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2009年4月

ALFEE『STARSHIP―光を求めて―』

4月最後のオススメは、月間オススメ曲としてサイドバーを飾ったこの曲・ALFEE『STARSHIP―光を求めて―』。
アニメ映画・SF新世紀レンズマンのテーマ曲であり、また、この映画を知らない・見たことがないという人にも広く知られているほどの名曲でもあります。

試聴はジャケットクリックで、フル試聴はこちらでどうぞ。



STARSHIP―光を求めて―

アーティスト:ALFEE
メーカー:ポニーキャニオン
発売日:1984/05/21
累計:311,000枚
メディア:EP
曲目:
STARSHIP―光を求めて―
愛の鼓動

自分もご多分に漏れず、タイトルは知っていてもこのアニメ映画そのものは一度も見たことがなかったんですが、曲自身が持つ多大なる魅力に引き寄せられてファンになりました。
この曲の特徴は、まずはむちゃくちゃ前向きで快活で、なおかつ煌〔きら〕びやかで美しいメロディ。
三人の歌の配分の絶妙さ(高見沢氏が珍しくもソロをとっているのは一番派手やかなCメロ)。
SFアニメのテーマ曲らしく、STARSHIP=宇宙船や星間飛行などのニュアンスを歌詞中にふんだんに盛り込みながら、その実は恋人たちの愛を歌っている比喩の巧みさ。
歌詞と曲とが持つ疾走感のために、実際のテンポ以上のスピードが楽曲に乗っている。
といったところでしょうか。

ALFEEの曲の中ではそれほどズバ抜けた売上というわけではないし、曲としては「星空のディスタンス」の方が知名度は高いでしょうけれど、自分にとってはこの曲こそがALFEEの楽曲の中での最高峰です。


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北斗の拳『明日なき旅』

今回のオススメは、テレビアニメ・北斗の拳のサントラから『明日なき旅』をご紹介。
南斗総集編にて、宿敵・ユダを倒したレイがマミヤに最期の別れを告げて立ち去るシーンの背後で流れた、切なくも美しい曲です。
物悲しい序盤から始まるこの曲は、しかしそのまま悲痛には終わらず、非情な運命に敢然と立ち 向かう人間達の勇壮さを漲らせて締めくくられます。
青木氏の作る曲は陽気でアップテンポなものにも良い曲がたくさんありますが、個人的にはこの『明日なき旅』を始め、「絶望の淵」などのシリアスな曲こそが青木サウンドの真骨頂だと考えています。

試聴はこちらでどうぞ。

北斗の拳 PREMIUM BEST

アーティスト:青木望、山下三智夫、今給黎博美、うじきつよし、TOM、高垣薫、新田一郎 、大安蓮、飛澤宏元、Light house project、水谷公生、中村公晴、野元英俊、田中昌之、三浦徳子、園部和範、クリスタルキング、KODOMO BAND、神谷明、山本百合子、子門真人
メーカー:株式会社ポニーキャニオン
発売日:2002/07/24
メディア:2CD
曲目:
DISC1 『北斗の拳』/音楽編
悪魔の陰謀
愛をとりもどせ!![TVサイズ]
ユリア 愛のテーマ
世紀末幻想
GOLAN
序章
狂乱の殺人鬼
地獄からの使者
恐怖の策略
暗闇の追跡
悪の襲撃
一撃必殺
廃墟の嵐
危機触発
サザンクロスタウン
戦闘
南斗聖拳シンのテーマ
ふたつの凶星
北斗神拳の男
北斗の拳
究極殺人狂
北斗暗殺拳
明日なき旅
悲哀
皆殺しのテーマ
ユリア…永遠に[TVサイズ]
SILENT SURVIVOR[TVサイズ]
迫りくる牙!
めざめる狂気
眠れ、墓標なき墓に!
絶望の淵
伝説の男
SILENT SURVIVOR[BGM]
永遠の死闘
悲劇の星の下に
至上の愛
死兆星の蒼光
宿命の再会
南斗 堕ちる時
誓い
DRY YOUR TEARS[TVサイズ]
DISC2 『北斗の拳』『北斗の拳2』『北斗の拳劇場版』/歌編
愛をとりもどせ!![北斗の拳1stオープニングテーマ]
ユリア…永遠に[北斗の拳1stエンディングテーマ]
KEN-北斗星-
荒野の風
SILENT SURVIVOR[北斗の拳2ndオープニングテーマ]
DRY YOUR TEARS[北斗の拳2ndエンディングテーマ]
枯れた大地
愛は魂(こころ)
TOUGH BOY[北斗の拳2オープニングテーマ]
LOVE SONG[北斗の拳2エンディングテーマ]
KILL THE FIGHT
WIND&RAIN
HEART OF MADNESS[北斗の拳劇場版テーマ]
PURPLE EYES[北斗の拳劇場版エンディングテーマ]

『北斗の拳2』/音楽編
TOUGH BOY[TVサイズ]
金色のファルコ
バットの怒り
天の声
TOUGH BOY[BGM]
LOVE SONG[BGM]
LOVE SONG[TVサイズ]

『北斗の拳』/音楽編プラス
怒りの炎
戦士の休息
執念 ケンシロウのテーマ

青木氏の曲の特徴は美しいストリングス、そしてオーケストラとロック・サウンドの見事なまでの調和にあります。
特にこの北斗の拳のサントラでは青木氏お得意のオケとロックの融合が随所で見られ、楽曲にオケ特有の奥深い壮大さと、ロック・サウンド独自の湧き上がるような力強さの双方が備わって、非常に手応え聞き応えのある音楽世界を作り出しています。
青木サウンドの魅力はそれだけに留まらず、歌入りの主題歌をBGM用にインスト化するアレンジ能力の高さも特筆もの。
原曲の良さはそのままに、さらに疾走感溢れる曲に仕上げたり(「愛をとりもどせ!!」のアレンジver.「戦闘」)、あるいは さらに力強い曲に仕上げたり(SILENT SURVIVOR BGMver.)、もしくはさらにリズミカルな曲に仕上げたり(TOUGH BOY  BGMver.)と、曲の特性に合わせて変幻自在なアレンジを加えて来ています。

原曲のイメージを壊さず、そこに独自の味を加えてさらに良いものに仕上げる。
ゲームやアニメの音楽を一段低いものと見なしていい加減なアレンジをしてくる作曲家もいる中で、原曲を尊重し、その良さを更に引き出そうとする青木氏の存在は稀有かつ本当に貴重なものです。


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『今日は一日HR・HM三昧 II 』

5月6日 13時より、NHK-FMにて。
ちなみにこれが前回の放送リスト

うははははラストを「天国への階段」で〆とる。うはははははは。
しかも、司会の松本和也アナ。「赤羽のロニー」はただの自称かと思っていたら、歌めちゃくちゃ上手い!
筋金入りのメタラーだったんですね。
こちらのサイトでフルコーラス&その他の曲も聞くことが出来ます。

……さてと、一日引き篭もる準備をしておくかな。


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クリスタルキング『愛をとりもどせ!!』

今回のオススメは、アニメ・北斗の拳第一部前半のOP曲『愛をとりもどせ!!』。
クリスタルキングの楽曲の中では「大都会」に次いで知名度の高い、場合によっては「大都会」よりもよく知られているのではないかと思われる曲です。
試聴はこちらでどうぞ。


愛をとりもどせ!!

アーティスト:クリスタルキング
メーカー:ポニーキャニオン
発売日:1984/10/05
メディア:EP
曲目:
愛をとりもどせ!!
ユリア…永遠に

『愛をとりもどせ!!』という曲名を知らない人でも「ほら、あのユワシャ!てヤツ」と言えば「ああ、あれかあ!」と分かってくれるこの歌はまた、勘違いもしくは思い違いが多い歌、ミュージシャン側で意図せぬ引っ掛けが多い歌としても知られています。

例えば、高音を担当している田中氏が女性だという誤解。通常男性が出し得ないレベルのハイトーンが綺麗に出せる田中氏の声は、それだけでも女性と勘違いされやすいのですが、高いけれど多少ドスが聞いていて男性ぽかった「大都会」の頃と違い、『愛をとりもどせ!!』の時には声質が甘く柔らかいものになっていたので、細身でしなやかな肢体とも相俟ってその勘違いに拍車をかける結果となったようです。

そしてもう一つの勘違い、こちらは未だに間違って覚えている人の方が多いのではと思われるのが、出だしのシャウト「YouはShock!」。
これを「You are Shock!」だと思っている人が非常に多いので、今でも北斗関連の話をしていて「実は……」と切り出すと、少なくない確率で「ええっ! あれ、『You are Shock!』じゃなかったの!?」と驚かれます。

この曲もまた、「TOUGH BOY」と同じように歌詞中に番組タイトルもキャラクター名も技や奥義の名もチラとも出てこないにも関わらず北斗の拳のことを歌っているのだと、しかも「TOUGH BOY」よりも更に直截的に、シンにユリアを奪われたケンシロウのことを歌っているのだと分かります。
原作をきちんと読み込んだ上で歌詞を作る。しかもただそのアニメのための曲として漫然と作るのではなく、普通のポップスとしても充分通用するよう、アニメと直結するキーワードはあえて使わずに歌詞を構築する。
プロの技と意地が感じられる、心憎い演出です。


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水無神知宏『此よりは荒野 Gunning for Nosferatus 1』

今回はライトノベルをご紹介。
試し読みはこちらでどうぞ。


此よりは荒野 Gunning for Nosferatus 1

著者:水無神知宏
出版社:小学館ガガガ文庫
初版:2008/11/23
ページ数:382P(序章~終章)
章立て:
序章
第一章
第二章
第三章
第四章
終章

以下ネタばれバリバリなので、未読の方はご注意を。

闇に跋扈する正体不明の組織・不死者秘儀団に母と妹を惨殺され、父も殺された少年・アランは、目的を同じくする凄腕の拳銃使い・ステラと共に荒野へと旅立つ―――
物語の世界観は、帯にもあるとおり西部劇にダークファンタジーの要素を混ぜ込んだもの。
ちょっとした謎解き要素があるものの、主人公・アランの挫折と成長の山谷を大小合わせて幾度か織り込んだ展開はとてもオーソドックスなもので、筋書きに意外性が少ない代わりに大きく外すこともなく、端正で丁寧な文体とも相俟って安心して読むことが出来ます。

他に特筆すべき点としては、西部劇をベースにしているだけあって「出来るだけ現実的(リアル)に」というところに重点が置かれていることでしょうか。
もちろん、竜やゴブリンが出て来ている時点で現実世界とは違うわけですが、しかしそれら亜人や魔族らが派手な攻撃魔法を飛ばしてくることはなく、種族の特性を現すような能力―――飛翔能力や催眠など―――を使用してくるのみなので、主人公側の主要な武器である「拳銃」が対等な対抗手段として生きてきています。
ヒロインのステラをファンタジーによくあるような剣士ではなく、拳銃使いにしたのも賞賛すべき点でしょう。ありがちなファンタジー小説やマンガでは、細身の美少女が自分の身体ほどもある大剣を軽々と振り回し、筋骨逞しい大男や魔獣と対等以上に渡り合ったりしていますが、この作品ではあえてそういう荒唐無稽な設定は取らず、膂力の劣る細身の少女でも鍛錬次第で自在に操ることが出来、なおかつ相手と直接の筋力勝負をせずに済む拳銃を武器として持たせています。
これもまた、作者が「現実的」を重んじているんだな、と思わせてくれるポイントです。

個人的には、アランの叔父の名前をディヴィッドにしてある点も心憎いところ。グラナダ版ホームズで見た「曲がった男」のエピソード、恋人が死地に追いやられたのは自分を手に入れるために夫が巡らした策謀のためだと知った妻が、旧約聖書のダビデとバテシバのエピソード―――人妻・バテシバに横恋慕したダビデ王が、夫のウリヤを戦死させ、バテシバを自分の妻として迎え入れる―――になぞらえて「デイビッド(=ダビデ)」と罵ったのを思い出して、思わずニヤリとしてしまいました。
つまり、叔父には最初から裏切り者の伏線が張られていた、というわけです。

次に、残念だと思った点を箇条書きでざっと。
  • 文章が「哀歌」の時に比べてだいぶ変わったというか、難しい言い回しを多用した同人のような感じに。
  • 特に前半部で、基調の西部劇と、スパイスとなるファンタジー要素の噛み合いがどうにも悪い。まるで、もともと普通の西部劇として書かれた文章にあとからファンタジー要素を入れ込んだような……、あるいは、文中に入れ込んでおくべき大事な説明が抜け落ちているかのような。ただし、ソフィアが「ソフィア」として出て来た辺りから、この二つの要素が急速に馴染んできた。
  • サブヒロインがごく早い段階でエリザベスからジョゼ(とサンディ)に移ってしまい、エリザベスの存在が意識の外に置かれてしまったために、ラスト近くのどんでん返しの意外性が少ない。
  • 主人公が窮地に陥ってもどこからか強力な助けが入るため、物語の進行が予定調和的に感じられてしまう。
  • ステラが拳銃使いになった理由が予想通り過ぎて、少々肩すかし気味。

  • 一つの文中で「ようやく」が二回繰り返されてもいましたし、今はまだエンジンがかかったばかりという感じなのでしょうか。
    もしもそうだとしたら、この次の巻か、あるいはその次の巻くらいになれば安定してくるのではないかと思われます。
    もっとも読者としては、話的に「続けようと思えば続けられるけれど、ここで終わりならそれでも可」な締め方(北斗の拳で例えれば、シン戦終了後くらい)をしていることと、著者があまり速筆・多筆ではないことを考え合わせれば、あまり安穏と待ってもいられないところなのかもしれませんが……、

    とりあえず自分からは、「この作家氏の『本気』はこの程度じゃない筈」という期待値も込めて、挑戦状カードを切らせて頂きたいと思います。
    アーノンクールのコンサート以来、二度目となるカードを。


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    たけたん新年度もよろしく。

    アナウンサーがたけたんに変わって以来、ずっと高視聴率をキープし続けているニュース7。
    年度が変わってセットも変わって、なんと番組のホームページ(←誤用)まで出来てしまいました。

    ……といっても、ほとんど何もありませんが(笑)

    でも、ニュースのホームページが出来るなんて一昔前は考えられなかったから、これはもはや快挙。
    さすがはたけたん。

    ―――

    ちなみに、たけたんのアナウンスはこんな感じ
    参考までに。


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