的。ラスボス直前の中ボス戦なのだから、もっと盛り上げて欲しかった。


    しかし最近多いですね、場面の細切れ(&大げさかつ多用されるSE)。「真田の陰謀」くらいから多くなったような。


    ザッピング(※チャンネルをこまめに変えること)指向の強い試聴形態が多勢を占めているから、視聴率対策として一話中にエピソードをたくさん盛り込み、かつ場面移動を多くして対応しようとしているのかもしれませんが、大河視聴者にはこれは逆効果なのではないでしょうか。


    今回も、


    武田軍軍議(これは結構たっぷり見られた)→飯富、勘助に釘→源四郎&源五郎、武将になる→太郎の婚儀→勘助とリツと三人組─(場面は越後側へ)→上杉憲政と景虎─(再び武田側へ)→源五郎改め春日、勘助に村上攻めについて意見─(村上側へ)→出陣前の平蔵とヒサ─(武田側へ)→真田と相木の報告─(村上側へ)→城を捨てる直前の村上軍議、および玉ノ井との別れ─(武田側へ)→勘助、晴信に信玄→馬場、村上の首を取ると宣言→村上を見逃す春日─(村上側へ)→越後への途上馬場に見つかり、自害して果てる玉ノ井→越後へ逃れた村上、景虎に援軍を求める→ヒサが越後へ辿り着く→村上出陣そして敗北─(武田側へ)→景虎との戦いに思いを馳せる勘助&晴信


    と、場面転換がかなりありましたし。


    最終戦に向けての前哨戦とも言える話ですし、今までの因縁=引っ張り具合から考えても二話といわずとも一話半くらいの尺で見せた方が良かったと思います。


    ひとつひとつのエピソードは良いのに、詰め込みすぎで印象が散漫になってしまったのが何とも。




    というわけで、今回のMVPは個人ではなく、エピソードで。


    ラストの、景虎との戦いに思いを馳せる勘助&晴信のシーン。このシーンまるごとMVPを捧げたいと思います。


    何しろこのたった数分のシーンで、自分の中で主客が逆転してしまいましたので。


    絶頂もどん底も何もかもを知り、だからこその深い魅力を湛えた『人』が、触れたら切れそうなほどの純粋な清廉さと圧倒的な強さとを併せ持った『神の使徒』にあえての戦いを挑む……という心持ちで見ていたんですが、このラストシーンを見る限りでは


    「世を乱す邪悪を討ち滅ぼさんがため、遂に自らが立ち上がった真の主人公vs.滅亡の未来を予感しつつ悲愴な覚悟で戦いに望む敵側」としか取れなくてorz


    ノベライズでは、勘助も晴信も景虎との戦いをむしろ楽しみにしている風なんですが、ドラマでは何故にああも悲壮感が漂いまくっているのか。これほどまでの悲壮感というのは、本来、主人公側が纏う雰囲気じゃない筈なんですけれども。


    主人公側がこういう空気を漂わすとしたら最終回直前、有り得ない明るい未来に夢を見つつ、勝てないと分かっている戦にあえて臨む時くらいじゃないでしょうか。


    というわけで、今まで武田側について見ていたんですが、そろそろ限界です。


    今までの記事中で言及してきたこともあるし、今後は長尾側について見ることに決定。出番はそんなに多くないけれど、景虎の主義が「正義のために!」で一貫しているので軸がブレず、安定して見ることが出来ますし。


    「軸がブレない」、これすごく重要だと思うんですよね。武田方について見ることのキツさのもうひとつに、晴信&勘助の軸がブレまくりで見ていて不安定だというのもあるし。




    長年大河見てきた親までも、「主人公……誰?」と言い出すほどのブレまくりというのがもう。


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    君臨する光と傅く闇



    緒形拳氏が今大河で演じている長尾方の軍師・宇佐美定満。


    穏やかな仏の微笑の裏に切れ味鋭い才知を押し隠した策士であり、


    真に御屋形様の益になるのならば、その意向を裏切ることも辞さない苛烈な忠臣であり、


    大切な御屋形様の清廉な光を守るため、その分の闇までをも背負う決意をした老臣であり、


    まだ若い主君を見守り導く慈父でもある人物。




    君臨する光と、それに傅(かしず)く闇。




    それと同じようなことが役柄の上だけでなく、実際の役者さん同士の関係でも見て取れるようです。




    やろうと思えばその存在感を存分に誇示し、視聴者に「長尾といえば宇佐美」と印象付けることも出来るのに、主人公の最大の敵という大役・難役を演じ切ってみせようと真剣に役に取り組み努力しているG@ckt氏(←検索避け)を引き立て、その光を守るため、あえて一歩引いて「影」となり彼を支える。


    それを徹底するため、G@ckt氏が絡まないシーンでも一歩引いた「影」を演ずることに徹して宇佐美の存在感を視聴者にことさら刻み込ませないようにしているところが、素直にすごいなと思います。しかもその引き具合がまた絶妙で、空気感一歩手前で立ち止まり、なおかつ他の役者さん達とほぼ同等の存在感を出すことに成功しているというのが。


    緒形氏の濃い演技・特有の存在感を期待していた人たちには「存在感が薄い」と批判されているようですが、Gackt景虎の光を守り、より強く眩く輝かせるよう働いている緒形宇佐美にとってはむしろ、これは褒め言葉なのかもしれません。




    君臨する光と傅く闇。




    清廉さはそのままに、ただ純白だった光を穏やかで優しい天界の黎明に変えようとしている景虎。


    始めは持ち前のオーラと他の役者さん達の引き立てとで何とか役をこなしていたのが、徐々に役柄と一体化し、今では主役側をも喰ってしまうような圧倒的な存在感=光を放ち始めたG@ckt氏。


    あくまで影に徹し、Gackt景虎を支え導いていた緒形宇佐美の願いは、どうやら果たされたようです。


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    第37回「母の遺言」



    ふと思ったんですが風林~の脚本家氏、力入れて計算して丁寧に描写したらしき箇所よりも、感性(というか勢い)に任せてざっと書いたらしき箇所の方が面白いですね。


    前者の代表が姫パート(真田回の忍芽パートも)、後者が今川&越後パートというところでしょうか。


    丁寧に濃密に描写してある箇所は確かに見応えあるんだけど、濃すぎてくどくなってしまうのが個人的にはイマイチ。今回だと北条パート、それから最後の大井夫人ご臨終シーンなどが……ちょっと見せ方が大仰過ぎたな、と感じました。濃密過ぎて不自然なのがどうも。


    役者さんはもちろんいい演技をしているし(竜若丸役の人の眼力が凄かった!)、話として面白いことは間違いないんですけれども。




    というわけで、今回のお気に入りシーンは以下の通りでした。


  • 大井夫人が三条夫人と語らう場面

  • 「私は今、幸せなのです」。


    大井夫人のこの言葉を聞いて涙する三条夫人。その涙は、大井夫人から本当の母のような優しい励ましを与えられたこと、そしてそれ以上に、「私は幸せなのです」とほろりと口にした大井夫人の心中がいまだ苦衷に捕らわれているのを察して―――本当に幸せな人は、自身に言い聞かせるようには「幸せだ」と口に出して言わないものなので―――流されたもののように思えました。


    穏やかな春の景色に囲まれた静かで優しいシーンなのに、かすかな痛みが残る名シーンです。




    優しく美しくたおやかでありながら、その内面にはしなやかな強さも秘めた大井夫人。自分にとって、まさに理想の姫君でありヒロインでした。




  • 勘助が氏康と密談する場面

  • うーん。こういう場面が似合うということは、やはり勘助は軍師というよりも、賈詡のような策士タイプなのかもしれません。


    蝋燭の灯がぽつぽつと灯った長い廊下、その奥の小部屋でひっそりと交わされる会話。この見せ方が、いかにも人目を避ける内密の話という雰囲気をいや増していて良かったです。




  • 威厳漂う大物なのに、振舞いが完璧小物な左團次憲政

  • 忠臣・長野の意見を容れ、越後に逃れることを決断するシーンでは威厳と悲壮感を。景虎に軍を出すように命ずるシーンでは、愛嬌漂う上から目線の傲慢さを。大切な嫡男を失ったと知ったシーンでは、今まで取り繕って来た見栄をかなぐり捨てて泣き叫ぶ「素」の表情を。


    いやーさすがは左團次さん。これだけ威厳が漂っていながら、これほどまでの小物感が醸し出せるとは! しかも前述の通り、上から目線で話しているのに持ち前の上品さorお茶目さで嫌味を感じさせないところもいい。


    歌舞伎口調がシリアスシーンでは威厳に、コミカルなシーンでは愛嬌になっているところも驚嘆もの。


    すっかりファンになってしまいました。


    この先も別館なんぞに引っ込まず、同時期に越後に来ているはずの小笠原殿と毎回出張って、粛々と進む長尾家軍議を攪乱して欲しいものです(笑) もっとも小笠原殿はともかく、憲政は軍議なんて色気のないものに出るの嫌がりそうだけど。




    そして今回のMVPは


  • 絢爛豪華たるオーラを放つ長尾家ご一行様

  • 大熊・直江・宇佐美・柿崎・他一名を従え、下座に控えた長尾景虎。


    しかし、その陣形は錐行の陣(△←こんな形の陣形)。居並ぶ上杉家臣団を突破し、中央に座する憲政に直接切り込むための鋭い剣の陣。


    さすが軍神、諫め難き相手を諫めるために戦場(いくさば)の如き陣を敷いてくるとは。


    いやーカッコよかったです。今回のご一行様は、孔明・龐統の軍師両翼に五虎将を従えた劉備の登場のような絢爛さと迫力とがありました。


    それに憲政が小物重鎮だからこそ、儀礼を重んじて恭しく迎え入れた景虎の格が更に引き上げられましたし。


    容姿にいささか問題があったばかりに、使者として赴いた他国の君主から嫌われ叩き出された張松を、礼節をもって丁重に迎え入れた劉備のように。


    そして……、


    登場当時はバラバラ気味だった長尾家臣団が、景虎の下見事に一つにまとめ上げられていましたね。……少なくとも、今のところは。


    以心伝心一致団結の武田家臣団と真逆のベクトルを持つ、君主のカリスマによってのみ結束している個性豊かな家臣団というのが、実にユニークで興味深いです。






    あ。土スタのこと書くの忘れてた。では今回は土スタに出演した左團次さんのレポを。


    左團次さん、演技からもそこはかとなく感じられましたが、真顔で本当か嘘か判らない冗談を次々繰り出す喰えないオジサンっぷりが最高でした。


    同時にその変幻自在な物言いに、四人もいながらオタオタするばかりの司会者'sの情けなさも露呈してしまったわけですが……、まあいいや。


    G@ckt氏(←検索避け)、演技にダメ出しされてましたね。これは良い傾向ぽいんじゃないでしょうか。多分この方、本当にダメだと思ったらダメ出しなんてせず、話を適当にかわすか少々褒めてお茶を濁すんじゃないかなと感じたので。


    同じくコメント寄せてた亀治郎さんについても、もっといろいろ聞きたかった。時間が押したものだから、途中で次のコーナーへ行ってしまったので。


    もうちょっと時間配分考えて欲しかったですNHK。




    てか、G@ckt氏が思わず二度見したという熊出没注意パンツに象さんパンツ(笑)しかも象さんパンツの鼻が短いと放送で公言(笑)


    この、たくさんの冗談の中にさらりと毒舌を混ぜ込んだ飄々とした感じがもう、大好きです。


    歌舞伎コーナーも面白かった。敵(かたき)役として知られた方ですがコミカルな女形もまた上手くて、一回生の舞台見に行きたくなりました。


    スーパー歌舞伎なら何度か見に行ったんですけれども。本格歌舞伎は敷居が格段に高いから、大丈夫かなあ……。


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    壮大なネタばれを見てしまった



    今週のザ・テレビジョン。


    しかし後悔はしていない。1ページまるまるの写真が迫力だったから。いやー、これは買う価値あるわ。


    こういう展開好きなんですよね個人的に。もうツボを突かれまくり。


    放映日が楽しみで、今からオラワクワクしてきたぞ!!


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    第36回「宿命の女」

    いろいろ詰め込みすぎな感はあれど、今日の脚本は濃くて良かった!
    脚本家氏の一番書きたかったという姫話だからかな?
    ……越後編も、このくらいの濃さで見たかった……orz 話としては面白かったけど、どうにも脚本(ホン)が薄いのが気になったので越後編。


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    自分がGackt景虎に肩入れしたくなる、もう一つの理由



    『越後潜入』の、景虎が宇佐美を説得するシーンを見ていた時のこと。




    「越後守護として上杉家を再興いたす」


    ん?


    「いずれは京(みやこ)に上り、……帝を助け参らせる」


    おおっ!?


    「天下を本来あるべき姿に戻したいのじゃ」


    おおおおっ!!




    「越後守護」を「漢王室の末裔」に、「上杉家」を「漢王朝」に、「京」を「洛陽」に変えるとそこには、


    多少エキセントリックではあるけれども、


    そうそこには、


    かの劉玄徳様のお姿が……!!。・゚・(ノД`)・゚・。


    三顧の礼で軍師・宇佐美を孔明の如く迎え入れてるし、もうまるきり玄徳様。


    蜀ファンとしては、この説得シーンだけで心がグラグラ傾きまくりです。


    しかもGackt景虎殿は、それに加えてあの清廉潔白なお人柄。聡明さ、勇猛さ、そして懐の深さ。信念を貫く強さ。優雅な立ち居振る舞いと、何拍子も揃ってると来てるものですから。


    まさにカリスマ。


    そりゃもう新野の民もかくやとばかり、無条件でついていきたくなるというものです。




    しかし、真田回でまるっと苦肉の策出てきたし、脚本家の方三国志好きなんでしょうか。


    だったらもっと三国志の軍師っぽく、水計で城を沈めたり、火計で敵を殲滅したり、陣形で敵を惑わせたり、数で圧倒的に勝る敵軍を少数の味方でさんざんに討ちのめしたり、逆にただの一矢で城を明け渡させたり……


    ……なんかオリジナルシーンばっかりになりそうだorz こう考えてみると、三国志の軍師の策ってのは異常に派手だったんだなー。




    そして最近一番の心配事。


    最終回できつつき戦法見破るのがGackt景虎殿でも緒形宇佐美でもなく、


    平蔵(←脚本家氏お気に入りのオリジナルキャラ)だったらどうしよう


    ということ。


    一番怖いのは、その可能性は決して低くない、ということ。現に村上方にいた時も、平蔵の策が功を奏して砥石崩れが起こったわけだし。


    平蔵がきつつき見破ってご注進→Gackt景虎殿が「よくやった、平蔵!」とか言って出陣、なんて流れになったらどうしてくれようorz


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    第35回「姫の戦い」

    土曜の再放送見逃した……まいがっ。
    ともあれ。
    個人的に大井夫人が好きです。おしとやかで物静かででも芯が強くて聡明で、かつ美しい。
    これぞ理想の姫君。

    さて、今大河のヒロインは諏訪御前こと由衣姫なんですが。
    演じる柴本氏の演技、特に顔の演技がいまいちなのがちょっと残念です。
    大河好きの親も言ってましたが、顔が能面のようなんですよね。どんな場面でも、怒ったような表情&目を大きく見開いたまま。
    だから、由衣姫がおっかなくってヒステリックな人のように見えてしまう。
    顔の表情ひとつ変えるだけで、もっといろいろな由衣姫が表現出来ると思うんですが。別に怒ったような表情でなく、静かに微笑んでいるだけでも、芯の強さや気高さなどは表せると思うんですけれども。

    この記事でも書きましたが、大河は他のドラマに比べてベテラン俳優/女優が多く出演し、それだけ勉強の機会も多いので、一年間真剣に役に取り組みさえすれば演技力がどんどん上がっていく筈なんですが……。


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    第34回「真田の本懐」



    今回は期待外れ。忍芽さんはじめ役者さん達の演技が揃って良かっただけに、それを大味に仕立ててしまった演出というか見せ方がガッカリ。


    空気抜きの相木殿のギャグもいいし、部分部分では良かったんだけど、真田親子のシーンがちょっとくどすぎたかも。


    もうちょっと薄めでやってくれれば、役者さん達の熱演ももっと生きたと思うのに……。


    ただ、真田弟が忍芽さんの命懸けの説得一発で寝返らなかったのは結構画期的だった。ころっと寝返るような武将は、またころっと裏切るものだし。




    というわけで今週のMVPは、一瞬の出番ですべてを掻っ攫って行った緒形宇佐美に。


    最後の、微笑んだかたちのまま表情が消えうせたあの瞬間。ゾッとしました。


    今まで好々爺ぽいしぐさを貫いてきた(「山本勘助」と呼んだ、その瞬間すらも)だけに。


    ああ、これがベテランの「力」なんだな、と。


    大切な御屋形様の清廉な光を守るため、その分の闇までをも背負う決意をした老臣の顔。


    そんじょそこらのチンケな悪党の闇じゃなく、政財界を牛耳る首領が秘めるような清濁併せ持った闇が、その面(おもて)に漂っていました。


    対するGackt景虎の笑みが(緒形宇佐美が望んだように)綺麗なままだったので、緒形宇佐美の闇の表情が余計に怖かったです。


    君臨する光と、それに傅(かしず)く闇。越後組はこれでちょうどバランスが取れた感じです。




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    では今日は、「越後編以降下がり続ける視聴率」についての私的考察を。


    もちろん「誰それが出たから、そのせいで視聴率が下がった」なんて詰まらない論ではなしに。


    毎年大河は熱心に見ていた親もここ数回は見忘れることしばしだし、自分も越後編終わったら正直見る気失せましたし。


    ともあれ今回の話見て、主人公至上主義の自分としては、崩壊しかかっていたパワーバランスが越後編で完全に瓦解したんだなと確信。


    以下、断定口調で書いてありますが全て私見ですのでご注意ください。




    最初は確かに面白かったです。風林火山。


    でも勘助が武田方に軍師として入ってから面白くなくなり、晴信が善人化してから詰まらなくなって見なくなりました。


    見なくなった理由は単純明快、「勘助が主人公してない」からです。


    武田方に仕える前の勘助は、実に生き生きしていました。物語の主人公として活躍していましたし、視聴しているこちら側も勘助がきちんと主人公として立っていたからこそ、軸がブレずに見ることが出来ました。


    しかし、勘助が武田方に仕え、落ち着いてしまったら状況は一変。勘助は軍師として一歩引いてしまい、主役としての輝きを鈍らせてしまいました。


    それでも、主君の晴信が驕り高ぶっている時は「黒の晴信・灰色の勘助」という感じの対照を成していたのでまだ良かったのですが、挫折を知った晴信が善人化した途端「明灰色の晴信・灰色の勘助」と同系色化し、結果、勘助が埋もれることになってしまいました。




    しかも、軍師として奇策を次々と繰り出し敵を爽快に殲滅していくわけでもなく、策士として敵も味方も全て手中に収めて意のままに操るわけでもなく、知将として戦場で策を弄しつつ敵を討ち払っていくでもない。


    話中で細々活躍はしていますが、「いかにも主人公らしい、大胆な活躍」をした記憶はどうにもないわけです。


    水戸黄門などと同じで、必ずしも主人公が話中ずっと活躍する必要はないんですよね。ここぞ! という時にシメてくれれば。


    でも、風林勘助にはそれがない。主人公としての見せ場が少ないわけです。




    勘助が軍師として一歩引いてしまい、主人公としてぼやけてしまったこと。


    主人公らしい活躍をしていないこと。


    即ち、勘助が「主人公らしくなくなってしまった」こと。


    個人的にこの点が、大きな不満です。




    確かに原作という縛りもあり、かつ現実的描写を重視するのなら、地味な策ばかりになってしまっても仕方ないのかもしれません。


    しかしこれは資料映像ではなく、あくまでもドラマ。ドラマなのだから、多少原作を改変してでも勘助の派手な見せ場を多数用意して欲しかったです。


    知名度が高くて、名前を聞いただけで誰もが「ああ、あの」となる武将が主人公なら派手な活躍はかえって興ざめですが、その正反対の武将なら、活躍しすぎくらいでちょうどいいと思うのですが。




    一歩引いているために、勘助の主人公としての輝きが曇ってしまった。


    これもまた大きな問題だと思います。


    それでも、仕える君主が勘助と真反対の人物だったなら、その人と好対照を成す存在として一歩控えようが二歩控えようが「主人公」という立場はそれほど翳らなかったと思うのですが……、


    主君の晴信は前述の通り、勘助と同じ「灰色」。というか、武田方の家臣団もほぼみんな「灰色」。唯一駒井が色が違うだけで、みんな同じ色・同じ雰囲気なんですよね。


    色が同じということは、即ち主君&家臣団の結束が堅いという現われなんだろうなあとは思うんですが、だからこそ余計に勘助が埋もれてしまうのが……ちょっと。




    越後編での勘助が面白かったのも、だからなんですよね。


    まず色が違う。灰色の勘助に対して、鮮やかなまでに真っ白な景虎。


    勘助が景虎の光を引き立てているのと同じくらい、景虎が勘助の翳りを引き立てている。


    景虎がその輝きを増せば増すほど、勘助の主人公としての姿もまた、くっきりと浮き出て来ているわけなんです。


    それに、久々に単独行動の生き生きした勘助も見られたし(すぐ軟禁→幽閉されてしまいましたが)。


    惜しむらくは、越後編の勘助vs.景虎は、最後の大逆転(しかもどちらかというと晴信の力)以外、景虎の一方的勝利に終わってしまったところでしょうか。酒を巡る禅問答の時、軍師らしい、かつ主人公らしい見事な切り返しを見せて欲しかったです。




    あと一つ言うなら……、


    勘助が命かけてまで惚れ込んだ御屋形様が、さして魅力的に見えないのも残念な材料です。


    自分スーパー三国志の舞台で見た事あるんですが、いい役者さんだとは思うんです。晴信役の方。演技もうまいし。


    板垣が亡くなって慟哭するシーンでは、見ているこちらにも肺腑をえぐられるような悲しみが伝わって来ましたし。


    でも、それでもどうにも御屋形様が魅力的に見えない。


    オーラがないのもそうだし、風林での晴信というキャラクターは一度舞い上がって挫折して、そうして人間的な深みも凄みも増した人のはずなのに、そう感じられないのも厳しいところ。


    オーラはどうしようもないにしても、せめてコミカルシーン以外での歌舞伎調だけでも控えてもらえたなら良くなるとは思うんですが。シリアスシーンで見得切るように大仰にしゃべられたり、眉の大きな上下などの顔芸をやられると、「しょせんこれはお芝居。作り物なんだよ」と言われてるようで、一気に興ざめしちゃうんですよね……。コミカルなシーンでは、むしろどんどんやって欲しいくらいなんですが。


    そうやってメリハリつけた方が、洒落も知っているが締めるときは締める、人間的に幅の広い魅力的な晴信像を構築出来たんじゃないかと思うんですが……、


    もう収録も終わりに近いようだし、今更言ってもしょうがないですねorz




    マンガやアニメでは昔から言われてたことなんですが、


    「主人公がしっかりと立っていればこそ、脇も輝く。脇だけ大活躍で主人公が置き去りにされている作品は、必ず駄目になる」


    最近の視聴率低迷は、この辺にも原因があるような気がします。


    しかも2回連続の越後編によってバランスが崩壊してしまいましたし。一度鮮やかな対比を見せられてしまったら、渋い対比に戻すのはなかなか大変な作業。


    というわけで、結論としては……、


    「勘助をもっと『主人公』させて欲しい!」ということで。


    正直、今は「主人公……、誰?」状態だと思います。見てる側としては、これは辛い。


    いくら魅力的な脇を持ってきても、主人公がしっかりキャラ立ちしていないと、余計に「主人公、誰?」状態が酷くなるばかりだし。


    大河好きだった親がこの数回見忘れているのも、「主人公が誰だか分からなくなって、つまらないから」でしたし。


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    ラスボス・景虎がGackt氏でなければならない訳

    を、麦茶でも飲みながらマッタリと。最初、ぶち壊しアイドルタレントと一緒くたに見てしまったお詫びの気持ち込みで。

    しかし、予想外の好演&演技力の伸張っぷりですねGackt氏。
    最初配役聞いた時は「まぁた視聴率欲しさのお飾り棒読み大根やる気なし何様アイドルキャストか!」と思ったんですけど、ここ数年のお飾り(略)とは一線を画した役への臨みっぷり。
    ベテラン俳優達に囲まれ、宇佐美役の緒形さんからのアドヴァイスを受けながら、地道に役作りを積み重ねていっているのでしょう。見る毎に少しずつ演技力がレベルアップしているのが、画面から伝わって来ます。
    旧来からの大河ファンからはヴィジュアル系の人ということで敬遠されているようですが、もったいないなと思います。
    視聴率的には(NHKの見込みとは違って)Gackt氏目当てで見る人達-Gackt氏が謙信役ということで視聴をやめた人達=プラスマイナスゼロか、あるいはいささかマイナス寄りと見ています。大河視聴者はお年寄りが多く、「謙信役にはむさ苦しいほどに男らしい、がっしりとした威風堂々たる役者以外は認めない」という人がほとんどだと思われますので。
    ここ数年の大河と比べても、視聴率的には苦戦しているようですし。

    しかしそんなことは全く関係なく、自分は楽しく見ています。
    何といっても出演者にお飾り(略)がいないし、一部除いて(一応プロ俳優・女優のはずなのに、演技が素人以下の人が散見するのはどうかと……)演技のしっかりしたベテランばかりだし、何より脚本が面白い。
    それから、主役級のキャラのイメージを、史料や資料に沿った範囲の中で変えようと試みているところも。
    Gackt氏演ずる強固な信念のもとにつっ走る知勇兼備妖艶潔癖君主様ももちろんですが、豪胆不敵なイメージのある信玄公を時に悩み、時に迷う弱さも持つ「ひとりの人間」として描いているのも興味深いところです。
    ただ、演ずる市川氏の演技がまんま歌舞伎調のためどうにも大仰かつ不自然で、脚本が描こうとしているはずの細かい機微が伝わってこないのが残念ですが。
    いや、一番痛いのはオーラがない、というところでしょうか。主人公の勘助が生涯かけて惚れ込み、信頼し、尽くすだけの威厳というかオーラが出てないんですよね市川晴信。
    主人公側のトップなんだし、もっとこう、セリフがない立ち姿だけで周囲の空気を変えてしまうような気迫が欲しいところなんですが。今までは何とかなっていたけど、上杉側のトップにオーラ出まくりな人が来てしまったから、主人公側のトップにはそれをはるかに上回るオーラを期待したいところです。

    さて、ここからが本題。(←いつもながら前置き長っ
    歴史ドラマだからネタバレ込みで行きます。

    今大河ドラマの景虎がGackt氏でなければならない訳。
    それは、勘助最後の戦場となった第四次川中島決戦で勘助が編み出した秘策・啄木鳥戦法を見破り、結果として勘助の討死を導いたのが、他ならぬ景虎その人だからではないでしょうか。
    勘助の策を見破ったのが同じ軍師の、例えば宇佐美辺りだったら、宇佐美を勘助と並ぶ切れ者っぽく描けばいいだけのことです。司馬懿vs.孔明のようなもので、相手が同じ軍師なら、策が見破られても「まあ相手も同じ軍師だから」で納得も出来ます。それが軍師の仕事ですし。
    けれども、見破ったのが軍師ではなく、その主君だとしたら。その人がどれほど知略に長けていようとも、勘助と同じ「軍略を巡らすのが仕事の軍師」でない以上、勘助の軍師としての格がどうしても下がってしまいます。しかも、最大の見せ場であるはずの最後の最後で。
    孔明の秘策を曹操が見破り、死に追いやってしまうようなものでしょうか。
    しかし、相手が軍師・勘助をも上回る存在だった場合、話はまったく違ってきます。
    相手がただの人間を感じさせず、それこそ神か魔かと迷わせるような存在だったなら、「ああ、ごく普通の人間にすぎない勘助がどんな神算鬼謀を巡らせたとしても、こりゃ勝てるわけないな」と思えるわけです。
    そのような相手に軍略で負けたとしても、勘助の軍師としての格は下がらない。最後の最後まで、主人公としての面目を保てるわけです。

    神か魔かと迷わせるような存在。誰にも一番分かり易い伝わり方は、男女問わず「過ぎるほどの美貌」でしょう。
    それから、人を惹きつけて止まない圧倒的なオーラ。あるいはカリスマ性、と言い換えてもいいかもしれません。
    これもまた「人でない存在」を感じさせるには必要不可欠です。

    過ぎるほどの美貌、で思い浮かぶ俳優さんといえば、法月弦之丞の頃の田村氏。それから、必殺!の頃の京本氏。
    美男美女はたくさんいますが、「過ぎるほどの」といえばこのお二方くらいでしょうか。例えが古過ぎて何ですが、少なくとも今の時代、普通に二枚目な俳優はたくさんいるんですが「過ぎるほどの美貌の持ち主」とまで言える人はちょっと見当たらないので。
    ただ、ここに圧倒的なカリスマ性が加わってくると話が難しくなってしまうわけでして。過ぎるほどの美貌、というだけでも演じられる役柄が狭まってしまうというのに、カリスマ性まで備わってしまったらさらに狭まってしまう。少なくとも、脇の小悪党役などは難しいでしょう。
    百歩譲ってカリスマ性は演技力で消したとしても、美貌は消しようがないわけですし。
    で。
    この二つを兼ね備えて弊害がないのが、ヴィジュアル系寄りのソロミュージシャンというわけです。
    俳優・女優と違って「ミュージシャンとしての自分」ただひとつを演じればいいわけですから、いくら美しくても、カリスマ性だだ漏れでも、何の障害にもならない。
    過ぎるほどに美しく、かつカリスマ的魅力を持ったソロミュージシャン。その典型例が魔界転生の沢田氏ですねやっぱり。あの時の彼はまさに神か魔かと疑うほどに美しく、誰をも魅了するカリスマ性をも備えていました。

    今回景虎の役柄を決めるにあたって、大河のプロデューサーは「美しくて、なおかつ馬に乗れる人」という条件で探していたとか。
    先述の、主役級のキャラの世間一般のイメージを変える一環として謙信女性説を取ったらしい(武田軍の兵士が戦場に現れた謙信に見とれてしまったほどに美しい)ということと、合戦シーンが映える(馬に乗れる)ということでこの条件を出したのかもしれませんが……、
    ヴィジュアル系特有の美貌とソロアーティストとしてのカリスマ性を兼ね備え、さらには馬にも乗れる上に、驕らず真摯に役作りに取り組みその成果を見せているGackt氏に出演交渉をしたのは、まさにプロデューサーの慧眼という他ないでしょう。

    そして、サービス精神旺盛なGackt景虎、今回の謙信祭にも参加するみたいですね。
    謙信公祭激重パンフ(10MB超。ほんとに重い)
    25日休みだったら、自分も行きたかった……。役者ならともかく、Gackt氏は本業ミュージシャンだから、今後もう二度とこういう形で祭に参加する